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1948-06-22 第2回国会 参議院 文化委員会 第8号 公式Web版

  1. 会議録情報

    昭和二十三年六月二十二日(火曜日)   —————————————   本日の会議に付した事件 ○祝祭日の改正に関する調査に関する  件   —————————————    午後一時四十七分開会
  2. 山本勇造

    委員長山本勇造君) 只今より委員会開会いたします。速記を止めて……。    午後一時四十八分速記中止    ——————————    午後二時二十五分開会
  3. 山本勇造

    委員長山本勇造君) それでは速記を始めて下さい。祝祭日の問題に移りまして、國民の日に関する法律案について申上げます。これは衆議院、参議院、両院が昨年の末以來研究し、調査し、又審議を重ねて來た問題でありまして、これが國民の日に関する法律案というものが漸く作成されたわけでございます。これは衆議院の方から日ならず提出されることになつております。衆議院の方からは、これを國民祝日に関する法律案という名前になつて出るかも知れません。これはお手許にありまするように、至つて簡單法律でございます。併しながらこれが國民生活、思想に及ぼす影響というものは非常に大きいのであります。殊に我々といたしましては、この法律の中に一行も書いてございませんけれども、実はこういう日には行事を伴つて貰いたいのでありまするが、この法律案の中にはそのことが一行も記してございません。こういう行事のようなものは、國民の盛り上つて來る力で以て現われるのがいいのでありまして、法律によつてかくかくの行事をやれというようなことを決めて勧誘し、或いは又政府が命令指導すべきものではないと思うのであります。けれども、この法案が出ただけでもありまするというと、今のような件については殆んど國民に知れないと思うのであります。ここは立法の府でございますから、法律を出しさえすれば、それでいいのだというような考え方は、非常に不親切な考え方で、できることならば、その法律が世の中で以てよく活用されるようでなければならないと存ずるのであります。実は今日は首相の御出席を求めたのでありまするが、会期も追つており、又その他のことで、首相が残念ながら御出席ができないということでありまして、実はこういう國民に及ぼす影響の最も深い、最も大きい問題に対しましては、是非とも総理大臣の御出席を得たいのでありまするが、首相の代りといたしまして、今日は官房長官苫米地氏が御出席におなりになりました。これはこの法律を実施して行く上におきましては、休日の問題であるとか、只今申上げました行事のことでありますとか、さまざまの点において政府の方とも関係が多いのでありまするし、又この調査はずつと調査承認を求めましてやつておりますので、この調査の結果を報告する義務をこの委員会が持つております。大体法案も作成されたことでございますから、本日を以ちましてこの調査の方は打切りにいたしたいというような考えも持つておりますので、その点で政府意見を求めて置きますることは、この報告書を完成いたします上でも必要なことと考えましたので、政府の御出席願つた次第でございます。どなたか先きに質問がございますか、それとも……。
  4. 苫米地義三

    國務大臣苫米地義三君) 只今委員長からお話しのありました祝祭日の制定につきまして、國会側でいろいろ御審議を頂いておりますることは、政府といたしましても誠に喜ばしい次第でございます。祝祭日國民の非常に関心事であり、又國民感情及び生活密接不離意義を持つていることは申すまでもございません。從來とも我々國民の最も親しんだ、又最もお祝のこもる日としていろいろな行事も行われたわけでありまして、今回國会において、祝祭日を制定されるということにつきましては満腔の賛意を表する次第でございます。從いまして從來國家がいろいろな行事をやつておりますが、それらの行事は努めて祝祭日にこれを行うというようなことも又考えてよかろうと思うのでありまして、是非この制定されました國民の日と申しますか、國民祝祭日と申しますか、いずれにしましても、さような祝日を最も有意義國民が活かしてやつて行きたい。こう念願する次第であります。一應政府所見を申述べた次第であります。
  5. 山本勇造

    委員長山本勇造君) 何か御質問は……。
  6. 金子洋文

    金子洋文君 先程委員長からもお話しがありましたように、研究審議中、各委員からも、從來祝祭日とは違つてそれぞれの祝祭日にふさわしい行事を盛んにやるようにしたいと思うことは、これは委員各位の一致した御意見であつたように思います。從來祝祭日では特に十一月三日の明治節あたりは、文部省が主催でありますか、体育を盛んにやりましたが、現在いろいろ経済上困つている段階でも、元日あたりになりますと、まあいくらか酒や糯米を民間に配りまして、配給する、その結果相当の予算がなければ活溌な行事ができないのではないかと考えられます。勿論こういう苦しい経済状態ですから、行事も緩急があり、軽重があつたと思いますが、できる範囲内で予算を出して貰つてやらなければ、ただ國民がやるように望んでもなかなかそれがうまく行かないのではないか、例えば五月三日の憲法記念日においても、國会では何となしやりましたが、國民は少しも祝つてもいないし、又何らの行事も行われていない。これは政府がこういう行事をしなさいと勧めることは勿論いけないと思いますが、民間委員会を作るようにして、その委員会、それぞれの專門のエキスパートを集めた委員会において、こういうことをやつてはどうか、例えば春分の日には植樹をしてはどうか、文化の日には藝術祭とか、科学祭とか、その他いろいろなものをやつてはどうか、そういう委員会において参考案というふうなものを作つて國民が更にそれを檢討して、それぞれ行事をする、こういうふうに運んではどうかという御意見もあつたのでありますが、いずれにせよ、春日に植樹をするにしても、或いは子供の日において、子供がおはぎを食べるように、小豆なり、お砂糖を配給するということも、それぞれ政府のお力を借りなければならないと思いますので、そういう点、政府のお考えのあるところをお尋ねしたいと思います。
  7. 苫米地義三

    國務大臣苫米地義三君) 只今金子委員の御発言は誠の御尤もだと思います。先程申上げるように、この祝祭日を單純な、ただ休日としないで、その日を本当に心から祝い、そうして記念行事をしろというようなことは最もふさわしいことと思うのでありまして、先刻も申上げましたように、國家行事もできるだけこういう日に一つつて行きたいと考えておりますわけでありますが、民間の方でもそれぞれ計画がありまして、それが具体的なものになつて、そうして政府がこれを助成する、或いは援助するというようなことも考えられると思うのでありますが、その点は、今お話しのような、何か委員会とかいうような種類のもので御研究下さつて、そうしてそれを具体化した場合には、政府の財政と睨み合せて適当に考慮したいと思います。
  8. 山本勇造

    委員長山本勇造君) 外に御質問はありませんか、尚今のと関連してちよつと御質問申上げたいことは、民間委員会を作ることは非常に結構であると同時に、その委員会の中に研究部のようなものを作りまして、在來の五節句のように、從來節句は例えば三月の三日には「あられ」であるとか、或いは草餅であるとか、五月には「かしは」餅であるとか、それぞれ決つておりますが、例えば今の「あられ」のようなものをとつて見ますと、あれはわざわざお米を潰しましてやつておるのではなくして、毎日お米をといで、とぎ水の中に澪れる米を、これを拾つて溜めて置きまして、そうして一年分溜めて置いたものを、節句の前頃に、ああいうように膨らして、そうしてそれで「あられ」を作つておるのであります。徳川時代におきましても、今のような、こんなに物資に困つておらない時でも無駄をしないような方法から、而もその溜めて置いたもので子供のお祝いをする、こういう形になつておるのでありますが、今日のような物のない時におきましては、尚一層これらの点に留意をして頂きたいと思います。又今までの節句違つて、さまざまのものが出て参りますので、それらの点については新らしい食物問題等是非考えて頂きたい。行事としてさまざまのことをおやりになるのも結構ですが、こういう日には單にお祭り騒ぎをやるだけでなしに、これに食物が伴つて参りますと、一層その日が懐しい日になり、又樂しい日になつて参りますから。併しながらこれらの点もただ考えて見ろといつても、誰にでも考え附くものではございませんから、是非ともそういう点で研究部見たいなものが、その委員会に附属していなければならんと思いますので、これらの点も予算等の場合にもお考え置きを願いたいと存じますので、ちよつと附加えておきます。
  9. 三島通陽

    三島通陽君 今委員長からお話しがございましたことも大変結構なことで、私共段々委員会等お話ししておりましたのでございますが、尚金子委員からお話しがございまして、もう蛇足のように思いますけれども、政府におかれまして、年中行事をいろいろ考えられるときに、エキスパートを集められるというようなことも是非つて頂きたいことでありますが、例えば子供の日とか、或いは文化の日というようなときの行事というようなものは、やはりそういういろいろな團体があると思うのでございます。子供の日などにつきましては、子供のいろいろな文化團体見たいなものが相当あると思いますから、そういう團体代表者を集めるということは、これはやはり或る程度政府にして頂かないと、民間だけでやれと言われてもなかなかできないのじやないかと思いますので、そういうようなお世話をして頂くことがあつて然るべきじやないか、これも併せてお願いをして置きたいことだと思います。それから特に子供の日には子供の表彰など、丁度文部政務次官もおいででございますから、お願いをして置きたいのですが、例えば優良兒を表彰する、これは厚生省かも知れませんが、それから或いは徳行少年を表彰するとか、或いは考行な子供を表彰するとかいうようなことも、子供の日に成るべくやつて頂きたいし、單に今の優良兒とか、今の徳行少年を表彰するというよりも、ずつと遡つて、昔こういう子供が、良い子供があつたというようなことも、もうすでに表彰されておる、何かの方法で表彰されておるようなことも、又もう一遍特に子供の日に表彰するというようなこともあつていいのじやないかと思いますので、そういうような意味も一緒に併せてお含み頂きたいと、これはお願いを付加えて申上げる次第であります。
  10. 苫米地義三

    國務大臣苫米地義三君) 只今三島委員お話し、至極御尤もでございます。政府といたしましても、でき得る限り御意見に副うようにいたしたいと思います。
  11. 若木勝藏

    若木勝藏君 長官官廰休日について伺いたい。今度の法案が通れば当然祝祭日は休日になりますが、その外に官廰としては、何らかの根拠に立つて官廰休日のようなものを設けられる御意思があるか、と言いますのは、この文化委員会においても、メーデー祝祭日に採上げるかどうかということについては随分議論のあるところでありまして、いろいろな角度から考えて、今回はその選に入らなかつたのであります。事実において、この問題は先ず今日労働組合運動の盛んな時代において、全國に亘つて盛大にメーデーが行なわれておるのであります。その内容も漸次改善せられまして、本当に労働喜び祝う労働祭というような意味が加わつておるのであります。そういう意味から、この日が労働者にとつて先ず全國的に官廰の休日になるということならば、非常に支障なく、喜んでそういう方面の労働者の、いわゆる労働祭というものが行われることになる。ところが現在においては、その点休日ということがはつきりしておらないために、学校においてはいわゆる教員組合というものと当局との團体交渉、そういうようなことによつてメーデーに参加することに幾多の摩擦が生じておるように思います。そういうふうな、本当にその日を先ず労働者喜びの日とするということになれば、我々といたしましては官廰の休日というような恰好にそれを採入れて、それを支障がないようにして貰いたいという希望を持つております。この文化委員会でもそういう話があつて、私共と同じような希望を持つておる方が、この委員会の中にも大分あるのであります。この辺に対する長官の御所見を伺います。
  12. 苫米地義三

    國務大臣苫米地義三君) 只今お話しでありますが、官廰休日として、例えばメーデーを設定するかどうかというお尋ねでありますが、この國の制定した今の祝祭日は、当然官廰の休日になるわけでありますが、現在のところ五月一日のメーデーに対しては、そういうふうにはつきり決まつておれば当然休日になりますが、今のところでは官廰の正式の休日にはなつておらないと思うのですが、これは文化委員会國会の方で採上げるような御意思があるかどうか知りませんが、今まだ政府としてはその点はつきりしておらんという状態であります。
  13. 松野喜内

    松野喜内君 官房長庁並びに文部次官お出でですからお尋ねします。我々文化委員会は、こうして國民の日を制定いたし、文化國家を建設せんがために、この日の行事を通して、一段と國民文化國家の建設に邁進しなければならんと思います。それにつきましては、この催しの日に、先程來各委員から御意見が出ました通りに、私共は私共としての希望を申し、お願いしたいと思うのは、文化の日或いは天皇御誕生の日、いずれの日でもよろしうございますが、この道義頽廃しておる時に、こういう日を通して道義昂場を図らねばならんと思います。各般の行事にそれを織込むことは必要であります。又科学自然科学等文化の向上にも、こういう日を期して國民と共に精進したいと思います。若しできることでしたならば、例えば生物科学の御研究等に対しても、何か特殊、特別に大学の方へでも、天皇科学研究の御発表を願えるとか、或いは研究所に拜観の栄を担うとかいうことが一つ方法かと思います。これは折角この決めた日をさような文化人文科学文教の方にも意義あらしめたい。道義高揚にも、その中にある体育は勿論のこと、さような文化人文科学自然科学にしても、その方の発展をも期したい。刺戟の日として意義あらしめたいと思います。若し天皇のそうした生物科学の御研究等が、何がし大学にでも御発表願えれば、如何ばかりか日本の進歩に役立つかということを始終思つておるのであります。若しくは拜観の栄を得ることでもして頂きたいという考えを持つておるが、官房長官並びに当局はどうお考えになつておるか、伺つて置きたいと思います。
  14. 苫米地義三

    國務大臣苫米地義三君) お話し祝祭日をいろいろの意味にこれを活用するということは、非常に結構なことと思います。特に自然科学等について、その日を一つ記念日として利用するという考え方も非常に結構だと思うのであります。例えば天皇誕生日であれば、今の天皇が非常に科学に御熱心であられますから、そういう御研究を御発表になるということも、國民に対する非常な意義の深いことであろうと思いますし、又春分とか、秋分とか、自然の季節という祝祭日に対しては、それを通していろいろな自然科学の組織を普及する、こういうようなことも大切だと思うのでありまして、これらが今お話しのありました委員会等につきまして、いろいろのやり方を御研究になりますれば、政府としてできるだけの考慮を拂つて行くことはいいことと思います。
  15. 岩木哲夫

    政府委員岩木哲夫君) 只今官房長官から、政府の意のあるところを述べられましたが、文部省といたしましても、こうした新らしい國民の日を創設且つ有意義なる行事を遂行するにつきましては、先程來段々お話しありました通り、例えば元日であるとか、成人の日であるとか、春分秋分の日とか、そのときどきの実情に即して、できる限り、而も地方色というようなことも織込まれる必要もあると思われるのであります。これを総体的に考えれば、やはり文教藝術と申しますか、文教文化或いは体育を、或いは感謝をいたします心、或いは喜びを感ずる日であること、或いは博愛、或いは報徳、道義科学、宗教、こういつたようなものをこの行事の中に適当に織込んで、尚且つ地方色を活かして、待ち遠しい日であるといつたような、而も感激の深い日である。こういつたことに組立てて行くように、参考とすべきものを、文部省といたしましても深く研究いたしたいと存じておる次第であります。一言この点を申上げて置きます。
  16. 來馬琢道

    來馬琢道君 祝祭日の件につきまして、私共が非常に只今の案に対して遺憾に思う、というのは少し語弊があるかも知れないが、物足らないように感じておりますのは、日本の國における偉人記念する日とか、或いは日本における文化代表者を思う日というような日が一つもないことであります。この点について文部当局にもお考えを願つて置きたいと思う。又御意見を伺いたいと思いますのは、私共は今まで神武天皇、近代においては明治天皇というようなお方を、日本歴史上における代表者のように考えていたのであります。然るところにこれに対しては、いろいろな議論が出て來まして、今日ではそういう方々のことを記念すべき日を置くことができなくなりました。そこで日本歴史上においても、確かな日というのは、聖徳太子厩戸の王子の亡くなられた日であります。これは大和の法隆寺の釈迦像光背に銘、この釈迦像は、いろいろな歴史家及び建築家の間に議論がありますけれども、一回の罹災しなかつたのであります。即ち鑄造以來そのまま今日まで傳わつて來たものであります。この光背の銘文は最古の金石文であると言われております。私共は四月の十一日という日を太陽暦に推歩いたしまして、この四月十一日の文化節ということにいたして、聖徳太子の功績を思い、又この聖徳太子時代において、文化が完全に建設せられたということを偲ばなければならんと思います。特にこの点については、元貴族院議員帝國学士院の会員でありました姉崎文学博士の非常なる熱心な薦めもありまして、いろいろ主張したのでありますが、今回はそれが採用されないで終つたのであります。その一番大きな原因といたしましては、資料がまだ確かでないということでありました、即ち太陽暦に推歩する計算の仕方が不十分であるとか、その他二、三の欠点があつたという意味におきまして、今回は採用されなかつたように思うのです。こういうことについては、從來文部省においては相当御研究になつてつたと思うのでありますが、これから更に研究をいたしまして、我々はそういう日を段々國民の間に鼓吹して、且つこれが実現するようにいたしたいと考えております。元は太子講と申しまして、大変民間においては職人などの間に相当盛大なお祭があつたのでありますが、そういうことを当局において今後お考えになつて二宮尊徳肖像が紙幣に現われ、板垣退助翁の姿が同樣に用いられるというようなことになる、前島男爵でしたかの肖像郵便切手に載るというようになつておりますごとく、文化代表者を、こういう場合に我が國が推薦することが、できるようにする御準備があるかどうか。ここにこの委員会の將に終らんとするときに臨みまして、当局の御意見伺つて、この会議議事録に残して置きたいと存じます。簡單な御答弁でよろしうございますから、御意見の御発表お願いいたします。
  17. 岩木哲夫

    政府委員岩木哲夫君) 只今仰せのことにつきましては、いろいろ御議論のあることだと存じまするが、新らしい歴史観の上に立つて行かなければならん現在並びに將來の日本の立場といたしましては、旧來の偉人観、或いは文化観、或いは学徳深い聖人観といつたようなものにつきましても、再檢討、再修正をしなければならん点も彼是あろうかと思うのでありますが、併しこうした人もいつの日か國民輿論として生れて來るものと存ずるのでありますが、今回の國民の日中には秋分の日、文化日等が制定されてありまするので、若し將來只今仰せのような偉人、或いは文化人聖人といつたような方を讃える、或いは尊敬する、敬慕するというような、輿論によりまして、秋分の日乃至は文化の日にこれらをいたすようにいたしたら如何かと考えておる次第であります。
  18. 山本勇造

    委員長山本勇造君) それでは速記を止めて……。    午後三時四分速記中止    ——————————    午後四時四分速記開始
  19. 山本勇造

    委員長山本勇造君) 速記を始めて……。本日はこれにて散会いたします。    午後四時五分散会  出席者は左の通り。    委員長     山本 勇造君    理事            金子 洋文君            久松 定武君    委員            梅津 錦一君            三木 治朗君            若木 勝藏君            團  伊能君            徳川 頼貞君            松野 喜内君            大隈 信幸君            藤森 眞治君            岩本 月洲君            來馬 琢道君            三島 通陽君            三好  始君   國務大臣    國 務 大 臣 苫米地義三君   政府委員    文部政務次官  岩木 哲夫