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1948-05-18 第2回国会 衆議院 予算委員会 第20号
公式Web版
会議録情報
0
昭和
二十三年五月十八日(火曜日) 午前十一時十四分
開議
出席委員
委員長代理
理事
小島
徹三君
理事
庄司
一郎
君
理事
川島 金次君
理事
今井
耕君 東
舜英
君 磯崎
貞序
君 角田 幸吉君 上林山榮吉君
古賀喜太郎
君 島村
一郎
君
鈴木
正文君 本多 市郎君
西村
久之君 岡田 春夫君
加藤シヅエ
君
田中
松月君 中崎 敏君
米窪
滿亮
君 押川 定秋君 川崎 秀二君
小坂善太郎
君 高橋 長治君 長野重
右ヱ門
君
大原
博夫
君 野坂 參三君
出席國務大臣
大 藏 大 臣
北村徳太郎
君
出席政府委員
大藏政務次官
荒木萬壽夫
君
大藏事務官
福田
赳夫君
委員外
の
出席者
專門調査員
芹澤
彪衞
君
專門調査員
小竹 豊治君
—————————————
五月六日
西村榮一
君、
川野芳滿
君、
山崎岩男
君、五坪茂 雄君及び
馬越晃
君が
委員
を辞任した。 同月七日
大原博夫
君が
議長
の
指名
で
委員
に
補欠選任
され た。 同月十七日
松本瀧藏
君及び
田中源三郎
君が
議長
の
指名
で委 員に
補欠選任
された。 同月六日
鈴木茂三郎
君が
議長
の
指名
で
委員長
に
補欠選任
された。 同月十八日
理事庄司一郎
君及び
川野芳滿
君の
補欠
として庄
司一郎
君及び
今井耕
君が
理事
に当選した。
—————————————
五月十五日
昭和
二十三年度
一般会計暫定予算補正
(第三 号)
昭和
二十三年度
特別会計暫定予算補正
(特第二 号) の審査を本
委員会
に付託された。
—————————————
本日の
会議
に付した事件
理事
の
補欠選任
に関する件
昭和
二十三年度
一般会計暫定予算補正
(第三 号)
昭和
二十三年度
特別会計暫定予算補正
(特第二 号)
—————————————
小島徹三
1
○
小島委員長代理
ではこれより
会議
を開きます。 お諮りしたいことがあります。
理事鈴木
彌五郎君が三月三十一日
理事庄司一郎
君が四月一日、
理事川野芳滿
君が五月六日それぞれ
委員
を辞任されまして目下
理事
が三名欠員と
なつ
ております。
庄司一郎
君は四月六日再び
委員
となられましたので、このうちとりあえず二名の
理事
の補充をいたしたいと思いますが、
委員長
において
指名
するに御異議ありませんか。
小島徹三
2
○
小島委員長代理
御異議がなければ、
庄司一郎
君、
今井耕
君を
理事
に御
指名
いたしたいと思います。
—————————————
小島徹三
3
○
小島委員長代理
引続きこれより
昭和
二十三年度
一般会計暫定予算補正
第(三号)及び
昭和
二十三年度
特別会計暫定予算補正
(特第二号)の両案を
一括議題
といたします。
大藏大臣
の
説明
を求めます。
北村徳太郎
4
○
北村國務大臣
今回
提出
いたしました
昭和
二十三年度
一般会計暫定予算補正
(第三號)及び
昭和
二十三年度
特別会計
定
暫予算補正
(特第二號)につきまして、御
説明
申し上げたいと存じます。
昭和
二十三年度
予算
につきましては、諸般の事情により、本
予算
の
編成
が遅延いたしましたため、
さき
に両三度にわたり、
暫定予算
により、四月分及び五月分の
歳入歳出
につき御
審議
を煩わした次第でありまして、内閣といたしましては、六月につきましては、
暫定予算
による必要なからしめる所存をもちまして、鋭意本
予算
の
編成
に努力いたし、その大綱を本月十日閣議決定いたした次第でありますが、
関係方面
への手続と、
予算計数
の
整理等
の
事務
のため、本
予算案
の
國会提出
には、なお若干の時日を必要といたします
見込み
でありますので、ここにやむなく本年六月分として必要な
予算
につきまして、
昭和
二十三年度
暫定予算補正
第三号)及び(特第二号)を
編成
いたしまして、
提出
御
審議
をお願いいたすことと相
なつ
た次第であります。 この
暫定予算補正
の
編成方針
は、
さき
に御
審議
を経て成立いたしました本年四月及び五月分の
暫定予算
と同一の
方針
によりまして、当面
國務
の運営に必要なる
最小限度
の
予算
を追加いたすこととし、
経費
の積算は、
現行
の物
價及び給與水準
により
計上
し、
歳入
につきましては、
租税
その他
一般
の
歳入
は
原則
として
現行制度
による
年間收
入
見込額
の
月割額
によ
つて
計上
いたしておる次第でありまして、
さき
に御
審議
を煩わしました
暫定予算
と、時期的に当然変更とするもののほかは、格別取立てて申し上げるほどの異動はないのでありますが、以下その
概要
について一應御
説明
申し上げます。 まず、
一般会計暫定予算補正
(第三号)について申し上げます。この
暫定予算補正
(第三號)の
歳入歳出
は、
おのおの
二百五十八億八千四百九十万余円でありまして、これをすでに成立いたしました本
年度暫定予算
の
歳入歳出おのおの
四百九十七億七千四百四十余万円に加えますと、七百五十六億五千九百六十余万円と相なります。
歳出追加額
の主なる
経費
について申し上げますると、
終戰処理費
六十億円、
賠償施設処理費
三億三千六百万円、
價格調整費
二十五億円、
物資及物價調整事務取扱費
三億四千九百二十余万円、
公共事業費
二十億円、
地方分與税分與金
三十四億円、
地方警察費國庫負担金
五億千三百二十余万円、
住宅復興資材費
一億百三十余万円、
復興金融金庫政府出資金
四十億円、
國債費
十七億二千百万余円、
同胞引揚費
二億五千八百四十余万円、
生活保護費
四億五千四百三十余万円、
國民健康保險組合補助
一千万円、
失業保險費七
千九百六十余万円
農地改革費
二億二千二百二十余万円、
船舶運營会補助
三億七千九百十余万円、
予備費
一億円等であります。 次に
歳入追加額
の内訳を申し上げますると、
租税及印紙收
入百七十三億七千二百万円、
專賣廳益金
五十八億三千三百三十余万円、
印刷廳及びアルコール專賣事業益金
一億百五十余万円、
病院其他官業及官有財産收
入四億三千九百十余万円、
財産税等收入金特別会計
より
受入
三億円、
公團納付金
三億三千九百三十余万円、
價格差益納付金
五億五千八百八十余万円、
特殊物件收
入一億六千百二十余万円、
宝籖等発行者納付金
一億二千五百万圓、
雑收
入二億七千三百六十余万円、前年度
剰余金受入
三億八千八十余万円、合計二百五十八億八千四百九十余万円と相
なつ
ております。右の
歳入追加額
のうち、前年度
剰余金受入
三億八千八十余万円は、
財政法
第六條の
規定
によりまして、
昭和
二十一年度において、決算上生じた
剰余金
を、
公債償還財源
に充てるために
計上
いたしたものであります。次に
特別会計暫定予算補正
(特第二号は、
地方分與税分與金
ほか二十四の
特別会計
に関するものでありまして、その
歳入歳出追加額
の
総額
は、
歳入
五百七十六億二千三百余万円、
歳出
五百六十六億六千二百四十余万円でありまして、これをすでに成立いたしました本
年度暫定予算
の
歳入
千百四十一億五千七百十余万円、
歳出
千百二十五億五千五百三十余万円に加えますると、
歳入
千七百十七億八千二十余万円、
歳出
千六百九十二億千八百十余万円と相なります。
歳入暫定予算追加額
のうち、
開拓者資金融通特別会計
におきまして、
開拓地入植者
に対する
營農資金
、
住宅資金
を
融通
するための
財源
、並びに
國有鉄道事業
及び
通信事業特別会計
におきまして、
設備建設改良費
の
財源
については、
公債
または
借入金
によることといたしました。その
金額
は、
開拓者資金融通
におきまして、六千八百三十万円
國有鉄道事業
におきまして十二億三千四百五十余万円、
通信事業
におきまして六億二千九百二十余万円を予定いたしておるのであります。なお
右公債
または
借入金
つきましては、
國民資金蓄積
の現状に顧みまして、
総額
九億五千万円を限り
日本銀行
に引受けさせ、または
日本銀行
から借り入れることといたしたいのでありまして、
財政法
第
五條但書
の
規定
により、御
承認
をお願いしておる次第であります。
最後
に、本
年度暫定予算
の
実行
上必要といたしまする
大藏省證券
の
発行
または
國庫金
の一時
融通
にためにする一時
借入金
に
最高限度額
の
既定額
を、
一般会計
におきまして二百五十億円、
國有鉄道
その他
特別会計
におきまして三百三十一億二千三百万円に改定いたしまして、
暫定予算
の円滑なる
実行
を確保することといたしました。 以上をもちまして、
昭和
二十三年度
暫定予算補正
(第三號)及び(特第二号)の
概要
を御
説明
いたしました。何とぞ早急御
審議
をお願いいたします。
小島徹三
5
○
小島委員長代理
次にただいまの
大藏大臣
の
説明
を補足するために、
福田政府委員
の
説明
を求むることにいたします。
福田赳夫
6
○
福田政府委員
ただいまの
大臣
の
説明
に補足いたしまして、若干附け加えます。お
手もと
に
昭和
二十三年度
暫定予算補正概要
という書類が配付してありまするが、それによりまして御
説明
いたすことにいたします。 その第一表は六月
暫定予算
を四月、五月と対比いたしまして、
歳入
、
歳出
を概観いたしたものであります。
歳入歳出
とも四月分に比べますると、六億余万円の
増加
であり、五月分に比べますると十三億余万円の
増加
と
なつ
ておるのであります。 次に第二表は
歳入
の
関係
であります。
歳入
の
見積り
の方法といたしましては、
現行
の税制その他
現行
の法令によ
つて
十二箇月分の見透しを立てまして、その十二分の一の額を
計上
いたすということは、
原則
といたしまして四月五月と同樣であります。今回の
見積り
あにたりましては、主として四月分を基礎として立てておるのであります。ただ今回特殊なものが二つはい
つて
おりますが、それは
歳入
の
最後
のページに出てまいります
特別会計受入金
三億金、これは四月、五月分にはなか
つたの
でありますが、その後
財源税特別会計
におきまして、三十余億円の繰入金が可能であると見透されますので、そのうち今回三億円をその
財源
に充当することにいたしたのであります。それからその
最後
の欄でありますが、前年度
剰余金受入
として三億八千万円
計上
いたしたのであります。前年度の
剰余金
と申しますと、ここで言
つて
おりますのは二十一年度の
剰余金
であります。二十一年度の
剰余金
は、
前回
御
説明
いたしましたごとく、当初十六億五千八百余万円あ
つたの
であります。
財政法
の
規定
によりまして、その
半額
は
國債
に
償還
に充当し、残りは
一般
の
財源
に充当することができると
なつ
ておるのでありまして、
半額
はすでに
一般財源
に
使用済み
であります。残
つて
おるのが、
半額
の八億二千九百万円でありますが、これは
國債償還
にのみ使用し得る
性質
のものであるということが、
財政法
に
規定
されておるわけであります。ところが六月におきましては三億八千余万円の
國債
の
償還
が行われるのでありまして、その
財源
といたしまして、今回この
金額
を
計上
いたしたような次第であります。 次に
歳出面
でありまするが、
歳出
の
所管別表
というものを第三表として掲げてあります。それからさらにその内譯を第四表といたしまして、事項の
性質別
に区分したものが掲げてあります。第四表によ
つて
、
歳出
の大体の
計上
方を
説明
いたします。
終戰処理費
、これは
前月
と同樣。
賠償施設処理費
はこれまた
前月
と同樣であります。
價格調整費
は、
前月
よりは五億円増額いたしております。これは六月中に支拂を要する
價格調整金
の額でありまして、
安定帶物資
の
関係
のものが、この中に十五億九千万円あるのであります。なお
安定帶物資
の五月以前のずれを追加するものが五億五千五百万円、その他
雜件
が三億五千五百万円はい
つて
いるわけであります。
物資
及び
物價調整
の
経費
は、
相当減
つて
おりますが、これは
前回
の
経費
の中における二十二年度の
交付未済額
がはい
つて
お
つた
が、今回はさような二十二年度の
関係
がないということに基くものであります。次に
公共事業費
は、
前回
の二十二億円に比べますと、二億円
減額
しておるのであります。これは
財源
の
関係等
から、二十億円しか
計上
できないのでありますが、その
内容
といたしましては、お
手もと
に配付いたしてあります資料にありますごとく、
災害
に十三億三千万円、
一般
の
公共事業
といたしまして六億六千二百万円、
事務費
に三千三百万円ということに
なつ
ているのでありまして、
災害関係
だけは、
前月
と
同額
を
計上
し、その他の
関係
で二億円を
減額
するということにいたしておるのであります。
地方分與税分與金
は
前回
と同樣。それから
地方警察費國庫負担金
は十億ばかりの
減額
と
なつ
ておるのでありますが、これは、四月、五月の両月におきましては、前年度の
精算未済
を
計上
いたしてあ
つたの
であるが、前年度の
関係
が六月には全然ありませんから、六月
分プロパー
のものを
計上
するということにいたしたのであります。
住宅復興資材費
は、
前月
同樣、
政府出資金
におきまして、
復金
の
関係
で六月に
償還期
の到來するところの
復興金融金庫債券
の額が四十億あるのであります。その
関係
でこれを十五億円増額いたしたわけであります。その他の
関係
は非常に減
つて
おりまするが、六月中に
出資
を要するものは二十六万三千円という少額であります。これは
皇室
から引継ぎました株式に対しまして
出資
をいたすわけでありますが、三菱銀行、
三菱信託
、この両社の株に対する
出資
であります。 次に
國債費
であります。
國債費
は先ほど申し上げました
通り
、今回は
國債
の
償還
が行われるのであります。これは
昭和
十一年に
発行
いたしました三分半
公債
に
償還期
が到來するのでありまして、三億八千八十五万九千円というものが、この中にはい
つて
おるのであります。 次に
國債
の
利子
でありますがいわゆる
軍事公債
の
利子
というものが、六月一日に
期限
が到來するものが四億七千百三十七万九千円、十五日に
期限
の到來するものが五百二十五万円、合計いたしまして四億七千六百六十二万九千円、その他
一般
の
公債
につきましては、六月一日に
期限
の到來するものが七億六千四百四十一万六千円、十五日に
期限
の到來するものが二千九百八十一万四千円、合計して七億九千四百二十八円というふうに
なつ
ておるのであります。
利子
は
軍事公債
その他
一般
のものを合わせまして十二億七千八十五万九千円というふうに相なります。 それから次に
借入金
の
利子
が七十三万円、
藏券
の
割引手数料
が六千八百四十三万八千円、
事務費
といたしまして十二万二千円、これが今回六月分の
暫定予算
の十七億二千百余万円の内譯と
なつ
ておるわけであります。 次に
損害保險
その他
補償金
でありますが、今回は
計上
を必要とはいたしまん。もつともこれは本
予算
におきましては、
相当
多額
の
金額
を
計上
することが必要と
なつ
てくるのでありますが、さしあたり取急いで
計上
する必要がないと考えられるのであります。
同胞引揚費
のうち、
帰還輸送費
につきましては、ソ連からの
帰還
が
相当
活発と
なつ
てきましたので、これが
輸送
のために船六隻を
増加
待機せしめるというための
経費
が
増加
してまい
つたの
であります。その他の
関係
におきましても、
引揚人員
の
増加
に伴いまして、
相当
の
増加
を見ておるのであります。
小学校教員給與國庫負担金
、
新制中学校実施費
、
盲聾唖義務教育実施費
は四月におきまして三箇月分を
計上
いたしました結果、今回も
計上
の必要を認めないのであります。 次に
生活保護費
でありますが、これは五千万円ばかりの
減額
と
なつ
とおるのであります。これは五月分の
予算
におきましては、一億円の
生業資金貸付金
というものを
計上
してお
つたの
でありますが、これは一時的なものでありまして、今回はこれを
計上
いたしません
関係
で、一億円
減少
する反面におきまして、
生活保護関係
の
支出
におきまして四千八百万円を
増加
して、かような
金額
と
なつ
ておるのであります。 次に
國民健康保險関係経費
は、
前月
前々月におきましては、一時的な
施設
をする
経費
を
計上
しておるのでありますが、さようなものが
減少
してまい
つた
関係
上、五月に比べまして、半分と
なつ
ておるわけであります。
失業保險費
におきましては、これは
失業保險
の当初の見透しと、非常に違
つて
まいりまして、
失業保險金
を支給する事例というものが非常に少いのであります。從いまして、今回の
暫定予算
におきましては、
相当
の
減額
した
経費
を
計上
するということにいたしておるのであります。
農地改革費
に
前月通り
、それから
貿易資金特別会計
へ繰入れは、繰入れの必要なし、
赤字
なしという見通しで、今回はゼロに
なつ
ております。 次に
炭鉱臨時國家管理費
におきまては、多少殖えております。これは優秀なる成績をあげました
炭鉱
に対しまして表彰をするという
関係
で、少し
経費
が殖えております。
政府事業再建費
、これは四月、五月の分は、
預金部特別会計
におきまして
一般会計
から繰入れに必要な
経費
でありますが、
預金部
は先ほど申し上げました
公債
の
利拂い
が六月に
相当
多額
に行われるという
関係
上、
收支
におきまして
赤字
を生じない見透しであります。從いまして、
政府
からこれを繰入れることにいたさないのであります。 次に
船舶運營会補助
は、若干の
金額
を
減額
してありますが、これは
アメリカ所有
の
船舶
に
関係
する
経費
を、
終戰処理費
に追加いたす
関係
に基くものであります。 年金及び
恩給費
は
前月
同樣。
刑務費
につきましては、
相当減
少してありますが、これは五月におきましては、
北海道
が雪の
関係
上非常に急速に
事業
をする必要があるという
関係
で、
北海道
の
構外作業
を特別に
計上
してお
つた分
があるのであります。それを
減額
いたしまして、四月と同樣の
経費
を今回
計上
するということにいたしたのであります。 次に
予備費
でありますが、
予備費
は五月におきましては三億円のものが、今回は一億円と相
なつ
ております。これは五月におきましては、この前御
説明
いたしましたが、
公團
の費用の
関係
がもしきまりましたならば、これを
予備金
から
支出
いたすという
建前
のもとに、三億円と
なつ
ておるのでありますが、この
関係
が未だに決定いたしません
関係
上、これを一億円に
減額
し、四月と同樣にいたしたわけであります。 次に
雜件
におきましては、
皇室費
は
前月
、前々
月同額
であります。
國会
は五月におきましては、自動車の購入でありますとか、あるいは
議院会館
の設立であるとか、あるいは議員の
宿舎
でありますとか、さような一時的な
経費
ははい
つて
おるのでありますが、その
経費
の必要を六月といたしましては認めません
関係
上、若干の
減少
と
なつ
ております。
裁判所
の
経費
は、
相当
多額
に殖えておりますが、このうち裁判官の
俸給
の
増加
、
給與改善
に関する
経費
が六千八百四十六万円はい
つて
おるのであります。これが
裁判所経費
の殖える主たる
原因
であります。
会計檢査院
は大体違いがありません。 総理府におきましては、
減少
と
なつ
ておりますが、これは
経済監視所
というものを五月一日から発足するという目標のもとに、五月分の
予算
にその必要な
金額
八千四百五十五万円というものを
計上
してあ
つたの
でありますが、
法律案
が未だに進行いたさない
関係
上、かりに六月にそれが
実施
に
なつ
ても、五月分の
経費
を使うという
建前
のもとに、これを減らしたのでありますその他多少の出はいりがありまして、かような
金額
と
なつ
ております。 それから次に
法務
府でありますが、
法務
府が若干の
増加
をしておる主たる
内容
といたしましては、檢事の
俸給
を引上げるという問題があります。これは御承知の
通り
であります。そのために必要な
経費
が二千百五十一万三千円、それから刑務所の被服をこの際調弁するというために必要な
経費
が、一千万円この中にはい
つて
おります。外務省はかわりなし。
大藏省
は若干の
減少
を來しております。これは徴税におきまして、五月分におきまして、廳舎の
整備
でありますとか、あるいは備品の
整備
でありますとか、さような一時的な
経費
を八千百七十九万一千円
計上
いたしてお
つたの
でありますが、これが
減少
するのが一つの
原因
と
なつ
ておるわけであります。その他多少の出はいりがありまして、六億一千九百万円という数字に
なつ
ております。 それから文部省の
関係
は、
育英会
に対する
貸付金
、これが五月分には千四百余万円はい
つて
おるのでありますが、これは一時的なものでありまして六月分にはさようなものがはい
つて
いない
関係
上、かような
金額
に
なつ
ているわけであります。 厚生省におきましては、一億円ばかり殖えておりまするが、これは、D・D・Tを六月に買入れるという
関係
で一億円
増加
いたします。その他、多少の出はいりがありまして、かような
金額
に
なつ
ております。 農林省におきましては約二千万円の
増加
と
なつ
ておるのでありますが、
農業技術振興
のための
経費
、
農業協同組合法
の
実施
に関する
経費
、その他多少の出はいりがありまして、かような
金額
に
なつ
ております。 それから
商工省
の
関係
におきましては、これはごくわずかの
増加
でありますが、これは
統計調査
の
事務
に関しまして、
地方
に
補助金
を與える
経費
が五百三十六万円それから八州ビルというのがありますがこれは現在進駐軍が使用しておるのでありますが、これを改修いたしまして、バイヤーの
宿舎
にする、八州ホテルをつくるというための
経費
が五百万円、さようなことで殖えているわけであります。 次に運輸省におきましては、これまた多少殖えておりまするが、これほ
政府所有
の
船舶
に乘り組んでいるところの船員の
嘱託料
というものを支給する
関係
で、二千二百万円ばかり殖えておるのであります。 それから
逓信省
におきましては大した違いはありません。勞働省におきましては、ごくわずかの
増加
でありまするが、
職業補導所
をさらに増設するという
関係
で、二千八十一万円ばかりの
増加
と
なつ
ておるのであります。以上が大体六月
暫定予算
の
歳出
の内譯であります。 次に
特別会計
におきましては、これは六月分におきましては、特別に申し上げるようなこともないのであります。 次に
大藏省證券
の
発行
でありまするが、これは五月の
暫定予算
に対しましては二百億円の
限度
を御
承認願つたの
でありまするが、今回は二百五十億円にこれをお願いいたしておるのであります。
予算
はかようなことに
なつ
て四月、五月、六月の
歳入歳出
をバランスすることに
なつ
ておりまするが、実際の
歳入
というものは、この
金額
にはるかに及ばないのでありまして、六月におきましても
見積り金額
二百五十八億円に対しまして、実際の
收入
は百六十億余万円くらいの
程度
と
なつ
ておるのであります。一億
歳出
の方もこの
予算
の
金額
ほどの
支出
はないのでありまして。七月以降にずれる面もあるのであります。さような面を彼此考慮いたしますると、四月、五月、六月の
歳入総額
は三百四十九億万円になる
見込み
であります。他面
歳出
は五百九十八億円となるのでありまして、差引き二百四十九億円の
歳出超過
ということになるのであります。 從いまして、今回この
大藏省証券
の
発行限度
を二百五十億円に御増額を願うという次第であります。 以上簡單に御
説明
申し上げます。
小島徹三
7
○
小島委員長代理
本日はこの
程度
に止めまして、明十九日は午前十時から
会議
を開いて質疑にはいることといたします。 本日はこれにて散会いたします。 午前十一時四十四分散会