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1947-11-27 第1回国会 参議院 議院運営委員会 第50号
公式Web版
会議録情報
0
付託事件
○新憲法の活用に関する
陳情
(第二十 七号) ○
戰爭犠牲者
の負担公平を
自由討議
の 問題とすることに関する
請願
(第百 三十二号) ○
國会法
第三十九條第二項の議決に関 する件(
労働委員会委員
、
斡旋員
) ○
政党法制定反対
に関する
陳情
(第四 百三十九号) ○
衆議院議員選挙法
中
船員不在投票制
度改正
に関する
陳情
(第四百八十九 号) ○
政党法制定反対
に関する
陳情
(第五 百九号) ○
議員派遣要求
に関する件 ○
衆議院議員選挙法
中
船員不在投票制
度改正
に関する
請願
(第四百八十七 号) ○
國会
の
会期
に関する件 ○
請願
及び
陳情
付託
変えの件
—————————————
昭和
二十二年十一月二十七日(木曜 日) 午前十一時一分開会
—————————————
本日の会議に付した
事件
○
國会
の
会期
に関する件 ○
請願
及び
陳情
付託
変えの件
—————————————
木内四郎
1
○
委員長
(
木内四郎
君) これより
委員会
を開きます。昨二十六日午後二時よりの
常任委員長懇談会
において
議長
より
常任委員会
の
議案審査
の
状況
及び今後の
予定
について
報告
を求められましたが、その大要を御
報告
いたします。 治安及び
地方制度委員会
においては、
予備審査
中のものとして
警察法案
、
消防組織法案
がありますが、其の
審議
は
衆議院
よりの
回付
の時期如何によります。すでに本
付託
に
なつ
ております
地方自治法
の一部を改正する
法律案
は、
目下関係方面
に手続中で
最後的決定
に
至つて
おりません。同
委員会
としては少くとも一週間、
出來
得れば十日間の
会期延長
を希望してをります。
鉱工業委員会
は、
臨時石炭鉱業管理法案
の
審査
のため
相当期間会期
の
延長
が必要にて、今
会期
を
出來
るだけ
延長
してもその
期間
内に
審議
を終了し得るかどうか分りかねる状態にあるとのことです。
予算委員会
は、
分科会
の
報告
は終了いたしまして、
増税法案
の見通しがつけば直ちに
審査
を
終了出來
る
予定
とのことです。 又
財政
及び
金融委員会
においては、
所得税法
の一部を改正する等の
法律案
につき、
政府
は
公布期日
を十二月一日に
予定
して、二十八日までに通過されることを希望してをりますが、
経済力集中排除法案等
もあります
関係
上、七日でも十日でも結構であるとのことであります。
司法委員会
は、現在の
手持案件
は七件で、これらは、いずれも
衆議院
の
回付
次第でありますが、七日間位の
延長
があれば不十分ながら
審査出來
るとのことです。
農林委員長
としては、特に重要なるもの以外は、
会期
中にこの上
政府
より
提出
のないよう、又重要なるものは今週中に
衆議院
より
回付
されるより
議長
より申入れをして頂きたいとの希望であります。その他は特に申上げることはございません。 共産党の
板野勝次
君より
法案審議
の必要上、十二月九日まで
会期
を
延長
することも止むを得ないとして、
会期延長
に御賛成の御
傳言
がありましたから御傳えいたします。
佐藤法制局長官
より
政府
における
法案提出状
…について御説明を聽きたいと思います。
佐藤達夫
2
○
政府委員
(
佐藤達夫
君)
今期國会
に
提出
中の
法案
及び
政府
において
提案
の運びに
至つて
をります
法案
について、
政府
の重要視するものを中心として申上げてみたいと思います。 すでに
提出
中のもので、外部との
関係
上是非今
國会会期
中に成立させて頂きたいと考えておりますものに、
財閥同族支配力排除法案
、
内務省解体関係
の
法案
、
地方財政委員会法案
、
警察法案
、
消防組織法案
、
地方自治法
の一部を改正する
法律案
、
政府
に対する
不正手段
による
支拂請求
の防止に関する
法律案
及び
最高法務廳設置法案等
があります。 又
提案準備
中のもので、是非御
審査
をお願いしたいものの典型的なものとして、
内務省
の
解体
に伴う
建設院
の
設置法案
、
昭和
二十二年
法律
第七十二号の一部を改正する
法律案
、裁判官及び警察官の報酬に関する
法律
の
延長
に関した
法律案
、
民事訴訟法
、
刑事訴訟法
の
期限延長
に関した
法律案
及び
大藏省関係
の技術的な
法案
がございます。 以上一通り
只今
の
状況
を御説明いたしました。
木内四郎
3
○
委員長
(
木内四郎
君) 以上大体
常任委員会
の
意向
と
政府
の
法案提出状況
について、御承知下さつたことと思いますが、
会期
の
延長
と、延ばすならばいつぐらいとするかについて御
審議
を願います。ちよつと
速記
を止めて……。 〔
速記中止
〕
木内四郎
4
○
委員長
(
木内四郎
君)
速記
を始めて……。
黒川武雄
5
○
黒川武雄
君 自由党としては、
会期
の
延長
にはもともと
反対
でありますが、
議案審議
のため事実上必要であると認めますので、今
國会会期
を十二月九日まで
延長
されることを希望いたします。
島清
6
○
島清
君
黒川
君の提議に賛成いたします。
木内四郎
7
○
委員長
(
木内四郎
君)
参議院
の
意向
として今
國会会期
を十二月九日まで、十日間
延長
することとして、御
異議
ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
木内四郎
8
○
委員長
(
木内四郎
君) 御
異議
ないものと認めます。ではさよう決定いたして
議長
より
衆議院
に申入れて頂きます。
寺光忠
9
○参事(
寺光忠
君) 一件御
承認
を願いたいことがございます。
請願
及び
陳情書
を
常任委
が会に
付託
した場合、その後その
付託
が不合理であることが明瞭に
なつ
た場合には、
付託
された
常任委員長
の
承認
を得て、
議長
がこれを
付託
変え
出來
ることを御
承認
願いたいと思います。尚この
付託
変えについては
衆議院
には前例がありますが、
参議院
にはございませんので、御
承認
願いたいと存じます。
一松政二
10
○
委員外議院
(
一松政二
君)
付託
変えの件に関連いたしまして、
只今陳
第二百三十三号、
中古衣類
の
公定價格制度
を廃止することに関する
陳情書
が、
財政
及び
金融委員会
に
付託
されておりますが、これは
商業委員会
に
付託
さるべき性質のものでありまして、不合理だと思いますので、
只今議事部長
の発案に賛成いたします。
木内四郎
11
○
委員長
(
木内四郎
君)
請願
及び
陳情
の
付託
が非常に不合理であることが明らかと
なつ
た場合には、
議長
は
付託
した
委員長
の了解を得て、これを
付託
変えすることが
出來
るということに決定して
差支
ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
木内四郎
12
○
委員長
(
木内四郎
君) 御
異議
ないものと認めます。ではさよう決定いたします。 尚この際、
法制局長官
から
内閣
へ傳えて頂きたいと思いますのは、
法案
が
大分沢山衆議院
に、先に
提出
されておりますが、今後
出來
るだけ
参議院
へも先に
法案
を
提出
されるようにして頂いたら
審議
が進捗するのではないかと思います。
佐藤達夫
13
○
政府委員
(
佐藤達夫
君) 御趣旨の点は
内閣
へ傳えることにいたします。
木内四郎
14
○
委員長
(
木内四郎
君) 本日はこれにて散会いたします。 午前十一時五十九分散会
出席者
は左の通り。
委員長
木内
四郎
君 理事 藤井 新一君 駒井 藤平君 結城 安次君
委員
島 清君
松本治一郎
君
黒川
武雄
君
左藤
義詮君
高橋龍太郎
君 竹下 豐次君 野田 俊作君 東浦 庄治君
板野
勝次
君
委員外議員
商業委員長
一松
政二
君 藤田 芳雄君
—————————————
議長
松平 恒雄君
—————————————
政府委員
法制局長官
佐藤
達夫
君
事務局側
事 務 総 長 小林 次郎君 參 事 (
議事部長
)
寺光
忠君 參 事 (
委員部長
) 河野 克義君