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1948-02-24 第2回国会 参議院 財政及び金融委員会 第9号 公式Web版

  1. 会議録情報

    昭和二十三年二月二十四日(火曜日)    午後四時二分開會   —————————————   本日の會議に付した事件 ○政府職員に對する一時手当の支給に  關する法律案昭和二十二年法律第百七十号(大蔵  省預金部特別會計、國有鐵道事業特  別會計通信事業特別會計竝びに簡  易生命保險及郵便年金特別會計の保  險勘定及び年金勘定昭和二十二年  度における歳入不足補填のための一  般會計からする繰入金に關する法  律)の一部を改正する法律案   —————————————
  2. 黒田英雄

    委員長黒田英雄君) これより委員會開會いたします。「政府職員に對する一時手當支給に關する法律案竝びに昭和二十二年法律第百七十号(大蔵省預金部特別會計、國有鐵道事業特別會計通信事業特別會計竝びに簡易生命保險及び郵便年金特別會計保險勘定及び年金勘定昭和二十二年度における歳入不足補填のための一般會計からする繰入金に關する法律)の一部を改正する法律案」、この二つの法律案を衆議院において可決をされましてこちらに付託に相成つたのであります。つきましてはこの二法案を議題にして御審議を願いたいと思います。先ず政府から提案理由の説明を求めます。
  3. 小坂善太郎

    政府委員小坂善太郎君) それでは昭和二十二年法律第百七十号の一部を改正する法律案提案理由を御説明申上げます。  今回政府職員に對し、生活補給金支給残額、即ちその者の受けます給與月額の八割に相當する金額を一時手當として支給することといたしまして、これに關する法律案を別途提案いにしましたが、大藏省預金部特別會計、國有鐵道事業特別會計通信事業特別會計竝びに簡易生命保險及び郵便年金特別會計保險勘定及び年金勘定におきましては、その一時手當支給に要する經費の財源は、各會計昭和二十二年度における収支の状況に鑑みまして、これを一般會計からそれぞれ當該會計に繰入れる必要があるのであります。  即ち大蔵省預金部特別会計につきましては、七千七百九萬七千圓、國有鐵道事業特別會計につきましては七億九千四百四十七萬六千圓、通信事業特別會計につきましては四億一萬六千圓、簡易生命保險及び郵便年金特別會計保險勘定につきましては七千百二萬七千圓、同會計年金勘定につきましては二百七萬八千圓をそれぞれ繰入れる必要があるのであります。而してこの措置をいたしまするには、昭和二十二年法律第百七十号に規定してあります。これらの會計に對して、一般會計からする繰入金法定額を、それぞれ先に申述べました金額だけ増額改訂する必要があるのであります。  以上申上げました理由によりまして、この法律案を提出いたしました次第であります。何卒御審議上速かに御賛成あらんことをお願いする次第であります。  それでは次に政府職員に對する一時手當支給に關する法律案につきまして、提案理由を御説明申上げます。  政府昭和二十二年十二月二十日現に在職しておりました官吏、又官吏の待遇を受ける者、囑託員、雇員、傭員及び工員であつて常時勤務いたしまする者に對しまして、その受けまする給與月額の八割以内に相當する金額を、一時手當として支給いたすことといたしたく、この法律案提案いたしたのであります。これは御承知のように先に中央勞働委員會の裁定に基きまして、二・八ケ月分の生活補給金支給いたすことになつて、すでにその内ニケ月分支給したのでありまするが、その内の殘額の〇・八ケ月分を今囘支給いたさんとするものなのであります。以上によりまして本法律案提案いたしたのでありまするが、何卒御審議上速かに御賛成あらんことをお願いいたす次第であります。
  4. 黒田英雄

    委員長黒田英雄君) この兩法案につきまして御質疑のおありの方は御質疑を願いたいと思います。……別に御發言がないようでありまするから、質問はこれで終了したことといたしまして、次に討論に入つて異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  5. 黒田英雄

    委員長黒田英雄君) 御異議ないと認めます。それでは討論に入ります。本案につきまして御意見のおありの方は、贊否を明らかにしてお述べ願いたいと思います。別に御發言がないようでありますから、直ちに採決に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  6. 黒田英雄

    委員長黒田英雄君) 御異議ないと認めます。「政府職員に對する一時手當支給に關する法律案竝びに昭和二十二年法律第百七号(大藏省預金部特別會計、國有鐵道事業特別會計通信事業特別會計竝びに簡易生命保險及び郵便年金特別會計保險勘定及び年金勘定昭和二十二年度における歳入不足補填のための一般會計からする繰入金に關する法律)の一部を改正する法律案、この兩案につきまして御贊成の方の一御擧手を願いたいと思います。    〔總員擧手
  7. 黒田英雄

    委員長黒田英雄君) 全會一致と認めます。以上によりまして本法案は可決されました。  つきましては、本會議におきまする委員長口頭報告の内容は、多數御意見者の御承認を得なければならんことになつておりますが、これは委員長において前例によりまして報告をいたして御異議ございませんでしようか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  8. 黒田英雄

    委員長黒田英雄君) 御異議ないと認めます。尚本院規則第七十二條によりまして、委員長が議院に提出しまする報告書につきまして、多數意見者署名を附することになつておりまするから、本案を可とせられました方の御署名を願いたいと思います。    〔多數意見者署名
  9. 黒田英雄

    委員長黒田英雄君) それでは本日はこれにて散會いたします。    午後四時十三分散會  出席者は左の通り。    委員長     黒田 英雄君    理事            岩木 哲夫君            伊藤 保平君    委員            木村禧八郎君            下條 恭兵君            玉屋 喜章君            西川甚五郎君            松嶋 喜作君            山田 佐一君            木内 四郎君            深川タマヱ君            星   一君            九鬼紋十郎君            西郷吉之助君            高橋龍太郎君            渡場 甚吉君            川上  嘉君   政府委員    大藏政務次官  小坂善太郎君    大藏事務官    (主計局次長) 河野 一之君