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中平常太郎君 この際申上げてお尋ねしたいのですが、先般舞鶴に参りまして調査いたしましたときに、復
員者が帰
つて初めて親元に通信をするという場合の電報料の問題でありますが、あれは近來電報料も上
つておりまして、その僅かばかりの支給されるその金の中からこれを拂うということは、実際困難な状態がよく如実に分
つてお
つたので、あの
方面へも、これは第一回だけ
家庭に通信するという場合には、永年の間通信をしなか
つたので音信も絶えておる’初めて生きているか死んでいるかということが分るところの第一回の通信が有料であるということは、なんと考えてみても情けない。
國民的に考えましても冷酷なことであるということから、私共は是非この一回だけの電報料は
政府がサービスすべきだ。こういうことをあそこで話し、又
当局に向
つてそういうふうになさるべきだということを帰りましたあとにおいても公に要望しておいたのでありますが、その点はどうな
つておりますか。相変らず電報料まで本人に出させておりますか。乃至は改善されて
政府の手で通信の方はサービスしておられますか。その点をお伺いしたいと思います。