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1948-06-03 第2回国会 衆議院 国土計画委員会請願小委員会 第2号
公式Web版
会議録情報
0
昭和
二十三年六月三日(木曜日) 午前十時四十八分
開議
出席小委員
小
委員長
村瀬
宣親
君 鈴木 明良君 池谷 信一君 山本 幸一君 野本
品吉
君 小
委員外
の
出席者
國土計画委員
坪川
信三
君 同
守田
道輔君
議員
馬場
秀夫
君
議員
村上
清治
君
議員
三好
竹勇
君
総理廳事務官
賀屋
茂一君
総理廳技官
伊藤
令二君
総理廳技官
大石
博愛君
專門調査員
西畑 正倫君
專門調査員
田中
義一君 —
——
——
——
——
——
——
本日の
会議
に付した事件 請 願 一
碓氷川改修工事施行
の
請願
(
中曽根康弘
君
紹介
)(第三八号) 二 君
ヶ野川砂防工事施行
の
請願
(
村上清治
君
紹介
)(第五七号) 三
斜里川改修工事施行
の
請願
(
永井勝次郎
君 外一名
紹介
)(第七二号) 四
茨城縣
の
災害復旧費國庫補助
の
請願
(
原彪
君
紹介
)(第八九号) 五 黒淵川
改修工事施行
の
請願
(
苫米地義三
君 外二名
紹介
)(第九二号) 六
綾川下流改修工事促進
の
請願
(
福田繁芳
君
紹介
)(第一〇五号) 七
島田
川
上流改修工事施行
の
請願
(
守田道輔
君
紹介
)(第一一二号) 八
天神川改修工事促進
の
請願
(
庄司彦男君紹
介)(第一一五号) 九
佐波川改修工事促進
の
請願
(
守田道輔君紹
介)(第一二四号) 一〇
大里
郡
東部
の
利根川堤防補強工事施行
その 他に関する
請願
(
馬場秀夫
君
紹介
)(第一 三三号) 一一 厚
眞川上流
に
ダム
築設の
請願
(
三好竹勇
君
紹介
)(第一七三号) 一二
尾田
川
改修工事継続
の
請願
(
梅林時雄
君紹 介)(第一八一号) 一三 大栗川
砂防工事施行
の
請願
(
栗山長次郎
君
紹介
)(第二〇四号) 一四
利根川治水工事施行
の
請願
(
関根久藏
君外 一名
紹介
)(第二二五号) 一五
飛騨川上流砂防工事施行
の
請願
(
岡村利右
衞門
君
紹介
)(第二四五号) 一六
會津川
及び
芳養川砂防工事施行
の
請願
(早
川崇
君
紹介
)(第二五五号) 一七
里川砂防工事施行
の
請願
(
梁井淳二
君紹 介)(第二六〇号) 一八
石谷川砂防工事施行
の
請願
(
多賀安郎
君外 六名
紹介
)(第二六四号) 一九
奧山川砂防工事促進
の
請願
(
多賀安郎
君外 六名
紹介
)(第二六七号) 二〇
西川砂防工事促進
の
請願
(
多賀安郎
君外六 名
紹介
)(第二六八号) 二一
岡山縣
における
災害防除施設費
並びに中小
河川改修費國庫補助
の
請願
(
多賀安郎
君外 六名
紹介
)(第二七三号) 二二
岡山縣
の
災害復旧費國庫補助増額
の
請願
(
多賀安郎
君外六名
紹介
)(第二七四号) 二三
岡山縣
の
昭和
二十三
年度
砂防工事費國庫補
助
増額
の
請願
(
多賀安郎
君外六名
紹介
)( 二七六号) 二四 砂川及び
血吸川砂防工事施行
の
請願
(
多賀
安郎君外六名
紹介
)(第二七八号) 二五 田羽根川
砂防工事施行
の
請願
(
多賀安郎
君 外六名
紹介
)(第二七九号) 二六 鳴谷川
砂防工事施行
の
請願
(
多賀安郎
君外 六名
紹介
)(第二八〇号) 二七 長屋川
砂防工事施行
の
請願
(
多賀安郎
君外 六名
紹介
)(第二八一号) 二八
植杉川
及び
山乘川砂防工事施行
の
請願
(多
賀安郎
君外六名
紹介
)(第二八二号) 二九 日
本川
及び
余川砂防工事施行
の
請願
(
多賀
安郎君外六名
紹介
)(第二八三号) 三〇
黒谷川砂防工事施行
の
請願
(
多賀安郎
君紹 介)(第二八四号) —
——
——
——
——
——
——
村瀬宣親
1
○
村瀬委員長
これより
会議
を開きます。
紹介議員
の
都合
によりまして
委員長
において
日程
を適宜変更いたしまするので、あらかじめ御了承願います。
日程
第十二、
尾田
川
改修工事継続
の
請願
、
紹介議員梅林時雄
君、
文書表番号
第一八一号を
議題
に供します。まず本
請願
の
趣旨
の
説明
を求めます。
坪川信三
君。
坪川信三
2
○
坪川委員
ただいま
議題
となりました
尾田
川
改修工事継続
の
請願
の
趣旨
を弁明いたします。
尾田
川は
大分縣
の
坂ノ市
町にありまして、さきに
完成
せられました
丹生川國営大防災工事
の
附帶事業
として、すでに
丹生川合流点
より
右岸
約四百五十メートル、
左岸
約二百メートルまで
完成
、なお本
年度
引続き
右岸
四百九十メートル、
左岸
三百二十二メートルの
工事
が実施され、着々とその
完成
の域に達しつつあることについては、
沿岸地帶
の
農耕者並び
に
関係部落町民とも
に感謝し、一層の
食糧増産
に邁進するの決意を新たにしある
現状
であります。ここにおいて
工事
の竣工に伴い、
上流部
約一千メートルの間を見るに、それがまた昔日のままの流れにして、
河積
がはなはだ狹く、毎年の
出水期
に際しましては、
河川沿岸
一帶にわたり次々と洗掘され、一部においては
農耕地
並びに
家屋等
をも浸害するに至つた
ため
、
関係者
一同組合いたしまして、鋭意補修に努力しつつあるも、
被害箇所
ますます拡大の傾向を呈し、今や
滿身創痍
の
現状
にあり、今後の大
出水
に対しては、多大の脅威と不安とを感じている次第どあります。以上のような
状態
でありますので、今次
施行
中の
工事
に引続き、一千メートル
上流
まで
延長方
お取計らい願えれば、前記の事情も一掃される事実を指摘し、
町民総意
によりまして、ここに
請願
いたしておるような次第でありますから、何とぞ十分御審議の上御採択あらんことを願う次第であります。以上
趣旨弁明
をいたします。
村瀬宣親
3
○
村瀬委員長
本件
に対する
政府
の
意見
を伺います。
賀屋説明員
。
賀屋茂一
4
○
賀屋説明員
お答えいたします。
尾田
川は
大分縣
の
丹生川
の
支川
でございまして、実はこの
丹生川
につきましては、この
支川
の一部の
尾田
川も含めて、
戰時中
から
坂ノ市
の
附近
に
重要施設
がありましたので、これと合わせまして、
災害防除施設
として
改良工事
をいたしたのであります。
支川
の
尾田
川にも
重点
をおいてや
つたの
でありますが、ただいま御
請願
になりましたように、さらに
尾田
川の
上流
には相当悪い所があるのでありまして、一
應防除施設
としては終了したのでございますが、さらに
災害防止
の
施設
として、今年もその
上流
に手を染めておるわけでありますが、
予算
が非常に少いものでありますから、その一千メートルの間を全部今
年度
施行
ということは非常に困難なのでありまして、ほぼ一両
年度
のうちに完了するという
方針
で実は進んでおる次第でございます。
村瀬宣親
5
○
村瀬委員長
御
質問
はございませんか。
——
なければ次に移ります。 —
——
——
——
——
——
——
村瀬宣親
6
○
村瀬委員長
次は
日程
第七、
島田
川
上流改修工事施行
の
請願
、
守田道輔君紹介
、
文書表番号
第一一二号、
紹介議員
の
説明
を求めます。
守田道輔君
。
守田道輔
7
○
守田委員
島田
川
上流改修工事促進
についての
請願
、
本川上流祖生
、
玖珂
、
高森
、
米川地域
に
廣大
なる砂山を存する
島田
川は、
大雨ごと
に
土砂
の流出はなはだしく、その
ため
往年水災
に禍いされ、その
被害
は実に莫大なる
損失
に達し、
食糧増産
と
地方福祉
に影響するところきわめて甚大であります。殊に大正十三年の大
水害
には
高森
町は全
町水底
に沒し、貴重な
人命財産
を烏有に帰する惨事を惹起し、さらに
昭和
二十年の
水害
においては、
本川流域
の
耕地
は大半流失埋沒の災厄に遭い、
家屋
の浸水相次いで拡大し、その
復旧
は
地方財政
の逼迫した現在、きわめて憂慮すべき
状態
におかれておる次第であります。さいわい
本川
の
上流部
は
昭和
十九年以來中小
河川改良工事
として逐次面目を一新しておるところでありますが、
上流部
なかんずく
玖珂
、
高森両町
を中心とする
玖珂
郡西部六箇町村内の
河川
は
旧態
と改め得ず、毎年の
水害
により
荒廃
を重ねておる次第であります。殊に
玖珂
郡
高森町下
市には、
玖珂
郡
米川
村地内の
耕地
五十
町歩
を潅漑する
用田堰
があり、これに影響させる逆流水は遠く伊陸、
祖生
村に及び、
溢流破堤
を助長しておる有樣であります。ここに鑑み本
用水堰
の
改築
とこれに伴う
上流部
の
根本的治水対策
を立て、
本川
の大
改修
を
施行
することにより
水害
の禍根を一掃し、
時局下喫緊
の
食糧増産
に寄與したいと存じます。ついては
國費
御多端の折ではありますが、何とぞ本
河川
の
改修
及び
砂防工事
の
重要性
を究められ、一時も速やかに
工事
を
施行
くだされますよう、
関係町村連署
をもつて
請願
いたす次第であります。
山口縣玖珂
郡
高森町長藤田治太郎
、
山口縣玖珂
郡
玖珂町長原田正直
、
山口縣玖珂縣祖生村長亀岡
助一の
請願
でございます。 この
請願
の
趣旨
に附け加えて一言申し上げたいのでありますが、この
上流河川改修
の根本的な
原因
となりますものは何かと申しますと、今から約二十数年前に
用水取入口
に石の
堰堤
を築いたのであります。今まではくいを打ちまして、土俵をおいて水をとつてお
つたの
でありますが、石の
堰堤
をつくりました
ため
にだんだんと
河床
も上つてまいりますし、今までは
水害ごと
に堰が流されてお
つたの
でありますが、それがなく
なつ
た
ため
に、こうした大きな
——上流
の
三箇町村
にわたりまして、しかもこれは数千
町歩
の
田畑
、数千戸の
家屋
まで浸水するように
なつ
たわけでございまして、人為的な
水害
がその後において起つてまい
つたの
であります。こうしたことはこの縣だけに止まらず、全國にも多くあると考えられます。この根本的のものは、結局縣の
耕地課
がやつた仕事でありますが、縣の
土木関係
の
河川関係
とは連絡をしないでやつた結果、その
地方
に大きな
被害
をこうむつたように
なつ
ておるのでありまして、これが根本的に改められないと、永久に
水害
を除去することはできないのでありますから、この件につきましては根本的な研究の上に立たれて、一日も早くこれが
改修
を
お願い
したいと考えるのであります。
村瀬宣親
8
○
村瀬委員長
これに対する
政府
の
意見
を伺います。
賀屋茂一
9
○
賀屋説明員
お答えいたします。
島田
川の
上流
は、数年前から
災害
がひどく、これが
改修
の要も叫ばれておりますので、縣においてはこの
改修
の
基本調査
をしておるのでありますが、お説のようにこの
河川
の氾濫します
原因
は、
高森
町の
下流
にございます
用水
の
堰堤
、これは相当強固な高いものでありまして、この
ため
にその端を通つております縣道も常に浸水して交通不能になる
実情
であります。また
下流
の方もそれが
ため
に冠水して氾濫するような
実情
であります。
政府
といたしましては、この取
入口
の
堰堤
の
改築
というものが主眼でありますので、実はこの折衝を縣において進めておるのであります。これをどういうふうな
施設
にかえるかということが問題なのでございまして、これについては今縣が研究しておりますが、昨年、一昨年この
高森地方
一帶の
災害
はひどいのでありまして、とりあえず
砂防施設
をしなければならぬ、山くずれが非常に多いのであります。
砂防
につきましても、その
上流地区
においては
重点
を
施工
しているのであります。またとりあえず急速に
破損箇所
を
復旧
するということで、大体
河川改良
の線に沿いまして、再び
災害
を受けないという
方針
で
工事
をしているのでありまして、この
災害復旧
もおおよそ今年くらいには大方目鼻がつく
状態
であります。これと合わせまして、今堰の
改良
ということもよく縣とも打合わせまして、
改良
を実施して
根本施策
を実施するつもりであります。
村瀬宣親
10
○
村瀬委員長
御質疑はございませんか。
守田道輔
11
○
守田委員
いま一点お伺いしておきたいと思います。これが急速にやつていただきたいのでありますが、これはわずか
下流
に五十
町歩
だけの
用水
なんであります。
被害
の方は数千
町歩
、そうして
家屋等
におきましては数千戸に上るのでありまして、先ほどもちよつとここで話があ
つたの
ですが、
用水
、堰をとりはずすか、とりはずさないかという問題と、今度はずした場合にそれをポンプで上げますれば、それに
費用
が要るという、もしもそれをはずしますと、
上流
全体と
農地
の
関係
でありますが、現在一毛作であるのがほとんど二毛作にもなるというような
関係
で、これは今度
農地改良法
という法律ができますれば、それと関連する問題だと思うのでありますが、現在といたしましては、これが
ため
に非常にその
地方
の住民が
戰々兢
々としているのでありますから、ひとつ急速に
山口縣
の
土木部
と
耕地課
との間に御折衝されるように、國の方からもお指図を
お願い
したいと思う次第であります。 —
——
——
——
——
——
——
村瀬宣親
12
○
村瀬委員長
次は
日程
第九、
佐波川改修工事促進
の
請願
、
守田道輔君紹介
、
文書表
第一二四号を
議題
に供します。
紹介議員
の
説明
を求めます。
守田道輔君
。
守田道輔
13
○
守田委員
佐波川改修工事促進
の
請願
、これは
山口縣防府市長
の
宮地良三
氏からでございます。 その
趣旨
を申し上げますと、
佐波川
は
流路延長
一〇〇キロ、
流域面積
四百八十万キロ、本市の
北西境
をなし、豊飽なる
防府平野
を潤すと同時に、本市及び諸
工事
の
水源
として重大な役割を演じつつあり、しかして本
流域
に一度大
降雨
を見んか、
荒廃
せる
水源地帶
と
旧態
依然たる
現状
は、すでに昔現出せる数度の大
災害
をはかるに超ゆることを予想せられ、識者をして慄然たらしむるものあり、さいわいにして
本川
は
直轄河川
として早くより当局において
調査
せられ、現にこれが
改修工事
を一部実施せられつつありて、深く感謝いたしおる次第なるも、
進捗率
すこぶる低く、これを
当市全般
より観するとき、まことに寒心にたえざるものあり、たまたま今次
関東地方
の大
水害
は
当市市民
の上にも深く反映し、
市民
をして
戰々兢
々たらしめたり。ここにおいて本
事業
の強化をはからざれば、あたらこの教訓を無為にするのみならず、尊き
人命
はもちろん、
当市過半
を失流するおそれなしとせず、この
災害
を未然に防止し、民生を安定し、
地方産業
の拡充をはかり、
國家再建
に資せんとす。ついてはわれわれの目前の憂苦を御賢察の上、
本川改修工事
に拍車をかけ、大々的に
改修工事
の実施せられんことをここに
実情
を具し
請願
する次第なり。 これは今年ももうすでに
水害
の若干の
被害
を受けているのでありまして、先般
來地元民
が協力して
堤防
の
蒿上げ
をやつたということを私聞いているのでありますが、
建設院
の
直轄工事
として今すでに
施工
されておりますが、何分にも
昭和
二十二
年度
の
予算
を見ますると少いのでありまして、しかも百数十万円の
費用
の中で、むしろ
監督費
の方が多くて、実際
工事
にはわずかしか使われていないような
現状
でありまして、こうした
状態
ではいつ何時雨が降つてまいるやもわかりません。そのときには大きな損害が起つてくると思うのでありまして、
監督費
の十倍ぐらいは
工事費
を出してもらいたい。こういうふうに考えているのでありますから、ぜひひとつ本
委員会
においても御採択願いたいと思う次第であります。
村瀬宣親
14
○
村瀬委員長
本件
に対する
政府
の
意見
を伺います。
賀屋茂一
15
○
賀屋説明員
お答えいたします。
佐波川
は
防府
市の
工場用水
の
水源
として、また
防府平野
を潤している川でありますが、実は
戰時中
に
防府
市の周辺に
重要施設
がたくさんできました
ため
に、急遽
改修工事
を着手した川でありまして、
戰時中
は非常に急がれまして、実は
政府
としましても
重要施設
のあるところでありますから、特に
左岸側
に
重点
をおいて
改修
をしたのであります。その後引続いて
施工
はしているのでございますが、
國庫財政
の
関係
で
治水事業費
も十分でありませんので、ただしま御
請願
のように、毎
年度
の
工事費
が非常に少いことはまことに残念に思つているのでございます。二十三
年度
の
工事費
から考えましても、佐渡川に
重点
をおいていくことはなかなか困難な
状態
でございます。つきましては僅少でごでいますが
重点実施
をしまして、それ以上は
堤防
その他を強化いたしまして、
出水
に対処するという
方針
で、御
請願
にははなはだほど遠いのでありますが、
國庫財政
の
都合
で
政府
としましてもはなはだ残念なのでございますが、ここ二、三年はその
重点
的な
施工
はできかねるという実は
財政
の
状態
にあるのであります。
村瀬宣親
16
○
村瀬委員長
御
質問
はありませんが。 —
——
——
——
——
——
——
村瀬宣親
17
○
村瀬委員長
次は
日程
第一〇、
大里
郡
東部
の
利根川堤防補強工事施工
その他に関する
請願
、
馬場秀夫
君
紹介
、
文書表
第一三三号、
紹介議員
の
説明
を求めます。
馬場秀夫
18
○
馬場秀夫
君 本
請願
は
埼玉縣大里
郡
東部
の
利根川堤防補強工事
に関する件でありますが、
東部地区八箇町村
の
代表
をもつて、
利根川堤防補強促進連盟
をこしらおておりますが、その
代表
八名以下二万四千三百七十名の署名をもつて
請願書
が提出されているのであります。その
請願
の
要旨
は、昨年決壊いたしました
利根川
の
堤防
が竣成いたしまして、
委員
の各位には現地にわざわざ御出張いただきましてごらんいただいたのでありますが、あのときごらんいただきましたごとく、昨年の決壊がまず第一、溢水によ
つて土手
を水が越した
原因
によるというので、
應急措置
といたしまして、
蒿上工事
を地元民の協力を得てや
つたの
でありまするが、
建設院
の
計画
によると、実は
埼玉縣
として爾
來一番利根川
の弱いと言われている
上流妻沼以北
の
地域
まで
蒿上工事
の
予算
がとれておらぬというようなことで、昨年
以來地元
では大騒ぎをやつてお
つたの
であります。昨年はたまたま鉄橋その他の
関係
で、一番南部の、
埼玉縣
といたしましては從來第三ぐらいと考えておつたところが決壊し、北部は逃れたのでありまするが、あれが第一、第二
危險
地区の
蒿上工事
を終えますると、本年以降におきましては最も
危險
視される
上流妻沼
から
男沼
に至る、あるいはそれ以後に至る小
山川堤防
が決壊する
危險
にさらされるのであります。これが切れますると、昨年以上に、
埼玉縣
はほとんど全国的に浸水の
危險
に襲われるわけであります。從いまして、その
應急措置
としての
蒿上工事
を、さらに北の方にまで、
上流地点
に延長されんことをぜひひとつ本
委員会
で取上げて御実行くださるよう
お願い
申し上げる次第であります。
村瀬宣親
19
○
村瀬委員長
これに対する
政府
の
意見
を伺います。
伊藤令二
20
○
伊藤説明員
お答えいたします。この
請願
の
綱沼川附近
の
利根川堤防
は、昨年の大
洪水
の際に非常な
危險
に瀕したことは、ただいま御
説明
のあつた
通り
でありまして、実はこの
附近
の
堤防
の
補強工事
につきましては、
昭和
十四年以來
施行
しております
利根川増補工事
におきまして蒿上補強することに
なつ
ていたのですが、
戰時中政府
の
財政
その他の
都合
で、遂に今日まで延期されておりますのははなはだ遺憾と存じます。昨年の
洪水
の結果から見ましても、非常に重要な
箇所
であることはよくわかつておりますので、本
年度
はぜひ
男沼
川
附近
の築堤の
蒿上工事
は至急実施して、
埼玉縣下
の
水害
の
危險
のないように努力いたしたいと考えております。
馬場秀夫
21
○
馬場秀夫
君 本
年度
と申しますると、この二十三
年度
予算
が
通り
ますると、
出水
前に早急におやりになるという御
意向
ですか。あるいはことし中に來年に備えるという御
意向
ですか。
伊藤令二
22
○
伊藤説明員
本年の
出水期
に、もちろん十分なことはできかねると思いますが、
予算
も近く決定いたす段取に
なつ
ておりますから、決定次第至急本年の
洪水
に対しても、できるだけの処置を講じたいと思います。 —
——
——
——
——
——
——
村瀬宣親
23
○
村瀬委員長
次は
日程
第二、
君ケ野川砂防工事施行
の
請願
、
村上清治
君
紹介
、
文書表番根
第五七号を
議題
に供します。
紹介議員
の
説明
を求めます。
村上清治
24
○
村上清治
君 これは
秋田縣
の
河川
でありまして、
君ケ野川
は
秋田縣道川
村を縱断流下したしまして、直接日本海に流入する
河川
であります。河辺郡由利郡の境を源といたしまして、
流域面積
二十七平方キロ、
流路延長
九キロの
荒廃小河川
であります。分水嶺は標高二百メートル内外の山地でありまして、
平均流域巾
三キロ、これによつていかに急流であ
つて洪水期
に短時間に
出水
するかはかり知れぬのであります。土質は
流域
がほとんど第三期層に属しまして、かつ
民有林
でありますから林相が良好でありません。無
立木地
も多く、良好なる
水源状態
と称し得ません。また地盤の
荒廃
もはなはだしくありまして、
上流山腹
の崩壊が多く、
降雨
の際は土石が流出いたしまいて、
河床
は年々
上流部
においては上昇し、
下流部
においては底下しまして、
渇水期
には
水源
の枯渇、
潅漑用水
の不足はなはだしく、
洪水期
には
中流部
以下の
耕地
の
被害
が甚大でありまして
田畑
の
荒廃
がはなはだしく、
砂防工事
の必要を痛感する次第であります。昨年も七月以降数度の
豪雨出水
によりまして
耕地被害面積
五十
町歩
、
農耕伊設被害
十
箇所
百五十万円、
一般土木被害
二十四
箇所
三百万円に達しまして、うち特に
緊急復旧
を要する
箇所
は、十八
箇所
二百万円を
國庫
の
補助
を得て、
施行
中でございますが、全体的に
計画
し、恒久的の
施行
をするのでなければ本
河川
の維持は困難でありまして、民心の安定を欠くおそれがありますので、
右実情
御
調査
の上に
砂防指定
の
河川
に編入せられまして、一日も早く
施行
せられまするよう
請願
する次第であります。何とぞ御採択あらんことを希望いたします。
村瀬宣親
25
○
村瀬委員長
本件
に対する
政府
の
意見
を伺います。
大石博愛
26
○
大石説明員
お答えいたします、右は昨年の
水害
に特にひどく
荒廃
いたしまして、その
実情
は縣からの報告がまいつておりましてよく承知いたしております。御
請願
の御
趣旨通り
、至急にこれを
調査
いたしまいて、
実施計画
を立とまして御要望に副いたいと考えております。 —
——
——
——
——
——
——
村瀬宣親
27
○
村瀬委員長
次は
日程
第一一、厚
眞川上流
に
ダム
築設の
請願
、
三好竹勇
君
紹介
、
文書表番号
第一七三号、
紹介議員
の
説明
を求めます。
三好竹勇
君。
三好竹勇
28
○
三好竹勇
君 ただいま上程せられました
請願
の
趣旨
を申し上げたいと思います。 この
請願
は、
北海道
の
勇拂郡厚眞
村は二千
余町歩
の
水田
がありまするが、この
水田
は本村を縱貫する厚眞川をただ一つの頼みとしておるのでありまするが、この厚眞川は、最近の森林の伐採あるいは
未開地開発
とともに、一時の
出水量
が急に増大して、その氾濫の
被害
は言語に絶しておる
状態
でありまして、またその反面平時においては、水量は年とともに減じておるようなありさまでありまして、あたら美田を
荒廃
に任せているという
状態
であります。ついてはこれを合理的に調整する
ため
に、この厚眞川の
上流
に
ダム
を築設せられたいという
請願
でありまして、どうぞ本
委員会
において採択くださるように
お願い
をいたします。
村瀬宣親
29
○
村瀬委員長
これに対する
政府
の
意見
を伺います。
伊藤令二
30
○
伊藤説明員
お答えいたします。厚眞川は
北海道
における川でありまして、
下流
の
耕地関係
に重要な
河川
と存じておりますので、まだ十分の
計画
が立つておりませんが、御
請願
の
趣旨
に副いますように、
北海道廳
とも連絡し、至急
調査
研究いたしまして努力いたしたいと存じます。
三好竹勇
31
○
三好竹勇
君 どうかこれは至急御
調査
になるように
お願い
たしたいと思います。
下流
の方には
改良工事
が相当行われておるのですが、それがほとんど
出水
によつてただちにこわれるという
状態
でありまして、
政府
の
損失
も大でありますから、とにかく
上流
に
ダム
をつくるということは急速な問題でありますので、ぜひ
お願い
をいたします。
村瀬宣親
32
○
村瀬委員長
おはかりいたします。
紹介議員
の御
出席
がない
請願
につきましては、
紹介議員
に代りまして
專門調査員
に
紹介説明
をさせることに御
異議
はございませんが。 〔「
異議
なし」呼ぶ者あり〕
村瀬宣親
33
○
村瀬委員長
それではさように取計らいます。 —
——
——
——
——
——
——
村瀬宣親
34
○
村瀬委員長
日程
第一、
碓氷川改修工事施行
の
請願
、
中曽根康弘
君
紹介
、
文書表番号
第三八号を
議題
に供します。
請願
の
趣旨
を
簡單
に
説明
願います。
田中專門調査員
。
田中義一
35
○
田中專門調査員
簡單
に代読いたします。本
請願
の
要旨
は、
群馬縣碓氷
川は古來
水害
をもつて知られ、最近は山崩れ、
地すべり等
の
ため
河底
が隆起し、特に憂慮にたえないのは炭鉱の堀地が
流域
内に捨てせれて山のように
なつ
ており、一度大水となれば大惨状を呈することは明らかである、ついては該川に徹底した
河川統制計画
を樹立し、速やかに
改修工事
を
施行
されたいというのである。
村瀬宣親
36
○
村瀬委員長
これに対する
政府
の
意見
を伺います。
賀屋茂一
37
○
賀屋説明員
お答えいたします。
群馬縣
の
碓氷川
は
上流
が非常に荒れておりまして、
土砂
が出て非常に
河床
が隆起し、荒れておるのであります。
政府
もこの川の
改修
は相当以前から
計画
いたしておるのでありますが、
國庫財政
の
都合
でまだ実現に至つていないのであります。今後
國庫財政
の許す限り助成をいたしまして、
改修工事施行
を進めていきたいと考えております。 —
——
——
——
——
——
——
村瀬宣親
38
○
村瀬委員長
次は
日程
第三、
斜里川改修工事施行
の
請願
、
永井勝次郎
君外一名
紹介
、
文書表番号
第七二号、
請願
の
趣旨
の
説明
を求めます。
田中專門調査員
。
田中義一
39
○
田中專門調査員
本
請願
の
要旨
は、
北海道
斜里郡斜里村を貫流する斜里川の
改修工事
は、
昭和
十七
年度
より五箇年継続
事業
として着工されたが、鉄橋の資料等の
関係
で中止されている、ついては
食糧増産
と未開地の開発促進の
ため
、速やかに本
工事
を
完成
されたいというのである。
村瀬宣親
40
○
村瀬委員長
政府
の
意見
を伺います。
賀屋茂一
41
○
賀屋説明員
北海道
の斜里川は、二十二
年度
までは
北海道廳
におきまして拓殖
計画
のもとに
改修工事
をしてお
つたの
であります。最近
北海道
の川は大体、この斜里川につきましても
國庫
助成の川に現在
なつ
ておるのでありまして、
建設院
が所管しておるわけでございます。この
改修
ももちろん必要と認めておるのでありますが、本
年度
におきましては、
國庫財政
の
都合
でまだ助成というところに
なつ
ていないのでございます。食糧事情の窮迫いたしております現在、斜里川の
改修
はぜひ必要だと考えておりますので、今後
國庫財政
の許します限り早急に助成をいたしまして、治水の完璧を期したいと考えております。 —
——
——
——
——
——
——
村瀬宣親
42
○
村瀬委員長
次は
日程
第五、馬淵川
改修工事施行
の
請願
、
苫米地義三
君外二名
紹介
、
文書表番号
第九二号、
請願
の
趣旨
の
説明
を求めます。
田中專門調査員
。
田中義一
43
○
田中專門調査員
本
請願
の
要旨
は、青森縣八戸市を貫流する馬淵川の治水
改修工事
は、
昭和
十二年内務省
直轄工事
として着手されたが、経済情勢の変化により
工事
半ばで中止され、これが
ため
沿岸
地域
は
出水
に際して多大の
被害
を受けたが、さらに八戸港の
工事
もこれが
ため
進行を阻害されて國家運輸の
ため
一大
損失
を來している、ついては速やかに
本川
の
改修工事
を
施行
されたいというのである。
村瀬宣親
44
○
村瀬委員長
政府
の
意見
を伺います。
賀屋説明員
。
賀屋茂一
45
○
賀屋説明員
馬淵川の
改修
は、
昭和
十二年かと思いますが、内務大臣直轄の
改修工事
として
施行
したものでございます。これは河口にございます八戸港並びにその
附近
の臨海工業地帯の造成ということに伴いまして
改修
が着工されたのでございます。これは実は河口は新たに新放水路を設けまして、
洪水
を放水によつて流下いたしますとともに、河口の八戸市及び臨海港を護るという考えであ
つたの
であります。
戰時中
においては、
北海道
の石炭の移入の重要な荷揚げの港に
なつ
ておりましたので、放水路の
完成
に力こぶを入れたのでありますが、実はいま一歩というところで
完成
しておらぬのであります。今からいたしますことは放水路の
完成
でございますが、これはまさにできかけたところでございますから、
財政
の許します限りここに
重点
を置きまして、短期間に
完成
したいと考えております。 —
——
——
——
——
——
——
村瀬宣親
46
○
村瀬委員長
次は
日程
第六、
綾川下流改修工事促進
の
請願
、
福田繁芳
君
紹介
、
文書表番号
第一〇五号、
議題
に供します。
請願
の
趣旨
の
説明
を求めます。
田中專門調査員
。
田中義一
47
○
田中專門調査員
本
請願
の
要旨
は、香川縣綾川
下流
改修工事
は
昭和
十六年着工以來継続
事業
として
工事
中であるが、その結果を見ると必ずしも同川の特質に基く緊急度に既應したものとは思えないが、技術的見地がらその必要性あるものとして是認してきた。ついては一部の個人的受益等を考慮することなく、最も急施を要する加茂村地内の
右岸
と西庄町地内の
左岸
の
堤防
を優先的に
施工
されたいというのである。
村瀬宣親
48
○
村瀬委員長
本件
に対する
政府
の
意見
を伺います。
賀屋説明員
。
賀屋茂一
49
○
賀屋説明員
香川縣の綾川は中小
河川
の
改良工事
として、しかもこれは
堰堤
を築設する
工事
でございますので、
戰時中
実は遺憾ながら資材の
関係
で中止のやむなき
状態
に
なつ
てお
つたの
であります。現在においても、
工事
用のセメントは相当多量でありますので、なかなか容易にはいらないのでありますが、
昭和
二十三
年度
においきましては、ただ
堰堤
とさらに河道の
改修
も一部ございますので、縣ともよく打合せをいたしまして、
災害防止
という意味においては遺憾のないようにいたしたいと考えております。
村瀬宣親
50
○
村瀬委員長
御
質問
等ございませんか。 —
——
——
——
——
——
——
村瀬宣親
51
○
村瀬委員長
次は
日程
第八、
天神川改修工事促進
の
請願
、
庄司彦男君紹
介、
文書表番号
第一一五号。
請願
の
趣旨
の
説明
を求めます。
田中義一
52
○
田中專門調査員
本
請願
の
要旨
は、天神川は鳥取縣東伯郡一円にわたる
河川
で、その
水源
を中國山脈美作國境に発する重要
河川
であるが、その
改修
は
昭和
十七年下半期に中途
工事
のまま休止と
なつ
ている、しかるに同
河川
は非常な急流で、しばしば
水害
を起し、
地方
農民は日夜憂慮している
状態
であるから、速やかに
本川
の
改修工事
を
完成
されたいというのである。
村瀬宣親
53
○
村瀬委員長
本
請願
に対する
政府
の
意見
を伺います。
賀屋茂一
54
○
賀屋説明員
お答えいたします。鳥取縣の天神川は
直轄工事
として
改修
いたしてお
つたの
であります。また現にいたしておるのでありますが、
戰時中
も
國庫財政
の
関係
で、十分には行われていなか
つたの
でありまして、
下流
の方は大部分まだ残つておるという
実情
なのであります。
政府
におきましては、
下流
河川
の
改修
が
食糧増産
その他に影響の重大であるということも特に承知しておるますので、
國庫財政
の許す限り、この方にも経費を向けまして、急速に
完成
をはかりたいと考えております。 —
——
——
——
——
——
——
村瀬宣親
55
○
村瀬委員長
次は
日程
第一三、大栗川
砂防工事施行
の
請願
、
栗山長次郎
君
紹介
、
文書表番号
第二〇四号。
請願
の
趣旨
の
説明
を求めます。
田中義一
56
○
田中專門調査員
本
請願
の
要旨
は、東京都南多摩郡由木村を貫流する大栗川は、幅員狹小、かつ屈曲はなはだしく、
河床
の勾配が下調である
ため
、
出水
の都度
土砂
を流下し、沿岸
地域
の
水田
を埋沒している、ついては
國庫
の
補助
を得て速やかに
本川
の
砂防工事
を
施行
されたいというのである。
村瀬宣親
57
○
村瀬委員長
本件
に対する
政府
の
意見
を伺います。
大石博愛
58
○
大石説明員
お答えいたします。大栗川は、
昭和
二十一年十一月末の
調査
によりますと、
砂防工事
費といたしまして約一千二百万円を必要といたすことに
なつ
ております。これの
予算
化に努めまして、
予算
の許す限り
請願
の御
趣旨
に副うよう
工事
の実施をはかりたいとお考えております。
村瀬宣親
59
○
村瀬委員長
御質疑等はありませんか。
——
ちよつとお尋ねいたしますが、本
請願
のただいまの
紹介説明
に、
國庫
の
補助
を得て速やかにということに
なつ
ておりますが、この大栗川の
砂防工事
については、
施行
主体はどういうふうに
なつ
ておりますか。
大石博愛
60
○
大石説明員
これは東京都であります。東京都に対しまして
國庫
の
補助
をいたすわけであります。 —
——
——
——
——
——
——
村瀬宣親
61
○
村瀬委員長
次は
日程
第一四、
利根川治水工事施行
の
請願
、
関根久藏
君外一名
紹介
、
文書表番号
第二二五号。
請願
の
趣旨
の
説明
を求めます。
田中義一
62
○
田中專門調査員
本
請願
の
要旨
は、
利根川
は
昭和
二十二年九月の
水害
には、
埼玉縣
北埼玉郡東村地先約四百米の
堤防
が決壊し、沿岸
地域
に多大の
被害
を與えた、ついては
昭和
二十二
年度
より
利根川
本支流の根本的治水
工事
を
施行
されたいというのである。
村瀬宣親
63
○
村瀬委員長
政府
の
意見
を伺います。
伊藤令二
64
○
伊藤説明員
お答えいたします。
利根川
は昨年の九月に思いがけない大
洪水
が出まして、非常な
水害
を受けましたので、
政府
といたしましては、特に根本的な治水対策を立てる
ため
に、
利根川
治水対策
調査
会を設けまして、目下鋭意根本対策の
調査
研究中であります。速やかに根本対策を立てましてこれが急速実施をはかりたいと考えております。なお、昨年の大
洪水
に鑑みまして、その根本対策の立つ前に、緊急な應急対策は至急
施行
いたしまして、昨年のような
洪水
に対しても十分万全を期したいと考えております。
村瀬宣親
65
○
村瀬委員長
御質疑等ございませんか。 —
——
——
——
——
——
——
村瀬宣親
66
○
村瀬委員長
次は
日程
第一五、
飛騨川上流砂防工事施行
の
請願
、
岡村利右
衞門
君
紹介
、
文書表番号
第二四五号。
請願
の
趣旨
の
説明
を求めます。
田中義一
67
○
田中專門調査員
本
請願
の
要旨
は、飛騨川
上流部
飛騨地区は地勢概して急で、
支川
に相当大きな崩壊
箇所
あり、且つ
戰時中
の濫伐の
ため
、最近
土砂
の流出はなはだしく、
耕地
の埋沒、道路橋梁の流失、護岸破壊等、大なる
被害
を受けている、ついては
國費
を以て速やかに該川
上流
の
砂防工事
を
施行
されたいというのである。
村瀬宣親
68
○
村瀬委員長
政府
の
意見
を伺います。
大石博愛
69
○
大石説明員
飛騨川
流域
の
砂防工事
は、明治三十九年に着手いたしまして、爾來各支流にわたつて
施行
いたしておりますが、何分
砂防
の
予算
の少い
ため
に今日まで十分な成果をあげ得なかつたことは非常に遺憾でございます。
昭和
二十一年十一月末の
調査
によりますと、この
流域
には今後約八億円の
砂防工事
費を必要とすることに
なつ
ております。殊に最近の連年にわたる
本川
上流
地方
の
水害
に鑑みましても、でき得る限りこの
予算
化に努めまして、
請願
の御
趣旨
に副いたいと考えております。 —
——
——
——
——
——
——
村瀬宣親
70
○
村瀬委員長
次は
日程
第一六、会津川及び
芳養川砂防工事施行
の
請願
、早
川崇
君
紹介
、
文書表番号
第二五五号。
請願
の
趣旨
の
説明
を求めます。
田中義一
71
○
田中專門調査員
本
請願
の
要旨
は、
昭和
二十二年七月の
豪雨出水
により、和歌山縣
會津川
、芳養川両
河川
の既設
砂防
が数十
箇所
にわたつて決壊し、多数の
耕地
及び橋梁の流失を見るに至り、今なお
危險
の
状態
にある、ついては該両
河川
に対し
砂防工事
を
施行
されたいというのである。
村瀬宣親
72
○
村瀬委員長
政府
の
意見
を求めます。
大石博愛
73
○
大石説明員
お答えいたします。会津川
砂防工事
は、明治四十一年に着手いたしまして、大正十年まで、及び
昭和
三年、七年、八年、また
昭和
十五年からは十九年まで
施行
いたしました。また芳養川につきましても、
昭和
十五
年度
以來二十二
年度
まで継続いたしましたが、
砂防
予算
の僅少の
ため
に、いずれも中断の形に
なつ
ておるのは遺憾に存じます。殊に本
地方
は一昨年暮の南海の大地震に際しまして、新たな崩壊が起り、昨年の
水害
にはすでにその
土砂
が
下流
に押し寄せるという
被害
が起つておりますので、これに対しましては、二十三
年度
はもちろん
予算
の許す限り
工事
を再開いたしたいと存じます。また本
流域
の全体
計画
に基きましてその
予算
化に努め、將來とも引続いて
請願
の御
趣旨
に副いたいと考えております。 —
——
——
——
——
——
——
村瀬宣親
74
○
村瀬委員長
御質疑等はございませんか。
村瀬宣親
75
○
村瀬委員長
次は
日程
第一七、
里川砂防工事施行
の
請願
、
梁井淳二
君
紹介
、
文書表番号
第二六〇号、
請願
の
趣旨
の
説明
を求めます。
田中義一
76
○
田中專門調査員
本
請願
の
要旨
は、佐賀縣西松浦郡東山代村を貫流する里川は、年々
降雨
に際して
土砂
が流下して
河床
に堆積し、沿紀
地域
に多大の
被害
を及ぼしているので、速やかに
國庫
補助
を以て
本川
の
砂防工事
を
施行
されたいというのである。
村瀬宣親
77
○
村瀬委員長
政府
の
意見
を求めます。
大石博愛
78
○
大石説明員
お答えいたします。里川の
砂防工事
につきましては、
予算
の僅少の
ため
に今日まで未だ着手しておりません。しかしこの川の
砂防工事
の必要性は十分に感じておりますので、二十三
年度
予算
の
増額
が認められれば着手いたしたいと考えまして、すでに設計も用意いたしております。本
予算
に盛りました
予算
の許す限り、
請願
の御
趣旨
に副いたいと考えております。 —
——
——
——
——
——
——
村瀬宣親
79
○
村瀬委員長
次は
日程
第一八、
石谷川砂防工事施行
の
請願
、
文書表番号
第二六四号、
日程
第一九、奥山川
砂防工事
促進の
請願
、
文書表
番第二六七号、
日程
第二〇、
西川砂防工事促進
の
請願
、
文書表番号
第二六八号、
紹介議員
はいずれも
多賀安郎
君外六名、以上一括して
議題
に供します。
請願
の
趣旨
の
説明
を求めます。
田中義一
80
○
田中專門調査員
本
請願
の
要旨
は、
岡山縣
和氣郡福河村を貫流する石谷川は、
戰時中
の松材伐採の
ため
水源
地は
荒廃
し、
土砂
の流下はなはだしく、このまま放置すれば
本川
は埋沒して沿岸
地域
の
被害
は大である、ついては
本川
の
砂防工事
を
施行
されたいというのである。 次に奥山川について申し上げます。本
請願
の
要旨
は、
岡山縣
和氣郡本莊村を貫流する奥山川は、山林濫伐の
ため
土砂
の流下、急激な
出水
、あるいは
水源
の枯渇等による
災害
発生し、これが対策として
本川
の
砂防
、
堰堤
工事
を
施行
し、第一、第二期
工事
を
完成
したが、現在の設計では所期の目的を達することができない、ついては
本川
の
砂防工事
を、積極的
計画
の下に
國庫
補助
を
増額
して速かに
完成
されたいというのである。 次に西川について申し上げます。本
請願
の
要旨
は、
岡山縣
西川の
砂防工事
は
昭和
二十二年に起工したが、
工事費
の
関係
で一時中止と
なつ
ているが、
本川
はその
流域
廣く、
降雨
に際しては排水に支障を來し、旱天に際しては
用水
に事欠き、
耕地
に多大の
被害
を及ぼしている、ついては速やかに
本川
の
砂防工事
を継続
施行
されたいというのである。
村瀬宣親
81
○
村瀬委員長
右三件に対する
政府
の
意見
を伺います。
大石博愛
82
○
大石説明員
お答えいたします。石谷川は
昭和
十四年に約三万二千円で
砂防工事
を
施行
いたしました。次の奥山川につきましては
昭和
十四年、十五年、十九年、二十一年の四年間に約二十六万五千円をもつて
砂防工事
を
施行
いたしております。西川につきましては
昭和
二十二
年度
に着工いたしまして、二十二
年度
は十五万円を投じております。この三川につきましては、
砂防
予算
が少い
ため
に、あるいは中断し、あるいは
工事費
の少い
ため
に
工事
が進捗しないのははなはだ遺憾でありますが、これにつきましては極力
予算
の増大をはかりまして、いずれも
工事
の再開及び
工事
の継続をはかりたいと考えております。 —
——
——
——
——
——
——
村瀬宣親
83
○
村瀬委員長
次は
日程
第二一、
岡山縣
における
災害防除施設費
並びに中小
河川改修費國庫補助
の
請願
、
文書表番号
第二七三号。
日程
第二二、
岡山縣
の
災害復旧費國庫補助増額
の
請願
、
文書表番号
第二七四号、
日程
第二三、
岡山縣
の
昭和
二十三
年度
砂防工事費國庫補
助
増額
の
請願
、
文書表番号
第二七六号を一括
議題
に供します。以上三件はいずれも
多賀安郎
君外六名の
紹介
であります。
請願
の
趣旨
の
説明
を求めます。
田中義一
84
○
田中專門調査員
まず二七三号について申し上げます。本
請願
の
要旨
は、近時
災害
の激増に鑑み、
岡山縣
における
昭和
二十三
年度
工事
要望
箇所
の
災害防除施設
事業
並びに同
年度
における中小
河川
改修
事業
に対し、速やかに
國庫
補助
をされたいというのである。 次に二七四号について申し上げます。本
請願
の
要旨
は、
岡山縣
の
災害
は
昭和
二十年、二十一年、同年震災に引き続き二十二年の
災害
となり、連年災禍を受けており、これが
復旧
事業
の急を要することは言をまたないが、これに対する
國庫
補助
はきわめて僅少である、ついては速やかに
災害復旧
工事費
の
國庫
補助
を
増額
してその
工事
を実施されたいというのである。 次に二七六号について申し上げます。本
請願
の
要旨
は、
岡山縣
は戰時及び戰後における山林の濫伐、開懇等により
水源地帶
は
荒廃
し、一朝豪雨の際は
土砂
が流下して連年
水害
を受けている、又本縣は旱害の大なる縣でもあるので、
水害
防止並びに旱害対策として
昭和
二十三
年度
砂防工事費國庫補
助を
増額
されたいというのである。
村瀬宣親
85
○
村瀬委員長
これに対する
政府
の
意見
を伺います。
賀屋茂一
86
○
賀屋説明員
第二七三号の
災害防除施設費
及び中小
河川改修費國庫補助
の
請願
でありますが、
災害防除施設
が
水害
防止軽減に甚大なる効果があるということは申すまでもありません。つきましては
政府
はこの
事業
には主力を注いでおるのでありますが、現在の國家
財政
の
状態
では思うようにいつておりません。
岡山縣
につきましても、二十三年には千二百余万円の工費を投じてこの防除
施設
をいたしており、すでに着工いたしておりますが、縣の要望の半ばにも達せぬという
実情
であることは非常に遺憾に思つておりますが、今後
國庫財政
の許す限り、この方面には
重点
を注いで継続したいと考えております。なお中小
河川
につきましても、現在
施行
いたしておりまするものにつきましては、できる限り
予算
を配付しまして、短期に
完成
いたしたいと考えております。 次に
災害復旧
工事
の
國庫
補助
でございますが、現在
岡山縣
の
災害復旧
工事
につきましては、大体
昭和
二十年から二十二年までの
災害
の
補助
といたしまして、一億円余の
國庫
補助
をしなければならない
状態
にあるのでありますが、今
年度
本
予算
に計上される
状態
を見ましても、まず三分の一にも達しない
國庫
の
財政
の
状態
でございますので、要望に副いかねることはもちろんでございますが、
政府
といたしましては二十年あるいは二十一年、あるいは南海方面の震災、こういう方面の旧
災害
につきましては、まず速かに
完成
し、次に新らしい二十二
年度
の
災害
にまわすというような方法をとる考えでございます。まず二十一年以前の古い
災害
はできる限り二十三
年度
中に
完成
したいと考えている次第であります。
大石博愛
87
○
大石説明員
請願
第二七六号、
岡山縣
の
昭和
二十三
年度
砂防工事費國庫補
助
増額
の
請願
についてお答えいたします。
岡山縣
はその大半が花崗岩地帶でありまして、その
土砂
崩壊、あるいは山崩れといつたものによりまして、年年
被害
を受けますと同時に、この花崗岩地帶特有の、旱魃に際しましては
潅漑用水
の不足を來たすという
状態
であります。
砂防工事
はその
工事
の
計画
、あるいは
施工
のくふうによりましては、その両者をも滿足させることができるわけでありますが、今日まで
予算
が少い
ため
に思うように
施行
できなか
つたの
は遺憾であります。
昭和
二十三
年度
につきましては
予算
の認められる限り、同縣の
國庫
補助
増額
に対しては考慮いたしたいと考えております。
村瀬宣親
88
○
村瀬委員長
御質疑等はありませんか。
——
なければ次に移ります。 —
——
——
——
——
——
——
村瀬宣親
89
○
村瀬委員長
日程
第二四、砂川及び血吸川
砂防工事
施工
の
請願
、
文書表番号
第二七八号、
日程
第二五、田羽根川
砂防工事施行
の
請願
、
文書表番号
第二七九号
日程
第二六、鳴谷川
砂防工事施行
の
請願
、
文書表番号
第二八〇号を一括
議題
に供します。以上三件はいずれも
多賀安郎
君外六名の
紹介
であります。
請願
の
趣旨
の
説明
を求めます。
田中專門調査員
。
田中義一
90
○
田中專門調査員
本
請願
の
要旨
は、
岡山縣
吉備郡阿曽村を貫流する砂川及び血吸川は、
土砂
の流下多く、從來より
砂防工事
並びに
災害復旧
工流を
施行
していたが、戰爭の
ため
中止され、加うるに山林の濫伐と開懇により益々
土砂
の流下多く、
河床
は隆起して
出水
し、その
被害
は大である、ついては速やかに該両川の
砂防工事
を
國費
を以て
施行
されたいというのである。 次に第二七九号、本
請願
の
要旨
は、
岡山縣
眞庭郡湯原町大字田羽根奧に源を発する田羽根川は、溪谷深く、
出水
時には激流となり、
昭和
九年及び
昭和
十六年には大なる
被害
を與えた、ついては重要資源の確保並びに生産物搬出等の
ため
速やかに
本川
の
砂防工事
を
施行
されたいというのである。 次に第二八〇号、本
請願
の
要旨
は、
岡山縣
吉備郡神在村西部に源を発する鳴谷川は、山林の濫伐と開懇の
ため
土砂
の流出多く、
被害
が大である、ついてはこれが対策として
本川
の
砂防工事
を速やかに
施行
されたいというのである。
村瀬宣親
91
○
村瀬委員長
これに対する
政府
の
意見
を求めます。
大石博愛
92
○
大石説明員
お答えいたします。この三件につきまして一括して答弁させていただきます。砂川は
昭和
七年、八年、同十四年から十六年までの間に約九万三千円をもつて
砂防工事
を
施行
いたしました。次に血吸川につきましては
昭和
七年及び
昭和
十七年、この二年に約三万円を投じております。田羽根川につきましては
昭和
十年、
昭和
十五年に約二万円を投じております。鳴谷川は
予算
が少い
ため
にこれが着工をしておりません。 この四川につきましては最近の
荒廃
状況からいたしまして、特に地元及び縣からも要望があり、すでに二十三
年度
予定に入れまして、実
施設
計もつくつておりますが、本
予算
が確定いたした上は、
予算
が許す限りこの着工を考えまして、御要望に副いたいと考えております。 —
——
——
——
——
——
——
村瀬宣親
93
○
村瀬委員長
次は
日程
第二七、長屋川
砂防工事施行
の
請願
、
文書表番号
第二八一号、
日程
第二八、
植杉川
及び
山乘川砂防工事施行
の
請願
、
文書表番号
第二八二号、
日程
第二九、日
本川
及び
余川砂防工事施行
の
請願
、
文書表番号
第二八三号、
日程
第三〇、黒田川
砂防工事施行
の
請願
、
文書表番号
第二八四号を一括
議題
に供します。以上四件はいずれも
多賀安郎
君外六名の
紹介
であります。
請願
の
趣旨
の
説明
を求めます。
田中專門調査員
。
田中義一
94
○
田中專門調査員
第二八一号、本
請願
の
要旨
は、
岡山縣
川上郡富家村地内を流れる長屋川は、
昭和
二十二年八月の豪雨に沿岸
地域
に多大の
被害
を與えたが、以來決壊続出して交通上極めて不便であり、
被害
もますます増大する
危險
がある、ついては速やかに
本川
の
砂防工事
を
施行
されたいというのである。 第二八二号、本
請願
の
要旨
は、
岡山縣
眞庭郡中和村大字下和字一の茅奥に源を発する
植杉川
及び同部落北方に源を発する山乘川の両川は、渓谷が深く、
出水
時には激流となり、
昭和
九年には全域を決壞し、
昭和
十六年の
水害
に更に決壞
地域
を拡大し、食糧生産及び物資の輸送に多大の支障を來している、ついては速やかに両川の
砂防工事
を
施行
されたいというのである。 第二八三号、本
請願
の
要旨
は、
岡山縣
眞庭郡美和村で合流する日
本川
及び余川は、
戰時中
の濫伐と
土砂
流出の
ため
、
出水期
において沿岸
地域
に大なる
被害
を及ぼしている、ついては速やかに該両川に
砂防工事
を
施行
されたいというのである。 第二八四号、本
請願
の
要旨
は、
岡山縣
眞庭郡美川村大字栗原字坂本不動寺を貫流する備中川支流黒谷川は、急流の小
河川
で、
上流
の山林は濫伐の
ため
降雨
の都度
土砂
の流出多く、沿岸
耕地
に多大の
被害
を與えている、しかるに
本川
の
砂防工事
は
昭和
十六年に基礎
工事
を
完成
しただけで中止されている、ついては
本川
の
砂防工事
を速やかに
施行
されたいというのである。
村瀬宣親
95
○
村瀬委員長
これらに対する
政府
の
意見
を求めます。
大石博愛
96
○
大石説明員
四件一括お答えいたします。このうち山乘川は
昭和
十年に約一万五千円、黒谷川は
昭和
二十二年に十八万円を投じまして、これは継続
施行
中であります。その他の
河川
につきましては
予算
の少い
ため
に未だ着工の運びに至つておりませんのは遺憾に存ずる次第であります。これらにつきましてはいずれも
調査
いたしまして
計画
もありますし、ただ山乘川は目下
調査
中でありますが、それらをできるだけ
予算
化に努めまして、御要望にこたえたいと存じております。そのうち長屋川と黒谷川につきましては、これは二十三
年度
工事
を実施したいと存じまして実
施設
計はすべに了しております。
予算
の許す限りこれらの実施をはかりたいと考えております。
村瀬宣親
97
○
村瀬委員長
御質疑、御
質問
等ございませんか。
日程
第四は
都合
によりまして次会に延期いたします。 本日はこの程度に止め、次会は公報をもつてお知らせいたします。本日はこれにて散会いたします。 午後零時三分散会