○
岡田(修)
政府委員 この
組合が今後必要といたしまする債務は、
國家の再
保險がありました当時の有再
保勘定といたしまして三千六百万円、
國家の再
保險がなく
なつた後の無再
保勘定といたしまして六千二百六十五万円、合計九千八百六十五万円の未
拂保險金があるわけであります。そのうち有再
保勘定につきましては、
損害保險中央会から入金があり次第、大体その
保險金を
支拂うことが可能であると考えております。無再
保勘定につきましては、これに対する
支拂資金としまして、
保險料の残額それから
船骸を賣
つた代金、合わせて五百六十六万円だけが残
つておるのにすぎません。從いまして、かりに不
船保險法に基きまして
支拂つておる
保險料に同額の追徴金を
組合員からとるといたしましても、その全体の額が二千九百六十五万円にすぎないのであります。從いまして、その
金額をも
つていたしましては、わずかに六〇%を
支拂うことしかできないのではないか、かように考えております。しかもその
清算をいたしますにつきまして相当の
事務費が要るわけであります。その
事務費が約千万円かかるわけでありまして、それらを考えますと、およそ四〇%程度しか
支拂うことができないのではないか。その未
支拂のものに対しましては、
木船保險組合法に基きましてその
保險金額の削減をするという措置を講じましてそのバランスを合わせたい、かように考えておる次第であります。