○兼
岩傳一君 私二つだけ申上げさせていただきたい。
一つは今の
歳費と
旅費と
手当の問題ですね。これをどうも今
衆議院の
模樣を聞いておりまするとなにか
歳費などを、当然のものを当然に貰うというように書いてあ
つて、甚だ明朗でないものを感じます。そういう
態度では私は
民主主義時代の
國会議員の
態度において、いささか欠けているのではないか。我々は当然
法律の要求するその
最高官吏よりも高いところの
支給を受けるという権利と同時に、又
國民に対して、その
政治の中心である
最高の
國民の
政治を預かるだけの義務があると思います。
從つて私はこの
歳費、
旅費手当について両院にも
関係することでありますので、
委員長一つ時期を外さないように、この問題を本格的に論議もでき、それによ
つて衆議院の人達とも又話する
機会を持ち、今後の見透しも含めて協議するようにお計らい願いたいと思います。なぜならば、
はつきりこのことを、金のことをいうことを遠慮する
思想こそ、非常に封建的の、非
民主的思想で、
國民のあらゆる階級を代表している、特に我々
無所属懇談会には
團体の
代表者が非常に多いので、今日の状態で四十円ばかりの
滯在費を
貰つて、それでよいと考えてみたり、
法律の
関係で痛いものに触れないように、そういうもので行こう云々の、こういう考があるとすればそういう考では到底いけないので、これは
一つ本格的に
委員長よりこの会でなるべく近い將來にこの問題を本格的に論議して、事実に基づいて正確に解決できるように、
一つ御進行をお願いしたいと思います。それが
一つ、それからもう
一つ、
電話その他の問題、特にこの
電話と乘物の問題ですが、
電話の問題などを
事務局に一任してお
つては解決しないので、これは寧ろ
我我の怠慢であると思います。そこで私共の同僚の一人が最近或る方面で座談的に話して見たのですが、その外にもヒントを得たのです。その点で提案申上げるのですが、
逓信省の
担当当局をこの
委員会に呼んで、そうして堂々と我々が、敢えて
事務局を煩わすことなく、他の
委員会がそれぞれ
建設事業については
建設の
当局を呼び、
運輸については
運輸の
当局を呼ぶように、
一つ逓信省の
電話の係を呼んで、どうしてこんなに遅れたのか、一体どこに物を持
つているのか、そうしてそれはどういうふうにして解決するのか、
一つ即刻この席へ呼んで、責任のある答弁をとことんまで追及して、そうして即刻実行する。尚この外の問題もそのように計らうので
國会議員当然のやり方だという氣持がいたします。そういう感じがしましたから……
〔「賛成」「
異議なし」と呼ぶ者あり〕