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1948-01-26 第2回国会 衆議院 水害地対策特別委員会 第3号 公式Web版

  1. 会議録情報

    昭和二十三年一月二十六日(月曜日)     午後零時十三分開議  出席委員    委員長 山崎 岩男君   理事 大島 義晴君 理事 小笠原八十美君       島上善五郎君    永井勝次郎君       馬場 秀夫君    佐々木更三君       田中 健吉君    川島 金次君       島村 一郎君    竹尾  弌君       田口助太郎君    淺利 三朗君       大石 倫治君    石田 博英君       高田 弥市君    松井 豊吉君       鈴木彌五郎君    志賀健次郎君       野本 品吉君    谷口 武雄君       本間 俊一君   小野瀬忠兵衞君       外崎千代吉君     ————————————— 本日の会議に付した事件  水害地復興に関する決議案起草小委員長より成  案報告聽取の件     —————————————
  2. 山崎岩男

    山崎委員長 これより会議を開きます。  一昨二十四日の本委員会におきましては、水害地復興に関するところの諸般の状況を政府から承つたのでございまするけれども、その処置たるやまことに緩慢でありまして、私どもの意を得るものがなかつたのであります。すなわち昭和二十二年度における予算の更正にあたりまして、五十二億の公共事業費計上を見たのでありますけれども、その中からわずかに二十一億円の今度の災害復旧費の費目より以外に私どもに配分がなかつた。これでは各府縣地方における公共事業というものは、とうていその目的を達することができない。しかも融雪期を控えておりまして、東北関東地方におきましては緊急この処置をとらなかつたならば、その惨害は倍加するおそれがある。ここにおきまして本委員会におきましては、水害地復興に関する決議案を本会議に上程いたしまして、政府を鞭撻し、ここに三十億程度の追加予算計上政府に迫ろうというのが本委員会意見であつたのであります。そこで本委員会としましては、十名の小委員を設けまして、その決議案案文の作成に当つた次第でありまするが、先刻小委員会においてその案文ができ上りました、私が小委員長を兼ねておりますので、ただいまそれを朗読いたします。    水害地復興に関する決議案   昨夏、東北関東地方襲つた曽有の大水害を復旧する事業は、唯に両地方の民生を安定するのみでなく、この両地方がわが國食糧生産に占める地位を考うるとき、極めて重大且つ緊急を要するものである。而もこれら両地方隆雪多量、春を迎えて融雪し、各河川共水量急増して、平年においても多大の水害を及ぼすを常とする。從つて今次水害復旧工事は、この融雪期までに應急処置を構じなければその惨害の及ぼすところ量り知れない。   然るに政府昭和二十二年度の絶対必要額五十億円に対し今日まで二十一億円を支出したるに茂ぎない。ここに衆議院はこの事業重要性に鑑み、院議を以て政府に対し水害復旧費及び早害対策費として必要なる経費を昭和二十二年度追加予算計上提出することを要求する。   右決議する。  本決議案に対しまして御意見はございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  3. 山崎岩男

    山崎委員長 御異議なしと認めまして本決議案を決定いたします。(拍手)  質問の通告があります。石田君。
  4. 石田博英

    石田(博)委員 質問じやありません。小委員会報告をしようと思つたのですが、その必要はないと思いますからいいと思います。御質疑があれば質問を願います。
  5. 山崎岩男

    山崎委員長 なおこの決議案は、本委員会におけるところの決議案としまして、本会議に上程することが議事規則上できないそうであります。そこでこれは各党から持寄りの決議案といたしまして、本会議に上程する運びに相なりますから、さよう御了承のほどをお願い申し上げます。  なお政府委員に対しまして私の方から出席を求めておるのでありまするけれども、参議院の本会議がただいま開議されておりますので、まだお見えになつておりませんから、本日はこれにて散会いたします。     午後零時十八分散会