○
高瀬荘太郎君
只今安定本部総務
長官の御
説明では、一年
延長するというような、とにかく差迫
つておりまして、先ず一應
延長するという外はないというようなお考でお出しに
なつたということでありますが、その点は全く御尤もで止むを得ないと思います。ただ
延長の
期限につきまして、
委員長は小刻みがよかろう、こういうような御
意見であるし、安定本部総務
長官は先ず一年として置いて、その間に十分檢討もし、
改正すべき点があれば
改正もし、又必要があれば廃めるというような考であります。その
延長の
期限の問題は、客観的な
事情の見通し如何の問題だと思います。私共の見通しではどうもそれくらいは
延長して置いても結局止むを得ないのではないかというような見通しを私は持
つております。
ただ併し
委員長の言われましたように、
公團の運用の問題なり、
機構の問題、
職員の問題等につきましては、随分いろいろ議論があるということも私もよく聞いております。ですから、
期限は一年なら一年にするといたしましても、ただそのまま放
つて置くというようなことになさらないで、
一つ十分眞面目に眞劍にその点はお
考えにな
つて頂く必要があるのではないか。殊に今度の
財政問題と関連いたしまして、行政整理の問題が
官廳方面では
考えられるわけでありますが、
公團方面につきましても、そういう点を十分お
考えになる必要があるのではないか。一部から聞きますと、どうも
公團は人間が非常に多い、多過ぎるというようなこともよく聞いております。ですから、その点もお
考えにな
つてやはり行政整理は同じように減らすべきは十分お減らしになるということも必要ではないか。
又能率を挙げることが必要でありますから、その点から
言つて、この前
法案が出ました時分に問題になりましたような、
政府職員たる資格においてやるというような点も檢討される必要があるのではないか。役人になりますために、どうも
政府職員になるということで適任者が得られなか
つたということも確かにあるのだろうと思います。それが運用の上で能率に影響するという点もあるのじやないかということも
考えますので、まあ一應
政府職員ということには決ま
つておりますけれども、そういう運営上の必要、能率を挙げる必要等から
言つて、これは改める必要があるというならば、十分お
考えにな
つて、進んでお改めになるということもお
考え願いたい。そういう点を私は希望いたしております。
ですから、
一つ一年延期されたということでただ放り放しになさらないで、今申上げましたような点については、十分檢討なさ
つて、改めるべき点があるならば、できるだけ早くお改めになるということを申上げて置きます。