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議長(
松平恒雄君) 昨日正午過ぎでございましたが、
片山総理大臣が
参議院に見えまして
議長室に來られたのでありまするが、その時に総
辞職のことを話されまして、今朝即わち昨日の朝辞表を陛下に奉呈した。ついては
あとの
収拾のことに關しては両院において善處して貰いたい、こういうことを正式に話されました。それから又文書にても正式に
總辞職のことを通知がありましてこれも受領をいたしました。
それからその前日
マツカーサー元帥を六時頃訪問されて、そして
司令部の方にも
總辞職のことを通知され、尚その際
マツカーサー元帥から
あとの
収拾のことについても聽かれたけれども、それはすべて
國會の方に一任するつもりだということを
マツカーサー元帥に答えて置いたという
お話がありました。
それからその後に
松岡衆議院議長も來訪せられまして、大體この問題について、
交渉委員會、それから
運營委員會に話されたことを述べられて、そうして今後
参議院と密接なる連絡を保ちながら
あとの
収拾の方法について協力して進んで行こう、こういうことを申されました。私も勿論これにに
賛成をいたしておつたのであります。それで今日は大體そのことだけ申上げて置きまして、どういうようなふうにこの問題を取扱
つて行くかということについて、まだ決定的でなくとも御
意見を伺うことができれば仕合せだと考えてお諮りをいたしたような次第であります。