1948-05-20 第2回国会参議院治安及び地方制度委員会第14号

1948-05-20 第2回国会参議院治安及び地方制度委員会第14号公式Web版

会議録情報 0

昭和二十三年五月二十日（木曜日）　　　午前十時三十五分開會　　————————————— 　　本日の會議に付した事件 ○地方自治法第百五十六條第四項の規　定に基き、海上保安廳法第十二條の　規定による海上保安廳の事務所の設　置に關し承認を求めるの件（内閣提　出、衆議院送付） ○經濟査察廳法案審査のための連合委　員會設置に關する件 ○地方教育委員會法案に關する件　　—————————————
吉川末次郎 1

○委員長（吉川末次郎君）　これより委員會を開會いたします。「地方自治法第百五十六號第四項の規定に基き、海上保安廳法第十二條の規定による海上保安廳の事務所の設置に關し承認を求めるの件」を議題に供します。本議案につきましては、先の委員會におきまして政府より提案理由の説明がありまして、尚それに關連いたしまして、豫備審査のための議案といたしましての「海上保安廳の説置に伴い地方自治法の一部を改正する等の法律案」の御審議も願つたのでありますが、この法案の方は尚豫備審査のための議案でありまして、衆議院の方が議了いたしておりませんので、切離しまして、海上保安廳の事務所の設置に關し承認を求めるの件だけを、本日できるならば御議了願いたいと思つている次第であります。本議案につきまして、先にありました政府の提案理由の説明等に基きましての御質問がありましたら、尚この議會にお述べを願いたいと存じます。　御質問がなければ討論に入ろうと存じますが、御意見がありましたら賛否を明確にしてお述べを願いたいと存じます。ございませんか。……それでは採決いたしたいと存じます。本案に對し御賛成の方の御起立をお願いいたします。　　　〔總員起立〕
吉川末次郎 2

○委員長（吉川末次郎君）　總員起立、賛成と認めます。よつて本案は可決せられました。尚規定に基きまして御署名を願いたいと存じます。　　　〔多數意見者署名〕
吉川末次郎 3

○委員長（吉川末次郎君）　本會議でいたします報告につきましては、委員長に御一任を願いましたものと解釋いたしましてよろしうございますか。　　　〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
吉川末次郎 4

○委員長（吉川末次郎君）　それでは御異議ないものと存じましてさように取計います。ちよつと速記を止めて下さい。　　　〔速記中止〕 ○委員長（吉川末次郎）　速記を始めて下さい。御署名を願つております間に、皆さんに御相談申上げたいことがございます。それは經濟査察廳設置法案が參議院に提案せられておるのでありますが、この法案につきましては、警察制度の審議に關連いたしまして、我々の委員會におきましても豫め皆さんの御研究を今日までお願いして參つたような次第でありますが、行政機構改革の問題であるからというので決算委員會に付議されるように、議院運營委員會で決定いたしましたので、昨日決算委員長の下條康麿君と相談をいたしまして、治安及び地方制度委員會と決算委員會との連合委員會を開會いたしまして、本法案を共同審査することに御決定を決算委員會で願つたような次第でございますが、そのように取運びましても御異議ございませんか、よろしうございますか。　　　〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
吉川末次郎 5

○委員長（吉川末次郎君）　それでは全部御賛成を願えたものと存じまして不日決算委員會と共同委員會を開くように取運びたいと存じます。速記をちよつと止めて。　　　〔速記中止〕
吉川末次郎 6

○委員長（吉川末次郎君）　速記を始めて下さい。それでは次に教育委員會法案に關しまして、政府當局の説明を聽取することにいたしたいと存じます。教育委員會法案というのが國會に不日提案されることになつておるように新聞紙が傳えておるのでありまして、右に關連いたしましては、街頭で署名運動等も學校生徒によつて行われているような有樣でありまして、全國各地の教育界において一つの大きい問題とされていることは御承知のことだろうと思うのでありますが、御承知のごとく、大體包藏されておりますところのその法案の内容は、地方行政及び地方財政に至大の關係がございますので、同法案が國會に提出されました場合におきましては、恐らく文教委員會に付託されることだろうとは思つておりますが、先き申上げましたような地方行政及び地方財政に至大の關係を持つておりまする内容等よりいたしまして、一應我々の方におきましても、これを諒知して置くことの必要があると存じますので、今日特に文部省當局から、これについての法案が提出される場合の、規定されているところの豫想される内容、或いはそれの結果、或いは地方行政との關係、地方財政との關係というようなことを中心といたしましてのお話を願うことにいたしたいと思つておるのであります。尚政府委員の方におきまして、話の内容が秘密會にする必要がありと思われる場合がありましたならば、適宜取計らいたいと存じます。では政府委員。
辻田力 7

○政府委員（辻田力君）　速記は止めて頂きたいと存じますが……。
吉川末次郎 8

○委員長（吉川末次郎君）　では速記を止めて下さい。　　　午前十時四十六分速記中止　　　 —————・————— 　　　午後零時五分速記開始
吉川末次郎 9

○委員長（吉川末次郎君）　それでは速記を始めて。本日はこの程度で散會いたします。　　　午後零時六分散會　出席者は左の通り。　　　委員長　　　　　吉川末次郎君　　　理事　　　　　　鈴木　直人君　　　委員　　　　　　　　　　　村尾　重雄君　　　　　　　　　　　奧　主一郎君　　　　　　　　　　　大隅　憲二君　　　　　　　　　　　草葉　隆圓君　　　　　　　　　　　黒川　武雄君　　　　　　　　　　　鬼丸　義齊君　　　　　　　　　　　小野　　哲君　　　　　　　　　　　阿竹齋次郎君　　政府委員　　　總理廳事務官　　　（總理廳官房自　　　治課長）　　　　鈴木　俊一君　　　文部事務官　　　（調査局長）　　辻田　　力君

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