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1948-05-17 第2回国会 参議院 予算委員会 第22号
公式Web版
会議録情報
0
昭和
二十三年五月十七日(月曜日) ———
—————————————
委員
の
異動
四月三十日(金曜日)
委員森下政一
君
辞任
につき、その
補欠
として
小泉秀
吉君を
議長
において選定した。 五月六日(木曜日)
委員伊東隆治
君
辞任
につき、その
補欠
として
入交太藏
君を
議長
において選定した。 五月七日(金曜日)
委員服部教
一君 議員の資格が消滅した。
—————————————
本日の
会議
に付した事件 ○
理事
の
補欠互選
○
昭和
二十三
年度
一般会計暫定予算補
正(第三号)(
内閣送付
) ○
昭和
二十三
年度
特別会計暫定予算補
正(特第二号)(
内閣送付
)
—————————————
午後二時三十九分開会
櫻内辰郎
1
○
委員長
(
櫻内辰郎
君)
只今
より開会いたします。
会議
に先立ちましてお諮りをいたしたいことがございます。
理事
の
西郷吉之助
君が
理事
を
辞任
をいたされましたので、その
後任
として
緑風会
から御選考を
願つて
お
つたの
でありまするが、「
岡本愛祐
君にお願いしたいということであります。で、
緑風会
の
理事
の
後任
でありまするから、
岡本
君にお願いすることに御
異議
はございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
櫻内辰郎
2
○
委員長
(
櫻内辰郎
君) 御
異議
なしと認めてさように決定をいたします。 本日の議題は、
昭和
二十三
年度
一般会計暫定予算補正
(第三号)及び
昭和
二十三
年度
特別会計暫定予算補正
(特第二号)であります。
大藏大臣
より御提案の
説明
を願います。
北村徳太郎
3
○
國務大臣
(
北村徳太郎
君) 今回
提出
いたしました
昭和
二十三
年度
一般会計暫定予算補正
(第三号)及び
昭和
二十三
年度
特別会計暫定予算補正
(特第二号)につきまして、御
説明
いたします。
昭和
二十三
年度
予算
につきましては諸般の事情により、本
予算
の
編成
が遅延いたしましたため、先に両三度に亘り、
暫定予算
により、四月分及び五月分の
歳入歳出
につき御
審議
を煩した次第でありまして、
内閣
といたしましては、六月分につきましては、
暫定予算
による必要なからしめる所存を以ちまして、鋭意本
予算
の
編成
に努力いたし、その大綱を本月十日閣議決定いたした次第でありますが、
関係方面
への手続と
予算計数
の
整理等
の
事務
のため、本
予算案
の
國会提出
には尚若干の時日を必要といたします
見込
でありますのでここに止むなく本年六月分として必要な
予算
につきまして、
昭和
二十三
年度
暫定予算補正
(第三号及び特第二号)を
編成
いたしまして
提出
、御
審議
をお願いいたすことと相成つた次第であります。 この
暫定予算補正
の
編成方針
は、先に御
審議
を経て成立いたしました、本年四月及び五月分の
暫定予算
と同一の
方針
によりまして、当面
國務
の
運営
に必要なる
最少限度
の
予算
を追加いたすこととし、
経費
の積算は
現行
の物
價及び給與水準
により計
上し
、
歳入
につきましては、
租税
その他
一般
の
歳入
は原則として
現行制度
による
年間收
入
見込額
の
月割額
によ
つて
計上いたしておる次第でありまして、先に御
審議
を煩しました
暫定予算
と時期的に当然変更を必要とするものの外は
格別
取立てて申上げる程の
異動
はないのでありますが、以下その
概要
について一應御
説明
申上げます。 先ず
一般会計暫定予算補正
(第三号)について申上げます。この
暫定予算補正
(第三号)の
歳入歳出
は
おのおの
二百五十八億八千四百九十万余円でありまして、これをすでに成立いたしました本
年度暫定予算
の
歳入歳出おのおの
四百九十七億七千四百七十余万円に加えますと、七百五十六億五千九百六十余万円と相なります。
歳出追加額
の主なる
経費
について申上げますると、
終戰処理費
六十億円、
賠償施設処理費
三億三千六百万円、
價格調整費
二十五億円、
物資及物價調整事務取扱費
三億四千九百二十余万円、
公共事業費
二十億円、
地方分與税分與金
三十四億円、
地方警察費國庫負担金
五億千三百二十余万円、
住宅復興資材費
一億百三十余万円、
復興金融金庫政府出資金
四十億円、
國債費
十七億二千百万余円、
同胞引揚費
二億五千八百四十余万円、
生活保護費
四億五千四百三十余万円、
國民健康保險組合補助
千万円、
失業保險費七
千九百六十余万円、
農地改革費
二億二千二百二十余万円、
船舶運営会補助
三億七千九百十余万円、
予備費
一億円等であります。 次に
歳入追加額
の
内訳
を申上げますると、
租税
及び
印紙收
入百七十三億七千二百万円、
專賣廰益金
五十八億三千三百三十余万円、
印刷廰及びアルコール専賣事業益金
一億百五十余万円、
病院
その他官業及び
官有財産收
入四億三千九百十余万円、
財産税等收入金特別会計
より
受入
三億円
公團納付金
三億三千九百三十余万円、
價格差益納付金
五億五千八百八十余万円、
特殊物件收
入一億六千百二十余万円、
宝籤等発行者納付金
一億二千五百万円、
雑收
入二億七千三百六十余万円、前
年度
剩余金受入
三億八千八十余万円、合計二百五十八億八千四百九十万余円と相成
つて
おります。右の
歳入追加額
のうち前
年度
剩余金受入
三億八千八十余万円は
財政法
第六條の
規定
によりまして、
昭和
二十一
年度
において決算上生じた
剩余金
を
公債償還財源
に充てるために計上いたしたものであります。 次に
特別会計暫定予算補正
(特第二号)は
地方分與税分與金外
二十四の
特別会計
に関するものでありまして、その
歳入歳出追加額
の
総額
は
歳入
五百七十六億二千三百余万円、
歳出
五百六十六億六千二百七十余万円でありましてこれをすでに成立いたしました本
年度暫定予算
の
歳入
千百四十一億五千七百十余円、
歳出
千百二十五億五千五百三十余万円に加えますと、
歳入
千七百十七億八千二十余万円、
歳出
千六百九十二億千八百十余万円と相成ります。
歳入暫定予算追加額
のうち、
開拓者資金融通特別会計
におきまして、
開拓地入植者
に対する
営農資金
、
住宅資金
を
融通
するための
財源
並びに
國有鉄道事業
及び
通信事業特別会計
におきまして、
設備建設改良費
の
財源
については、
公債
又は
借入金
によることといたしました。その
金額
は
開拓者資金融通
におきまして六千八百三十万円、
國有鉄道事業
におきまして十二億三千四百五十余万円、
通信事業
におきまして六億二千九百二十余万円を予定いたしておるのであります。尚
右公債
又は
借入金
につきましては、
國民資金蓄積
の現状に顧みまして、
総額
九億五千万円を限り
日本銀行
に引受けさせ、又は
日本銀行
から借入れることといたしたいのでありまして、
財政法
第
五條但書
の
規定
により御承認をお願いしておる次第であります。
最後
に本
年度暫定予算
の
実行
上必要といたしまする
大藏省証券
の
発行
又は
國庫金
の一時
融通
のためにする一時
借入金
の
最高限度額
の
既定額
を、
一般会計
におきまして二百五十億円、
國有鉄道
その他
特別会計
におきまして三百三十一億二千三百万円に改定いたしまして、
暫定予算
の円滑なる
実行
を確保することといたしました。 以上を以ちまして
昭和
二十三
年度
暫定予算補正
(第三号及び特第二号)の
概要
を御
説明
いたしました。何卒早急御
審議
をお願いいたしたいと存じます。
櫻内辰郎
4
○
委員長
(
櫻内辰郎
君) この際
主計局長
より
予算
の
内容
について御
説明
を願います。
福田赳夫
5
○
政府委員
(
福田赳夫
君)
只今大臣
の
説明
に補足いたしまして申上げます。お
手許
に配布してあります
昭和
二十三
年度
暫定予算補正概要
という書類がありまするが、それにつきまして申上げることにいたします。 先ず第一表につきましてでございますが、これは
暫定予算
の
歳入出
を
部別
に分類いたしたものでございます。次の第二表が
歳入
であります。
歳入歳出款項別
にいたしたものでありまするが
歳入
の方は大体におきまして四月分のこの
数字
を基準にいたしまして、今回計上いたしたわけであります。ただ
最後
の方に二つ特殊なものがありまするが、
一つ
は
一般会計受入金
という
金額
が三億円、これは四月、五月には載
つて
おりません。おりませんが、今囘新たに三億円というものを
受入
れをいたしたのであります。これは
財産税特別会計
におきまして三十億以上の繰入金が可能であるということに相成
つたの
でありまして、そのうち三億円を六月分の
暫定予算
に計上いたした次第であります。それから
最後
に前
年度
剩余金受入
三億八千万円というのがあります。これは
只今大臣
からも申上げたのでありますが、六月におきましては
國債
の
償還
が三億八千万円行われることに
なつ
ておるのであります。この三億八千万円の
償還
は
歳出面
に出て來るのでありますが、それの
財源
に充当するという
歳出面
と
数字
は合
つて
おるのであります。これは二十一
年度
の
剩余金
であります。前
年度
とありますが、二十一
年度
の
剩余金
であります。二十一
年度
の
剩余金
は当初十六億五千八百万円あ
つたの
であります。そのうち半額は次の
年度
の
歳出
の
財源
に
使つて
よろしいということに
なつ
ておりまするが残りの半分はこれは
國債償還
にのみ使用し得るということに
なつ
ておるのであります。今度初めて
國債償還
ということが行われることになりましたので
財政法
の
規定
によりまして、
國債償還
の額だけこの前
年度
の
剩余金
を使用するということといたしたのであります。次の第三表は
一般会計予算
の
所管別
の表であります。 それから第四表によりまして歳当面を御
説明
申し上げます。大体におきまして四月、五月とそう大差はないのでありますが、先ず
終戰処理費
はこれは全然前と
同額
であります。次に
賠償
も
同額
であります。
價格調整費
におきましては五億円を
増加
いたしたのであります。この
價格調整費
は
安定帶物資
の五月分に必要なる
支拂
が大部分でありまして、これが十五億九千万円であります。それから
安定帶物資
の過去のものを
支拂
うために五億五千五百万円その他雜計といたしまして三億五千五百万円をここに掲げたわけであります。次に
物資
及び
物價調整事務取扱費
これは
公團
の
関係
におきまして
金額
が非常に減
つて
おりますが、これは以前の
予算
におきましては前
年度
の
交付金未済額
があ
つたの
でありますが、これが今囘はもう
未済額
がないのでありましてさようなものを計上する必要がなくな
つたの
であります。次に
公共事業費
でありますが、これは別途お
手許
に資料を差上げてあるのでありますが、
前月
に比べまして四億円の
減少
と
なつ
ております。二十億円の
内訳
はどういうふうに
なつ
ておるかと申上げますと、十三億三百万円が
災害復旧
の
関係
であります。それから六億六千二百万円が
一般
の
公共事業
に属するものであります。それから三千三百万円が
事務費
であります。
只今
申上げました
災害費
の十三億三千万円と三千三百万円は五月分と
同額
でありますが、
一般
の
公共事業費
六億六千二百万円、これは
前月
の八億六千二百万円より二億円の
減少
と
なつ
ておる。
財源
の
関係等
から見ましてどうしても二十億しか計上できないのでありますが、
災害費
だけは
前月
と同じ額を確保するという趣旨によつたものであります。次に
地方分與税分與金
は
同額
であります。それから
地方警察費國庫負担金
は
前月
に比べますと
相当
の
減額
と
なつ
ておりますが、これは
前月
におきましては前
年度
の
清算未済額
が計
上し
てあつた
関係
に基くものであります。
住宅復興資材費
は変りなし。更に
政府出資金
、
復興金融金庫出資金
は
前月
は二十五億円でありますが、六月におきましては四十億の
復興金融金庫
の
債券
の
償還
が行われるのでありまして、その
金額
を
政府
から
出資
せんとするものであります。十五億円の
増加
と
なつ
ております。
一般
の分におきましては非常に
金額
が減
つて
おりますがこれは
皇室
より引継ぎました株券に対しまして六月中に
出資
を要する額を計
上し
たものであります。次に
國債費
は五月の七千四百万円より六月は十七億二千百万円と非常に
増額
をしておるのであります。この
内訳
を申上げますと先程申上げました
國債償還
、これは
昭和
十一年に
発行
いたしました三分半
公債
の
償還期
が到來いたしますので、これを
償還
するのでありますが、三億八千八十五万九千円。次に
國債利子
、これはいわゆる
軍事公債
と言われておるものの利息が四億七千六百六十二万九千円、その他
一般
のものが七億九千四百二十三万円、合計いたしまして十二億七千八十五万九千円ということに
なつ
ておるのであります。六月には非常に
利拂いが
多いということに相成るのであります。次に
借入金利子
が七十三万円、それから
大藏省証券
の
割引料
が六千八百四十三万八千円、それから
事務費
といたしまして十二万二千円、かような
内訳
に
なつ
ておるわけであります。次に
損害保險
その他
補償金
は今月は
予算
を必要といたしません。これは
補償金
が必要でないというわけではありませんで、本
予算
におきまして
相当多額
の
金額
を計上することに
なつ
ております。次に
同胞引揚費
でありますがこれはその
帰還輸送費
において少し殖えておりますが、これはソ連からの引揚が本格的に開始されるということになりましたので、船を
増加
いたし、待機せしめるのに必要な
金額
であります。その他の
関係
においては少し殖えておりますが、これ又引揚予定人員が
相当
増加
するという
見込
みに基いておるのであります。
小学校教員給與國庫負担金
、
新制中学校実施費
、
盲聾唖教育義務制実施費
、これはいずれも四月分に三ヶ月分を計上いたしたので、本月は必要といたさないのであります。次に
生活保護費
でありますが、これは五千万円ばかり
金額
が減
つて
おります。この減
つて
おるのは
生業資金
の
関係
におきまして
前月
計
上し
た一億円というものが今月は計上いたさない結果、一億円
減少
する半面におきまして
貧困者
の
救済施設
の
経費
を四千八百万円
増加
計上いたした結果に基くものであります。次に
國民健康保險関係
の
経費
は
前月
の二千万円に比べて今囘は一千万円と
なつ
ておりますが、
前月
、前
前月
におきましては
療養所
の設置の一時的な費用が計
上し
てあつたわけであります。そういう一時的な
経費
が
減少
するので、かようなことになるのであります。次に
失業保險費
でありますが、これは四月においても五月においてもかような
金額
を計上いたしたのでありますが、実際は
失業保險
の対象になる
失業者
がそう沢山は出て來ないのでありまして、さような見通しから
前月
に比べて半分ぐらいにいたしたわけであります。
農地改革費
は
前月
と同樣であります。
貿易資金
は
貿易資金
が大体ペイをするという建前から繰入れせざることにしたわけであります。
炭鉱臨時國家管理費
はごく少額の
経費
を計
上し
てありますが、これは
石炭増産
に優秀なる成績を収めたものに対しまして、表彰せんとするために必要なるものであります。
政府事業再建費
、これは
大藏省預金部
に繰入れをするために必要なる
経費
は、四月、五月分に計上されておるのでありますが、今月は
預金部
におきましては、先程申上げました
國債費
におきまして
相当
の支出をしており、その
國債
の
利子
を受取る方が勘定が非常によろしいのであります。
一般会計
から今月といたしましては、繰入れする必要はないのであります。次に
船舶運営会補助
、これは少し
経費
が減
つて
おるのでありますが、
アメリカ所有船舶
のために必要な
経費
、これを
終戰処理費
の方に移し替えをする結果に基くものであります。年金及び恩給は、本月の
所要見込額
。それから
刑務所
の
経費
といたしましては、五月分の
暫定予算
におきましては、北海道の
構外作業
に必要なものを計上いたしてお
つたの
でありますが、今月はこれを計
上し
ない結果、かような
減額
と
なつ
ておるわけであります。
予備費
、
前月
は三億円を計上いたしたのでありますが、今月は四月と同
樣一億円
を計上することにいたしたのであります。五月に三億円を計上いたしたことにつきましては、前囘御
説明
いたしたのでありますが、
公團関係
において、
給與
の問題が
決つた
ならば、
予備金
で拂うということのために三億円というふうに
増額
してお
つたの
でありますが、その問題が今尚解決せざる状況でございますので、今回は一億円にこれを止めるわけであります。雑件、各
所管別
に掲げてありますが、
皇室費
は前囘
通り
であります。
國会費
においては一時的な
経費
は多少
減額
する。この五月限りの
経費
は、六月には必要ないということに基きまして、多少の
減額
となりました。それから裁判所におきましては、
相当
の
増加
でありまするが、これは主としてこの判事の
俸給
の
増加
、この
関係
に基くものであります。次に
会計檢査院
は大体
前月通り
であります。総理府におきましては少し減りまするが、これは
経済監視廰
というものを、この
暫定予算
では、五月から
実施
するという必要がありまして、そのために必要な
経費
を計上いたしたのでありますがこの計画がずれて來ておるのであります。六月から
実施
することにいたしましても、五月分の
経費
が繰越されて使用されるということになりますので、そのための
経費
が必要ないわけであります。これは八千四百二十五万円という額になるのでありますが、その他多少の出入りによりましてかような
金額
と
なつ
ておるのであります。それから
法務廰
におきましては約四千万円の
経費
の
増額
に
なつ
ておりますが、このうち檢事の
俸給
の
増加
、これが二千百五十一万三千円。それから
刑務所
の
被服費
でありますが、
被服
をこの際調えて置くというために一千万円、それが主な
増加内容
であります。外務省では、
格別
のこともございません。
大藏省
におきましても、
減少
しておりますが、
大藏省
の五月の
予算
に計上いたしました
徴税費
、これは廰舎の
整備費
でありますとか、さような一時的な
経費
でありますから、これは六月分には必要ないというので
減額
したのであります。その他若干の
減少
があります。それから次に、文部省でありますが、これは、
育英会
の
貸付金
、五月に一千四百二十三万二千円の額が入
つて
おりますが、これ亦一時的のもので、六月には計
上し
なくてもよろしいということに基くものであります。厚生省におきましては、これは
相当
増加
しておりますが、
一つ
には、DDTをこの際買い置くということになりまして、一億円六月分に計
上し
てあります。その地細かい
経費
といたしまして、
人口動態調査
とか或いは
國立病院機械購入費
でありますとか、
鼠族
、昆虫の
駆除費
でありますとか、さような
経費
が
増加
しておるのであります。農林省の
関係
におきましては、二千万円ばかり
経費
が殖えておるのであります。これは
農業協同組合法
の
実施
、指導に要する
経費
一千三百十三万七千円、それから
農業技術浸透
、諸研究、開拓者資金繰入、それから
農地開発営團資金
などというような
関係
の事柄が入
つて
、かようなことに
なつ
ておるのであります。次に、
商工省
におきましては、これは極く僅か
経費
が殖えております。
調査統計
につきまして、
地方
に対して
補助金
を交付する
経費
、それから
八島ビル
というのがあるのであります。これは、進駐軍の方で目下使用しておるのでありますがそれを今囘改装いたしまして、バイヤーの
ホテル
にさすというので、
八島ホテル
というのを作るというために必要な
経費
が五百万円であります。それから運輸省の
関係
におきましては、これ亦極く僅か殖えておるのでありますがこれは
政府所有
の
船舶
に乗組むところの船員に対しまして、
嘱託料
を支給するというための
関係
に基くものであります。それから
逓信省
におきましては
格別
の増減はないのであります。それから労働省でも極く僅か殖えておりますが、これは
職業補導所
を増設しようというような
経費
であります。 以上、
一般会計
の
歳入
、
歳出
につきまして御
説明
いたしたわけであります。 次に、
特別会計
でありますが、
特別会計
につきましては、今囘は
格別
附け加えて御
説明
いたす事項もないかと存じます。尚
一般会計
におきまする四月、五月、六月の
暫定予算
は、
只今
申上げたような次第でありまするが、この間におきまする実際の
歳入
というものは三百四十九億円というふうに推定されるのであります。これに対しまして、
歳出
は五百九十八億円、即ち
歳入歳出共相当予算面
よりは落ちたものが実際の
数字
と
なつ
て
実施
されるということになるのであります。その差額が二百四十九億という
歳出
超加となるのであります。この
金額
は
大藏省証券
を
発行
することと相成る、かようなことに相成るのであります。五月の
暫定予算
の際に、
債券
の
発行数
を二百億円ということにお願いをしたのでありますが、これを二百五十億に
増加
するということを又お願いしておる次第であります。 以上を以ちまして、
説明
を終ります。
櫻内辰郎
6
○
委員長
(
櫻内辰郎
君) これより
質疑
に入ります。尚この際お願いいたして置きますのは、明日からの
質疑
に対しましては、予め御通告を願いまして、特に
出席
を求められまする
大臣
並びに
政府委員等
につきましては、予めお申出でを願いたいと存じます。本日御
質疑
がありまするならば、この際御
質疑
をお願いいたしたいと存じます。御
質疑
は、ございませんか。
左藤義詮
7
○
左藤義詮
君 四月、五月に重ねて、又六月
暫定予算
の
提出
は、この前も申上げたように甚だ遺憾とするものでございますが、これを
審議
いたします参考上本
予算
が今どの
程度
まで進んでおりますか、いつ頃
政府
は御
提出
になりますか、それを伺
つて
置きたいと思います。
北村徳太郎
8
○
國務大臣
(
北村徳太郎
君) 本
予算
を成るべく早く
提出
いたしまして、精々御
審議
の時間を多く持
つて
頂くようにいたしたいということはかねがねたびたび申した
通り
であります。それがために
相当
急いだつもりでおりますが、本月十日の閣議で、大体本
予算
の全体を議了いたしまして、早速
関係方面
と折衝を続けておるのでありますが、その方がどの
程度
進行しておるかはまだ全然分りませんので、一両
囘促進方
を願い出ておる次第でございます。その
程度
でございます。
櫻内辰郎
9
○
委員長
(
櫻内辰郎
君) 他に御
質疑
はございませんか。若し本日御
質疑
がございませんければ、本日はこの
程度
で
散会
することにいたしまして、明日午後二時から
質疑
を続行することにいたしたいと存じます。本日はこれにて
散会
をいたします。 午後三時十二分
散会
出席者
は左の
通り
。
委員長
櫻内
辰郎
君
理事
木村禧八郎
君 村上 義一君 中西 功君
委員
木下
源吾
君 中村 正雄君 波多野 鼎君 村尾 重雄君 小串 清一君 小野 光洋君
左藤
義詮
君 寺尾 豊君
佐々木鹿藏
君 鈴木 順一君
飯田精太郎
君 岡部 常君
岡本
愛祐
君 奥 むめお君 河野 正夫君 高田 寛君 東浦 庄治君 渡邊 甚吉君 藤田 芳雄君
國務大臣
大 藏 大 臣
北村徳太郎
君
政府委員
、
大藏政務次官
荒木萬壽夫
君
大藏事務官
(
主計局長
)
福田
赳夫
君