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1948-06-30 第2回国会 衆議院 議院運営委員会 第63号 公式Web版

  1. 会議録情報

    昭和二十三年六月三十日(水曜日)     午後二時二分開議  出席委員    委員長 淺沼稻次郎君       小澤佐重喜君    工藤 鐵男君       高橋 英吉君    赤松  勇君       佐々木更三君    笹口  晃君       山下 榮二君    吉川 兼光君       中村 俊夫君    石田 一松君       平川 篤雄君    成重 光眞君       榊原  亨君  委員外出席者         議     長 松岡 駒吉君         副  議  長 田中 萬逸君         議     員 門司  亮君         議     員 北  二郎君         議     員 木村  榮君         議     員 堀江 實藏君         事 務 総 長 大池  眞君     ————————————— 本日の会議に付した事件  政治資金規正法案民事訴訟法の一部を改正す  る法律案及び保險募集取締に関する法律案の  各参議院回付案取扱いに関する件  海外胞引揚に関する特別委員会委員派遣承  認申請に関する件  会期に関する件     —————————————
  2. 淺沼稻次郎

    淺沼委員長 これより議院運営委員会を開きます。  この際お諮りいたしますが、常任委員長会議の答申によりますれば、会期は五日間延長してもらいたいということでありまするが、運営委員会としても、さよう決定することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  3. 淺沼稻次郎

    淺沼委員長 さよう決定いたします。     —————————————
  4. 淺沼稻次郎

    淺沼委員長 次にお諮りしたいと思いますことは、治安及び地方制度委員会から運営委員会の方に部屋のことで要望があります。それを議題に供したいと思います。
  5. 門司亮

    門司亮君 お願いしたい点は、地方財政法案地方配付税法案地方税法を改正する法律案の三件は、予算関係したものでありますが、この三件を予算とともに通さなければならないとすると、限られた時間だけでは足りない。私らの希望といたしましては、午後一時から四時までの時間をいただきたいということであります。
  6. 淺沼稻次郎

    淺沼委員長 これは事務局できめたものを再考願つて委員長同士できめられることと思います。特別早く上げなければならぬということを考慮に入れて、一時間ということでなく、相当時間を與えて完全審議のできるようにしてもらいたいということでいかがですか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  7. 淺沼稻次郎

    淺沼委員長 さよう決定いたします。     —————————————
  8. 淺沼稻次郎

    淺沼委員長 次は議院事務局法案の一部を改正する法律案議院法制局法案、この二案の本会議における説明吉川君にお願いしたいと思います。御了承願いたいと思います。  次に政治資金規正法についての各党の態度をもう一度確認願つて取扱いをきめたいと思います。要するにこれは衆議院の院議を尊重するという意味で進んでよろしゆうございますか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  9. 淺沼稻次郎

    淺沼委員長 さよう決定いたします。     —————————————
  10. 淺沼稻次郎

    淺沼委員長 同時に回付案が二件出ております。民事訴訟法の一部を改正する法律案保險募集取締に関する法律案、この各参議院回付案はどうなつておりますか。
  11. 大池眞

    大池事務次長 民訴回付の趣旨は、科料を新しい刑事訴訟法歩調を合わせたことが主としたことでありまして、そのほかに七月十五日施行となつておりましたものを、刑訴と歩調を合わせまして、明年一月一日施行としたことでございます。その他まだ証人の出頭の拒否証人の宣誓の拒否証人の虚偽の陳述等の場合におきまして、從來訴訟費用の負担ということと、拘留あるいは科料ということになつてつたのを、五千円以下の罰金または拘留という二木建に併科し得るという建前をとつております。これは刑事訴訟法と全部歩調を合わせたのだそうであります。  それから保險募集取締りに関する法律案は、本会議の会合が終りますと同時に関係方面から修正せよという命令が参りましたために、参議院で手を入れておくつて來たものだそうでございます。要点は大蔵大臣生命保險募集人または損害保險代理店登録拒否する場合、及びそれらのものの業務の停止を命じたり、また登録の取消しの処分をなす場合の手続を、愼重にしたほか、必要なものの二、三の字句の修正をしたということでございます。
  12. 淺沼稻次郎

    淺沼委員長 各党で本日中に意見をまとめる。もしまとまらなければ明日ということで異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  13. 淺沼稻次郎

    淺沼委員長 さよう決定いたします。     —————————————
  14. 淺沼稻次郎

    淺沼委員長 次に海外胞引揚に関する特別委員長より國政調査の申請が來ております。
  15. 大池眞

    大池事務総長 從來引揚池の実池調査が認められておらなかつたのを、特に最近に至りまして引揚状況実地調査を議員に限つて認められましたが、会期中であるので河野委員長としては御遠慮しておつたようでありますが、会期終了後ただちに行くことを承認していただきたいというのであります。場所は舞鶴並び函館でありまして、舞鶴は七日間、函館は十日間になつております。
  16. 淺沼稻次郎

    淺沼委員長 一番大きな問題は、特別委員会会期中のものでありますので、会期終了特別委員会をいかように扱うかを決定しなければ、特別委員会委員調査に出ることの可否は決定できません。運営委員会でもう一度特別委員会取扱い方をきめて、その上でさらにこれをどうするかということを決めたらいかがでございますか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  17. 淺沼稻次郎

    淺沼委員長 それではさよう取扱うことにいたします。
  18. 中村俊夫

    中村(俊)委員 先般彈劾訴追委員長から彈劾法改正案を提出いたしまして、御審議願つたのでありますが、私は両委員を兼ねております関係上、これにつきまして彈劾訴追委員会の方で問題が出ましたので、それを申し述べて、皆さんの御意見を承りたいと思います。それは参事その他を雇い入れるときに、両院議長同意並びに運営委員会承認を得るという言葉が修正として出たようであります。ところが彈劾裁判所並びに彈劾訴追委員会は独立した委員会である。從つて議長同意を得るということは了承するけれども、議院運営委員会関係のないこの委員会の行動について、運営委員会承認を得るということは問題だという意見が出ております。議長同意を求めるときに議長が内部的に運営委員会にお諮り願うことは差支えないのでありますが、そういう條項を入れるということはどうだろうかという論が数名の委員から出ております。これは運営委員会委員の方々の御意見を聴いて、しかるべく決定をお願いしたいと思います。
  19. 大池眞

    大池事務総長 あれを入れました理由を申し上げますと、従來は議長同意だけで採用できたのでありますが、その筋の勧告に基きまして運営委員会承認を得た方がいいということで、全部の職員法に入れたのであります。國会図書館職員彈劾裁判所職員國会職員でありますが、國会図書館だけは國会図書館法によつて任免手続が規定されておりますので、別個の單独法によつて除かれておりますが、彈劾法には採用の手続がないので、他の職員並運営委員会承認を一應得る形がよかろうということと、先日の運営委員会で御決定になりましたのは、彈劾裁判所並び訴追委員会予算の編成その他の手続規定は、國会図書館と同じようにおのおのの機関で編成して、図書館の方は図書館運営委員会に諮りますが、彈劾裁判所にはそれがありませんので、一應運営委員会に出して、運営委員会議長のところへ提出する手続をとれということになりますので、彈劾裁判所並び訴追委員会の費用は、一應運営委員会の審査を経るわけであります。もちろん人事そのものに干渉するわけではありません。関係筋意見等もありまして入れたわけであります。
  20. 淺沼稻次郎

    淺沼委員長 もう一度訴追委員会の方でもお考え願うことにして、條文整理が行われた後にこれを審議することにして、この問題を打切つて異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  21. 淺沼稻次郎

    淺沼委員長 さよう取計らいます。     —————————————
  22. 淺沼稻次郎

    淺沼委員長 昨日私参議院國会法の一部を改正する法律案提案理由説明に参りまして、いろいろ御説明申し上げたのでありますが、参議院では常任委員会事項別各省別ということについては相当意見が多いようでありまして、殊に電氣委員会をなくすることについては異論が強いようであります。從つてこれが今会期中に参議院を通過するかどうかについては一点の疑いがあるような氣がいたします。そうであつては第三國会からすぐ議会の運営に支障を來す結果になりますので、衆議院運営委員会としては、議長を通じて参議院の方へ今会期中に案の成立を望む、修正個所があつても、一應修正修正として、回付を願うことにしたらどうかと思いますが、これをお諮りいたします。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  23. 淺沼稻次郎

    淺沼委員長 ではさよう決定いたします。  本日はこれにて散会いたします。     午後二時十八分散会