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1948-05-07 第2回国会 参議院 本会議 第38号 公式Web版

  1. 会議録情報

    昭和二十三年五月七日(金曜日)    午後一時三十九分開議     ━━━━━━━━━━━━━  議事日程 第三十六号   昭和二十三年五月七日    午後一時開議  第一 自由討議(前会の続)     ━━━━━━━━━━━━━
  2. 松平恒雄

    議長松平恒雄君) 諸般の報告は御異議がなければ朗読を省略いたします。      ——————————
  3. 松平恒雄

    議長松平恒雄君) これより本日の会議を開きます。この際、日程に追加して、製造たばこ新生」の價格改定に関する法律案内閣提出衆議院送付)を議題とすることに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  4. 松平恒雄

    議長松平恒雄君) 御異議ないと認めます。先ず委員長報告を求めます。財政及び金融委員会理事伊藤保平君。    〔伊藤保平登壇拍手
  5. 伊藤保平

    伊藤保平君 只今上程されました製造たばこ新生」の價格改定に関する法律案につき、委員会審議の経過と結果を御報告いたします。  本法案は、製造たばこ新生」が昨年十一月一日から十本当り四十円の定價で新発賣せられましたが、当初から割で高あつたために賣行が甚だしく不振に陥つたので、本年二月初旬からは福引券附賣出しを実施し、極力これが賣廣めに努めたが、四十二億本の販賣計画に対し、辛うじてその約六〇%の販賣成績を収め得たに止まりまして、尚二十億本に近い賣残りを抱えておる状態で、而も福引券附賣出し期間もすでに過ぎましたので、これを現行のままの價格で普通の販賣方法を続けていたのでは、全部を賣り盡すまでには相当長い時日を要し、その期間が延びれば延びるだけ闇たばこ跳梁暗躍を蔓延させることになり、氣候の関係から申しまして、梅雨期を控えまして品質劣化の虞れが多分にありますので、政府は從來の行きがかりを一擲いたしまして、この際定價を十本当り二十円に値下げを断行し、以て短期間内に一挙に賣り盡し、專賣益金の確保を図りますと同時に、闇たばこの防止にも役立たせたいとの目的を以ちまして、財政法第三條の規定により、この法律案を提出した次第であると説明されたのであります。  これにつき委員から、二十円という價格はどういう標準によつて決めたのかという質問があり、これに対し政府委員からは、これは闇たばこへの対抗上からと、品質劣悪化を恐れて、一日も早く賣り盡したいため、半値の二十円を適当として定めた次第であるとの答弁があつた次第であります。又本年度の販賣計画はどうするのか、「新生」は依然とし続けて賣つて行くのか、又はこれで打切るのかという質問がありましたが、これに対しまして政府委員は、「新生」は現在の手持ちを賣り盡したら一應これを廃止いたしまして、その代りに新らしい製品の自由販賣を計画しておる、そうして昨年度の四百七十億本を五百三十億本程度に増産して、これを自由販賣三五%、家庭配給六五%とする目的で計画を立てておるとの答弁がありました。  かくて討論に入り、採決いたしました結果、全会一致を以て委員会政府原案通り可決すべきものと決定いたしました次第であります。以上御報告申上げます。(拍手
  6. 松平恒雄

    議長松平恒雄君) 別に御発言もなければ、これより本案採決をいたします。本案全部を問題に供します。本案に賛成の諸君の起立を請います。    〔起立者多数〕
  7. 松平恒雄

    議長松平恒雄君) 過半数と認めます。よつて本案は可決せられました。      ——————————
  8. 松平恒雄

    議長松平恒雄君) この際、日程に追加して、昭和二十二年度参議院予備金支出の件(承諾を求める件)を議題とすることに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  9. 松平恒雄

    議長松平恒雄君) 御異議ないものと認めます。先ず、委員長報告を求めます。議院運営委員長木内四郎君。    〔木内四郎登壇拍手
  10. 木内四郎

    木内四郎君 只今議題に供せられました昭和二十二年度國会予備金支出の件について極く大体の点を御説明申上げます。  昭和二十二年度國会予備金の中、参議院予備経費予算総額は二百七十万円でありまして、第一國会会期中に支出し予算額は三十二万一千円であります。而してその費途は、逝去された議員の遺族に支給いたしました弔慰金十九万八千円、米國より招聘いたしました図書館使節團のために要した経費が九万円、これと、特別委員会及び法規委員会において要しました経費が三万三千円でありましす。以上は、いずれもその必要の都度、議院運営委員会の承認を得て支出いたしたものであります。御審議の上、御承諾あらんことを希望いたします。(拍手
  11. 松平恒雄

    議長松平恒雄君) 別に御発言もなければ、これより本件採決をいたします。本件承諾を與えることに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  12. 松平恒雄

    議長松平恒雄君) 御異議ないと認めます。よつて本件承諾を與えることに決しました。      ——————————
  13. 松平恒雄

    議長松平恒雄君) この際御異議がなければ、会期延長の件についてお諮りをいたします。議長衆議院議長と協議の結果、國会会期を六月二十日まで四十四日間延長することに協定いたしました。議長が協定いたしました通り決定することに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  14. 松平恒雄

    議長松平恒雄君) 御異議ないと認めます。よつて会期は六月二十日まで四十四日間延長することに決しました。      ——————————
  15. 松平恒雄

    議長松平恒雄君) この際お諮りいたします。佐佐弘雄君より病氣のため会期中請暇の申出でがございました。許可をいたして御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  16. 松平恒雄

    議長松平恒雄君) 御異議ないと認めます。今日はこれにて延会いたしたいと存じます。御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  17. 松平恒雄

    議長松平恒雄君) 御異議ないと認めます。次会議事日程は決定次第公報を似て御通知いたします。本日はこれにて散会いたします。    午後一時四十八分散会