○
國務大臣(
栗栖赳夫君)
上林山君の御
質問に率直にお答えいたしたいと思います。
政府は、この二十二
年度の
年度末までに、
追加予算として二組または三組の
予算編成をする必要に迫られてお
つたのでありまして、そのうちで、特に
官公吏諸君の現状に対して速やかにいたしたいという問題を
政府は取上げまして、一連のまとまつた
予算を
財源と支出との点において組んだのでありますが、たまたまその組合に
料金の引上げという問題がありましたために種種の問題を生じまして、その結果、
予算委員会の
審議におきましいろいろな
決議その他がございましたので、
政府は
官公吏諸君には一日も早くこの
給與をいたしい、〇・八月の
支拂をいたしたい、こう考えまして、今回あらためて問題の余地のないこの
財源をもちまして、第十四号及び特第八号として
提出いたしたいと考え、今回
撤回をお願いしたような次第であります。
なお次に、一部において
官公吏諸君の
生活窮迫に鑑み、この
支拂が行われておるかどうかという
質問でありますが、これは
関係大臣でない
関係もありますけれども、便宜私が代
つてお答えいたしたいと思います。省の一部においては、融通その他の
関係で
支拂が行われたところがあるのでありますが、これにつきましては、
会計檢査その他の点において、ただいま、この
責任の所在を十分調査いたしておるような次第でございます。(
拍手)