○森下政一君
昭和二十三年が我が國に取り、正に歴史的な、画期的な一年たらんとしておる。この一年は恒久的な
経済再建計画の第一歩を踏み出すものであり、
経済復興、産業建設の年たらしめたいという、昨日の片山総理大臣の誠に希望に満ちた御言明にも拘わらず、私は來る三月乃至五六月までの期間にかけて、我が國の
経済は恐らく深刻なる
経済危機に直面するのではないかと憂慮するものであります。その
理由として、例えば次のごときことが予想されるのであります。敗戰に基く我が
経済規模の一大縮小の結果、当然起るべき各種
事業の縮小
整理の波が、
企業再建整備法、財閥解体、独占禁止法等に基く
事業整理と、この時期において相前後して波紋を投ずるであろうこと、
國民の多くは終戰後長くたけのこ生活を続けて参りましたが、今やその質草に枯渇して
最後の窮迫した段階に追い詰められたこと、闇撲滅運動の進展、料理屋営業の停止などはその過程において少なからぬ失業者を生じましたが、当初暫らくの間は從來の儲けに依存して何とかして暮して行けましたけれども、今やかかる行き方も行き詰りの段階に逹し、
事業整理、
行政整理等の結果、労働の配置轉換至難の
部分が少なからぬ数を数え、それらが失業郡として放出せられる情勢に迫られつつあること、新規人員採用の中止で、未曾有の就職難の形で失業者を累加せしめる情勢にあること、これらを綜合的に考察するとき、
経済危機の襲來が憂慮されるのでありまするが、更にこれにも増して
経済危機の中心的
原因を成しますものは、
金融の異常な逼迫に基く
事業界の深刻極まる難局の襲來、
物價高に伴う賃金値上運動に対する
企業者側の抵抗の強大化と、從業員
整理及び労働強化等に対する労働者側の重大抵抗との結果、大規模にして且つ複雑なる労働不安の脅威、即ちこの二つであります。
これら各般の事情は相互に拍車を加え、
経済危機を一層深刻ならしめ、その結果として生活難の加重と、これを起因とする社会不安が、やがて犯罪増加の傾向を誘発するに至るであろうとひそかに憂慮するものであります。恐らくはその
経済危機の様相は、一年前のいわゆる三月危機におけるがごとく、原料、
資材の欠乏に基く
経済活動の麻痺の脅威ではなく、主として労働不安、
事業の
金融難、この二つを中心とする苛烈廣汎なるものと予測せざるを得ないのであります。
インフレの克服が
経済再建の至上命令として現
内閣に課せられたる重大使命であり、対日平和会議を目前に控え、
日本自体はもとよりのこと、占領軍の
立場からも、
日本経済の一應の安定が大局上
政治的にこの際何よりの急務であり、且つ又平和会議と前後して
貿易の本格的再開の日が近き將來に迫りつつあ
つて、その時期以前において、
日本経済の一人立ちが極力早くできるために、
貿易の正常化が急速に準備せられねばならんと思うのでありまするが、このことは
インフレの急速な克服が何よりも強く要請せらるることとなり、この際
インフレ克服は断乎これを強行しなければならない段階にあることと
考えるのであります。而も昨日総理大臣が声明され、
大藏大臣も繰返し言明されたるがごとくに、新円再封鎖を回避する。
通貨信用保持のために新円再封鎖のごときことは断じて行わぬ。さような途を選ぶ限りにおきまして、
インフレの克服は摩擦の甚大なるに怯ゆることなく、相当の出血を覚悟して切開手術を断行するの外、途なしと思うのであります。周知のごとく終戰後の我が
経済は、
インフレというからくりによりまして、これまで長く多大の食い込みを続け、
根本の
國民経済の衰弱を犠牲に供して、敗戰に伴う当然の
経済苦痛を当面的にできるだけ回避する
政策を採
つたのでありまするが、断乎この際
インフレを克服せんとするならば、必然に敗戰に伴う
経済的苦痛に直面しなければなりません。即ち
インフレを克服するがためには、
赤字金融は徹底的にこれを抑圧すべきは勿論、
インフレ的仮裝利益の結果、外形上は
赤字金融を示さず、
事業資金の形を呈するものについても、その実質上は資産食込み補給の
赤字金融であるものが多い実情に鑑みまして、
事業資金そのものと雖も極力これを制限して、
企業の実質的食込みを絶無化する
施策を強化しなければならんと思うのであります。かくて
事業金融は從來に比し更にますます緊迫化し、殊に今後枠外
事業金融は特別に
嚴重にならざるを得んのであります。一方又
インフレ克服のためには、現に税收不成績のため
政府の
支拂超過巨額を算し、ために
日銀劵の一大膨脹を來しつつある
部分につきまして、三月までの期限において、滯納税收の完納励行を期さなければならないのでありまして、現に
政府は昨今これに着手しつつあるのであります。面して若し約一千億に伴い税收不足に基く
政府支拂超過額が一挙に解消せらるるとしまするならば、
一般金融はために更に大逼迫に直面するわけで、それだけ
銀行等の
事業金融能力は、甚しく縮小を來す虞れが多分にあるのであります。この
金融逼迫の圧力の下に、
インフレ克服のためには
事業界の大
整理が敢行せらるるでありましよう。即ち從來の
インフレ的仮裝利益による実質的には食込みである
赤字経営を一掃せしめ、以て
事業の自立的経営を確立し、新円引上げその他のコストの昂騰を、從來の
インフレ的プロセスのごとく
物價高に轉嫁せしめず、産業合理化、過剩人員
整理などによるコストの低下によ
つて吸收せしめて、
物價昂進を阻止し、將來
事業存立の見込乏しきもの、乃至規模の縮小、設備の切捨て等を要するものは、この際その
整理を断行せしめ、以て
事業自立の
基礎を作らしむることなどは、この際必須のプロセスとなるのであります。(
拍手)
金融機関から
資金借入の余地がある限り、只今申しますような
事業整理をこの際敢て断行し得るごとき経営者は、恐らく極めて寥々たるものであります。蓋しこの際かような
整理を断行せんとするならば、從業員との間に一大摩擦を生ずることは必至でありまして、そのために
自己の地位の顛落する危險が甚大であります。從
つて抵抗の極めて強い
整理を断行するよりも、抵抗の極めて薄弱なる
資本を犠牲にして、借金
政策で食い込み経営を続けながら当面を彌縫せんとするのが滔々たる世相であります。(「その
通り」と呼ぶ者あり)事実そこに我が戰後
インフレの重大禍根があ
つたのでありまして、この際
インフレを断乎克服せんとする限り、そこに大きなメスを揮わなければならないのであります。昨日総理大臣は
インフレを断乎克服しなければならんと申され、
赤字金融の根絶を強力に言明されたのでありまするが、
金融引締めの圧力によ
つておのずから
事業界に
整理が強行されるに至るでありましよう。無論この場合、眞の
意味における生産
金融、なかんずく
重点産業のそれは飽くまでも確保すると片山総理は申されましたが、その手心の必要は言うまでもないといたしまして、実際においてはその眞僞の判定は相当困難でありまして、特に
インフレ的仮裝利益によ
つて帳簿上は何とでも粉飾し得られる実情におきましては、勢い玉石混淆の一大
金融圧迫に陥る可能性が少くないと思うのであります。これを要するに、
事業界は三月乃至五六月の期間において極度の
金融難に襲われ、その圧力に堪え得ずして、一方には破産、閉鎖、解散、休業、縮小等が続出し、一方には過剩人員
整理が強行せらるるに至るであろうと
考えるのであります。更に又次に
インフレ克服の強行に伴い、労働不安の脅威は、賃金引上要求と人員
整理乃至労働強化反対の形において襲來すること必至と言わねばなりません。
インフレ克服
対策当然の帰結として、從來の食込み経営を一掃せざるを得ない結果、
國民生活は少なからぬ耐乏生活に直面せねばなりませんが、恐らく労働者はその組織力に訴えて、賃金引上を強く要求する可能性が大であり、かかる場合、從來においては業者側はその要求を比較的容易に受諾し、妥協する情勢にありましたが、この度は
金融引締めの結果、労働者の要求を容れる余地がもはやなくな
つておるのであります。強いてこれを容認すれば、
事業経営は不可能となる絶対絶命の地位に追込まれて参りました結果、自然労働者側の要求に強く抵抗せざるを得ないこととなり、労働爭議が少なからず苛烈化すべき基因がここに潜在し、経営者側としては労銀引上げがたとえ止むを得ない場合でありましても、その経理上、賃金引上を生産増大とリンクせしむるか、賃金の値上を過剩人員の
整理による経費切詰めと結びつけざるを得ないこととなりまして、労働者側が最低生活維持の必要を強く叫べば、経営者側は
事業の経営能力の限度と
金融逼迫とを
理由にこれを拒否するというわけで、爭議は長期化し深刻化せざるを得ない情勢になると
考えるのであります。かくて
事業界は経営上の行杞憂窮地に陥りつつあるのであります。
金融逼迫に鞭たれて
事業の縮小、設備の淘汰、休業、閉鎖等の続出が、労働者側に取
つては人員
整理、人員解雇の一大脅威でありまして、三月乃至五六月頃までの期間において大きな労働不安時代を形成する虞れが多分に存すると
考えます。さればとて賃金ベース及び
物價体系を改訂し、賃上乃至マル公の再度引上をするといたしましても、これは事態を毫も改善するものではなく、問題の解決となるものでもなく、
根本においては否むしろ事態を更に惡化せしめながら、
インフレ克服に不可避の支出を若干引延ばしたに過ぎないのであります。(「その
通りだ」と呼ぶ者あり)
以上申述べました予想が單に私の杞憂に過ぎないとするならば、誠に仕合せでありますが、
金融逼迫の情勢はすでに現実に相当深刻な観があります。やがてこれに伴う
事業整理と、更にこれに随伴して起る労働不安の脅威は、恐らくは不可避的の現象と思うのでありまするが、
政府はこれに対してその所見を如何にされるでありましようか。総理大臣にお伺いすると共に、若しかくのごとき憂慮すべき現象が現われることを予想さるる場合において、労働大臣はこれに対処すべき如何なる御
用意をお持ちにな
つておるか。私は先ずこの点について御所見をお伺いいたしたいと思うのであります。
昨年
片山内閣成立の当初、
國民は新
政府に対して多大の期待を寄せたのであります。我が國において初めて
國会の指名による首班の率いる
政府が成立し、これからの
政治はこれまでの
政治に比して、遥かに明朗な、遥かに民主的な
政治が行われ、
國民生活に密着してこれと遊離せざる
政治が行われるであろうことに、大多数の
國民が希望を繋いだと思うのであります。爾來八ヶ月に及ぶ
片山内閣の
施策と業績は、誠に残念ながら必ずしもこの期待に完全に副うものではなく、必ずしもこの希望に應うるものでもなく、今や
國民大衆は際限なく昂進する
インフレの波浪とこれに伴う
物價の騰貴にさいなまれ、生活の困苦はいよいよ深刻なるものがあり、加うるに現下の政情不安が將來に対する信頼を薄からしめつつあると思うのであります。(「その
通り」と呼ぶ者あり)組閣当初、
政府は
経済緊急対策八
項目を掲げ、次いで
経済実相報告書を公けにし、我が國の
経済の実情を
國民に訴え、その病的実態を認識把握せしむることに努めて、その病状打開のために
経済緊急対策を誠実果敢に
実行することを約束し、廣く
國民に対して、國の
経済の主体をなす
國民が
対策それ自体の主人公とな
つて、みずからの選出した
政府を通じ且つそれを励ましながら、一人々々が直接
自分の事として
対策の成功に協力することを要請したのであります。
國民は
政府のこの
熱意に應えるべく、
首相の要望する容易ならざる耐乏生活を忍ぶ決意に決して吝かではなか
つたのであります。長い戰爭の期間を通じて、ただ一途に信頼をかけ、その言うところに全面的に協力しながら、遂に
政府に欺瞞され通した
國民が、今又重ねて新
内閣に希望を繋ぎ期待をかけましたのは、この
内閣こそは我が國に初めての、
國民の、
國民による、
國民のための
政府なりとして、その言うところを信頼し、その
施策に協力することによ
つて、
経済は立直り、少しずつにもせよ、その生活が樂になるであろうという、前途の光明を望むひたむきな
國民感情の現われに外ならなかつたと思うのであります。然るに現実は果してどうであつたか。新
経済対策の実施によ
つて十月には各家庭に黒字が生れると聞かされて耐乏生活を隱忍した
國民大衆の台所は、十月も過ぎ年も越えた今日も依然として
赤字に悩み、たけのこ生活も、もはや
最後の段階に逹し、生活の困難はいよいよ深刻であり、大幅な公定價格の改訂が結局闇値の飛躍を招來したに止まり、約束された流通秩序は確立されず、公定價格によ
つて生活必需物資の最低基準量が
政府の
責任において
配給さるるということも、その時期は未だ今日到來せず、從
つて実質賃金の充実は果されず、
インフレと眞正面から取組んだ筈の
政府の下において
インフレは進行して止まるところを知らず、いわゆる健全
財政も、豊かなる闇所得を看過して、收支の均衡が最も安易なる途を選んで、曰く、煙草の値上、酒の特價販賣、通信料金、鉄道運賃の値上等、
國民大衆の負担によ
つて保たれるという現実の姿を顧みまするときに、今日の苦しい生活がいつに
なつたら樂になるのか。その希望と期待が動揺したといたしましても、誠に道理あることと言わなければならんと思うのであります。(「その
通り」と呼ぶ者あり)(
拍手)もとより
首相が繰返し述べられまする
通り、この
内閣ができたからと申しまして、一度に
経済状態がよくなり、
國民生活が樂になると思うことは早計であります。併しながら
施策八ヶ月に及んで、僅かにもせよ
國民生活好轉の兆くらいは現われて、
國民をして希望を失わしめず期待を繋がしめるところがなければならんと思うのでありまして、これをもし時期尚早にして厖大なる望みとは、恐らく何人も言い得ないと思うのであります。私は現
内閣が、二十三
年度が長期建設
計画の第一歩を踏み出す年であり、
経済復興、産業建設に歴史的にも画期的な年たらんとしておると、誠に希望に満ちた言明をなしまする前に、願わくば第二の
経済実相報告書とでも申すべきものを
國民の前に公けに展開いたしまして、既往八ヶ月間に亘る
施策の功罪を大胆率直に
政府みずからこれを
國民に説明するだけの良心的な
態度を要求したいと思うのであります。(「その
通りだ」と呼ぶ者あり)(
拍手)
私は昨日の総理大臣の
演説におきましても、
経済再建はその緒についたというお言葉を耳にいたしたのであります。先刻來の同僚
議員の
質問に対する御
答弁におきましては、もとより
経済危機は今日打開され盡したとは思
つていない。困難なる段階にあるというお言葉もございましたが、
経済復興がその緒についたというお言葉を承わりまするときに、お互い
國民大衆、
勤労大衆の生活困難に喘ぐ実情と思い合せて見まするときに、何となく割り切れぬものの残るのを感ぜざるを得ないのでありまして、昨年
経済白書を公けにされ、緊急
経済対策、これをこの病的な、否、疾患に陥
つておる我が
日本経済再建に対する処方箋として提示された、あの誠に頼もしい、あの誠に希望を繋ぐに足る、良心的だと思われましたところの
態度に艦みましても、私は過去八ヶ月間における
政府のなしたるところが、果して
國民に約束し、なさんとしたことをよくなし得たのであるかどうか。面して当時の病的
経済状態が今日いか程に打開されておるか。或いは或る面においては惡化し、或る面においては予想以上に好轉したか。それらの点を明瞭にされてこそ、然る後に二十三
年度に対する輝かしき希望を声を大にして声明されて然るべしではないかと
考えるのであります。この点につきまして和田安本長官からのお答えを頂きたいと思うのであります。
健全
財政の堅持は
インフレ克服の必須要件であります。二十三
年度におきましても徹底的に健全主義を貫徹する。これは
首相の言明でありまして、もとより当然のことと
考えます。先ずその健全性は、本質的には歳出の縮減によ
つてこれを確保するのが建前でなければなりません。然るにややもすれば、
インフレに際しましては歳出節約の余地が非常に限られ、予算の健全性が主として非常手段による
歳入の飛躍的増大によ
つて賄われんとする傾向が強いのであります。第一回
國会において議決せられた追加予算が、一應健全
財政を一貫したものであり、
赤字を克服して收支の均衡を図つたに拘わらず、
國会の嚴しき批判を受けたのは、この少からざる無理を犯したところに、却
つて側面から破綻を生ずる脆弱面を持つ懸念が少くなかつたがためであります。
財政の健全化とは、申すまでもなく、單に歳出入のバランスが取れるというばかりでなく、歳出そのものが
國民経済力と均衡の取れたものでなければなりません。
國民経済力に不均衡な過重の税負担によ
つて賄われた
財政收支の均衡は、ただに少からぬ
インフレ的弊害を内藏するのみならず、
計画通りの税收が果して
実現できるか否かに少からぬ危險を伴うものであります。
物價の著しき騰貴に反し、
國民大多数の所得は僅かな増加に止まり、その実質的担税力は
物價高のために逆に減少しておることを考慮するならば、それだけこの税負担の圧迫が尋常でないことを知らなければなりません。事実我が
國民の税負担はすでに担税力の極限に逹し、すでにその埒を越えておると言うも過言ではないのでありまして、且ついわゆる闇所得の捕捉困難なるもの多きため、その税負担が闇にあらざる所得に偏重し、いよいよその徴税を困難にし、予算申告の不成績、滞納税額の巨額に逹することなどのため、折角の健全予算が、予算面は
赤字なしでありながら、実際には毎月
赤字で
日銀劵膨脹の因をなす虞れがあるのであります。殊に捕捉困難なる闇所得、最も負担力の豊富なる闇所得を看過して、酒、煙草、入場税の増大、その他の間接税、又は鉄道運賃、通信料金引上等による税收の増大は、一方においてそれだけ
國民生活に重圧を加え、他方折角
政府が断行せんとする勤労所得税軽減を無
意味に終らしめ、特に煙草の値上に
至つては、
一般の闇價格水準を心理的に引上げる惡作用を伴うものであります。即ち担税力の極限を超えては、予算面での黒字が実質面の
インフレの惡化となり、却
つて破綻を招く危險を伴う。かように
考えるのでありまして、勢い捕捉困難なる闇利得の獲得に対して、ただに徴税機構の強化のみならず、捕捉的新税を創設する等の万全の租税
対策を講ずべきであると
考えるのでありまして、單に易きについて收入を図り、收支の均衡を図るべきではないと思うのでありますが、この点に関して
大藏大臣に勇猛果敢なる闇所得捕捉の
施策ありや否や。御所見をお伺いいたしたいと思うのであります。(
拍手)
〔
國務大臣片山哲君
登壇〕