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説明員(原純夫君) 御
説明いたします。第一表は上半期の用途別の総体の計画表であります。実績も大体これに合うようにや
つております、月別というお話でございましたが、この計画表の実行につおきしては、月別にといいましても、末端において、例えば農産物の供出報奬用の分が四月にいくら出たかということは、統計をと
つておりませんので、
ちよつと分り兼ねる次第であります。これの各項目は、第一に特別
配給用といいますものの中、産業用といいますのは、農産物の供出報奬用乃至石炭始め鉱工業の工場、鉱山という方面に報奨用として出る種類の酒であります。次に非常用その他下にあるような内訳を持つたもので、進駐軍部隊、自家用酒、用途指定酒、非常用ということにな
つております。家庭用の三十九万三千石といいますのは、大体成年男子一人一月三合程度のものであります。仮りにそれを上半期は計画いたし、実行いたしたわけであります。
特殊用と申しますのは、冠婚葬祭の場合は、これは二升を標準といたしまして特配するという分であります。
業務用は、これが料飲停止前まで
業務用として流しましたものの中、そこにありますように、進駐軍の慰安施設用として若干
数字が入
つております。
それから総体の枠の中で特に中味を御
説明申上げておるのがこの一と二であります。この一は、産業用の特配
酒類の内訳、二は官廳集会用の分の中、本省で処理をいたしました分であります。この官廳集会用の分は、月別も分ることは分るのでありますが、大体において平均いたしておりますから、これを六分の一にして頂くという見当であるというふうに御承知願
つて結構であろうと思います。産業用の方につきましては、時期的に、例えば工場方面、鉱山方面のものでありますと、四半期別に、その前の期末の在籍人員を見まして、その成年男子一人に幾らということで割当をいたしますので、大体四半期分が一纏めに出るということでありますが、それは処理の順序によりまして、必ずしも一定をしておらんというようなことにな
つております。農業
関係の分は、やはり供出がある時期に應じて出て参るということで、中央といたしましては、総体の枠を割当てまして、実行は地方の未端に参りますので、月別はこの分については、むづかしいことに相成るわけであります。大体以上であります。