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1947-11-04 第1回国会 参議院 議院運営委員会 第40号 公式Web版

  1. 会議録情報

    付託事件 ○新憲法の活用に關する陳情(第二十  七號) ○戰爭犠牲者の負擔公平を自由討議の  問題とすることに關する請願(第百  三十二號) ○國會法第三十九條第二項の議決に關  する件(勞働委員會委員斡旋員) ○政黨法制定反對に關する陳情(第四  百三十九號) ○衆議院議員選擧法中船員不在投票制  度改正に關する陳情(第四百八十九  號) ○政黨法制定反對に關する陳情(第五  百九號) ○徴税機關豫算に關する調査承認要  求に關する件 ○自由討議に關する件 ○大藏大臣演説に關する件 ———————————————— 昭和二十二年十一月四日(火曜日)    午前十時十九分開會   —————————————   本日の會議に付した事件徴税機關豫算に關する調査承認要  求に關する件 ○自由討議に關する件 ○大藏大臣演説に關する件 ○在外胞引揚促進に關する緊急質問  の件   —————————————
  2. 木内四郎

    委員長木内四郎君) それでは只今より委員會を開きます。先ず豫算委員長から提出されております徴税機關豫算に關する調査承認要求書についてお諮りいたします。
  3. 河野義克

    參事河野義克君) 十月三十一日豫算委員會におきまして、今委員長のいわれました調査承認要求書が出ておりますが、豫算委員長がおられますから、朗讀をいたしたいと思います。  徴税機關豫算に關する調査承認要求書  一、事件の名稱 徴税機關豫算に關する調査  一、調査目的 徴税方法改善を圖るため現下緊急の税務官吏待遇及び徴税費引上問題調査研究する。  一、利益 現下の徴税上の緊急問題の解決に資する。  一、方法 小委員會を設けて關係者から意見を聽取し、且つ必要に應じ實地調査する。  一、期間 今期國會開會中。右本委員會の決議を経て參議院規則第三十四條第二項により要求する。  昭和二十二年十月三十一日     豫算委員長 櫻内 辰郎  參議院議長松平恆雄殿
  4. 櫻内辰郎

    櫻内辰郎君 簡擔にちよつと補足いたします。豫算委員會におきまして徴税機關豫算調査したいという動議が出まして、今日或いは増税をするとか、若しくは税務官吏を殖やすとかというような議があるのでありますが、これらの待遇問題等が非常にやかましくなつておりまして、各方面から待遇改善問題等が訴えられているのであります。で、この際に豫算委員會において特に小委員を選んで、そうしてそれらの問題を一應調査をしようではないかということになりましたので、調査承認要求書を議長宛提出いたしました次第でございます。ただそれだけのことでありますので、これは豫算委員會希望通り承認をして頂きまするように、お願いいたしたいと、こう考えております。
  5. 木内四郎

    委員長木内四郎君) 御意見、御質問ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  6. 木内四郎

    委員長木内四郎君) それでは徴税機關豫算に関する調査承認要求に對して承認を與えることに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  7. 木内四郎

    委員長木内四郎君) 御異議ないと認めます。  次に次囘の自由討議についておはかりいたしたいと思います。先ず日取りを如何いたしましようか。
  8. 野田俊作

    野田俊作君 來週の水曜日は如何でしよう。
  9. 木内四郎

    委員長木内四郎君) 野田委員からの御提案ですが、來週の水曜日ということに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  10. 木内四郎

    委員長木内四郎君) 御異議ないものと認めます。それでは議題につきましては、更に御研究をして頂きまして、次の委員會において決定いたしたら如何かと思います。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  11. 木内四郎

    委員長木内四郎君) 御異議ないと認めます。
  12. 寺光忠

    參事寺光忠君) 衆議院におきましては、本日本會議におきまして大藏大臣から財政演説が行われることになつております。政府側からは、本日の衆議院會議において財政演説のための發言をしたいということの通告衆議院によこしたそうでございます。それに伴いまして、衆議院の方では、本會議において直ちに質疑を行う、財政に關する質疑を行う、こういうふうになつておるようでございます。參議院に對しましては、政府の方といたしましては、衆議院財政演説が済んだ翌日であれば、何時でもよろしい、と申しますのは、衆議院が今日豫定通り財政演説を終りますれば、明日發言通告をよこしたい、こういうことを言つております。追加豫算案の提出ということとちよつと同時でございます。けれども、一般財政演説という建前通告をよこすことになつております。こちらの方でどういうふうに取扱われますか、その點をおはかり願いたいと思います。
  13. 木内四郎

    委員長木内四郎君) 只今議事部長から説明いたしました點、如何いたしましようか。
  14. 駒井藤平

    駒井藤平君 何時やるというのですか、日は何日ですか。
  15. 寺光忠

    參事寺光忠君) 今御説明いたしましたように、本日衆議院財政演説を完了いたしましたら、明日のこちらの本會議でやりたい、若し何かの支障で本日衆議院でやれなかつた場合には、衆議院財政演説が行われた翌日にして頂きたいということが政府側希望なんでございます。要するに衆議院より先きにはちよつと困るというのが、政府側の考え方でございます。
  16. 駒井藤平

    駒井藤平君 衆議院は、その大臣の説明に對して質疑するということでありまするが、參議院の方もそれが望ましいことでありますが、如何でございましよう。
  17. 木内四郎

    委員長木内四郎君) 外に御意見ありますか。
  18. 寺光忠

    參事寺光忠君) 從前のことを申上げるのは甚だ變かも分りませんが、從前とも總理大臣一般施政演説と、大藏大臣財政演説に對しては、本議場におきまして廣く質疑を行うというような建前を取つて來ておりました。このことだけを申上げて置きます。
  19. 木下盛雄

    木下盛雄君 やはり今一番大事な問題は、財政金融問題だと思うのです。それに對する政府側一般演説があるということになつたら、勿論それに對するところの議會における議會側質疑應答は當然なすべきであつて、これをやらないというと、後の審議にも差支えると思うから、一應質疑應答はやることが正しいと思うのですがね。
  20. 木内四郎

    委員長木内四郎君) それでは大藏大臣財政演説がありましたら、それに對して質疑をするということで御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  21. 木内四郎

    委員長木内四郎君) 時間、その他はどういうふうにいたしますか。
  22. 木下盛雄

    木下盛雄君 僕はこの問題は實に重大な質疑應答と思うので、今までのフリー・トーキングの場合と違つて、相當必要があれば時間を十分に與えて、質疑應答目的を達成して行く方が、本質疑應答だけに對しては必要だ、こういうふうに考えます。
  23. 藤井新一

    藤井新一君 實は木下委員のお説は誠にいいが、それは從來の方途であつて、今日縣會法が變つた以上は、一人が數時間もされるのでなくて、各派の交渉においてのやはり振當てがございますから、やはり從來通り、或いはそれを少し含みを持たした意味においての質疑をさせる方がいいと思われます、言い換えれば、一人二十分くらい、それで各派一名という程度くらいにして置けばいいと思います。それを徒らに一人が一時間も、一時間半も質疑をすれば、どうも一日、二日掛つて、そうして却つて結果において効果がないように感じます。
  24. 木内四郎

    委員長木内四郎君) 今の……
  25. 木下盛雄

    木下盛雄君 僕は手放しで、何時間でもやれということを言つたのじやなく、今までのような短時間の質疑應答では満足がいかないだろう、必要があつたら相當長くやるべきだということで、無論無制限にやりたいだけやれというのじやない。今藤井君の言われたように、二十分が妥當ならば二十分に、今まで十分ならば十分というのを延ばせというので、又各派一人ということはどうかと思います。やはり各派に時間を割當てて、或る程度最高何分ということにして、やはり時間で割當てて、その範囲内で質問をして行く。しかしその場合においても、フリ—トーキングの場合とかよりは幾分時間を餘裕を持たした方がいいのじやないか。但しそれは何でもやらなければいかんというのではなくて、與黨側が絶對信頼していて丸呑みするというならば、それはやらなくてもいいのだから……。
  26. 木内四郎

    委員長木内四郎君) ちよつと速記を止めて……。   (速記中止
  27. 木内四郎

    委員長木内四郎君) それでは速記を始めて……。それでは財政演説に對しては各黨派から質問をして、頂くことにしまして、各會派の割當緑風曾二時間、社會黨民主黨自由黨各一時間、共産黨及び無所属懇談會各三十分ということにいたしますことに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  28. 木内四郎

    委員長木内四郎君) 御異議ないものと認めます。  何か外に……特にありませんでしたら委員會をこの程度にしまして、ちよつと御懇談したいことがあるのですが……。
  29. 淺岡信夫

    淺岡信夫君 在外胞引揚促進に關して緊急質問したいのですが、土曜日の特別委員會政府側からもこれに外務大臣、それから厚生省の援護院長官その他が來られまして、その委員會ではいろいろ活溌な質疑應答があつたのでありますが、それにつきまして一つどうしてもこの問題に對しましてはバーンズ前國務長官にしましても、それから對日理事會シーボルト議長にしましても、ポツダム宣言條項從つてああいうような對日理事會でも取り上げられておるような状態なんでありますから、一方これに對して日本の國内的な引揚態勢はどうするかというようなことも考慮されておるようなわけでありまして、こうした點をこの際はつきりと政府の所信を聞きたいと、こう思うのですが、ちよつと速記を止めて頂きたいのですが……
  30. 木内四郎

    委員長木内四郎君) 速記を止めて。    午前十時三十八分速記中止    ——————————    午前十一時六分速記開始
  31. 木内四郎

    委員長木内四郎君) それでは速記を始めて……。  それでは在外胞引揚に對する受入態勢についての緊急質問につきましては、更に各方面ともよく御連絡の上に御研究願いまして、その上に一つおやり願うことにいたしたいと思いますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  32. 木内四郎

    委員長木内四郎君) それでは本日は委員會はこの程度にて散會いたしたいと思います。    午前十一時七分散會  出席者は左の通り。    委員長     木内 四郎君    理事            藤井 新一君            駒井 藤平君    委員            島   清君            塚本 重藏君            松本治一郎君            淺岡 信夫君            木下 盛雄君            黒川 武雄君            伊東 隆治君            稻垣平太郎君            櫻内 辰郎君            佐藤 尚武君            高橋龍太郎君            野田 俊作君            板野 勝次君            藤田 芳雄君   事務局側    參     事    (議事部長)  寺光  忠君    參     事    (委員部長)  河野 義克