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1948-06-22 第2回国会 衆議院 文化委員会 第14号 公式Web版

  1. 会議録情報

    昭和二十三年六月二十二日(火曜日)     午後二時五分開議  出席委員    委員長 小川 半次君    理事 鈴木里一郎君 理事 佐藤觀次郎君    理事 最上 英子君    奥村 竹三君       佐々木盛雄君    竹尾  弌君       原田  憲君    平澤 長吉君       山名 義芳君    受田 新吉君       馬場 秀夫君    高橋 長治君       並木 芳雄君    成島 憲子君       川越  博君    藤田  榮君       森山 武彦君  委員外出席者         專門調査員   武藤 智雄君     ――――――――――――― 六月十九日  カレンダー出版部類編入請願安平鹿一  君紹介)(第一五五〇号)  「防長新聞」に用紙割当増配請願受田新吉  君紹介)(第一五五二号)  カレンダー出版部類編入請願安平鹿一  君外一名紹介)(第一五六七号)  龍角寺本堂修理費國庫補助請願竹尾弌君紹  介)(第一五七八号) の審査を本委員会に付託された。 六月十九日  観光船の配置に関する陳情書  (第七七三号)  東大寺復旧工事費全額國庫負担陳情書  (第七九九号)  國歌制定に関する陳情書  (第八〇〇号)  公共図書館法制定に関する陳情書  (第八三四号)  「南山祭」を祝祭日に指定の陳情書  (第八六九号) を本委員会に送付された。     ――――――――――――― 本日の会議に付した事件  祝祭日に関する件     ―――――――――――――     〔筆 記〕
  2. 小川半次

    小川委員長 これより会議を開きます。  國民祝日案として大体の大綱ができ上り、昨日有識者より意見を聽取しました結果、さらに委員会を開く必要を認めましたので、これより審議を進めたいと思います。
  3. 佐々木盛雄

    佐々木(盛)委員 秋分の日は二年おきに九月二十三日と二十四日に変り、春分の日は三月二十一日と二十二日のいずれかに変更が起り得る関係上、祝日を三月二十一日あるいは九月二十三日と固定することは妥当でないと思います。從つて三月二十一日は二十二日に九月二十三日は二十四日に変り得るように天文学的見地から春分の日、秋分の日を定めた方が妥当と思います。
  4. 小川半次

    小川委員長 三月二十一日と九月二十三日を削除し、單に「春分の日」「秋分の日」と定めた方が適切ではないかと考えますが御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  5. 小川半次

    小川委員長 それでは右二項を訂正し法文化いたします。
  6. 受田新吉

    受田委員 法文化する前に、希望條件として「文化の日」「成人の日」等の趣旨については、國民に徹底させる意味において、法文中さらに具体的な説明を加える必要があると思いますが、その意思はありますか。また理事会の意向はいかがでしようか。
  7. 佐々木盛雄

    佐々木(盛)委員 たとえば「成人の日」は満十五才に達したときとか、あるいは満二十才に達したときということを説明する必要があると考えます。殊に從來なかつた祝日については、十分國民に納得のいくようになすべきであります。
  8. 小川半次

    小川委員長 大体満十八才にしてはいかがと思いますが。
  9. 受田新吉

    受田委員 参議院では、元服の年といわれたことがありますが、歳士道という考えと誤解されるから、よく考慮していただきたい。
  10. 原田憲

    原田委員 委員長の言われる満十八才という根拠はどこに置かれているのですか。
  11. 武藤智雄

    武藤專門調査員 民法では満二十才に達たときを成年といい、結婚は女子は十六才、男子は十八才になつたとき許されるのです。兒童福祉法では満十八才に達するまでを兒童としております。
  12. 森山武彦

    森山委員 生理的にきめることは困難でありますから、何才とむずかしく限定しない方がよくはないでしようか。九州の南端と北海道では成年になる日が非常に違います。
  13. 川越博

    川越委員 昔の元服は何才でしようか。
  14. 小川半次

    小川委員長 満十五才です。案文中の「成人の日」に年齢を入れるか入れないかということは、委員長理事に一任願いたいと思いますが、御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  15. 小川半次

    小川委員長 そのようにいたしまして、次に案文起草のため、ただいまより懇談会に入ります。      ————◇—————     午後二時二十分懇談会に入る     午後二時二十五分懇談会を終る      ————◇—————
  16. 小川半次

    小川委員長 会議を継続いたします。ただいまの懇談会において、協議いたしました結果は、この趣旨でよろしいとのことでありましたから、あらためてお諮りいたします。  國民祝日に関する法律案起草に関する件について、この草案を本委員会の成案とし、本委員会提出とすることに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  17. 小川半次

    小川委員長 御異議なしと認めます。よつてそのように決しました。  なお本案起草に関する報告書作成については、委員長に御一任願いたいと存じますが御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  18. 小川半次

    小川委員長 御異議なしと認めます。よつてさように決定しました。  本日はこれにて散会いたします。     午後二時二十七分散会