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1948-04-05 第2回国会 衆議院 議院運営委員会 第25号 公式Web版

  1. 会議録情報

    昭和二十三年四月五日(月曜日)     午後零時六分開議  出席委員    委員長 淺沼稻次郎君    理事 坪川 信三君       赤松  勇君    笹口  晃君       森 三樹二君    小島 徹三君       後藤 悦治君    稻田 直道君       小澤佐重喜君    廣川 弘禪君       山口佐重喜君    山崎  猛君       石田 一松君    川野 芳滿君  出席國務大臣         國 務 大 臣 苫米地義三君  出席政府委員         内閣官房次長  有田 喜一君         法 制 長 官 佐藤 達夫君  委員外出席者         議     員 佐竹 晴記君         議     員 徳田 球一君         議     員 本田 英作君         事 務 総 長 大池  眞君     ————————————— 三月三十日委員大石倫治君は死去した。     ————————————— 本日の会議に付した事件  休会に関する件     —————————————
  2. 淺沼稻次郎

    淺沼委員長 それではこれより会議を開きます。  最初に休会の問題を御懇談願いたいと思います。この間から大体二日くらいの間に議事を終了して、きようあたりから休みたいということになつておつたわけでありますが、議事がまだ全部終了しておりませんし、加えて政府都合等もあろうかと思いまして、本日は官房長官及び法制長官に來てしただきまして、御懇談願いたいと思います。会議を開いておいて、一應懇談の形で進めたいと思いますが異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  3. 淺沼稻次郎

    淺沼委員長 さよういたします。  それからこれについては事務当局の方から今までの議事について、かかつているものと、上つたものについて御説明願います。
  4. 大池眞

    大池事務総長 本日の日程に上つております暫定予算並びに政務次官の臨時設置に関する法律案のほかにすでに上つておるものにつきましては、証券取引法改正する法律案、これはちよつと修正があるようであります。あと政府が発行する福引券当せん金に対する所得税課税特例に関する法律案、それと地方自治法第百五十六條第四項の規定に基き税務署増設に関し承認を求めるの件この三件が現在までにかかつておるわけであります。それ以外に本日上る予定なつておるものといたしましては、復興金融金庫法の一部を改正する法律案海上保安廳法案がございます。これ以外に軽犯罪法案、それから中小企業廳設置法案修正承認が來ておりますので、これも本日上る予定なつております。その程度でありまして、ほかに檢察審査会法案は、修正の案文ができて、今檢討されておる最中でありますから、今、明日中くらいに上るのではないかということになつておるわけであります。あとは最近出た石炭廳設置法案ほか五件というものは、まだ残つておりますので、ちよつと見当がつきません。
  5. 石田一松

    石田(一)委員 上つたのは何と何ですか。
  6. 大池眞

    大池事務総長 上つたの証券取引法改正する法律案、それから政府が発行する福引券当せん金に対する所得税課税特例に関する法律案、それと地方自治法関係税務署増設承認する、この三つです。
  7. 淺沼稻次郎

    淺沼委員長 あと残つておる大きな法剰は石炭廳です。
  8. 大池眞

    大池事務総長 あと出たので残つておりますのき石炭廳設置法案行政代執行法案民訴の一部改正法律案行政事件訴訟特例法案財政法第三條の特例に関する法律案、この五件はまだ審議中であります。
  9. 淺沼稻次郎

    淺沼委員長 事務総長の御説明に何か質問ありませんか。——なければ政府の方の説明を承ることにいたしましよう。
  10. 苫米地義三

    苫米地國務大臣 ただいま事務総長からお話なつたことで大体結構だと思いますが、ただ財政法第三條の特例に関する法律案、これが実は提出が遅れておりまして、今急いでいただきたいということは非常に御無理でありますけれども、これは予算編成上どうしても必要なんで、これだけは何とかして休会の前にやつていただきたい、こう思います。そうでないと予算編成上に非常に影響を及ぼすわけであります。これは非常に御無理だと思いますが、何とかお考えを願いたい。
  11. 淺沼稻次郎

    淺沼委員長 ほかに政府の方から承ることはありませんか。
  12. 苫米地義三

    苫米地國務大臣 今事務総長がお述べになつたのが上るとすれば、これだけです。
  13. 小島徹三

    小島委員 石炭廳設置法案、これはどうですか、行政代執行とか民訴の一部改正とか……。
  14. 佐藤達夫

    佐藤(達)政府委員 行政代執行法案とか、民訴関係などは、どうしても休会までにと申し上げるまでのことはありません。
  15. 小島徹三

    小島委員 石炭廳は……。
  16. 佐藤達夫

    佐藤(達)政府委員 これはやつていただきたいと思います。
  17. 大池眞

    大池事務総長 石炭廳設置法案はまだ出たばかりでありまして、近いうちということであれば無理であろう、休会後になるであろうという委員会の方の見透しです。
  18. 淺沼稻次郎

    淺沼委員長 もう一つ伺つておきますが、かりに衆議院といて一日、二日馬力をかけて休会なつたと仮定して、自然休会の形でいけば、いつでも急用のときには開かれるのですが、政府は再開はいつごろを望まれますか。
  19. 苫米地義三

    苫米地國務大臣 これは本予算ができないでも、五月の暫定予算のことがあります。それにしても十日間くらい、そういう関係からいきますれば、二十一日くらいから始めていただかぬとどうかと思います。
  20. 淺沼稻次郎

    淺沼委員長 ほかに政府に伺うことはございませんか。
  21. 小島徹三

    小島委員 そうすると休会前にどうしてもしなければならぬのは財政法第三條の特例に関する法律案海上保安廳法案復興金融金庫法改正中小企業廳設置法案、それにできれば石炭廳設置法案ということなんですね。あとはいいですね。
  22. 佐藤達夫

    佐藤(達)政府委員 石炭國管が始まつておりますから、われわれはできればと思つておりますけれども、非常に御無理をお願いするということになつても悪いと思つておるわけです。
  23. 石田一松

    石田(一)委員 今五月の暫定予算というお話がありました。もうすでに客観的な状態では五月の暫定予算ということになつておりますが、それとも休会明けには本予算が出るというお見透しで二十一日以後にとおつしやるのですか。
  24. 苫米地義三

    苫米地國務大臣 本予算を今編成にかかつておりますが、それが非常にめんどうであつた暫定予算を出さなれればならぬ。どつちの予算を出すにしても十日間は要る。もちろん國会の方で通過さえすればよいのですけれども……。
  25. 石田一松

    石田(一)委員 十日間あれば暫定予算としないで本予算が出るかどうかという問題です。
  26. 苫米地義三

    苫米地國務大臣 今やつておりますから、その間にうまくいけばよいのですが、財政法第三條に関する問題もありますから、できるならば本予算を出したいということで今やつております。そうでなくと万一暫定予算でも、審議期間は、今までの期間から考えて、十日間ぐらいなければどういもていかぬと思います。
  27. 佐藤達夫

    佐藤(達)政府委員 五月二日締切り法案が若干ありますから、それとにらみ合わしていただかなければならぬ。
  28. 淺沼稻次郎

    淺沼委員長 締切り法案はどういうのがありますか。
  29. 佐藤達夫

    佐藤(達)政府委員 中央行政官廳行政官廳法各省の官制の法律化、それから法律第七十五号の残りが、命令に書き直すのが数件あります。それから裁判官、検察官の報酬。
  30. 淺沼稻次郎

    淺沼委員長 各省関係法律化というのは、休会明けにはすぐ出てまいりますか。
  31. 佐藤達夫

    佐藤(達)政府委員 そのつもりでやつております。行政官廳の方はむつかしいと思いますが、その方は根本法になりますから、今しきりにやつております。
  32. 淺沼稻次郎

    淺沼委員長 政府に対する御質問はよろしゆうございますか。政府のことを一應伺つておいて協議することにいたします。  それではただいま事務総長から審議の経過並びに政府当局から提出されるであろうという法案並びに希望が述べられたのでありますが、これを土台にして休会の問題を話合い願いたいと思います。ちよつと速記をやめてください。     〔速記中止
  33. 淺沼稻次郎

    淺沼委員長 それでは休会に関する問題は本日各委員会に上つておるのは、なるべく早く上げていただくことにして、あと政府からの要望である財政法第三條の特例に関する法律案石炭廳設置に関する法律案、これの審議を今日進めていただいて、その結果をまつて、明日もう一遍相談することにして異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  34. 淺沼稻次郎

    淺沼委員長 さよう決定いたします。それでは明日もう一回議院運営委員会を開きます。  本日はこれにて散会いたします。     午後零時二十五分散会