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1948-06-19 第2回国会 参議院 議院運営委員会 第51号 公式Web版

1. 会議録情報 0

   昭和二十三年六月十九日（土曜日） 　　————————————— 　　本日の会議に付した事件 ○議案の付託に関する件 ○決議案の撤回に関する件 ○陳情の取扱いに関する件 　　————————————— 　　　午前十一時四十六分開会

2. 木内四郎 1

   ○委員長（木内四郎君）　これより委員会を開会いたします。議案の付託に関してお諮りいたしたいと存じます。議事部長より説明いたさせます。

3. 寺光忠 2

   ○参事（寺光忠君）　地方財政法案をいずれの委員会に付託すべきかについてお諮り願います。

4. 木内四郎 3

   ○委員長（木内四郎君）　只今議事部長より説明のありました件について御意見のある方はお述べを願います。

5. 門屋盛一 4

   ○門屋盛一君　本法案は治安及び地方制度委員会に付託し、関係委員会と連絡の下に審議することとしては如何ですか。

6. 木内四郎 5

   ○委員長（木内四郎君）　只今の門屋君の御意見通り御異議ございませんか。 　　　〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

7. 木内四郎 6

   ○委員長（木内四郎君）　御異議ないものと認めます。

8. 寺光忠 7

   ○参事（寺光忠君）　次に放送法案をいずれの委員会に付託すべきかについてお諮り願います。尚念のために申上げますが、本法案については、通信、文化両委員長からそれぞれ付託方を要望されて來ております。

9. 木内四郎 8

   ○委員長（木内四郎君）　只今議事部長より説明のありました件について御意見のある方はお述べを願います。

10. 堀越儀郎 9

    ○堀越儀郎君　本法案は通信施設に関係がありますから、通信委員会に付託するのが適当と存じます。

11. 門屋盛一 10

    ○門屋盛一君　参議院規則第七十四條に規定されている文化委員会の所管事項中にラヂオ放送に関する事項とあるのは、單に放送のプログラムに止まらず、もつと廣い範囲を意味するものとかんがえらますので、本法案は文化委員会に付託するのが適当と存じます。

12. 鈴木憲一 11

    ○鈴木憲一君　本件については文化、通信両委員長から直接御意見を伺うとしては如何ですか。

13. 木内四郎 12

    ○委員長（木内四郎君）　只今の鈴木君の御意見に御異議がなければ、これより両委員長の御出席を求めることとして、両委員長がお揃いなるまでの間他の案件を審議したいと存じます。

14. 寺光忠 13

    ○参事（寺光忠君）　先日の委員会において一應決定されました諸派の取扱いに関して、社会革新党から控室に看板を掲げることを要望されて來ておりますので、これを如何いたすべきかをお諮り願いたいと存じます

15. 梅原眞隆 14

    ○梅原眞隆君　交渉團体との混同を避けるためにも、それらの会派は諸派として看板を掲げるのが適当だと存じます。

16. 鈴木憲一 15

    ○鈴木憲一君　公党としての各派を、個別的に認めないということはどうかと存じます。

17. 木内四郎 16

    ○委員長（木内四郎君）　いろいろ御意見もあるようでありますが、本件の審議はこの程度にして更に檢討することとしては如何ですか。 　　　〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

18. 木内四郎 17

    ○委員長（木内四郎君）　御異議ないものと認めまして、次の案件に移ります。

19. 寺光忠 18

    ○参事（寺光忠君）　議院吉川末次郎君及び中井光次君発議の地方出先機関の整理に関する決議案について、発議者から撤回の要求がありましたので、その取扱い方についてお諮り願いたいと存じます。

20. 左藤義詮 19

    ○左藤義詮君　先例はありますか。

21. 寺光忠 20

    ○参事（寺光忠君）　参議院では先例はございませんが、衆議院においては、本会議及び委員会共に議題となつていない決議案はその承認なしに返還した例がございます。

22. 木内四郎 21

    ○委員長（木内四郎君）　ちよつと速記を止めて。 　　　〔速記中止〕

23. 木内四郎 22

    ○委員長（木内四郎君）　速記を始めて。それでは本件については本会議及び委員会共に未だ議題となつていない決議案は、本会議及び委員会の承認なしに撤回し得ることとし、只その旨を議院運営委員会に報告することとして御異議ございませんか。 　　　〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

24. 木内四郎 23

    ○委員長（木内四郎君）　御異議ないものと認めます。

25. 寺光忠 24

    ○参事（寺光忠君）　陳情書の内容が多岐に亘つているため審議に困難を感じさせるものがあり、かような陳情書は付託を行わずに送付することとしては如何かと存じますので、この点お諮り願いたいと存じます。

26. 木内四郎 25

    ○委員長（木内四郎君）　ちよつと速記を止めて。 　　　〔速記中止〕

27. 木内四郎 26

    ○委員長（木内四郎君）　速記を始めて。種々御意見があるようでありますが、本件は更に庶務小委員会で研究することとしては如何でせうか。 　　　〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

28. 木内四郎 27

    ○委員長（木内四郎君）　御異議ないものと認めます。通信、文化両委員長がお揃いになりましたので、放送法案の付託に関する審議を続行したいと存じます。

29. 深水六郎 28

    ○委員外議員（深水六郎君）　逓信省官制に徴して見ても本法案は当然通信委員会に付託さるべきものと存じます。

30. 山本勇造 29

    ○委員外議員（山本勇造君）　参議院規則第七十四條規定の文化委員会の所管事項中に、ラジオ放送に関する事項があること、又嘗て放送事業に関する請願が文化委員会に付託されたこと、更に又文化委員会の各委員がいずれも付託を強く希望していること等の理由を以て、本法案はこれを文化委員会に付託されんことを希望いたします。

31. 門屋盛一 30

    ○門屋盛一君　放送事業を一新して、それによつて文化を復興するという意味において文化委員会に付託されることが適当であると存じます。

32. 木内四郎 31

    ○委員長（木内四郎君）　それでは本件は法案を檢討した上で、更に次回において協議決定することとしては如何でせうか。 　　　〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

33. 木内四郎 32

    ○委員長（木内四郎君）　御異議ないものと認めます。委員会はこれを以て散会いたします。 　　　午後零時二十八分散会 　出席者は左の通り。 　　　委員長　　　　　木内　四郎君 　　　理事 　　　　　　　　　　　藤井　新一君 　　　委員 　　　　　　　　　　　松本治一郎君 　　　　　　　　　　　淺岡　信夫君 　　　　　　　　　　　黒川　武雄君 　　　　　　　　　　　左藤　義詮君 　　　　　　　　　　　平沼彌太郎君 　　　　　　　　　　　大隈　信幸君 　　　　　　　　　　　門屋　盛一君 　　　　　　　　　　　梅原　眞隆君 　　　　　　　　　　　鈴木　憲一君 　　　　　　　　　　　堀越　儀郎君 　　　　　　　　　　　岩間　正男君 　　委員外議員 　　　通信委員長　　　深水　六郎君 　　　文化委員長　　　山本　勇造君 　　事務局側 　　　参　　　　　事 　　　（事務次長）　　近藤　英明君 　　　参　　　　　事 　　　（議事部長）　　寺光　　忠君 　　　参　　　　　事 　　　（委員部長）　　河野　義克君