運営者 Bitlet 姉妹サービス
使い方 FAQ このサイトについて | login

1948-09-29 第2回国会 衆議院 議院運営委員会 第79号 公式Web版

  1. 会議録情報

    昭和二十三年九月二十九日(水曜日)     午前十一時五十五分開議  出席委員    委員長 淺沼稻次郎君    理事 坪川 信三君       稻田 直道君    工藤 鐵男君       高橋 英吉君    赤松  勇君       笹口  晃君    吉川 兼光君       小島 徹三君    椎熊 三郎君       石田 一松君    田中 健吉君       田中 久雄君    中野 四郎君       木村  榮君  委員外出席者         議     長 松岡 駒吉君         副  議  長 田中 萬逸君         議     員 川橋豊治郎君         議     員 玉井 祐吉君         事 務 総 長 大池  眞君 九月二十九日委員赤松明勅君及び野坂參三君辞任 につき、その補欠として田中健吉君及び木村榮君 が議長の指名で委員に選任された。     ————————————— 本日の会議に付した事件  赤坂離宮使用に関する件  委員派遣承認申請に関する件  衆議院規則改正に関する件  閉会中の継続審査事件処理に関する件     —————————————     〔筆記〕
  2. 淺沼稻次郎

    淺沼委員長 これより会議を開きます。  まず最初に赤坂離宮使用に関する件を議題に供します。事務総長より御説明願います。
  3. 大池眞

    大池事務總長 来る十月八日全國市町村長会議のために赤坂離宮をぜひ使用したいというお申出がありました。
  4. 淺沼稻次郎

    淺沼委員長 使用を許可するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  5. 淺沼稻次郎

    淺沼委員長 さよう決定いたします。     —————————————
  6. 大池眞

    大池事務總長 次に委員派遣承認申請水害地対策特別委員長よりお申出があります。目的は風水害に関する現地実地調査のために田島房邦君、島上善五郎君の二名を九月三十日より二日間静岡縣下に、もう一つ不当財産取引調査特別委員長より石炭國管問題調査のために高橋英吉君、梶川靜雄君、宇都宮則綱君の三名を十月五日より十日間、山口縣下関市長府町貝島太市氏宅に実地調査のため委員を派遣したいから御承認を願いたいということであります。
  7. 淺沼稻次郎

    淺沼委員長 委員派遣の件は承認することに異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  8. 淺沼稻次郎

    淺沼委員長 さよう決定いたします。     —————————————
  9. 淺沼稻次郎

    淺沼委員長 次に國家公務員法改正について事務総長より御説明願います。     〔大池事務総長説明〕     —————————————
  10. 淺沼稻次郎

    淺沼委員長 ただいま事務総長より御説明のありました件は参考資料として、具体的になつたときに問題として扱うことに異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  11. 淺沼稻次郎

    淺沼委員長 さよう取扱うことに決定いたします。     —————————————
  12. 淺沼稻次郎

    淺沼委員長 次に衆議院規則改正に関する件を議題に供します。事務総長より御説明願います。     〔大池事務総長説明
  13. 淺沼稻次郎

    淺沼委員長 他に御意見ありませんか。——ちよつと速記を止めてください。     〔速記中止
  14. 淺沼稻次郎

    淺沼委員長 お諮りいたします。内閣から建設に至る十六委員会のうち、各省別関係委員会は二十五名ずつということに異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  15. 淺沼稻次郎

    淺沼委員長 さよう決定いたします。  それから兼任し得る委員会予算決算議院運営、懲罰と、予算は二十五の倍数にして決算以下三委員会は二十五名にして、図書館運営は十名にすることでよろしゆうございますか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  16. 淺沼稻次郎

    淺沼委員長 それではいま一応の仮決定にしておいて、あとで整理して出していただくことにいたします。     —————————————
  17. 淺沼稻次郎

    淺沼委員長 それから閉会中の継続審査をした議案等処理についてお諮りいたします。
  18. 大池眞

    大池事務總長 御研究願つておきたい事柄があります。國会法改正になりましたために、従来の委員及び委員長は消滅するのか、また閉会継続審査をいたしたもので審査を終了されまして報告書を提出してまいつた場合と、終了せずにそのままになつておる場合が起ると思います。従つて終了した場合に、第三國会でその案が議題となりました場合には、従来その案を取扱つておりました委員長報告をするのがいいか悪いか、この場合に報告をさせるとすればその報告者の資格をどういうことにしたらいいかという問題が一つ残ります。それから終了をせずに審議未了なつておつたような場合には、附則の第九十一條による報告書は一体だれが提出をして研究をすべきものか、今回は異例の場合であるから、便宜上現実にやつてつた委員長から召集日の前日までに一応報告書を提出していただくということ以外にはなかろうかと考えております。もしそういう場合には、本会議で一応中間報告をさせるのかしないのかという点と、いま一点は委員会が消滅した結果、議案は全部議長の手もとに返つてしまつて議長は新たな法律によつて委員会が構成されたときに、またあらためて、これを付託する形にした方がいいかという点が残ります。そういう問題があることだけを御承知願います。
  19. 淺沼稻次郎

    淺沼委員長 これは明日にでもプリントに刷つていただいて、これについてどう考えるかということをきめたいと思います。それに基いて事務当局の方でいろんな案をつくつてもらつて、もう一つは参議院との関係も考慮の上、明日それについて議論することにしたらどうでしよう。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  20. 淺沼稻次郎

    淺沼委員長 明日は十時半から会を開くことにして、ほかにございませんか。
  21. 稻田直道

    稻田委員 会期の問題はどうなりましたか。
  22. 淺沼稻次郎

    淺沼委員長 会期の問題は先日苫米地官房長官のお話では、五日、六日ごろでなければ國家公務員法改正案の取りまとめができないようになつておるから、一日に開くことは不可能である。それでいろいろのことを勘案して十一日ころには開けるであろうとの言明があつて、一応われわれの方としては了承した形になつて、ただそのとき民自党山口君から、われわれの方としては憲法並びに國会法の規定に基いて十月一日に開けという四分の一の署名をまとめ、さらに議案を付して要求したのだが、これに対しての回答はどうかということでありました。それは一日にならざる前に議長を通じて御返事申し上げることになつておつたわけですが……。
  23. 稻田直道

    稻田委員 憲法の五十三條並び國会法の三條の解釈を放任しておるように見えることは遺憾であります。こういう問題は遅滞なくということを厳守してもらわなければならないと思います。
  24. 淺沼稻次郎

    淺沼委員長 運営委員会としては当然政府から議長を通じて代表者のところに返事があつたものと了解しておつたが、今お伺いいたしますと、まだ返事が来ておらぬそうです。議長を通じて政府の方に、この間運営委員会で問題になつた期限を付しての開会要求の問題はどうなつておるかということを聞いて、あなたの方に回付していただくように取計らつていただいたらどうでしよう。
  25. 松岡駒吉

    松岡議長 私は期日を指定しておるということは法律上有効であるかどうか疑問を感じています。それは別としてなるべく早く内閣の方でも回答していただきたいということで官房長官にもはつきり申し上げておきました。承知しましたということでありましたので、できていると思つておりました。
  26. 淺沼稻次郎

    淺沼委員長 議長を通じて問い合せていただいて、場合によつては明日苫米地官房長官にこの席に来て返事願つてもいいわけですから。これはそういうことにして……。
  27. 稻田直道

    稻田委員 最近におきまする風水害に対して民自党最低限度五十億円を政府から何らかの形で支出してもらいたいということを幹部会できめました。このことについて議院運営委員会予算立法に関することですが、政府に何かヒントを与えるという意味で、問題にされる意向はありませんか。
  28. 淺沼稻次郎

    淺沼委員長 議院運営委員会は、ある意味からいえば、いろいろな党派の勢力を代表している委員会でもあるから、この問題を取上げたらどうかという意見も出ましたが、担当の委員会があるのに、われわれがそれを扱うのもいかがかという議論が出まして、もしそういうことがありますれば、水害対策委員長に、至急会議を開かれて、災害対策政府に要求すべきものは要求していただくように願つたらどうでしよう。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  29. 淺沼稻次郎

    淺沼委員長 それでは本日はこれにて散会いたします。     午後零時五十八分散会