運営者 Bitlet 姉妹サービス
使い方 FAQ このサイトについて | login

1948-06-30 第2回国会 参議院 議院運営委員会 第58号 公式Web版

  1. 会議録情報

    昭和二十三年六月三十日(水曜日)    午前十時四十二分開会   —————————————   本日の会議に付した事件議院運営のための継続審査要求の件 ○公團活動調査のための継続調査要求  の件 ○外國貿易関係産業実情調査のため  の継続調査要求の件 ○電気事業編成に関する調査のため  の継続審査要求の件 ○昭和二十一年度歳入歳出総決算外二  件に関する継続審査要求の件 ○行政機構等に関する調査のための継  続調査要求の件 ○治安及び地方制度調査のための継続  調査要求の件 ○在外胞引揚促進等請願陳情を  審査するための継続審査要求の件 ○引揚諸港施設並びに更生対策等を  実地調査するための議員派遣要求に  関する件 ○貿易関係産業実情を視察するため  の議員派遣要求に関する件 ○継続審査又は調査中における特別手  当に関する件 ○國会会期に関する件   —————————————
  2. 木内四郎

    委員長木内四郎君) これより委員会を開きます。先ず継続審査要求についてお諮りいたします。
  3. 河野義克

    参事河野義克君) 國会法の四十七條によりますと、常任委員会特別委員会会期中に限り付託された事件審査するわけでありまして、閉会中は何ら活動能力がないわけでございますが、同條の第二項によりまして、「常任委員会及び特別委員会議は、各議院議決で特に付託された事件については、閉会中もなお、これを審査することができる。」ことになつております。從つて会議で特に議決がありますれば、閉会継続審査或いは継続調査ができることになつておりますが、本会議でこれを議決する前に、一應各委員会から出た継続審査並びに継続調査要求について、それを容れることが妥当であるかどうかお諮りを願いたいと思います。現在まで出ておりますのは相当ございますから、一つ一つ申上げますと、一つ議院運営委員会、これはお諮りするのはおかしいのですが、議院運営委員会が今回の要求があつたというのではなくて、こういうことをして頂いたらという私共の気持から少し先走りましたがお願いいたしたいと存じます。それで議院運営委員会といたしましては、個々の案件について継続審査をするというよりも、閉会議院運営委員会に掛けなければならん諸般の事項が多いわけであります。例えば人事とか、今度國会法改正になると、人事議院運営委員会に掛けなければならん場合が相当ございます。それのみならず國会法改正等がありますと、これに從つて参議院規則等改正になることが予想されます。そういう規則を第三國会召集第一日から成るべく行いたいとするならば、閉会中にこれがための審査をして置かなければならんというような関係がございまして、議院運営委員会是非継続審査をお願いしたいのでありますが、そういつた性質上、一つ案件についてどうということはやや書きにくいと思いますので、例えばこういうような要求書にして頂いたらどうかと思うのであります。    継続審査要求書   一、審査事件 議院運営に関する件   一、理  由 現下の多端な政情並びに複雑なる社会状勢下にあつては、國会閉会中といえども議院運営に関し本委員会活動が要請される場合が予想される。よつてこのような事態に際して参議院の機能を十全に発揮するため本委員会がいつでも活動し得る状態におく心要がある。  右本委員会決議を経て、参議院規則第五十三條により要求する。   昭和二十三年六月三十日     議院運営委員長 木内 四郎   参議院議長 松平 恒雄殿  こういうような恰好で如何かと思うのであります。要するに参議院規則によりますと、普通の委員会におきましては、付託事件があるときとか、調査事件があるとき以外には、開いてはならんことになつておりますが、議院運営委員会図書館運営委員会は、特に例外がございまして、前二條の規定によるものの外、議院又は図書館運営に関しては、会期中いつでもこれを開くことができるという規定でございます。これは会期中の規定でございますが、その精神を閉会中に準用いたしまして、ここではやや漠然たる案件継続審査要求書をとつてもよろしかろうと存じます。又それが実情に合うと思いますので、こういうようにいたした次第でございます。
  4. 木内四郎

    委員長木内四郎君) 只今継続審査要求を、議院運営委員会として提出することに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  5. 木内四郎

    委員長木内四郎君) 御異議なしと認めます。
  6. 河野義克

    参事河野義克君) 尚図書館運営委員会からも、ほぼこれと同じ要求書が出るであろうと思います。図書館運営委員会は恐らく明日委員会開会しそれを決めて來ると思いますから、本日はこれはお諮りしないでもいいわけであります。  次に商業委員会の方を申上げます。商業委員会からは    継続調査要求書  一、調査事件 各種公国活動に関する調査  一、理 由 右調査は、今次國会を通過せる決議案の趣旨を体し、目下実施中であるが、資料の蒐集、分析並びに各方面意見聽取になお相当の時日を要するので國会閉会中にも続行するを必要とする。  右本委員会決議を経て、参議院規則第五十三條により要求する。   昭和二十三年六月二十八日       商業委員長 一松 政二   参議院議長 松平 恒雄殿  これに関しましては、本委員会調査承認の、ございました、各種公團活動に関する調査を、閉会中尚継続して調査する必要があるという趣の要求でございます。
  7. 木内四郎

    委員長木内四郎君) 商業委員長提出各種公團活動に関する、継続調査要求承認することに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  8. 木内四郎

    委員長木内四郎君) 御異議なしと認めます。
  9. 河野義克

    参事河野義克君) それから商業委員会から更に外國貿易関係産業実相に関する調査という、調査事件についても継続調査要求しております。即ち    継続調査要求書  一、調査事件 外國貿易関係産業実相に関する調査  一、理  由 貿易関係産業調査は、都内所在のものについては、開会中に調査を進めてきたけれども地方にある産業については、閉会中に出張調査することが却つて便宜多きを以て閉会中にもこれを続行することを必要とする。  右本委員会決議を経て、参議院規則第五十三條により要求する。   昭和二十三年六月二十八日       商業委員長 一松 政二   参議院議長 松平 恒雄殿  以上の通りであります。
  10. 木内四郎

    委員長木内四郎君) 商業委員長提出外國貿易関係産業に関する、この継続調査要求承認することに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  11. 木内四郎

    委員長木内四郎君) 御異議なしと認めます。
  12. 河野義克

    参事河野義克君) それから次は電気委員会でございます。即ち    継続調査要求書  一、調査事件 電気事業編成に関する調査  一、理  由 電気事業過度経済力集中排除法の指定を受け、関係法律根本的改正を追られている。然るに本問題は各方面と複雑な関連を有すため、國内意見の分裂を招來し、この公平且つ妥当なる解決には、充分な調査檢討を要するから、本調査を中絶することは内容的にも許されない。よつて國会閉会中も調査継続する必要がある。  右本委員会決議を経て、参議院規則第五十三條により要求する。   昭和二十三年六月二十八日       電気委員長 佐々木良作   参議院議長 松平 恒雄  以上の通りであります。
  13. 木内四郎

    委員長木内四郎君) 電気委員長から提出されました、電気事業編成に関する継続調査要求承認することに御異議ありませんか。    〔「口異議なし」と呼ぶ者あり〕
  14. 木内四郎

    委員長木内四郎君) 御異議ないものと認めます。
  15. 河野義克

    参事河野義克君) 次は決算委員会継続審査要求事件ですが、    継続審査要求書  一、審査事件 昭和二十一年度歳入歳出総決算昭和二十一年度特別会計歳入歳出決算特殊財産資金歳入歳出決算  一、理  由 昭和二十一年度決算は、終戰後混乱状態を反映し、特殊物件処分等幾多愼重審議を要する事項を包含しており、会計檢査院より批難された事項も百七十五件に及び、本会期中に審査を終了することは困難なので、閉会中も継続して審査をしたい。  右本委員会決議を経て、本院規則第五十三條により要求する。   昭和二十三年六月二十九日       決算委員長 下條 康麿参議院議長 松平 恒雄殿  ここで挙げられておりますような決算の内容であると同時に、決算委員会行政機構に関する法案等非常に多くの法案を抱えておりました関係で、決算に関する審査開会中十分行い得なかつたので、閉会中これが審査の万全を期したいということでございます。
  16. 木内四郎

    委員長木内四郎君) 決算委員長提出決算関係継続審査要求承認を與えることに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  17. 木内四郎

    委員長木内四郎君) 御異議ないものと認めます、
  18. 河野義克

    参事河野義克君) 決算委員会からもう一件出ております。    継続調査要求書  一、調査事件 行政機構等に関する調査  一、理  由 本委員会においては、本年一月三十八日議長承認を得て、本件調査に着手したのであるが、本会期中は、決算事後承諾案及び行政機構に関する最要法案審議に專念し、本件調査は十全を期することが困難であつたから、閉会中もなお調査継続して十分なる成果を挙げたい。  右本委員会決議を経て本院規則第五十三條により要求する。   昭和二十三年六月二十九日      決算委員長 下條 康麿   参議院議長 松平 恒雄殿今三十日委員長から左の継続審査要求書を提出した。
  19. 木内四郎

    委員長木内四郎君) 決算委員長提出行政機構等に関する調査継続審査要求承認することに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  20. 木内四郎

    委員長木内四郎君) 御異議ないものと認めます。
  21. 河野義克

    参事河野義克君) 次は治安及び地方制度委員会から継続調査要求が出ております。    継続調査要求書  一、調査事件 治安及び地方制度に関する調査  一、理  由 本委員会においては、本年二月三日議長承認を得て、本件調査に着手し、愼重調査の結果調査完了をみたのもあるが、問題はなお廣汎に亘つており特に地方財政の確立については、今会期中に調査を終ることは困難であるので、閉会中もなお調査継続して充分な成果を挙げたい。  古本委員会決議を経て、参議院規則第五十三條により要求する。   昭和二十三年六月二十九日      治安及び地方制度委員長             吉川末次郎   参議院議長 松平 恒雄殿
  22. 木内四郎

    委員長木内四郎君) 治安及び地方制度委員長から提出されました、治安及び地方制度に関する調査継続審査要求承認することに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  23. 木内四郎

    委員長木内四郎君) 御異議ないものと認めます。  尚議院運営委員長から提出されました議院運営に関する継続審査要求承認に御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  24. 木内四郎

    委員長木内四郎君) 御異議ないものと認めます。
  25. 河野義克

    参事河野義克君) 以上が現在まで常任委員会から出されておる継続審査要求でございます。  次にお諮り申上げるのは、特別委員会継続審査要求でございまして、この特別委員会につきましても、先程國会法四十七條を朗読いたしました通り継続審査はできるのでございます。一應継続審査要求書を朗読いたします。    継続審査要求書  一、審査事件 第九百八十一号 日系の大陸在留孤兒救済に関する請願第千四十号 在外胞引揚促進に関する請願第千百三十四号 引揚同胞対策審議会設置に関する請願第千百七十日号 在外胞引揚促進に関する請願第千百七十四号同第五百二号 台湾引揚者に対する緊急措置に関する陳情第五百二十六号 在外胞引揚促進並びに未復員者家族援護に関する陳情第五百二十九号 青島における居留民立替金の返還に関する陳情第五百四十号 在外胞引揚促進に関する陳情(二件)一、理  由 本委員会においては、数多くの在外同胞引揚問題に関する請願及び陳情審査し、願意の当然なることを思い、在外同胞の一日も速かに帰還完了するよう國民と共に希望しているのであるが今なお、六十九万の同胞が海外に残留している状況である。それが本年結氷期までに完了し難い状勢にあるので更に継続的に委員会活動をなす必要があり又連合國の好意と引揚促進施策に沿う所以であるので閉会中もなお、本件審査して國民の依託に答えたい。  古本委員会決議を経て、参議院規則第五十三條により要求する。  昭和二十三年六月二十八日在外同胞引揚問題に関する特別委員長             中平常太郎   参議院議長 松平 恒雄殿  これは特別委員会からの要求でございまして御承知の通り特別委員会は、会期満了と共に、若しこのような継続審査のようなことがなければ、そこで消滅するべき筋合のものでございます。それでこの特別委員会継続審査をするということは、即ち特別委員会が大体來議会まで継続することになるわけであります。それについて原則として請願陳情を軽視するわけではありませんが、請願陳情、而も相当今度の会期においてすでに採択、不採択の態度を判定し得た請願等について、殊規閉会中まで継続をして審査する必要ありやということを思われる方も若干あると思うのでありますが、これに関しましては、こういう事情あるのであります。それは三月頃でございましたが、在外同胞引揚の特別委員会から、引揚諸捲に対して議員派遣してその実情調査したいという要望がありましたときに、当委員会といたしましては、引揚諸港に立入ることは、関係方面了解を得ることが必要であります関係上その了解が與られるならば、この議員派遣には異議がないということを議決したわけでありますが、そのときは了解を得ませんでしたので、本会議にかける段取りに至らなかつたわけでございます。ところが今回はやはり引揚諸港調査につきまして、ただに関係方面が許容しておるのみでなく、むしろ慫慂しており、是非つて來て貰いたいというようなお話があつたそうでありまして、特別委員会としても是非行きたいということだそうであります。それでそういう関係もありまして、委員会として継続しておる場合には、この関係が非常にスムースになるだろうという顧慮があるのであろうと私は存じております。ただ議員派遣関係を申しますと、そういつた特別委員会、或いは常任委員会でもそうでありますが、母体がなくても、議員として、閉会議長が許可することによつて派遣目的は達し得る、こういうことにはなるのであります。それで一應議員派遣要求書は、すでに現在この特別委員会から出ておりまするが、そういつた事情等をいろいろ御勘案の上、お決め願えれば結構だと思います。
  26. 木内四郎

    委員長木内四郎君) ちよつと速記を止めて。    午前十一時二分速記中止    ——————————    午前十一時二十二分速記開始
  27. 木内四郎

    委員長木内四郎君) 速記を始めて。
  28. 河野義克

    参事河野義克君) それでは在外同胞引揚問題に関する特別委員長からの議員派遣要求書を朗読いたします。    議員派遣要求書  一、派遣目的 引揚諸港における施設並びに厚生対策等を実地調査し、以て今後の引揚同胞対策審議に資する。  一、派遣議員     函館第一班      河崎 ナツ  田村 文吉      矢野酉雄     函館第二班     池田宇右衞門  穗積眞六郎      星野芳樹     舞鶴第一班      淺岡 信夫  北條 秀一    細川 嘉六     舞鶴第二班      山田 節男  宇都宮 登      岡元 義人     東北班      安達 良助  千田  正     佐世保博多班      太田 敏兄  城  義臣     北海道各地収容施設調査班      木下 源吾  木内キヤウ  一、派遣期間     函館第一班 七月十日より七月三十一日までの内十日間     函館第二班 八月十日より八月三十一日までの内八日間     舞鶴第一班 七月十日より八月五日までの内六日間     舞鶴第二班 八月十日より九月十月までの内六日間     東北班   七月十日より七月三十一日までの内七日間     佐世保博多班 九月一日より九月二十日までの内七日間     北海道各地収容施設調査班           七月二十日より八月二十までの内二十日間  一、派遣地 北海道青森縣岩手縣宮城縣福島縣秋田縣山形縣京都府、福岡縣長崎縣  一、費用 概算 六三、二〇〇円     内 訳   議員派遣旅費(一名一日四〇〇円一五八日分)  右本院規則第百八十條により要求す  る。   昭和二十三年六月二十八日在外同胞引揚問題に関する特別委員長             中平常太郎   参議院議長 松平 恒雄殿  それから次に商業委員会関係を朗読いたします。    議員派遣要求書  一、派遣目的 貿易関係産業実情を視察し、関係業者意見を徴し、貿易振興対策の樹立並びに審議に資する。  一、派遣議員     中部北陸東北班      一松 政二  鎌田 逸郎      林屋亀次郎  中川 幸平      油井賢太郎  小林米三郎      廣瀬與兵衞     関西山陽九州班      一松 政二  中平常太郎     大野木秀次郎  黒川 武雄      佐伯卯四郎  島津 忠彦      高瀬荘太郎  一、派遣期間     中部北陸東北班 七月中十四日間     関西山陽九州班 八月中十四日間  一、派遣地 愛知縣滋賀縣福井縣石川縣富山縣福島縣京都府、大阪府、兵庫縣、廣島縣、山口縣福岡縣  一、費用 概算 七八、四〇〇円     内 訳   議員派遣旅費(一名一日四〇〇円十四名一九六日分)  古本院規則第百八十條により要求する。   昭和二十三年六月二十八日       商業委員長 一松 政二   参議院議長 松平 恒雄殿  尚御参考のために申上げますが、議員派遣は、開会中は議院に掛けて決定するわけでありますし、閉会中は議長がこれを許可するのでございますが、その開会或いは閉会というのは、その実際旅行するときの時期を押えていうのか、そういうことを決める時期を押えていうのか、やや疑義があります。併しながら全体の考え方から見まして、成るべくは出張することが開会中にすでに決定しているような場合は、議院全体に諮つて議決した方がよかろう。実際は閉会中であつても、それを決める時期が開会中であつたならば、議院に掛けて議決する方が妥当であろうということから、お諮りを申上げているわけであります。
  29. 木内四郎

    委員長木内四郎君) 在外同胞引揚問題に関する特別委員長から提出されました継続審査要求書と、同じく同特別委員長から提出された議員派遣要求書商業委員長から提出された議員派遣要求書につきましては、更に研究或いは打合せの上決定することに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  30. 木内四郎

    委員長木内四郎君) 御異議ないと認めます。ちよつと速記を止めて置いて下さ。    〔速記中止
  31. 木内四郎

    委員長木内四郎君) 速記を始めて。
  32. 藤井新一

    藤井新一君 継続審査の場合に、議員日当及び旅費についてちよつと研究して置かんと、ここに全部出席せずして日当を支給される場合もあるのか、又はここに出席した者のみに支給するのか、その如何によつて支給規程改正も必要になつて來ますので、ちよつとその点を伺つて置きたい。
  33. 河野義克

    参事河野義克君) 只今藤井委員からお話のありましだ通り閉会継続審査乃至継続調査をいたします場合に、何らかの日当手当乃至は滞在雑費的のものが出るかどうかということは一つの問題でございますが、現行の國会議員歳費旅費及び手当等に関する法律、それからそれに基いてできました國会議員歳費旅費及び手当等支給規程から申しますと、そういつたものは出ないわけであります。それでそういうことがそれでいいかどうか、若しそれらを出す必要があるとすれば、どういう程度で出したものか、又そのためにはどういう手続をとらなければならないかということが一應問題になるわけであります。
  34. 木内四郎

    委員長木内四郎君) ちよつと速記を止めて置いて下さい。    午前十一時二十八分速記中止    ——————————    午後零時十四分速記開始
  35. 木内四郎

    委員長木内四郎君) 速記を始めて……。これにて休憩いたします。    午後三時九分開会
  36. 木内四郎

    委員長木内四郎君) それでは休憩前に引続いて開会いたします。  議長におきまして関係方面とも連絡を取られた上に、法案審議について、本日零時半から常任委員長懇談会を招集されて、各常任委員長法案審議の経過を聽取されました。それによりますと司法委員長は大体十日ぐらいは要る考えであつたけれども、まあ七日ぐらいまでは短縮し得るだろう、或いは場合によつては多少まだそこに伸縮の余地もあるようなことをいつておられました。それから更に決算委員長は、今後三、四日あれば大体それで審議を終了し得るだろう、それから農林委員長は、いつでも差支ない、それから文教委員長は、衆議院から問題になつている法案が回付されて來てから三、四日あれば審議を終了し得るだろう、こういう意見でありました。その他の委員長からは特別御発言はありませんでした。そういうような状態であつたことを私から報告いたしておきます。
  37. 小林次郎

    事務總長小林次郎君) それから衆議院の方へは電話で会期のことを交渉いたしました。ところが運営委員会で、大体五日で行き、たいというふうに決つたので、議長として御相談申上げるという話でございました。
  38. 佐々木良作

    佐々木良作君 五日まで延期という意味ですね。
  39. 小林次郎

    事務總長小林次郎君) 五日間です。一日から五日間です。
  40. 門屋盛一

    門屋盛一君 あと五日ですね。
  41. 河井彌八

    河井彌八君 これは確定ですか。
  42. 小林次郎

    事務總長小林次郎君) 衆議院議長からこちらの議長へそういう御相談かあつたわけなんであります。
  43. 門屋盛一

    門屋盛一君 常任委員長の、この審議状況報告の中で、会期を五日とした場合に問題になるのは、司法だけでございますね。これは何とか話をして貰えば、やはり五日より長くない方がよいのじやないでしようかね。日曜を休まずやるわけですね。
  44. 河井彌八

    河井彌八君 この前会期を延長するときの御相談で、先ず総予算案を完全に議決するために必要な期間を見積つてやる、六月の三十日までということに決めたと考えております。その他の法律案、それは予算案関係のある法律もあります、重要な法律もあると思いますが、六月の十日以後に出たものは、必ず責任を持つて審査を終了することができるかどうか分らんといつたようなお含みがあつたと考えております。ここで会期延長をどうするかという問題、今日のこの苦しい時局において、予算案が非常な難行を続けておる実際を見ますると、やはりこれはどうしても延ばさなければならんということは考え得られるのでありますが、どこまで延ばすかということは予算案が議了できる最短の期日においてしたい、というような考え方をするのであります。衆議院が併し五日と決めて來ると、両院の意見が違いますのでどうなりますか、私は七月の三日ぐらいまででよいのじやないかという考えを持つのでありますが、どんなものでございましよう。    〔「賛成」と呼ぶ者あり〕
  45. 門屋盛一

    門屋盛一君 我々の建前から言えば河井さんの言われるように思うのですが、予算が大体昨日のお話のように、今日中に衆議院を通るというようなことはないらしいので、衆議院予算の通るのが二日の午後になるだろうというようなことも、これは責任者から聞いたのじやないのですが、想像されておるのです。それで見ますと、やはりどうも三日は土曜、四日は日曜ですから、予算を通し放しで、法案が、約束を違えたから何も通らんというわけにも行かないのですから、五日と決めて、九日までの間に通せるだけのものを通して、審議未了ができてもそれは止むを得ないという建前で、もう二日のことですから、五日までに同調した方がよいのじやないでしようか。
  46. 河井彌八

    河井彌八君 少し私の言い方が悪かつたかも知れませんが、やはり予算に伴う重要な法律はこれは通すべきだと考えます。法律の方は遅く出たのは構わないのだという意味で私は申したつもりではありません。要するに予算を中心として適当な審査期間、而もその適当というのはできるだけ短かい審査期間、こういうつもりで申したのであります。申し添えて置きます。
  47. 木内四郎

    委員長木内四郎君) それでは如何でしようか。五日まで会期を延長することにしたら如何かと思いますが御異議ございませんか……
  48. 門屋盛一

    門屋盛一君 もう一つ議長関係方面に行かれまして関係方面の方から別にいつまでというような指示はなかつたのですか。
  49. 木内四郎

    委員長木内四郎君) 議長から伺つたところによりますとそういうことはなかつたのです。五日までということに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  50. 木内四郎

    委員長木内四郎君) それでは御異議ないものと認めます。
  51. 藤井新一

    藤井新一君 絶対的なものですか。あとは絶対できないという條件の下に五日ですか、あなたのおつしやるのは……。それならば賛成します。
  52. 木内四郎

    委員長木内四郎君) 御異議ないものと……
  53. 島清

    ○島清君 賛成する前にちよつとお聞きしたいのですが、再延長などはなかろうという御意見をお持ちですか。
  54. 木内四郎

    委員長木内四郎君) 御異議ないものと認めます。  次に継続審査要求に関する件についてお諮りいたします。
  55. 河野義克

    参事河野義克君) 本委員会の休憩中に司法委員会継続調査要求議決いたしまして、要求して参りましたから朗読いたします。    継続調査要求書  一、調査事件 裁判官の刑事々件不当処理等に関する調査  一、理 由 本委員会においては、本年五月七日議長承認を得て、本件調査に着手し、愼重な調査の結果、調査の対象として予定した事件の中、尾津事件及び松島事件については、一應の結論に達したのであるが、尚その目的を達する段階に到達し得ないので、閉会中なお調査継続して充分なる成果を挙げたい。  右本委員会決議を経て、本院規則第五十三條により要求する。   昭和二十三年六月三十日       司法委員長 伊藤  修   参議院議長 松平 恒雄殿
  56. 木内四郎

    委員長木内四郎君) 司法委員長の方から提出されました、裁判官の刑事々件不当処理等に関するこの継続調査要求を、承認することに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  57. 木内四郎

    委員長木内四郎君) 御異議ないものと認めます。
  58. 河野義克

    参事河野義克君) 経済統制調査特別委員会夜直に関する決議案というのが中川以良君外五名即ち高橋龍太郎君、一松政二君、稻垣平太郎君、中西功君、栗山良夫君から発議せられ本委員会に付託されました。  これは経済統制調査のため特別委員会を設置して、この決議の内容のごとく委員会運営をなし、その調査を完了したということでありますが、内容といたしましては、発議者の中川委員が来ておられますので説明をお聞きになつたらと存じます。  ちよつとそれでは決議案の案文を朗読いたします。  経済統制調査特別委員会設置に関する決議案  現行の経済統制については、その範囲、機構及び運営方法等において改善を要する点が少なくない。而して経済統制が当を失するときは、生産意欲を阻害し國民の道義観念の低下を招き経済の復興を妨げることとなる。  よつて、これらの点につき検討を加えて必要な是正を図ることが刻下の急務であるに鑑み、本院は次のごとき要領による超党派的経済統制調査特別委員会を設置し、もつて経済統制改善の方途を講ずるものとする。  一 経済統制調査委員会議長の指名する二十五人の委員をもつて構成する。  二 委員会は、経済統制の企画と実施とに関係ある官公廳、公園、金融機関等につき、物資の割当、生産、出荷、輸送配給、資金、價格その他に関する統制実施の状況及びその適否を調査し、整理改善を要すると認めるものについては、政府をして速かにこれが是正の実をあげしめると共に、國会においても立法その他必要な措置を講ずるものとする。  三 委員会は、國会会期中の外、閉会中においても調査継続し、会期中たると閉会中たるを問わず、必要と認めたる場合には、証人の出頭又は帳簿書類の提出を要求すること、かできるものとし、これに伴う所要の経費を支出することができるものとする。  四 委員会には臨時に調査のため必要な職員を置くことができる。  五 委員会費用は月平均五十万円を超えてはならない。費用を支出する場合は、委員長又は委員長が指名する理事の請求により、議長は、参議院の予備費よりこれを支拂うものとする。  六 委員会は、調査の進行に関し会期中は毎月中間報告を議院に提出し、爾後成るべく早い時期に最終報吉書を提出するものとする。右決議する。
  59. 木内四郎

    委員長木内四郎君) 中川議員から説明を聽かれることに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  60. 中川以良

    ○委員外議員(中川以良君) 只今朗読になりましたところの経済統制調査特別委員会設置に関する決議案、これにつきまして発議者の一人といたしまして簡単に御説明を申上げます。  從來私共が経済統制によりまする今日の各生産部門又配給部門等の状態を見まするに、最近はどうも統制によりますところのプラスの面よりも、そのマイナスの面の方が非常に大きく現われておるということを痛感するのでありまして、無論今日の敗戰の祖國といたしまして経済の再建に國民が努力しておりまする際に、殊に諸重要物資が十分にない、絶対量が不足しておりまする際には、当然これは計画経済を以ちましてこれに統制制度を加えて、これを強化いたすということは当然とるべき方途であるのでありまするが、併しながらこれは行政のやはり能力におきまするところの限界もございまするし、又この統制の機構なり何なりその他運営の方法等につきましても、刻々に移り行く一切の生きた経済状態に即應いたしまするところの、運営をして行かなければ統制の効果は挙げ得ないと存じまして、最近いろいろな矛盾をいたしまする点、不合理の点、又官僚独善になり過ぎまして、官僚が確信のない統制をしている、こういう弊害によりまして生ずるところの結果は、國民の道義を頽廃させ又生産を阻害し、更にはこれがインフレの因を作るというようなことになるのでございまして、私共は早くからこの点何とか國会が取り上げまして、一つ一つにつきまして、現実の問題を捉えて檢討いたしまして、是正をすべきものは是正改善をいたしまして、今日の日本の経済の復興に役立たせるということが必要で、あろうということを考えておつたのであります。勿論これは統制経済の原理、イデオロギーを云々いたしまして、その是非を論ずるものでは決してないのでありまして、飽くまで超党派的立場に立ちまして、そうして公正に明朗に厳正なる委員会運営をいたしまして、只今申しましたごとく日本の経済の再建、更には國民生活の安定に資するということが目的でありまして、過般この点につきまして多数各派の方々の御賛同を得まして、関係筋に参りまして私が御説明を申上げましたるところ、御了承を願いまして、更に当初私が持つて参りました決議案は大体前段だけのようなものであつたのでございまするが、特別委員会を作るならば、もう少し詳細なるものを決議案にきつちり載せなければいけないという御示唆を頂きまして、更に案文を作り直しまして一、二、三、四、五、六の項目を加えまして再度御相談を申上げましたところ、これに対しまして何ら御異議なく大体了承をされたような次第であります。只今申上げましたような全く國家の現在の経済状態の混乱するのを憂えまして、ここにかような特別委員会を作るということは、それは参議院としまして、本院独特の立場から最もふさわしい委員会の存在であろうと存じて、この決議案を提出いたしましたゆえんでございます。どうぞよろしく御審議を願います。
  61. 木内四郎

    委員長木内四郎君) 本件について何か御質問なり御意見がありますか。
  62. 佐々木良作

    佐々木良作君 これは特別委員会設置の決議案だろうと思うのですけれども、項目の三以下三、四、五、六というような問題は、これは特別委員会運営方法その他具体的な問題が入つてつて、特に経費の問題その他は外の関連もありますし、ここで一遍に決めるのがいいのか悪いのか、決めかねると思うのですが、こういうように特別委員会を設置する場合に、何回報告書を出すとか出さんとかいうような具体的な問題まで、これをくつつけて審議すべきものですか。これを含めんと工合が悪いのかどうか、ちよつとお伺いしたいのです。ちよつと補足しますが、普通の委員会ですと一般の常任委員会の制度に倣つて國会への報告義務も大概決つているわけで、それで特別な方法で三、四、五に規定してあるわけですが、こういう今特にこの特別委員会設置が必要であるかどうかということと、こういうことを一遍にここで決めていいかどうかという問題と、二つちよつと聞きたいと思うのです。
  63. 木内四郎

    委員長木内四郎君) 只今佐々木委員の言われたように、この決議特別委員会を設けるということと、閉会中の継続審査の問題と、委員会調査のために必要な職員を置くということと、経費支弁の問題と、報告の問題と、こういういろいろな問題を包含していると思うのですが、そういう問題について只今佐々木委員からの質問について、何か委員部長からお述べがありますか。
  64. 中川以良

    ○委員外議員(中川以良君) 只今の御質問は御尤もと存じます。私もさような考え方をいたしまして、当初は前段の決議文だけを作つたのでありまするが、今後の決議案というものは、できるだけ詳細にやるいろいろな事項につきまして、規定決議案の中にしろ、殊に費用の点等はここにはつきり明示して書くべきであるというような意見もありましたし又この問題は緊急を要する問題で、一刻も猶豫できない問題であるので、当然閉会中もこれは勉強して継続すべきであるというように考へた次第であります。
  65. 藤井新一

    藤井新一君 中川委員の説明の中に、この経済統制調査特別委員会は緊急必要であるということを申されたが、どの点が経済中の緊急必要事かを、もう少し要点を添えて聞きたいのでありますが。
  66. 中川以良

    ○委員外議員(中川以良君) それはでございますね、現在も、当然今日からでも改善をいたしましたならば、國民の生活の安定にもなるし、又生産の増強にも役立つものがあることはいろいろ沢山あると思います。そういうものにつきまして、できるだけ早く檢討を加えて、それの改善の方途を講ずる必要があろうと、こういう考え方から申した次第であります。
  67. 竹下豐次

    ○竹下豐次君 ちよつと中川さんにお尋ねしたいのですが、この決議が通るということになりますれば、直ぐに特別委員会が設立される。そうすると閉会中でも直ぐに活動を開始されるという御希望なんでありますか、或いは次の会期から新らしくお始めになるのですか、如何ですか。
  68. 中川以良

    ○委員外議員(中川以良君) 今の御質問に対しましては、先程も申しましたごとく、本國会中に委員会が設立いたしましたら、直ちに休会中も継続いたしまして委員会の使命を果すべき活動をするということに考えております。これは当然折角こういうものができましたならば、やはり休会中も皆が勉強いたしまして、一刻も早く國家のためになるようなことであるならば、懸命に努力すべきじやないかというように考えて居ります。
  69. 竹下豐次

    ○竹下豐次君 それにつきまして、もう一度細かくお尋ねしたいのですが、この問題は私なども非常に大事な問題でありまして、そうして急いで成るべく早く解決しなければならん問題だと思います。その点は私もよく分るつもりでおりますが、この問題につきましては、資本主義的な考え方を持つておる人と、社会主義的な考え方を持つておる人によつて相当に意見の開きが起り得る問題じやないかと、かように考えます。ところがもう間もなく五日六日から閉会になるということになりますというと、会期も長く続いた今日のことでありまするから、議員の多数の人は長い間の私用も重なつておる。その外いろいろな変動もある、予定もあつて、この休暇を当てにしておられる人が可なり多いのじやないか。それでそういう差支のない人が比較的少ないことになると、その中から公平に、しかもこの問題。調査に適当な委員を選ぶことについて狭い範囲から選ばなきやならないということになると、本当に顔揃えがよくできるかどうかということが、私はちよつと氣になるのでございますがね。それで急がなきやならないことは分つておりますけれども、仮にその顔揃えがよくできない心配があるとすれば、少々延ばしても、秋頃臨時議会でも招集されるという見込みがあるならば、その時に皆勢揃いしたときに、しつかり委員も選定して、そうして活動を開始されるということも一つの方法じやないか。大体すでに六日、七日からでもお始めになると、初めから関係し いというと、委員の人はちよつと途中から関係しちや、この調査は非常に困難な問題である。不完全な調査になります。そういう気遣いがありますので、ちよつと伺いたいと思います。
  70. 中川以良

    ○委員外議員(中川以良君) 今の仰せは御尤もだと私も存じております。かような決議案を今日出すということは、すでに遅きに失しておると私は存じおる次第でありまして、たまたまいろいろ事情で、休会直前になりましたということは、非常に遺憾に存じております。併し一應こういうことが認められた以上は、やはりできるだけ公平に一つ各委員の御選出を願いまして、只今の御趣旨に副うように、皆様がやはり勉強して頂くということに行きますよりいたし方がないように存じております。勿論これは統制経済、いろいろ義務を論ずるとか、権利を掘り下げて議論を闘わすという討論会的になつてはいけないと存じまして、現実を捉えまして、その是非を論ずる。だから現在の統制経済における欠陥を探して行くという意味合いの下に行きたいと思います。
  71. 櫻内辰郎

    ○櫻内辰郎君 これは五十万円という月額を超えてはならないとしてありますけれども、大体五十万円出るものとして、参議院予備費からこれを支拂うことができかどうか。それから予備費というよりも、必要であるというならば、予算を組んで、むしろ大藏省へ請求すべきものではないかとこう私は考えるのですが、事務当局の御意見も参考に伺いたいと思います。
  72. 近藤英明

    参事(近藤英明君) 経費のことにつきましては、私共といたしまして五十万円の月平均とございますが、何ヶ月間継続いたすかということが、先ず第一の問題になると思います。一ヶ月五十万円になり、閉会中次の議会になるまでずつと続くか。仮にこれから十一月までとすると、五ヶ月で二百五十万円になりまして、参議院予備経費五百万円として本年度予算の半額に達しますので、これはちよつと予備経費といたしますと荷が重過ぎる計算ではないかと考えます。予備経費といたしますよりも、予算補正の方が事務的に申しますれば、つまり追加予算を取つて、この経費を支弁するということが妥当ではなかろうかと一應存じます。  それから仮に追加予算が出るまで取敢ず予備経費で取るが、補正予算が出ればそれに振替えるというようにして、少くとも終始予備経費で支弁するということはどうかと存じます。  それからもう一つ、私共ここで一應疑問といたして置きますのは、五十万円の内訳がどうかということをはつきりして置かなければならんということ、それから期間の問題、それから予備経費をここで議決によりまして、かように議決なつた場合に、この予備経費の五十万円の限度までは、直ちに議院運営委員会承認ありしものと見られるかという問題、この予備経費の支出につきましては、御承知の通り議長がこれを管理し、議院運営委員会議決を経なければならないことになつておりますが、先ず議院運営委員会の事前承認ありしものと見るか。序でにこの議決なつた場合に、継続調査議決も亦あつたものと法律的に解釈できるか、とこういうような問題が一應考えられていいのではないかと思います。
  73. 木内四郎

    委員長木内四郎君) ちよつと速記を止めて貰いたい。    〔速記中止
  74. 木内四郎

    委員長木内四郎君) 速記をとつて。  それでは本案につきましては十分研究をして頂きたいということにしまして、もう少し研究することにいたしたら如何かと思いますが、御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  75. 木内四郎

    委員長木内四郎君) 御異議ないものと認めます。
  76. 佐々木良作

    佐々木良作君 議長宛に提出されたものが、この委員会に付託されて、それが審議になつておるということですか。
  77. 木内四郎

    委員長木内四郎君) そうです。
  78. 佐々木良作

    佐々木良作君 そうすると、子の委員会で研究するということですね。そういうように了解していいのですね。
  79. 木内四郎

    委員長木内四郎君) そうです。外に御発言がなければ、本日はこの程度で散会いたしたいと思います。    午後三時五十二分散会  出席者は左の通り。    委員長     木内 四郎君    理事            藤井 新一君            河井 彌八君            竹下 豐次君    委員           一            天田 勝正君            島   清君            松本治一郎君            淺岡 信夫君            黒川 武雄君            左藤 義詮君            大隈 信幸君            門屋 盛一君            櫻内 辰郎君            梅原 眞隆君            木下 辰雄君            鈴木 憲一君            徳川 宗敬君            堀越 儀郎君            板野 勝次君            佐々木良作君   委員外議員    在外同胞引揚問題に関する特別 委員長        中平常太郎君            中川 以良君   —————————————    議長      松平 恒雄君   —————————————   事務局側    事 務 総 長 小林 次郎君    参     事    (事務次長)  近藤 英明君    参     事    (法制部長)  川上 和吉君    参     事    (委員部長)  河野 義克君