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田中證人
反対の趣旨は、われわれ
業者といたしまして
國管を今や
つたのでは減産をする。それは資材も何も今まで政府から割当てて、ちやんと政府の切符で来ているのだから、
國管にな
つたからとい
つてその資材がすぐに殖えてどんどん來るわけじやない。また人も、今まででさえ商工局あたりの役人が多くて、あれで來た、これで來たと言
つて、
炭鉱の者が役人の相手をしなければいかぬ。それだから技術のないものではいけない。
相当技術も知
つている、
炭鉱を牛耳るような人でなければならぬ。その上に役人が殖えることはなおさらぐあいが悪い。労働者
諸君にしても、あなたのような共産党の人もおるし、
民主党の人も
民自党もありますから、どうやら一つに押えられたものを、そういうことによ
つてがちやがちやになりますから、そういうことにおいてもぐあいが悪い。その他いろいろな点において切替えされると非常に減産するじやないか。こういう考えからわれわれは
反対したのです。