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1947-08-15 第1回国会 衆議院 予算委員会 第6号
公式Web版
会議録情報
0
昭和
二十二年八月十五日(金曜日) 午後二時五分
開議
出席委員
委員長
鈴木茂三郎
君
理事
小島 徹三君
理事
庄司 一郎君 荒畑 勝三君 稻村 順三君 海野
三朗
君
加藤シヅエ
君 河合 義一君 中原 健次君
西村
榮一君 安平 鹿一君 山花 秀雄君 押川 定秋君
川崎
秀二
君 五坪 茂雄君
寺島隆太郎
君 長野重
右ヱ門
君 原 健三郎君 淺利
三朗
君 磯崎
貞序
君 角田 幸吉君
西村
久之
君
世耕
弘一君
苫米地英俊
君
今井
耕君
野坂
參三君
出席國務大臣
大藏大臣
栗栖 赳夫君 ————————————— 本日の
會議
に付した事件
昭和
二十二年度
一般會計豫算
(
補正
第一號) —————————————
鈴木茂三郎
1
○
鈴木委員長
會議
を開きます。 これより
昭和
二十二年度
一般會計豫算補正
(第一號)を議題といたしまして、
討論採決
にはいります。
討論
は通告順によ
つて
これを許します。稻村順三君。
稻村順三
2
○
稻村委員
本
豫算
は
豫算編成
の常道から見ますと、
勞働省
だけ切り離してやるということはちよつと妥當を缺くように思われます。しかしながらわが國の當面せる
經濟危機
の切り抜けのためには、
勸勞大衆
の活動にまつところが、實に緊急を要するという提示から考えまして、
當然勞働行政
の
革新強化
が
片山内閣
の重大な
使命
とな
つて
おるわけであります。
從つて
この
使命
を達するためには、
勞働行政
を強化する
意味
におきまして
勞働省
を
設置
して、迅速にその政策の實行に當らなければならないとかように存じております。その
意味
から申しまして、全般的な
豫算
の編成をま
つて
それをなすという時間的餘裕がないと申しますか、それまでま
つて
おるよりも、もつと早く急いでその任務の達成に邁進しなければならぬと考えております。しかして
政府
のこの
豫算
を提示したところによりますると、
新規豫算
といたしましては、主として前年度
豫算
の剩餘金からこれを賄
つて
おりまして、別の財源にこれを求めるというような必要もないということは、本
豫算
が一應理論的には全般的な
豫算
を切り離すことができないようではありますけれども、その
意味
におきまして一應全般的な
豫算
から切り離しましても、大體そう不當な處置ではないというふうに考えられます。
豫算書
にもある通り、
勞働省
を
設置
するについては、五千
萬圓
の
追加支出
が必要とされておりますが、
厚生省
において極力經費の節減に努めた結果といたしまして、千三百餘
萬圓
の
不用額
を生じ、
實際
上は差引三千六百
萬圓
をも
つて
足りるようにな
つて
おるという要求が、
健全財政
の
建前
をここに多少織りこんでおる努力も見られるわけであります。なお
勞働省
の所管の事業として
勞働保險
は
厚生省
からそのまま引繼がれるのでありますが、そのほかに近く
勞働保險
に必要な
豫算
が提出されようとしております。それらの
勞働關係
の
特別會計
については、次の
機會
に
十分愼重
な
審議
を行わなければならないのであります。 最後に本
豫算審議
にあた
つて
、
人件費
の
適當
であるかどうかということが問題に
なつ
たのでありますが、これはもし變更する場合には、全般的な
追加豫算
にこれを提案することができるのでありまして、その際十分に論議を加えても、決してその
機會
がないというわけではないのであります。 要するに以上の
理由
によ
つて
本
豫算
にわが
社會黨
といたしましては
贊意
を表する次第であります。但し次の點についてはちよつと述べさせてもらいたいことがあるのであります。本
豫算
の
審議
に際して最も問題になりましたものは、
政府
の説明による新
物價體系
における賃金の千八百
圓ベース
の計算の
基礎
については、未だ十分な
科學的基礎
をも
つて
おるということが明らかでないように思われます。この點できれば全般的な
追加豫算
が編成され、その
審議
にあたる前に、十分に科學的な檢討を加えて、そうしてわれわれ
議會竝びに國民
に、その科學的な
基礎
を公表する必要があろうと存じます。かようなことを私
たち
は
條件
といたしまして、
本案
の決定に
贊成
する次第であります。以上私の
贊成趣旨
を終ります。 つきましてはわれわれの
委員會
におきましても
日本社會黨
、
民主黨
、ならびに
國民協同黨
、
自由黨
の四黨が、ここに
共同
で
附帶決議
をすることになりましたから、この
附帶決議
を讀み上げます。
附帶決議
健全財政
を堅持し
經濟再建
の
基礎
を確保するため、
補正豫算編成
に
當つて政府當局
は、
左記
の三點に關し
適當
な
措置
を講ずること。 一、
勤勞者
の
主食配給
を確保する。 一、
酒類
、
煙草類等勤勞者
の
生活
に重大な
關係
をもつものの
値上げ
については、
國會
の
愼重
な
審議
を經た後これを行うこと。 一、
政府
は
地方勞働基準局
及び
地方勞働基
準
監督署
の
設置
に際しては、
地方行政一元化
の
精神
に則り充分な
考慮
を拂うと共に、これが
設置
については地方的負擔を來すことのないように注意すること。 この三點を
附帶決議
として、本
豫算
の通過に
贊成
するものであります。
鈴木茂三郎
3
○
鈴木委員長
川崎秀二
君。
川崎秀二
4
○
川崎委員
民主黨
は
勞働省
の
設置
に關する
豫算
に關しまして、ただいま
社會黨
の代表から讀み上げられました四黨の
附帶決議
を附したる
決議事項
とともに、
贊成
の意を表するものであります。 先ごろ
勞働省設置案
が
上程
をされました際に、
勞働委員會
、本
會議
を通じまして、
勞働省
が眞に
勞働者
の
福祉
をはかり、その職業の安定をはかり、も
つて
産業の興隆と
國民生活
の
向上
に資するという、文字通りの役目を果すために、各種の議論が展開されたことは衆知の
事實
であります。その際
衆議院
は
附帶決議
といたしまして、第一に
勞働行政
の
中央地方
を通じての
一元化
、第二は
勞働者教育
の
重要性
ということを
附帶決議
にいたいました。さらに第三には
勞働委員會
の
權限擴充
、第四には
勞働省設置
に際して、官吏の
總數
をなるべく可及的に増加することを避けることを
附帶決議
としてうたいましたが、本日四黨がうたいました
附帶決議
も、これに準ずるものであると私は考えるのでありまして、これらの
附帶決議
の趣旨を十分に活かされて、
勞働省
が
勞働者
の
福祉
をはかり、
國民生活
の
向上
に資する
意味
で、十分の御活動あらんことを希望いたしまして、
民主黨
の
贊成
意見
とする次第であります。
鈴木茂三郎
5
○
鈴木委員長
西村久之
君。
西村久之
6
○
西村
(久)
委員
私はただいま
上程
中の
補正
第一號に對しまして
日本自由黨
を代表いたしまして
贊意
を表するものであります。 この案につきましてはいろいろ
意見
もあり、また
開會以來
各
委員
から述べられておりますように、千八百圓の
わく問題等
につきましては、相當なる
意見
を有するものでございますけれども、この點に對しまする諸種のわが黨の
意見
は後日に讓りまして、今囘は
本案
が急を要するという
建前
上、
意見
を述べることを差控えることにいたしまして、
本案
に
贊意
を表する次第であります。
鈴木茂三郎
7
○
鈴木委員長
野坂參三君
。
野坂參三
8
○
野坂委員
私は
共産黨
を代表しまして、この
豫算
がここで討議され、それが終結し、また本
日本會議
に
上程
されるということについて、反對する者であります。というのはすでに昨日及び一昨日の
討論
でも明らかになりましたように、しかも今、稻村君から發言があつたように、この
勞働者
の
豫算
というものは、今度
追加豫算
として出される全
豫算
のわずかの一部に過ぎない。われわれとしてはどうしても一般的なこの
豫算
の
審議
、それと並行して、もしこれが特に急ぐならば、これと並行して
審議
していくというのが原則であり、當然履まるべき
手續
だと思うのです。ところがこれを切離して、特にこれだけを出してここで決定してくれということには、私
たち
は
贊成
ができない。特に昨日から論議された
給與
の問題について、この
豫算
の中のおそらく六割以上のものが
人件費
になる。こういうように考えれば、これが要するに
豫算
の
中心點
になりはしないかと思う。そうすればこの問題はわれわれは深く論議して、しかる後にこの問題を打切るいうことが
順當
ではないか。 第二に言わなければならないのは、われわれに配付された
豫算額調
というようなこの一枚の紙です。これは大まかな、ただ數字を上げただけで、
細目
というものは全然書いてございません。こういうような
細目
なしにわれわれはこれを
討論終結
し、これを本
會議
に出すということでは、われわれ
議員
としてとうてい責任を果すことはできないと思います。もし
大藏大臣
の方で
ほんとう
に
勞働省
の立派なものをつく
つて
、われわれの
ほんとう
の心からの
贊成
を得たいならば、なぜ今日までに
細目
にわたる
豫算書
をわれわれの前に提出されないのか、
豫算委員會
において、こんなでたらめなことが、過去にはあつたかも知れないが、現在及び
將來許すべ
からざることであると思う。私はここにおられる
豫算委員諸君
にも申し上げたいことは、このような
状態
の下で、全然内容もわからない、
細目
も知らされない、こういう
状態
でこれを通過させるということで、はたして
議員
の責務を果し得るかどうか、この
意味
におきまして私はこれを
上程
することに反對です。 それからただその
論據
として、急ぐから急ぐからということであるが、私自身は
勞働省設置
については
贊成
です。しかしながら急ぐならばすでに
國會
が始ま
つて
一箇月半以上濟んでおる。この間に一體なぜもつと早く出されないか。しかも今日
審議
を經て、今日の午後突然に本
會議
に出して決定する。こういうことをやらずに、むしろ
豫算
の整備をされ、
細目
がちやんとわれわれにまわ
つて
くる。こういう時期まで待
つて
、そうしてもう少し
十分討議
を盡した後に、私は
討論終結
、本
會議
に
上程
するということでやられるならば、私はあるいはこのときこそ
贊成
するかもしれない。今の
状態
では私は
絶對
に
贊成
できないのであります。
鈴木茂三郎
9
○
鈴木委員長
今井耕
君。
今井耕
10
○
今井委員
私は
國民協同黨
を代表いたしまして
贊成
の意を表するものであります。ただいま
上程
されておりますところの
補正豫算
が、他の
追加豫算
と切離して
上程
されまして、根本的に、總合的に檢討することができなかつたことはまことに遺憾とするところでございます。しかしこれらのことは、なお次の
追加豫算
の際にも檢討する餘地があると思うのであります。こういう點を考えまして、何分急を要する問題でもありますので、全面的に
贊成
をいたしたいと思います。
鈴木茂三郎
11
○
鈴木委員長
討論
は以上をも
つて
終結いたしました。 これより
採決
をいたします。
本案
に
贊成
の
諸君
は
起立
を願います。 〔
賛成者起立
〕
鈴木茂三郎
12
○
鈴木委員長
起立
多數、よ
つて本案
は原案通り可決せられました。 次に
共同提案
の
附帶決議
につきまして
採決
をいたします。まず
附帶決議
の
朗讀
をいたします。
附帶決議
健全財政
を堅持し
經濟再建
の
基礎
を確立するため、
補正豫算編成
に
當つて政府當局
は、
左記
の三點に關し
適當
な
措置
を講ずること 一、
勤勞者
の
主食配給
を確保すること。 一、
酒類
、
煙草類等勤勞者
の
生活
に重大な
關係
をもつものの
値上げ
については、
國會
の
愼重
な
審議
を經た後これを行うこと。 一、
政府
は
地方勞働基準局
及び
地方勞働基
準
監督署
の
設置
に際しては、
地方行政一元化
の
精神
に則り充分な
考慮
を拂うと共に、これが
設置
については地方的負擔を來すことのないように注意すること。 本
附帶決議
に
贊成
の
諸君
は
起立
を願います。 〔
賛成者起立
〕
鈴木茂三郎
13
○
鈴木委員長
起立
多数、よ
つて
本
附帶決議
は決定いたしました。 なおこの際お諮りいたしたいことがあります。
報告書
は議決の
理由
を附し、
議案
の要旨、
議案
の
利害得失等
を記載したものを提出すべきものでありますが、本日の本
會議
に緊急
上程
いたします
關係
上、
委員長
及び
理事
に御一任いただきたいと思いますが、いかがでございましようか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
鈴木茂三郎
14
○
鈴木委員長
それでは御
異議
ないものと認めてさよう取計らいます。本日はこれをも
つて
散會いたします。 午後二時二十一
分散會
附帶決議
健全財政
を堅持し
經濟再建
の
基礎
を確保するため、
補正豫算編成
に
當つて政府當局
は、
左記
の三點に關し
適當
な
措置
を講ずること 一、
勤勞者
の
主食配給
を確保すること。 一、
酒類
、
煙草類等勤勞者
の
生活
に重大な
關係
をもつものの
値上げ
については、
國會
の
愼重
な
審議
を經た後これを行うこと。 一、
政府
は
地方勞働基準局
及び
地方勞働基
準
監督署
の
設置
に際しては、
地方行政一元化
の
精神
に則り充分な
考慮
を拂うと共に、これが
設置
については地方的負擔を來すことのないように注意すること。 右報告する。
昭和
二十二年八月十五日
豫算委員長
鈴木茂三郎
衆議院議長
松岡駒吉
殿