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1947-09-29 第1回国会 参議院 議院運営委員会 第30号 公式Web版

  1. 会議録情報

    付託事件 ○新憲法の活用に関する陳情(第二十  七号) ○戰爭犠牲者の負担公平を自由討議の  問題とすることに関する請願(第百  三十二号) ○水害地調査團に関する件 ○各派交渉会に関する件   ————————————— 昭和二十二年九月二十九日(月曜日)    午後二時二分開会   —————————————   本日の会議に付した事件水害地調査團に関する件 ○各派交渉会に関する件   —————————————
  2. 木内四郎

    委員長木内四郎君) それではこれより委員会を開きます。事務総長
  3. 小林次郎

    事務総長小林次郎君) この前三十日の日に、アメリカの議員團で参りますことを申上げましたが、その後模樣が変りまして、時間の都会でこちらには参らないことになりましたから、そのことを皆さんに一應御了解を得て置きたいと思います。來ない理由は分りませんけれども、いずれ時間がない。こういうことなんです。衆議院にも行かないようです。
  4. 木内四郎

    委員長木内四郎君) 前囘板野委員から御発言の問題につきまして、各党の御意見を伺いたいと思います。
  5. 天田勝正

    天田勝正君 過日各党意見を纏めてもう一度協議する。このような決定を見まして、私共社会党の方におきましては、早速総会を開きました結果、当事者である板野君がその名誉のために調査をしてくれという強い要望があつたということからいたしまして、それはそればかりでなく、参議院全体の名誉に関することであるという建前から。社会党としては、これは調査團の諸君の希望通り一つ調査をして立場を明かにしよう。このように決定を見たわけであります。社会党の態度はそのようであるということを報告申上げて置きます。
  6. 木下盛雄

    木下盛雄君 自由党としては、最初に私が申上げましたように、大体大乗的見地から、この問題に対しては余り深入をして、泥試合をしない方がいいのじやないかというような見解を堅持しておるのでありまするが、一面社会党と違いまして、自由党からは一人関係者が出ております関係で、余りに臭い物に蓋式のように考えられるならば、本人たちの御希望があるとするならば、これは徹底的に糾明しても差支えないが、併しながらこの程度でこの問題は收めて行くことが、議院として一番工合がよくはないかという見解を持つております。
  7. 櫻内辰郎

    櫻内辰郎君 民主党もその通りです。
  8. 木内四郎

    委員長木内四郎君) 板野委員から前囘において御発言がありまして、又只今委員よりも御発言がありましたが、事態は非常に明瞭になつておりまして、尚その点につきましては、本日本会議において、板野委員から水害対策に対する報告のあとに附言をされたような次第もありまするので、その程度調査團の方の採られたところが非常に明かになつたと思うのでありますが、板野委員、この程度でいかがですか。
  9. 板野勝次

    板野勝次君 他の会派でそういうふうにお考えならば、たつて私の方で厄介をかけなくてもいいと思うのですが、ただ將來調査に行く場合に、やはり調査の任務、目的、そういつたものがはつきりされて、そうした向う行つても、どういうふうにやる得るかというようなことが予めなされていないと、非常に行つても不便であつたり、いろいろな衝突が起きてくる。こういうことのないように努めて貰うことと、それから國会議員が参りまして、あのごとき問題が起つた場合には、やはり議院の方ではつきりとして、國会の面目を潰さないというだけの処置はやはり、誰かがやつたことだからまあまあというのじやなくて、はつきりするという習慣を一つ附けるようにして頂きたい。そのことを希望いたしまして、各派意向從つてもいいと思います。
  10. 天田勝正

    天田勝正君 今板野委員が仰しやつた希望は、まあ二つあつたのですが、その初めの國会議員が派遣された場合における措置についてはつきりしろという要求は、これは縣会の方へ出すわけですか。又は当該縣へ出すわけですか。どつちなんですか。要求を出さない。ただ將來そういうふうに心掛けて貰いたいとでもいうことを口頭でいうのですか。
  11. 板野勝次

    板野勝次君 そういう意味じやなくて、院議を以て行く場合、若しくは委員会から行く場合に、こちらの委員会若しくは院議を以て行く場合に、漠然と調査に出て行くというのじやなくて、はつきりすると調査限界等も分るので、そういうことが必要だこういうことを言つたわけです。
  12. 木内四郎

    委員長木内四郎君) それではこの問題は一應この程度にいたすことに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  13. 木内四郎

    委員長木内四郎君) 御異議ないものと認めます。
  14. 木下盛雄

    木下盛雄君 一度この前のときに私の提議であの程度で打切る、こういうのを又蒸返したのでありますが、今日板野君が本会議で釈明されたということは、勿論これは明日新聞に出るんだから、そういうことになると又向うから反駁して來て、それを又こちらでやるということのないようにして、いかなることがあつてももうこれは取り上げないことにするか、そうでなくてとことんまでやれば、あとはどういうことがあつても取り上げないということに決めますか。
  15. 板野勝次

    板野勝次君 私の方では今水戸市の方と連絡を取つて、私は数日後には参りまして、そういう水害地の、党として問題を取り上げる一應は手続として議院運営委員会に諮つたのですけれども、尚それでは不十分のように見えるので、党は独自にあの問題を機会に、いろいろな水害対象に出かてけ行く、こういうふうに考えておりますので、若し今日の声明に対して反駁があるならば、我々は我々として問題を追及して行く、こういうふうに考えております。
  16. 木内四郎

    委員長木内四郎君) ちよつと速記を止めて……。    〔速記中止
  17. 木内四郎

    委員長木内四郎君) では速記を始めて……、尚外に問題がありますが、本日御相談されるようなことがありますか。
  18. 木下盛雄

    木下盛雄君 実はこの前ちよつとどこの会派でも研究することになつておる問題ですが、委員会合同委員会の問題ですね。あの場合におけるところの決議権の問題は、我々の方の会派では大分問題になりまして、決議権合同委員会の場合において、主たるところの委員会がやはり握ることになつておるということではどうも困るという声が多いので、これに対する研究を決めて、早くやつて何とか解決をつけなければならんと、こう考えておるのですが。
  19. 木内四郎

    委員長木内四郎君) この問題につきましては、各会派で十分研究した上で、成るべく近い機会にここで一回会議を開いて御協議に、且つ決定したいというふうに考えております。
  20. 木下盛雄

    木下盛雄君 それはいつ頃やりますか、これは前々からの懸案になつているのだから……。
  21. 木内四郎

    委員長木内四郎君) 遅くも來週の初め頃にやりたいと思います。何か外に御意見がありますか。
  22. 天田勝正

    天田勝正君 過日の運営委員会におきまして、塚本厚生委員長からこの委員会に報告された社会事業振興に関する決議案の問題でありますが、これも各派帰つて案を考えてもう一遍議するということになつておりますが、この点いかがでしようか。
  23. 木内四郎

    委員長木内四郎君) あの問題につきましては、まだ塚本委員の方からもその後向うで御協議なつた結果についてもお話がありません。各会派でもいろいろ寄り寄り協議しておられると思います。あの委員会にも各会派から代表者が出ておられ、そこでも相談し、各会派でもいろいろ協議しておることと思います。
  24. 板野勝次

    板野勝次君 ちよつと各派交渉会のことでお願いしたいのですが、衆議院の方では各派交渉会が聞くところによりますと十八名で、それに第一議員倶樂部共産党も入つてつているというのですが、一昨日の話によりますと、各派交渉会規程が今日決まるということです。できれば各派で、前の議院運営委員会にも私は極力主張したのですが、各派から最低一名出るような方法を取つて貰う、殊に衆議院の方ではあれだけの議員がおりながら十八名で、而も第一議員倶樂部共産党も入つておるというふうな実情からするなら、議員の数が少くても最低限度一名は入れるようにして頂く。殊に各派交渉会全会一致でものを決めて行くという建前からしても、人数の制限で小会派は入らないというようなことがあるならば誠に遺憾だと思います。是非もう一度御再考を願つて、我々も正式に参加できる途を是非講じて頂きたいと思います。
  25. 木内四郎

    委員長木内四郎君) 只今板野君の発言について何か御質問なり、御質疑はありませんか。ちよつと今衆議院模樣等事務次長から話があるそうですから……。
  26. 近藤英明

    ○参事(近藤英明君) 参議院議事部長から衆議院議事部長に、お晝聞き合わせましたところによりますと、衆議院はまだ各派交渉会規程が正式に決定至つてないそうでございます。從がいまして小会派の方が正式の交渉委員であるか、或いはオブザーヴアーであるかというような問題も、正式には決まらずにまだ現在交渉会として交渉会を開かれております。その資格については正式に確定いたしておりませんという返事が衆議院議事部長からあつたのであります。
  27. 天田勝正

    天田勝正君 各派交渉会の問題につきましては、大体の枠はこの委員会決定いたしましたが、その規程成文化については、新らたにできた交渉会にお委せする、このように決定をみておりまして、その交渉会の方においてはまだ一度も規程案が論議されたことがないのでありまして、一應交渉会にお委せするということになつたのに、途中から又こつちに振りもぎつてつて來るというようなこともどのようなものかと思う。それでそういう御希望については、やはり各派交渉会の方へ一つお持ち出しを一應願うことにして、檢討を加えてからそれに不備があるというので、各派交渉会で決めたらよいのじやないかということになつたらこれは別ですが、大体において一應総数の決定を見たり、又各派の按分ができてしまつたりした後におきまして、又今度別に考慮するということになりますると、やはりどこかの数を減らすとか何とかしなければならないので、そう急には決まらないのじやないか、こう思いますので、やはり各派意見を纏めて頂きまして、その意向交渉会の方へ反映して貰う、このようにして頂きたいと思います。
  28. 木内四郎

    委員長木内四郎君) 只今天田委員からの御発言のように取り計らうことに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  29. 木内四郎

    委員長木内四郎君) 御異議ないものと認めます。他に何かありますか。
  30. 木下盛雄

    木下盛雄君 さつき交渉会のときに問題になりました要するに委員会中心の審議の方式が、今日の水谷商相からの提案理由の御説明によつて應はちよつと変つてくるようになると思います。その場合において今後どういう方針を以て行くのかということを議院運営委員会として聽かれた場合に、これに対する対策と言うか、今後の見解について或る程度はつきりしておかないと困るのではないか。
  31. 木内四郎

    委員長木内四郎君) この点につきましては、この前の委員会のときに御了解のことであつたかと思うのですが、若し間違いがあつたら訂正を願いますが、法案説明は今のところ委員会に一任してするようになつておるが、重大なる法案についてはこの委員会において決めまして、そうして本会議ででも説明してもろう場合もある。その場合には本会議説明を聽き放しのこともあるし、場合によつてはそれに対してすぐ質問をしても差支ない。こんなふうに了解しておりますが、先程緑風会の方が交渉委員会で言はれたように、その趣旨になつていると思いましたから、私は特にここで申上げなかつたのですが、若し私が今申上げたような趣旨に御了解願えればそれでよいと思いますが……。
  32. 木下盛雄

    木下盛雄君 そういうことを皆さんが御了解になつてつて議院運営委員会見解はつきりと向うへ囘答ができるというようなことであればそれで結構だと思います。
  33. 木内四郎

    委員長木内四郎君) 当時の運営委員会には緑風会の方もおられましたので、緑風会の方からそのことを御連絡して頂いたことと思つておつたのでありますが、若しその点の御連絡が不十分であつたら、今日の委員会模樣緑風会の方から御連絡願うなり、或いは私から御説明しても差支ない。
  34. 佐藤尚武

    佐藤尚武君 今の点は各派交渉会運営委員長から御説明になるということであれば一番はつきりすると思います。勿論緑風会なりに私は説明いたしますが、各派交渉会でそれが問題になつたという以上は、やはり運営委員会委員長各派交渉会に出られて、今の点を説明されるのが一番筋道が立つと思います。若しそう願えれば大変都合がよい。
  35. 木内四郎

    委員長木内四郎君) 今の問題については緑風会交渉委員の方からそういう御質問なり、御意見がありましたから、その方から緑風会の方に御連絡を願つたらいかがかと思つて申上げたので、只今の御意見もありますので、緑風会委員の方から緑風会交渉委員にお話願うと同時に、私から各派交渉会の方にもお話することにいたしたらどうですか、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  36. 木内四郎

    委員長木内四郎君) 御異議ないものと認め、さようにいたします。外に議題がなければ本日はこの程度で散会いたします。    午後二時二十四分散会  出席者は左の通り。    委員長     木内 四郎君    理事            藤井 新一君    委員            天田 勝正君            塚本 重藏君            松本治一郎君            木下 盛雄君            左藤 義詮君            稻垣平太郎君            櫻内 辰郎君            佐佐 弘雄君            佐藤 尚武君            下條 康麿君            高橋龍太郎君            板野 勝次君            佐々木良作