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大池事務総長 國会法の
改正のことにつきましては、昨日の大体の話の模様を
向うへ傳えたわけであります。そこで昨日問題にな
つておりました点は
常任委員会の立て方の変更、四十二條の問題がここでまだ御
意見がきま
つておらなか
つたわけであります。それと
各派交渉会に代ります
議院運営委員会の小
委員との協議問題を、ここでは一
應御論議を願いまして、そういうような
意味ならば、ある程度の了承はできるのではなかろうかというところまでお話合いが進んでお
つただけで、まだ具体的なところまで発展をしておらぬ点を申し上げたわけであります。それ以外の点におきましては、大体
向うから参
つておりました
意見に対して、特別な反対的の御
意見があるように見受けていないというにという御
報告をしてお
つたわけでありますが、これに対して
参議院の方も、今の
各派交渉会に代ります小
委員の問題については、当院とほぼ同じようでありまして、特に御
異存もないようでございますが、
常任委員会の変更問題といいますか、
制度の立て方
自体につきましては、こちらと同じような御
意見があるようでございまして、急速にこの問題を決定するよりも、この
條文だけはむしろ預か
つておいて、他の
一致したものについてのみ、なるべく早く決定する方向に進めてはどうかというような御
意見では大体
一致をしておると申し上げたのでありますが、その点に関しまして
関係方面では、いかなる方法がいいかということは、
議院運営委員会がおのおの認めるところであるから、この
常任委員会の
制度を
從來の
通りがいいのか、最初の
勧告案のように
事項別にある程度整理するのがいいのか、もしくは本來の案のように
各省別にも
つていくのがいいのか。そういう点を御
議論願つて、それを文書にして至急こちらの方にも知らせてもらいたい。ついては
関係方面等でこの案がいいのじやないかという
意見でアドバイズした
意味合は、
各省別にな
つておれば、
各省別の
委員の者が
予算委員会等に兼務ができて、
予算が
各省にわた
つている
関係で連絡にもよかろう。それで問題が出た場合に、こちらの
委員会、あちらの
委員会お互いに所管の
関係があ
つて、
連合審査会等を幾つもしなければならぬというような不便がなくなるという諸種の点から、むしろこの方が能率的ではないかという
意味で
勧告をしたのであるが、なるべくこういう問題は次の議会からやる。その前の話のように総
選挙後というなら総
選挙後でもいいが、中心的な問題だけはなるべくきめたい
意向であるということだけを
向うが特に主張いたしまして、できれば
國会法の
改正は急速にお願いをして、両院の
意見の
一致しない部分については、これを他日に讓り漸次直していく、そういう形でや
つたらどうかというお話が大体の筋でございます。