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左藤義詮君
会期の問題は昨日から懸案に
なつておりますが、その前に私共としては、若しどうしても延長しなければならんならば、例えば
政府が
言明したごとく二十日には必ず本
予算を出すというようなこと、
法案の
提出期日ということについて、私は昨日、
芦田総理の御
出席を求めて釘を刺してだらだらしないように
はつきりしてこのことを決めたいと、このことを私申出たのでありますが、いずれ明日に延ばすということでありましたが、
新聞によりますと、
総理は昨
日出出発をされて十日まで
地方遊説に出ておられる、かように伺いますが、若し
眞実で、ありますならば、これ程
政府が
会期の問題について
参議院に心配を掛けて、それが決定しないのに、
地方遊説に出ておられる。殊に今日の一日々々は百五十日の長きに亘る
会期で解決できなか
つたので延長しなければならない程重要な本
予算編成という問題を持
つている。そういう時期に五日間もいない、
総理が留守にせられるということにつきましては、相当私はこれは重大な事態だと思うのであります。そういう点につきまして、
会期の問題を議するに当りまして、昨日私がお願いしましたごとくに、
総理がおられませんでしたならば、副
総理なり
官房長官なりの御
出席を
願つて、
政府が一体どこまで誠意を持
つておられるか、それを質した上でこの問題に対する
参議院の
態度を決めることにしたいと思います。