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1948-02-07 第2回国会 衆議院 議院運営委員会 第12号 公式Web版

  1. 会議録情報

    昭和二十三年二月七日(土曜日)     午後二時三十八分開議  出席委員    委員長 淺沼稻次郎君    理事 坪川 信三君       佐々木更三君    森 三樹二君       安平 鹿一君    工藤 鐵男君       小島 徹三君    小澤佐重喜君      山口喜久一郎君    石田 一松君       川野 芳滿君    中野 四郎君       林 百郎君  委員外出席者         議     長 田中 健吉君         事 務 総 長 大池  眞君     ————————————— 本日の会議に付した事件  國政調査承認要求に関する件  委員派遣承認要求に関する件  前会の祕密会議記録の取扱いに関する件  國会法改正等に関する件  事務局職員に対する特別手当支給に関する件     —————————————
  2. 淺沼稻次郎

    淺沼委員長 これより議院運営委員会を開きます。  最初にお諮したいのは、この間この委員会にかかりました原侑君に関する問題で、祕密会記録に関する問題であります。この間は一應公表しないことにしておこうということになつたわけでありますが、一應ということは一時の決定でありまして、これをどういうぐあいに扱うか、あらためて御決定を願いたいと思います。  どうでしようか、祕密会の内容も、そう新聞記事と変りがないという議論もありましようが、やはり捜査進行中のものでありますから、それを公表するのは、穏当を欠くという議論も出ないとも限りませんから、起訴が決定するまでこれを公表しないということでいかがですか。     〔「異議なし」と呼ぶあり〕
  3. 淺沼稻次郎

    淺沼委員長 それではそよう決定いたします。     —————————————
  4. 淺沼稻次郎

    淺沼委員長 それから國政調査に関する諮問があります。
  5. 大池眞

    大池事務総長 鉱工業委員会から、石炭工業纎維工業及び中小工業化学肥料工業その他一般化学工業鉄鋼業及び金属鉱工業に関する事項を調査したい。その調査方法は、小委員会を設置したり、関係方面より意見聽取報告及び記録要求生産施設実地調査等も含まれております。  それからもう一つ厚生委員会からは、医療、社会保險、婦人、兒童及び住宅に関する問題を調査したい。これはこられの問題に対する対策樹立目的といたしまして、方法は小委員会の設置、資料要求及び報告説明聽取等でございます。  それから國土計画委員会からは、左記河川の治山、治水計画樹立し、併せて融雪期災害防禦対策檢討のため北上川、米代川、御物川、最上川にこの目的委員派遣をしたいということで、一班、二班といたしまして、一班が荒木委員長内海安吉君、野原正勝君、二班は細野三千雄君、松浦東介君、各班とも四日間であります。参ります所は、第一班が宮城縣岩手縣第二班秋田縣山形縣。  あと委員派遣が三件出ております。國計画委員会電氣委員会電力設施実地調査で、二月十二日から四日間。兵庫縣尼ケ崎市、前田榮之助君、成瀬喜五郎君、川越博君、堀江實藏君の四名となつております。  それから治安及び地方制度の坂東さんの方から、委員派遣で、大阪府下における新警察制度発足状況及び将來の運営に関する実情現地調査のため、門司亮君、松沢兼人君、川橋豊治郎君、坂口主税君の四名で、四日間でございます。この三件が委員派遣承認要求であります。
  6. 工藤鐵男

    工藤委員 委員派遣の件は、みな自分の選挙区だね。
  7. 淺沼稻次郎

    淺沼委員長 そうすると、委員派遣の分は除いて、鉱工業委員会からの國政調査に関する件並びに厚生委員会からの國政調査に関する件、これは承認することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  8. 淺沼稻次郎

    淺沼委員長 それではさよう決定いたましす。  委員派遣の件は暫時保留することにいたします。     —————————————
  9. 大池眞

    大池事務総長 もう一つ、この委員会で御承認を得たいと思いますのは、事務局職員に対する特別手当支給に関する件のことであります。これは國会職員給與規程第十五條の規程によりまして、特別手当支給いたしたいのであります。特別手当支給につきましては、昨年は予算範囲支給することの御了解を得てあつたのでありますが、今回支給をいたしたいという分につきましては、金額については、本委員会の御了承を得なければならないこととなつております。從つてこの金額決定いたしますために、職員組合等と昨年來十分なる了解の上に速記者に対しましては月額平均三百五十円のほかに五百十円、衞視に対しましては月額五十円のほかに五百四十円、他の職員に対しましては月額平均二百五十円のほかに平均六百円を支給することにいたしたいと思つております。  こういう数字が出ましたのは、この前の予算要求のときにいろいろ御了承を願い、また御協力願いました速記者に対しては特別手当として七百五十円、衞視に対しましては住宅料として二百円、百五十円、百円をやるということの案で出ましたときに、給與体系関係上、それだけのことができないということでありまして、特別手当として出すことになつたわけであります。その特別手当という中で速記者の分に対しまして七百五十円ということが認められずに、四百円が認められたわけであります。衞視に対しましては看守等とにらみ合わせて、宿料については月額五十円平均というものが認めわれたわけであります。それ以外の分に対しましては、超過勤務手当支給の規定が適用されておりませんので、七月にさかのぼつてやるだけの金をもらいましたその予算範囲内で、これを運用せよというふうに関係方面とも了解を得まして、先日御報告申し上げたようなわけであります。從いまして予算範囲のものを、超過勤務に対して、どういうようにやるかということで、職員組合等協定したわけであります。從いまして、今定めました金額は実態的には今の超過勤務手当の施行がそのまま適用されませんので、それまでの間、つまり昨年の七月から十二月までの分に対してこういう方法で、その実態の越過勤務に当るものを差上げたいという協定なつたものであります。從いまして、予算範囲と申しましても、大体の予算は、組合の諸君並びに議長運営委員会の皆さんの御協力によりまして、本年度得ております総金額というものは七百六十余万円くらいになつておりまして、その中ですでに七月から十二月までに協定に基いて、また御了承を得て出してしまいましたものが七百二十六万円くらいになつております。今この際職員に出したいと申します昨年一ぱいの超過勤務手当に該当すべき分が百六十五万円くらいになりまして、あと今後一月から三月ままでに渡されるところの大体の予定金額は百七十五万円くらいの残額があるわけであります。この残りの百七十五万円は、今度の正式の超過勤務手当という形で、現実の超過の分に行くものになるわけであります。
  10. 工藤鐵男

    工藤委員 〇・八との関係はどうですか。
  11. 大池眞

    大池事務総長 〇・八とは全然別箇の問題です。〇・八は許可になれば、また一般に出し得ることになります。これは非常に急ぎまして、暮に遡及して差引かれた分の調整資金にもと思いまして、なるべく早くと思つたのですが予算の経理の方が後れておりましたために、なるべく早目に出してやりたいと思つております。
  12. 淺沼稻次郎

    淺沼委員長 ただいま事務総長より報告の、特別手当支給に関する件は了承することに御異議ありませんすか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  13. 淺沼稻次郎

    淺沼委員長 それではさよう決定いたします。     —————————————
  14. 大池眞

    大池事務総長 次に國政調査要求が出てまいりました。これは、労働委員会委員長加藤さんからでありまして、労働問題に対する対策樹立のために委員派遣資料要求及び報告説明聽取本会期中いたしたい、こういう要求が出ております。
  15. 淺沼稻次郎

    淺沼委員長 加藤委員長から要求の、國政調査に関する件は、承認するに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  16. 淺沼稻次郎

    淺沼委員長 さよう決定いたしまして、議長にこの旨答申いたします。     —————————————
  17. 大池眞

    大池事務総長 次に一つお考え願いたいと思いますのは、専門調査員が、今常任委員会に二人ずつおるわけでありますが、予算委員長から議長まで、予算委員会では二人では非常に足りないから、四人にしてもらいたいというような希望が参つております。これも併せて御考究願います。また財政金融委員会から二人では足りないから、三人にしてもらいたいという希望が來ております。いずれ機能発揮等委員会も近く開かれると思いますので、それまでに御考究願いたいと思います。
  18. 中野四郎

    中野(四)委員 これは委員の数から割り当ててどうなるか、四人が適当か三人が適当か、その振合いは……。
  19. 大池眞

    大池事務総長 國会法では二人より少からざるとありまして、予算の上では、大体二人平均にとつております。しかし当委員会とか、あるいは図書館運営委員会等には置いてありません。その分が予算に四名くらい定員が残つているわけです。
  20. 淺沼稻次郎

    淺沼委員長 それでは専門調査員の増員に関する予算委員会並びに財政金融委員会の問題については、機能発揮に関かる小委員会で審議することにしていかがでしようか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  21. 淺沼稻次郎

    淺沼委員長 さよう決定いたします。  それから國会法政正に関する件で、昨日までに問答並びに政正すべき点について、プリントに刷つてあるもの以外に意見があつたら、各委員からとりまとめて御提出を願いたいということになつておりましたが、まだ御提出がありません。何か報告がありましたら、この機会にお願いします。
  22. 小澤佐重喜

    小澤(佐)委員 大体私の方では、意見を出している者もありますし、まだ出していない者もあります。これは相当意見もあるので、もう少し延ばしていただきたいと思います。
  23. 淺沼稻次郎

    淺沼委員長 これはいつごろまで延ばしましようか。
  24. 小澤佐重喜

    小澤(佐)委員 來週の金曜日ころまでどうでしよう。
  25. 淺沼稻次郎

    淺沼委員長 それでは來週の金曜日に、もう一度各議員並びに各会派から意見を持ち寄る、そういうふうに決定してよろしゆうございますか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  26. 淺沼稻次郎

    淺沼委員長 さよう決定したします。  本日の議題はこれで終了したわけですが、ほかに何か御意見はございませんか。  なければこれで会を閉じます。     午後三時七分散会