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1947-12-11 第2回国会 参議院 議院運営委員会 第2号 公式Web版

  1. 会議録情報

    昭和二十二年十二月十一日(木曜日) ————————————————   本日の会議に付した事件 ○議員派遣要求に関する件 ○國会休会に関する件   —————————————    午後二時三分開会
  2. 木内四郎

    委員長木内四郎君) それでは只今より委員会を開きます。議員派遣要求承認の件についてお諮りいたします。委員部長から御説明いたします。
  3. 河野義克

    ○参事(河野義克君) 只今在外同胞引揚問題に関する特別委員会から議員派遣要求書が提出されましたから、ここでお諮りを願います。議員派遣要求書を朗読いたします。 一、派遣の目的 北海道及び東北四縣における引揚者の受入施設等を実地調査して、今後の在外同胞引揚問題の審議に資する。 一、派遣議員 北海道班 木下源吾山田節男淺岡信夫北條秀一        東北班 木内キヤウ穗積眞六郎千田正一、   派遣地 北海道青森縣岩手縣 秋田縣宮城縣 一、費用概算一六、〇〇〇・内訳、  議員派遣旅費一名につき四百円六名  七日分右本院規則第百八十條により要求する。  昭和二十二年十二月十一日  在外同胞引揚問題に関する特別委員会       委員長 中平常太郎   参議院議長 松平恒雄殿
  4. 木内四郎

    委員長木内四郎君) 御質問、御意見ありましたら……、(「異議なし」と呼ぶ者あり)この議員派遣要求承認を與えることに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  5. 木内四郎

    委員長木内四郎君) 御異議ないものと認めます。それから尚この際お諮り願つて置きたいのは、休会の問題でありまするけれども、本日政府から提出される議案がすべて審議を終了してしまいますれば、明日から、又万一のことがありますれば、議案の終了した次の日から一月の二十日まで休会することに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  6. 木内四郎

    委員長木内四郎君) それではそういう條件附で予め御了解して置いて頂きたいと思います。  他に皆さんの方から議案がありませんでしたら、この程度で散会いたしたいと思いますが……。
  7. 藤井新一

    藤井新一君 庶務関係の方から申上げますが、議院運営委員各位が、参議院のいろいろなる事業及び法制各條に関しての予算その他の御希望のものがあれば、私まで届出をお願いいたします。というのは來るべき通常議会においての最初の予算を組む編成の関係上先ずそれを知つて置く必要もあるし、又それを材料として、いろいろなる計画を作る必要がありますので、どうか御遠慮なく十分なる予算を取つて参議院拡充を図りたいから一つ宜しくお願いいたします。
  8. 竹下豐次

    竹下豐次君 一つあなたにお尋したいのですが、議員の宿舎ができますね。ところが事務当局人たちがこの間のように、晩に泊らなければならないというようなことが起つて來るわけですが、そういう場合の施設は何かお考えになつて、何か御計画の中に入つておりませんでしようか。
  9. 藤井新一

    藤井新一君 それは最近この前の議院運営委員会において決定したところの面会室というのが今度建設されることになつておりますので、その部屋を当てるつもりでありまするが、というのは面会ばかりでなく、その部屋には疊を敷いて、其処で泊まれるような設備を設けたいと思つて事務当局者へもその旨を傳えて置きますが恐らく竹下委員の御希望通り部屋ができ得ると考えます。
  10. 竹下豐次

    竹下豐次君 相当数泊り込みができることになりますか。
  11. 藤井新一

    藤井新一君 そういうようなつもりで設計をしておりますが、この竹下委員希望のように設計いたしますよう事務当局者の方にも申入れます。
  12. 佐佐弘雄

    佐佐弘雄君 これは些細のことですけれども、二三の方から聞かれたのでありますが、あなたに何かお尋するのは御迷惑かも知れませんが、衆議院の方では何か旅費が出たということですが。
  13. 木内四郎

    委員長木内四郎君) ちよつと速記を止めて。    〔速記中止
  14. 木内四郎

    委員長木内四郎君) 速記を始めて。
  15. 木下源吾

    木下源吾君 第一囘の國の経験に徴して、第二囘の國会運営について第二囘の國会をどういうふうに運営するかということについて根本の方針につきましてのなにか協議がありましたか。
  16. 木内四郎

    委員長木内四郎君) 第二囘の國会運営全般の問題についてはまだありません。若しあつたとすれば、例えば今度の休会の問題ですね。そういう問題は差当りやりましたが、それから後の問題については、今日までのところ、まだこの委員会においては、協議はありません。直接にはこの問題についてはありません。
  17. 木下盛雄

    木下盛雄君 どうせ、再開の場合に運営委員会をやると思いますが、その場合に私はいろいろ希望したいと思つておりますが、第一の問題は自由討議ですね。あれはもう殆んど出席者も少くて、有名無実、まあ仕方がないからやつておるというような恰好であつて甚だ遺憾に思うので、この間総合燃料対策自由討議があつて、そのときから決議があつたと思うのです。少くとも三囘に一囘ぐらいは、ああいう決議をするような形式にすれば、発言者も熱意があるだろうし、出席者も共鳴を以て聞くだろうし、大変結果がよいだろうと思いますが、そういうことを考慮して貰いたいのが第一点、第二点は委員会ですね。これは専門調査員も配置されておるし、少しながら書記もおる。これを拡大強化することは、非常に必要だと思いますが、これは單に議案審議だけではないと思います。委員会独自の、ここにいろいろ、米の問題を研究して、そうして政府の施策に監督かたかた援助するというようなふうに、委員会としては持つて行くべきだと思いますが、それを殆んど議案に忙殺されて一向そういうことはやつていない。専門調査員あたりでも、一人ぐらいいるようであるけれども、充実してない。併し我々は、専門調査員書記も殖やしてもらいたいという希望を持つている。そういう点も、運営委員会で関心を持つて頂きたい。  もう一つは、どうも議案政府から廻り方が、衆議院に非常に多く、参議院に少ない、もとより予備審査もあるがもう少し政府に対して、適当な議案の囘付方を委員会において要望して頂きたい。從つてこれは、特に総理大臣に御一考をお願いしたい。  いろいろありますけれども、それだけ再開劈頭において申上げます。
  18. 木内四郎

    委員長木内四郎君) 今木下委員からお話なつた点は、非常にいずれも重大な問題でありまして、この運営委員会としても、大いに研究して参らなければならない問題だと思います。自由討議の題目の選び方、或いはその運び方等については、これはいずれ休会明け自由討議を行う際に、とくと皆様方に御相談したいと思います。  それから更に専門調査員の問題に関連して更に専門調査員だけでなく、議会調査機構拡充の問題を、この委員会としても、かねて特別の委員会を設けて研究して参りましたし、今後もまた小委員会を設けまして、研究することになつておりますから、そのことで御研究願います。  尚議案の提出については、昨日も総理大臣に、いろいろな質問もあり、注文もあつたが、この委員会としては、たびたび政府に対してできるだけの多くの法案を参議院先議にして廻してもらいたい。出す時期を大いに氣をつけてもらいたいということをかねがね申し入れておりますが、今後共皆様方の研究を頂きまして、そのことを研究し、且つ実現を図つて参りたい、これは休会明けにそのことをいろいろ御相談をお願いします。
  19. 竹下豐次

    竹下豐次君 最後お話最後のその申入れですね。口頭で申し入れることはあつたと思いますが、なにか書面ででもはつきり、少し窮屈過ぎるかも知れませんが、そんな必要はありませんか。
  20. 木内四郎

    委員長木内四郎君) ちよつと速記を止めておいて下さい。    〔速記中止
  21. 木内四郎

    委員長木内四郎君) 速記を始めて。若し外に御発言がなければ、今日は、この程度で散会したいと思います。    午後二時十六分散会  出席者は左の通り。    委員長     木内 四郎君    理事            藤井 新一君            河井 彌八君            竹下 豐次君    委員            天田 勝正君            塚本 重藏君            松本治一郎君            黒川 武雄君            木下 辰雄君            佐伯卯四郎君            佐佐 弘雄君            徳川 宗敬君            佐々木良作君   事務局側    参     事    (委員部長)  河野 義克