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参議院法制部長(
川上和吉君) ただいまの御
意見まことにごもつともな点でありますが、この文章をつくりました氣持は、
両院法規委員会が自主的、自発的に問題を
審議し進めるということは、実は当然なこととしての氣持で書きましたので、なるほど御
注意のように、その点をもつとはつきりした方がいいという御
意見でありますれば、書き直した方がいいと思いますが、そういたしますと、こまかく考えますと三つあるのです。
一つはこの
両院法規委員会は常に自主的、自発的に
審議をされる、これが
一つ。その次に受身のものというふうに、これは実は
二つ使いわけをいたしたわけでありまして、受身の中に、特に三におきましては両
議院の
議院運営委員会だけは、
法規委員会からみると受身のようなかつこうにはなるのですが、ほかの
委員会と違
つてそのことは特にひとつ考えておいてもらいたい。それから二の
法律及び
政令につきましては、すべての
常任委員会がその氣持でや
つていただきたい。それから新
立法の
提案については、さようなことは考えないで、これは
両院法規委員会の自主的自発的なものを主にするのだ、こういうことの使いわけをしましたので、この
委員会で受身にやる方を、実は使いわけをしたというようなことで
整理をいたしておりますので、あるいはこまかく言えば、この
法規委員会が自発的にやるものと、受身でやる中で、特にある
委員会に特殊の事柄を依頼しているような氣持のものと、その他のものと、こう三つになるかと思います。
両院法規委員会が自発的にやることは当然のこととしての結果、
あとの
二つを実は表わしたようなことで、その辺少し読みにくい形にな
つておるかと思うのであります。ただ御
注意のようにしますと、実は
ちよつと文章が書きにくくなりますので、こういうようなことにいたした次第であります。