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村田政府委員 文化上きわめて高い業績を表わした者に対して與えるのが
文化勳章で、その價値に対して上下の区別をつけるということは、実際問題としても
判定が困難であり、また
勳章を受與される方の側からいつても下級の
勳章を授與されるということは感銘が薄らぐと思うので、
單一級にしたのであります。
第二点の
賞金をつけるということは、実際問題として
賞金は出さぬ。但し
勳章を受くべき者が経済的に非常に困窮しているというようなときには、
賞金をつけることもあります。ソ連では
勳章を授與した者に年一回鉄道のパスを授與したり、住宅を無償で貸與するという
制度をとつているということであるがそれも一案かと思います。
第三点の御質問ですが、これは、さらに同級の
勳章を與える程度の
功績があつた者には
賞杯を與えるように
なつています。