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1948-06-28 第2回国会 衆議院 通信委員会 第22号
公式Web版
会議録情報
0
昭和二十三年六月二十八日(月曜日) 午後二時十二分
開議
出席委員
委員長
土井
直作君
理事
白井 佐吉君
理事
重井
鹿治
君
理事
長谷川政友
君 千賀 康治君 多田 勇君 森 直次君
伊瀬幸太郎
君
海野
三朗
君
片島
港君 野上 健次君 村尾 薩男君 田島
房邦
君 園田 直君 萩原 壽雄君 水野
實郎
君 林 百郎君
出席政府委員
逓信政務次官
五坪 茂雄君
逓信事務官
大野 勝三君
逓信事務官
小笠原光壽
君
逓信事務官
中山 次郎君
委員外
の
出席者
議 員
金野
定吉
君 議 員
大石ヨシエ
君
專門調査員
吉田
弘苗
君
專門調査員
稻田 穰君
—————————————
本日の
会議
に付した事件
請願
一
田部郵便局
に
電話架設
の
請願
(
山本猛夫
君
紹介
)(第一二八三号) 二
簡易生命保險法並びに郵便年金法
に関する
請願
(
神山榮一
君
紹介
)(第一三〇六号) 三 同(
井出一太郎
君
紹介
)(第一三〇七号) 四 同(
森三樹
二君
紹介
)(第一三〇八号) 五
簡易生命保險法並びに郵便年金法
に関する
請願外
十七件(
椎熊三郎
君
紹介
)(第一三 〇九号) 六
簡易生命保險法並びに郵便年金法
に関する
請願
(
川村善五郎
君
紹介
)(第一三三四 号) 七 同(
河口陽一
君
紹介
)(第一三三五号) 八 同(
岡田勢
一君
紹介
)(第一三三七号) 九 同(
井谷正吉
君外三名
紹介
)(第一三三八 号) 一〇 同(
川越博
君
紹介
)(第一三三九号) 一一 同(
川村善八郎
君
紹介
)(第一三四〇号) 一二 同(
渡邊良夫
君
紹介
)(第一三四一号) 一三 同(
海野三朗
君
紹介
)(第一三四二号) 一四 同(
木村
小
左衞門
君
紹介
)(第一三四三 号) 一五
簡易生命保險法並びに郵便年金法
に関する
請願外
五件(
椎熊三郎
君
紹介
)(第一三四 六号) 一六
電氣通信官署
の
機構改革
に伴い
三丹地方
管
理機関存置
の
請願
(
大石ヨシエ
君
紹介
)( 第一三五九号) 一七
簡易生命保險法並びに郵便年金法
に関する
請願
(
三好竹勇
君
紹介
)(第一三六八号) 一八 同(
小林運美
君
紹介
)(第一三六九号) 一九
簡易生命保險法並びに郵便年金法
に関する
請願外
一件(
亘四郎
君
紹介
)(第一三七〇 号) 二〇
簡易生命保險法並びに郵便年金法
に関する
請願
(
上林
山
榮吉
君
紹介
)(第一三七一 号) 二一 同(
松木宏
君
紹介
)(第一三七二号) 二二
上田
市に
ラジオ放送中継所
又は
放送支局設
置の
請願
(
小林運美
君
紹介
)(第一三七七 号) 二三
簡易生命保險法並びに郵便年金法
に関する
請願
(
成田知巳
君
紹介
)(第一四一九号) 二四
南西郷郵便局
に
集配事務開始
の
請願
(
坪川
信三
君
紹介
)(第一四二〇号) 二五
簡易生命保險法並びに郵便年金法
に関する
請願
(
押川定秋
君
紹介
)(第一四二六号) 二六 同(
坂口主税
君外一名
紹介
)(第一四二七 号) 二七 同(
坂東幸太郎
君
紹介
)(第一四二八号) 二八 同(
塚田十一郎
君
紹介
)(第一四二九号) 二九 同(
上林
山
榮吉
君
紹介
)(第一四三〇号) 三〇 同(
小川原政信
君
紹介
)(第一四三一号) 三一 同(
松本淳造
君
紹介
)(第一四三二号) 三二
簡易生命保險法並びに郵便年金法
に関する
請願外
三件(
小坂善太郎
君
紹介
)(第一四 三三号) 三三
簡易生命保險法並びに郵便年金法
に関する
請願
(林百郎君
紹介
)(第一四六三号) 三四
下田郵便局
の
電話交換方式改善
の
請願
(勝
間清一
君
紹介
)(第一四六九号) 三五
簡易生命保險法並びに郵便年金法
に関する
請願
(彪君
紹介
)(第一四九七号) 三六 同(
森三樹
二君
紹介
)(第一四九八号) 三七 同(
三好竹勇
君
紹介
)(第一四九九号) 三八 同(
井谷正吉
君外三名
紹介
)(第一五〇一 号) 三九
簡易生命保險法並びに郵便年金法
に関する
請願外
一件(
永井勝次郎
君
紹介
)(第一五 〇二号) 四〇
簡易生命保險法並びに郵便年金法
に関する
請願
(
佐竹新市
君
紹介
)(第一五〇三号) 四一 同(
倉石忠雄
君
紹介
)(第一五二五号) 四二
栃木郵便局
々
舎建設
並びに
電話交換方式変
更の
請願
(
小平久雄
君外一名
紹介
)(第一 五三八号) 四三
簡易生命保險法並びに郵便年金法
に関する
請願外
一件(
小坂善太郎
君
紹介
)(第一五 四二号) 四四 同(
小川半次
君
紹介
)(第一五四三号) 四五
簡易生命保險法並びに郵便年金法
に関する
請願
(
植原悦二郎
君
紹介
)(第一五四四 号) 四六
簡易生命保險法並びに郵便年金法
に関する
請願外
二十二件(
椎熊三郎
君
紹介
)(第一 五四五号) 四七 八向村
大字升形
に
特定郵便局設置
の
請願
(
金野定吉
君
紹介
)(第一五四六号) 四八
簡易生命保險法並びに郵便年金法
に関する
請願
(
田中角榮
君
紹介
)(第一五七二号) 四九
簡易生命保險法並びに郵便年金法
に関する
請願外
二件(
苫米地英俊
君
紹介
)(第一五 七三号) 五〇
電話加入申込者等
に
公債
を引き受けさせる ための
臨時措置
に関する
法律
の
施行延期
の
請願
(
山口六郎次
君外一名
紹介
)(第一五 八四号) 五一
善通寺
町に
逓信訓練所設置
の
請願
(
豊澤豊
雄君
紹介
)(第一五九一号) 五二
簡易生命保險法並びに郵便年金法
に関する
請願
(
木村榮
君
紹介
)(第一五九三号) 五三
簡易生命保險法並びに郵便年金法
に関する
請願外
二件(
亘四郎
君
紹介
)(第一五九四 号) 五四
内之浦
町
船間
に無
集配特定郵便局設置
の請 願(
的場金右衞門
君
紹介
)(第一五九六 号) 五五
簡易生命保險法並びに郵便年金法
に関する
請願
(
吉川久衛
君
紹介
)(第一六〇一号) 五六 同(
上林
山
榮吉
君
紹介
)(第一六〇二号) 五七
簡易生命保險法並びに郵便年金法
に関する
請願外
四件(
今村忠助
君
紹介
)(第一六〇 三号) 五八
簡易生命保險法並びに郵便年金法
に関する
請願外
五件(
植原悦二
郎君
紹介
)(第一六〇四号) 五九
菱里
村
大字須川
に無
集配郵便局設置
の
請願
(
塚田十一郎
君
紹介
)(第一六一一号) 六〇
簡易生命保險並びに郵便年金法
に関する請 願(
小川原政信
君
紹介
)(第一六一八号) 六一 同(
三木武夫
君
紹介
)(第一六二一号) 六二 同(
井伊誠一
君
紹介
)(第一六二二号) 六三 同(
松原一彦
君外六名
紹介
)(第一六二三 号) 六四
簡易生命保險法並びに郵便年金法
に関する
請願外
一件(
松木宏
君
紹介
)(第一六二四 号) 六五 同(
唐木田藤五郎
君
紹介
)(第一六二五 号) 六六 同(
福田繁芳
君
紹介
)(第一六二六号) 六七
簡易生命保險法並びに郵便年金法
に関する
請願
(
北二郎
君外一名
紹介
)(第一六二七 号) 六八 同(
松浦榮
君
紹介
)(第一六二八号) 六九 同(
豊澤豊雄
君
紹介
)(第一六二九号) 七〇 同(
小坂善太郎
君
紹介
)(第一六三〇号) 七一 同(
神山榮一
君
紹介
)(第一六三一号) 七二 同(
坂東幸太郎
君
紹介
)(第一六三二号) 七三 同(
長野長廣
君
紹介
)(第一六三三号) 七四 同(
庄司彦男君紹介
)(第一六三四号) 七五 同(
永井勝次郎
君
紹介
)(第一六八二号) 七六 同(
河口陽一
君
紹介
)(第一六八三号) 七七
山形郵便局
に
自動式電話機設置促進
の
請願
(
海野三朗
君
紹介
)(第一六八五号) 七八
簡易生命保險法並びに郵便年金法
に関する
請願外
一件(
伊藤郷
一君
紹介
)(第一六九 一号) 七九
簡易生命保險法並びに郵便年金法
に関する
請願外
二件(
井出一太郎
君
紹介
)(第一六 九九号) 八〇
簡易生命保險法並びに郵便年金法
に関する
請願
(
田中松月
君
紹介
)(第一七〇二号) 八一 同(
井出一太郎
君
紹介
)(第一七〇三号) 八二 同(
笹森順造
君
紹介
)(第一七〇四号) 八三
簡易生命保險法並びに郵便年金法
に関する
請願外
一件(
唐木田藤五郎
君
紹介
)(第一 七〇五号) 八四
簡易生命保險法並びに郵便年金法
に関する
請願
(
梅林時雄
君
紹介
)(第一七〇七号) 八五 同(
森三樹
二君
紹介
)(第一七〇八号) 八六 同(
三好竹勇
君
紹介
)(第一七〇九号) 八七
簡易生命保險法並びに郵便年金法
に関する
請願外
一件(
高岡忠弘
君
紹介
)(第一七一 〇号) 八八
簡易生命保險法並びに郵便年金法
に関する
請願外
十件(
椎熊三郎
君
紹介
)(第一七一 九号) 八九
各種学会報告
の
郵便料金軽減
の
請願
(
海野
三朗
君
紹介
)(第一七四四号) 九〇
簡易生命保險法並びに郵便年金法
に関する
請願
(
松木宏
君
紹介
)(第一七五三号) 九一 同(
今村忠勝
君
紹介
)(第一七五八号) 九二 同(
倉石忠雄
君
紹介
)(第一七五九号) 九三
簡易生命保險法並びに郵便年金法
に関する
請願外
一件(
三木武夫
君
紹介
)(第一七六 号) 九四 同(
稻田直道
君
紹介
)(第一七六一号) 九五
簡易生命保險法並びに郵便年金法
に関する
請願外
三件(
亘四郎
君
紹介
)(第一七六二 号)
—————————————
〔筆記〕
土井直作
1
○
土井委員長
開会をする。 本日の
請願日程
中第二ないし第一五、第一七ないし第二一、第二三、第二五ないし第三三、第三五ないし第四一、第四三ないし第四六、第四八、第四九、第五二、第五三、第五五ないし第五八、第六〇ないし第七六、第七八ないし第八八、及び第九〇ないし第九五の合計八十二の各
請願
は前回の
委員会
で審議した
簡易生命保險法並びに郵便年金法
に関する
請願
と
同一趣旨
のものであるからこの
審査
を省略することとする。
—————————————
土井直作
2
○
土井委員長
引続いて
日程
第一、
田部郵便局
に
電話架設
の
請願
、
山本猛夫
君
紹介
、第一二八三号を
議題
とする。
紹介議員欠席ゆえ
、
片島委員
から
説明
を求める。
片島港
3
○
片島委員
本
請願
の
要旨
は、
岩手縣二戸郡
内の
郵便局
中
電話架設
のない
郵便局
は、
田部郵便局
のみであるが、
田部
村は木材、薪炭その他繭、牛乳、
マンガン等
を産出し、近時
交通
の進展に伴い、これら資源も漸次開発されつつあるが、未だに
電話
の設備がないため、
住民
の不便は大である。ついては
田部郵便局
に
電話
を架設されたいというのである。
土井直作
4
○
土井委員長
政府
の
所見
を伺いたい。
五坪茂雄
5
○五坪
政府委員
田部局
の
通話事務開始
については、すでに本
年度
第一・四半期の
資材割当認証済み
であるから、本
年度
中に
実現
する見込である。
—————————————
土井直作
6
○
土井委員長
次に
日程
第一六
電氣通信官署
の
機構改革
に伴い三
丹地方管理機関存置
の
請願
、
大石ヨシエ
君
紹介
、第一三五九号を
議題
とする。
紹介議員
の
説明
を求める。
大石ヨシエ
7
○
大石ヨシエ
君 本
請願
の
要旨
は、丹波、丹後、但馬の
三丹地方
は互いに共通した
特異性
があるとともに、
地勢
、氣候等よりも密接の
関係
がある。ゆえに現在同
地方
の
電氣通信施設
の
建設保守
を管轄するため、その
中心地
である
福知山
市に
工事局
が設けられているのもそのためで、これが
特殊性
に鑑み、
電氣通信管理業務
に関して独立の
機関
が必要である。ついては
電氣通信官署
の
機構改革
に際して同
管理機関
を存置されたいというのである。
土井直作
8
○
土井委員長
政府
の
所見
を伺いたい。
五坪茂雄
9
○五坪
政府委員
逓信省機構
の改正に際して、
福知山
市に
電氣通信管理部
を
設置
するよう、
目下考究
中である。
—————————————
土井直作
10
○
土井委員長
次に
日程
第二二
上田
市に
ラジオ放送中継所
又は
放送支局設置
の
請願
、
小林運美
君
紹介
、第一三七七号を
議題
とする。
紹介議員欠席ゆえ
、
片島委員
に
説明
を求める。
片島港
11
○
片島委員
本
請願
の
要旨
は、
長野縣上田
市又
び小縣郡
の一帶は、
地勢
上
ラジオ受信状態
が惡く、殊に最近電力の
質量低下
に伴い、その聽取に一層の困難を生じつつある。ついては
上田
市に
ラジオ中継所
または
放送支局
を
設置
されたいというのである。
土井直作
12
○
土井委員長
次に
政府
の
所見
を伺いたい。
五坪茂雄
13
○五坪
政府委員
日本放送協会
の
予算
及び
資材状況
、全
國的聽取不良地域改善
の
順位等
に鑑み
考究
中である。
—————————————
土井直作
14
○
土井委員長
次に
日程
第二四
南西郷郵便局
に
集配事務開始
の
請願
、
坪川信三
君
紹介
、第一四二〇号を
議題
とする。
紹介議員欠席ゆえ
、
片島委員
に
説明
を求める。
片島港
15
○
片島委員
本
請願
の
要旨
は、
福井縣三万
郡
南西郷
村及び
北西郷
村は、当
地方屈指
の
人口
を有し、
産業
並びに
文化
の
発展
は
將來大い
に有望であるが、両村の
郵便物
は
隣村所在
の
河原市郵便局
で集配するため、両
村住民
の不便は大である。ついては
南西郷郵便局
に
集配事務
を開始されたいというのである。
土井直作
16
○
土井委員長
次に
政府
の
所見
を伺いたい。
五坪茂雄
17
○五坪
政府委員
南西郷局
に
集配事務開始
することは
集配受持局
である
河原市局
との間が二・四キロであ
つて
、
設置標準
に達せず、また
郵便物速達
の効果も大してあがらないばかりでなく、かえ
つて
河原市
駅前
附近
の
地帶
に達するものは現行よりも遅れることとなる。なお一面
外勤定員
二人の増員を要することとな
つて
不
経済
となるから、さしむき
実現
は困難である。
—————————————
土井直作
18
○
土井委員長
次に
日程
第三四、
下田郵便局
の
電話交換方式改善
の
請願
、
勝間田清一
君
紹介
、第一四六九号を
議題
とする。
紹介議員欠席ゆえ
、
片島委員
に
説明
を求める。
片島港
19
○
片島委員
本
請願
の
要旨
は、
靜岡縣賀茂
郡
下田
町を
中心
とする南伊豆一帶は、
交通機関
に惠まれず、すべての
連絡
は
電話
によらなければならない
状態
であるが、
下田郵便局
の
電話状況
は
交換機械
が老朽しているため、ほとんど
利用
できず、また
局舎狹隘
のため
新規架設
による
交換台
の増設はできない現状である。ついては速やかに本
郵便局舎
を新築するとともに、
電話交換方式
を
共同電池式
に
改善
されたいというのである。
土井直作
20
○
土井委員長
次に
政府
の
所見
を伺いたい。
五坪茂雄
21
○五坪
政府委員
下田局
の
電話
は
磁石式
で
收容余力
が僅少であるから、將來の
加入数
の増加を見込み、
共電式
に
改式
することに
予定
されている。このためには單独の廳舎を必要とするもので、目下これが
実現
の第一歩として六百坪
程度
の敷地を選定中である。
—————————————
土井直作
22
○
土井委員長
次に
日程
第四二・
栃木郵便局局舎建設
並びに
電話交換方式変更
の
請願
、
小平久雄
君外一名
紹介
、第一五三八号を
議題
とする。
紹介議員欠席
のゆえ、
片島委員
に
説明
を求める。
片島港
23
○
片島委員
本
請願
の
要旨
は、
栃木
市は
栃木縣南部
における政治、
経済
、
文化
の
中心地
で
通信機関
の
利用
はますます増加しつつあるが、
本市所在
の
栃木郵便局
は一市三村をその
集配区域
とし、
局舎
が三箇所に分散するため、
一般利用者
に大きなる不便を與えている。ついては
本局
の
総合局舎
を建設するとともに、現在の
電話交換方式
を
自動式
または
共電式
に変更して
通話
の
能率
をあげられたいというのである。
土井直作
24
○
土井委員長
次に
政府
の
所見
を伺いたい。
五坪茂雄
25
○五坪
政府委員
栃木局局舎
は
本局
と
貯金保險二分室
にわかれ、
利用
及び
事業
の
運営
上も不利不便が多いばかりでなく、
本局舎
は明治四十一年の建築せられたもので、経年すでに久しいので、
改善
の要があるものと認められるが、何分他にも
早急改善
を要する
局舎
が多いため、
予算
及び
資材
の
関係
もあり、さしむき改築は困難である。 なお
電話交換方式
の
改式
は
局舎新築
後実施したい。
—————————————
土井直作
26
○
土井委員長
次に
日程
第四七、八向村
大字升形
に
特定郵便局設置
の
請願
、
金野定吉
君
紹介
、第一五四六号を
議題
とする。
紹介議員
の
説明
を求める。
金野定吉
27
○
金野定吉
君 本
請願
の
要旨
は、
山形縣最上
郡八向村
大字升形
は、
西羽線升形釈
の所在地で、
農業会等
の諸
施設
が集中しているが、
從來郵便局
がないため、常に六キロ以上もある
本合海郵便局
まで行かねば用が足らず、地元民の不便は大である。ついては本部落に
特定郵便局
を
設置
されたいというのである。
土井直作
28
○
土井委員長
次に
政府
の
所見
を伺いたい。
五坪茂雄
29
○五坪
政府委員
八向村
大字升形
に無
集配局
を
設置
することは、
設置予定地
を
升形
駅前
附近
とすれば、一
應設置標準
に達しているから、
予算
及び他との振合いを見て
將來計画
上相当考慮する。
—————————————
土井直作
30
○
土井委員長
次に
日程
第五〇、
電話加入申込者等
に
公債
を引き受けさせるための
臨時措置
に関する
法律
の
施行延期
の
請願
であるが、これに関する
法律
は、先
日本委員会
において審議の上、採決してあるし、すでに本
会議
を通過しているので、本
請願
の
審査
を省略することとしたいが、
異議
はないか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
土井直作
31
○
土井委員長
異議
ないと認め、省略することとに決する。
—————————————
土井直作
32
○
土井委員長
次に
日程
第五一、
善通寺
町に
逓信訓練所設置
の
請願
、
豊澤豊雄
君
紹介
、第四五九一号を
議題
とする。
紹介議員欠席ゆえ
、
重井委員
に
説明
を求める。
重井鹿治
33
○
重井委員
本
請願
の
要旨
は今回
逓信省
の
職員養成機構
の
改革
において
職員訓練所
を全國に置くことにな
つて
いるが、もし四國に
設置
されない場合は、四國の
地理的経済事情
よりはなはだ不便な事態を生ずる。ついてはすでに
逓信講習所
が設けられてある
香川縣善通寺町
に本
訓練所
を
設置
されたいというのである。
土井直作
34
○
土井委員長
次に
政府
の
所見
を伺いたい、
五坪茂雄
35
○五坪
政府委員
善通寺
町に
訓練所
を
設置
せられたいとの
請願
であるが、
訓練法
に基く
訓練実施
の場所、
機構
、
内容
などについては目下檢討中であり、まだ具体的には決定しておらないけれども、なるべく從來の
講習所
の
施設
はでき得る限りこれを活用していきたいと思
つて
いる。
—————————————
土井直作
36
○
土井委員長
次に
日程
第五四、
内之浦
町
船間
に無
集配特定郵便局設置
の
請願
、
的場金右衞門
君
紹介
、第一五九六号を
議題
とする。
紹介議員欠席ゆえ
、
重井委員
に
説明
を求める。
重井鹿治
37
○
重井委員
本
請願
の
要旨
は、
鹿兒島縣肝属
郡
内之浦
町
船間地方
は、
人口
多く、
廣大
な林野と豊富な海産物を有しているが、
郵便局
がないため、
生産物
の取引上、
通信
及び
貯金等
に
住民
の不便は大である。ついては速やかに無
集配特定郵便局
を本
地方
に
設置
されたいというのである。
土井直作
38
○
土井委員長
次に
政府
の
所見
を伺いたい、
五坪茂雄
39
○五坪
政府委員
設置予定地字船間
は
岸良局
から約八キロ離れているため、
通信機関
の
利用
には相当不便があるものと思われるが、
享便戸数
が少く、
設置標準
に達していないから、さしむき
実現
困難である。
—————————————
土井直作
40
○
土井委員長
次に
日程
第五九、
菱里
村
大字須川
に無
集配郵便局設置
の
請願
、
塚田十一郎
君
紹介
、第一六一一号を
議題
とする。
紹介議員欠席ゆえ
、
重井委員
に
説明
を求める。
重井鹿治
41
○
重井委員
本
請願
の
要旨
は、
新潟縣東頸城
郡
菱里
村
大字須事
は、
人口
きわめて多く古來より有名な
胃腸藥
「
百草園
」と産地で、また有望なる
油田地帶
であるが、
附近
に
通信機関
がないため、
通信連絡
並びに
胃腸藥
の
輸送等
に大なる
支障
を來している。ついては、
住民
の利便と
産業
の
発展
をはかるため、速やかに本地内に無
集配郵便局
を
設置
されたいというのである。
土井直作
42
○
土井委員長
次に
政府
の
所見
を伺いたい。
五坪茂雄
43
○五坪
政府委員
菱里
村
大字須川
に無
集配特定局
を
設置
することは、
享便戸数
が少く、
設置標準
に達していないから、さしむき
実現
困難である。
—————————————
土井直作
44
○
土井委員長
次に
日程
第七七、
山形郵便局
に
自動式電話機設置促進
の
請願
、
海野三朗
君
紹介
、第一六八五号を
議題
とする。
紹介議員
の
説明
を求める。
海野三朗
45
○
海野委員
本
請願
の
要旨
は、
山形
市は
縣都並びに商工業都市
として本縣の
中心地
で、
通信施設
の完備は緊急である。しかるに
山形郵便局
の
電話
は、旧式の
磁石式
であり、かつ
施設
後四十年を経過しているため、非
能率
で、本縣の
産業振興
に多大の
支障
を來している。ついては本
郵便局
に
自動式電話機械
の
設置
を促進されたいというのである。
土井直作
46
○
土井委員長
次に
政府
の
所見
を伺いたい。
五坪茂雄
47
○五坪
政府委員
山形局
の
電話交換方式
を自働式に
改式
の
予定
をも
つて
、
目下單独廳舎
を建築中であり、現在九分通り進行しているので、これり竣工を待
つて
改式
するよう目下取運び中のものである。
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土井直作
48
○
土井委員長
次に
日程
第八九、
各種學会報告
の
郵便料金軽減
の
請願
、
海野三朗
君
紹介
、第一七四四号を
議題
とする。
紹介議員
の
説明
を求める。
海野三朗
49
○
海野委員
本
請願
の
要旨
は、現在
学術團体
においては、
会員間相互
の
連絡
及び論文その他の文献の
頒布等
は、すべて
通信
によるため、その
通信料金
は現在においてさえ莫大なる
負担
とな
つて
、
事業
の
運営
に大なる
支障
を與えている。ついては
科学振興
の見地より、
各種学会
に対し、
郵便料金
の
軽減
をはかられたいというのである。
土井直作
50
○
土井委員長
次に
政府
の
所見
を飼いたい。
五坪茂雄
51
○五坪
政府委員
科学
の
振興
がわが
國現下
の急務であることは同感であるが、
各種郵便料金
の建て方は、総体的にその
料金
による
收入
でも
つて
その取扱いに要する経費を賄い得るものであることを立前とし、
郵便物
の
各種
の
料金設定
にあた
つて
は、その
料金收入
をあげうる範囲内において、その
内容
たる物の社会的、
経済
的または
文化的貢献
の
程度
の大きいものの
料金額
については、これを低減するように考慮している。すなわち、
郵便物
の
料金
は、その
内容
たる物の性質に應じて定められておるのであ
つて
、その
差出人
がいかに社会的、
経済
的または
文化
的に貢献する
程度
の高い
事業
を営む者であ
つて
も、その
事業
の使命を助成することは、要すれば他の方法にまつこととして、特に
郵便料金
の
軽減
はしていないのであ
つて
、このような
趣旨
で、この点は
利用
の公平という観点からも、
行政廳
の裁量で
特定
の
利用者
の
負担
を軽くすることは適当でないと思われる。もし
差出人
が社会的、
経済
的または
文化
的に貢献する
程度
の高いとの理由で
料金
を低減するときは、このような
差出人
は多数あるため個人差出の
郵便物
の
料金
を著しく高いものとしなければならなくなり、これができないときは
事業收支
の均衡をはかることができないこととなり、ひいては
事業運営
の基礎をも危うくすることとなるので、
本件請願
のような
郵便物
に対し、特別な
低減料金
を設定することは困難である。
—————————————
土井直作
52
○
土井委員長
これにて本日の
請願
の
日程
は全部
審査
を終了したが、これの採決は追
つて協議
の上決することに
異議
はないか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
土井直作
53
○
土井委員長
異議
なきものと認め、採択は後日に讓る。 なお現在まで本
委員会
に送付されている
陳情書
は全部で四十七件あるが、これを全部本
委員会
において了承しておくことにしたいと思うが、
異議
ないか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
土井直作
54
○
土井委員長
異議
なきものと認め了承することに決した。
次会
は明二十九日午前九時より開会することにし、本日はこれにて散会する。 午後二時五十八分散会