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1947-11-20 第1回国会 衆議院 本会議 第61号 公式Web版

  1. 会議録情報

    昭和二十二年十一月二十日(木曜日)     午後七時十九分開議         —————  議事日程 第六十号   昭和二十二年十一月二十日(木曜日)     午後一時開議  第一 農業災害補償法案内閣提出)         —————
  2. 松岡駒吉

    議長松岡駒吉君) 諸般の報告をいたさせます。     〔参事朗読〕  委員会付託された議案は次の通りであります。  (内閣提出訴訟費用等臨時措置法の一部を改正する法律案  (内閣提出家事審判法施行法案   以上二件 十一月十九日           司法委員会付託  (内閣提出國民医療法の一部を改正する法律案   十一月十九日 厚生委員会付託  (内閣提出政府職員に対する臨時手当の支給に関する法律案   十一月十九日       財政及び金融委員会付託  (内閣提出毒物劇物営業取締法案   本日 厚生委員会付託         —————     〔発言する者多し〕
  3. 松岡駒吉

    議長松岡駒吉君) 定足数に足りないとの申し出がありますから、参事をして計算いたさせます。(拍手)     〔離席する者多く、議場騒然
  4. 松岡駒吉

    議長松岡駒吉君) 御着席を願います。——着席を願います。——計算のために必要でありますから、みな御着席を願います。(拍手)御着席を願わなければ計算ができません。     〔「議長、はいる者を妨害しておるぞ」「懲罰だ、はいる者を妨害している」「そんなことが許されるか」「議院の権能を阻止しておる」「暴力をふるつて阻止しておる」と呼び、その他発言する者、離席する者多く、議場騒然
  5. 松岡駒吉

    議長松岡駒吉君) 着席を願います。     〔「定足数報告を求める」「はいつて來てやれ」と呼び、その他発言する者多し〕
  6. 松岡駒吉

    議長松岡駒吉君) 靜かに——お靜かに願います。     〔離席する者多く、議場騒然
  7. 松岡駒吉

    議長松岡駒吉君) 百六十八名ありますから、定足数には十分であります。(拍手)どうぞ御静靜に願います。  これより会議を開きます。(拍手)      ————◇—————  第一 農業災害補償法案内閣提出
  8. 松岡駒吉

    議長松岡駒吉君) 日程第一、農業災害補償法案議題といたします。委員長報告を求めます。農林委員長野溝勝君。      ——————————  農業災害補償法案内閣提出)に関する報告書  [都合により第六十七号の末尾に掲載]      ——————————   [野溝勝君登壇]
  9. 野溝勝

    野溝勝君 ただいまより、本日の議題となりました、内閣提出農林委員会付託にかかわる農業災害補償法案に関し、その審議の経過及び結果の概要を御報告いたします。   [発言する者多し]
  10. 松岡駒吉

    議長松岡駒吉君) 靜粛に願います。
  11. 野溝勝

    野溝勝君(続) 農業は自然を相手とする産業であり、その経営自然力の支配を受けること甚大であります。特にわが國の農業は、特殊の地理的、氣象的條件を有しておるために、諸外國に類例を見ないほど多くの生産上の危險にさらされておるのでございます。すでに御承知と思いますが、特にここにおいて農業保險制度を整備し、もつて農業経営安定條件を準備し、再生産を確保することは、農業経済の維持、國民経済の再建上重要不可欠の案件なのであります。  そこで、家畜については昭和四年以降、農作物については昭和十四年以後、昭和十八年の改正を経て、それぞれ保險制度実施してきたのであります。現行制度には内容上種々の制限がありますのみならず、近來経済事情の激変によりまして、その本來の機能をほとんど失つたのであります。この際現行農業保險法並びに家畜保險法を廃止し、新たに農業災害補償法を制定して…   [発言する者多く、議場騒然
  12. 松岡駒吉

    議長松岡駒吉君) 靜粛に願います。
  13. 野溝勝

    野溝勝君(続) 保險目的及び事故の範囲を拡張し、この際共済金額引上げる等根本的な拡充強化措置を講じようというのが、本法律案提出理由になつておるのであります。     〔離席者多く、議場騒然
  14. 松岡駒吉

    議長松岡駒吉君) 御着席を願います。
  15. 野溝勝

    野溝勝君(続) 私は、今議案趣旨について詳細報告をしたいと思いますが、既に御了承のことと思いますので、会議録に載せていただくことにしてその内容を省略いたしまして、議案審議にあたつての質疑に対し、この際御報告を申し上げておきたいと思います。     〔発言する者、離席する者多く、議場騒然
  16. 松岡駒吉

    議長松岡駒吉君) 小澤——小澤君、御着席を願います。——静かにしてください。
  17. 野溝勝

    野溝勝君(続) 以下、議案審議にあたりまして政府委員との間に行われました質疑應答中の重要なるものを御紹介いたし、農業災害補償に関連する諸問題につき政府の有する見解ないしは今後に残された行政的または指導上の方針を明らかにしておく次第でございます。  わが國の農業は、過去三十年のうち二十七回の災害を受けておるのであります。近年災害対策も格段の進歩を見ておるのであります。しかし、なお……     〔議場騒然
  18. 松岡駒吉

    議長松岡駒吉君) 小澤——小澤君、靜粛に願います。
  19. 野溝勝

    野溝勝君(続) 政府……    〔議場騒然
  20. 松岡駒吉

    議長松岡駒吉君) 小澤君、退場を命じます。着席を願います。——着席を願います。——着席を願います。
  21. 野溝勝

    野溝勝君(続) わが國の農業は、過去三十年のうち二十七回の災害を受けておるのであります。災害対策も格段の進歩を見ておる。しかし、なお一段の努力が望ましい。政府はこれに対していかなる信念をもつておるか。この質疑に対し政府は、災害予防については、小農業土木事業努力を傾注したい、病虫害対策も十分考えていく、今後は補助金政策を打切り、科学技術の浸透をはかり、災害予防増産対策上の重点を指向していくつもりであると、その決意を披瀝しておるのであります。  次に、いわゆる第二類共済事業をやめた理由について質したのであります。当面の問題として、國家的事業とそうでない事業とをはつきり区別すべきだとの論議に從つて、これを奨励したい氣持もあるから、次の機会には考慮するとの答弁でありました。  次に、旧法と新法とでは、掛金保險金額の比率が二倍にも上り、農家負担が……(議場騒然聽取不能掛金率のかような引上げは、いかなる根拠によるのかという質問に対しまして、政府は、過去の実績から見て両者のバランスを調整したが、今日は……(議場騒然聽取不能)價格が……(聽取不能農家負担力を……(聽取不能答弁したであります。  最後に、家畜保險に関する質議でございますが、第一点は、家畜の傷害を……(議場騒然聽取不能)するに至つたのは、確かに保險制度上の一進歩であるが、掛金に比較して共済金額が安い。かくては加入者も少かろうから、牛馬、特に挽馬の將來について寒心にたえない、政府助成金を寄せられたいというのであります。これに対して、助成策もさることながら、挽馬組合に寄る團体的措置を講ずるのも一つの方法である、なおこの問題については十分研究するとの答弁がありました。  以上をもつて、本法律案に関する質疑應答中主要事項の御紹介を終ります。  さて、本議案は十月二十日……
  22. 松岡駒吉

    議長松岡駒吉君) ……     〔議場騒然聽取不能
  23. 野溝勝

    野溝勝君(続) 農林委員会付託となり、二十五日、提案理由について政府の説明を徴したのであります。
  24. 松岡駒吉

    議長松岡駒吉君) ……     〔議場騒然聽取不能
  25. 野溝勝

    野溝勝君(続) 五回……(議場騒然聽取不能愼重審議を遂げ、縦横にその内容を檢討いたしました。本案はきわめて明瞭であり、かつ農民年來要望にこたえるものでありますから、速やかにこれを実施…     〔発言する者、離席する者多く、議場騒然聽取不能
  26. 松岡駒吉

    議長松岡駒吉君) 御着席を願います。
  27. 野溝勝

    野溝勝君(続) しかしながら、先に述べた質疑應答にも見られるごとく、その内容はいくたの不備欠陷を藏しておるから、立法的あるいは行政的措置により、速やかなる機会にこれを是正し、農業災害救済に遺憾なきを期するよう強力なる希望條件を附すべきであるという結論に達し、十一月十七日、討論を省略してただちに採決に入りましたところ、全会一致をもつて、各党共同提案による附帶決議を附して原案を可決するに至つたのであります。(拍手)なお、附帶決議の尊重についても申入れを行つた旨この際附け加えておきます。  以下、附帶決議を朗読して御協賛を得たいと思います。      〔発言する者多く、議場騒然
  28. 松岡駒吉

    議長松岡駒吉君) 靜粛に願います。
  29. 野溝勝

    野溝勝君(続)    附帶決議  我國世界有数天災國である。年々繰返される天災によつて農業の被る損害も亦莫大である。近くは、東北、北海道、関東地方水害並関西地方襲つた旱害等により被災地の住民は塗炭の苦しみを嘗めつつある。  此の秋に当り、政府は、農民年來要望に應え、農業保險に関する旧制度を根本的に改革し、以て新時代に即應し、農家経営の安定を図り、ひいては農業生産力の増強に貢献しようとして、農業災害補償法案國会に上程せることは、寔に機宜に適せるものとして賛意を吝まざる所である。  然しながら、本法内容を檢討するに、農業災害救済に関し、尚幾多の不備欠陷を発見するのである。仍つて玄委員会決議による決定を提示し、もつて左記條項実施に関し、政府決意を促し、その善処方要望せんとするものである。   左記  一、政府は、養蚕に関し本法を遡及適用せざるははなはだ不公平なる処置なるにより、繭價値上差益金をもつてこれを共済する措置を講ずべし。     〔発言する者、離席する者多く、議場騒然
  30. 松岡駒吉

    議長松岡駒吉君) 交渉委員以外の方は……     〔発言する者、離席する者多く、議場騒然聽取不能
  31. 野溝勝

    野溝勝君(続)   二、政府は、農作物蚕繭及び家畜等共済掛金に対する農家負担の輕減を図るため、政府負担割合を増額すること。  三、政府陸稻の如く危險率大なるものを共済目的より除外せるは保險趣旨に副わざるにより、之を速やかに共済目的に加えるの措置を講ずること。  四、政府本法適用の対象とならざる農業家屋、大農具、地方的作物の被害に関してもこれを共済し得るよう措置を講ずること。  五、政府は、共済事故として雪害を明示するの措置を講ずること。  六、政府は、農業共済團体所要経費の全額を負担すること。  七、政府は、共済金の迅速適切なる支拂を期するため、金融上の特別の措置を講ずること。  右條項中、第一項は即時之を実施し、他は次期國会において本決議趣旨を実現し、以つて農業救済に関して遺憾無きを期するものとす。   右決議す。  以上をもつて農業災害補償法案に関する報告といたす次第であります。何とぞ諸君の御賛成をお願いいたします。(拍手
  32. 松岡駒吉

    議長松岡駒吉君) 先ほど來の議場混乱の……   [発言する者多く、議場騒然聽取不能
  33. 松岡駒吉

    議長松岡駒吉君) 議長はこれが措置について、…   [発言する者多く、議場騒然聽取不能
  34. 松岡駒吉

    議長松岡駒吉君) 認めるわけにはいきません。これは別個の問題として取扱うことにいたします。小沢君の問題につきましては、別個にこれは扱うことにいたします。  ただいま議題となつておりますことは、すでに各党でも申し合わされていることでありますから、これを一應……   [発言する者多く、議場騒然聽取不能
  35. 松岡駒吉

    議長松岡駒吉君) 場内交渉をやつていただくことにいたします。  採決いたします。本案委員長報告の通り決するに御異議ありませんか。   [「異議なし」と呼ぶ者あり]
  36. 松岡駒吉

    議長松岡駒吉君) 御異議なしと認めます。よつて本案委員長報告の通り決しました。(拍手)   [「何だかわからない」「横暴」と呼び、その他発言する者、離席する者多く、議場騒然
  37. 松岡駒吉

    議長松岡駒吉君) 交渉委員以外の方は壇から降りてください。      ————◇—————  職業安定法案内閣提出参議院回付
  38. 安平鹿一

    ○安平鹿一君 日程追加の……すなわちこの際……職業安定法案参議院回付案議題とし…   [「わからぬ、わからぬ」と呼び、その他発言する者多く、議場騒然聽取不能
  39. 松岡駒吉

    議長松岡駒吉君) 安平君の動議に……   [「異議あり」「異議あり」と呼び、その他発言する者多く、議場騒然聽取不能
  40. 松岡駒吉

    議長松岡駒吉君) 皆樣、御着席を願います。このままの状態において…   [「議長、公平にやれ」と呼び、その他発言する者多し]
  41. 松岡駒吉

    議長松岡駒吉君) 靜粛に願います。このままの状態において、場内交渉係交渉を願います。休憩することなく、このままの状態においてであります。   [「議事進行」「議事進行」と呼び、その他発言する者多し]
  42. 松岡駒吉

    議長松岡駒吉君) お靜かに願います。   [発言する者多し]
  43. 松岡駒吉

    議長松岡駒吉君) 先ほどの記名投票宣告を取消します。閉鎖。(拍手小澤君に、この際入場を許します。  先ほどの安平鹿一君の動議に御異議ありませんか。   [「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり]
  44. 松岡駒吉

    議長松岡駒吉君) それでは賛成の方は御起立を願います。   [賛成者起立
  45. 松岡駒吉

    議長松岡駒吉君) 起立多数。よつて動議の如く決しました。   [拍手、「異議あり」「異議あり」と呼ぶ者あり]
  46. 松岡駒吉

    議長松岡駒吉君) 議長宣告に対し、成規により異議の申立があります。よつて記名投票をもつて採決いたします。これより記名投票を行います。安平君の動議賛成諸君白票反対諸君青票を持参せられんことを望みます。閉鎖議席第一番より順次投票せられんことを望みます。   [「反対はどつちだ」と呼び、その他発言する者あり]
  47. 松岡駒吉

    議長松岡駒吉君) 賛成白票反対青票であります。   [発言する者多し]
  48. 松岡駒吉

    議長松岡駒吉君) 賛成諸君白票反対諸君青票であります。   [発言する者多し]
  49. 松岡駒吉

    議長松岡駒吉君) 氏名点呼をいたしませんから、議席第一番より……   [発言する者多く、議場騒然
  50. 松岡駒吉

    議長松岡駒吉君) 靜粛に願います。一番より投票を願います。   [「氏名点呼をやれ」と呼ぶ者あり]
  51. 松岡駒吉

    議長松岡駒吉君) 投票進行のため氏名点呼をいたします。   [参事氏名点呼]   [発言する者多し]
  52. 松岡駒吉

    議長松岡駒吉君) 靜粛に願います。   [発言する者多し]   [参事氏名点呼を継続]   [「総理大臣は今呼ばれているのに、なぜ先に投票したのだ」「やり直し」「点呼の前に総理大臣投票しているぞ」「無効だ」「投票妨害」と呼び、その他発言する者多く、議場騒然
  53. 松岡駒吉

    議長松岡駒吉君) 議場混乱のため不徹底のようでありますから、さらに氏名点呼を命じますから、閉鎖いたします。閉鎖賛成諸君白票反対諸君青票を持参せられんことを望みます。   [「もう一遍宣言しろ」と呼び、その他発言する者多し]
  54. 松岡駒吉

    議長松岡駒吉君) もう一度、これより氏名点呼によつて記名投票をいたします。賛成諸君白票……   [発言するもの多し]
  55. 松岡駒吉

    議長松岡駒吉君) わかつております。わかつております。   [「まだ便所に行つておる」「進行進行」と呼び、その他発言する者多し]
  56. 松岡駒吉

    議長松岡駒吉君) 閉鎖。  これより氏名点呼を命じます。先ほどは氏名点呼の際に……   [「便所に行つておるのに閉鎖するやつがあるか」「許可を得て便所に行つておるのだ」と呼び、その他発言する者多く、議場騒然聽取不能
  57. 松岡駒吉

    議長松岡駒吉君) わかつております。許可を得た人はよいのですから、また……   [発言する者多く、議場騒然聽取不能
  58. 松岡駒吉

    議長松岡駒吉君) 再び宣告いたします。議場混乱のため不徹底がありましたから、さらに記名投票を行います。(拍手)  再び宣告いたします。賛成諸君白票反対諸君青票を持参せられんことを望みます。  これより氏名点呼を命じます。なお、先ほどの議場混乱の事実に鑑みまして、氏名点味の際、特に御靜粛にお願いいたします。(拍手)   [「閉鎖しなければだめじやないか」と呼び、その他発言する者多し]
  59. 松岡駒吉

    議長松岡駒吉君) 閉鎖は、すでに先ほどしてあります。   [発言する者多し]
  60. 松岡駒吉

    議長松岡駒吉君) 改めて宣告をいたします。閉鎖いたします。これより記名投票を行います。賛成諸君白票反対諸君青票を持参せられんことを望みます。閉鎖。  これより氏名点呼を行います。   [参事氏名点呼
  61. 松岡駒吉

    議長松岡駒吉君) 投票をお急ぎいただきます。——投票漏れはありませんか。   [「まだあります」「まだたくさんある」と呼び、その他発言する者多し]
  62. 松岡駒吉

    議長松岡駒吉君) 靜粛に願います。投票する人を相手にしないようにしてください。——投票漏れはありませんか。   [「あります」と呼ぶ者あり]
  63. 松岡駒吉

    議長松岡駒吉君) 投票漏れの方は、なるべく速やかに願います。   [「議長注意しろ、議事妨害をやつてるじやないか」と呼び、その他発言する者多し]
  64. 松岡駒吉

    議長松岡駒吉君) 静粛に願います。——投票漏れはありませんか。   [「まだある」と呼ぶ者あり]
  65. 松岡駒吉

    議長松岡駒吉君) 投票漏れの方はなるべく速やかに願います。   [「まだありますよ」と呼ぶ者あり]
  66. 松岡駒吉

    議長松岡駒吉君) 投票漏れはありませんか。   [「なし」と呼ぶ者あり]
  67. 松岡駒吉

    議長松岡駒吉君) 投票漏れなしと認めます。投票箱閉鎖開匣開鎖投票計算いたさせます。   [参事投票の数を計算
  68. 松岡駒吉

    議長松岡駒吉君) 投票の結果を事務総長より報告いたさせます。   [事務総長朗読]  投票総数 二百五十一   可とする者 白票 百七十九   否とする者 青票 七十二   [拍手
  69. 松岡駒吉

    議長松岡駒吉君) 右の結果日程は追加せられました。         —————   [参照]  安平鹿一提出日程追加動議を可とする議員氏名    赤松  勇君  赤松明勅君    淺沼稻次郎君  井伊 誠一君    井上 良次君  井谷 正吉君    伊瀬幸太郎君  伊藤卯四郎君    石井 繁丸君  石神 啓吾君    石川金次郎君  石野 久男君    稻村 順三君  今澄  勇君    大石ヨシエ君  大島 義晴君    大矢 省三君  太田 典禮君    加藤 勘十君  加藤シヅエ君    加藤 靜雄君  笠原 貞造君    梶川 靜雄君  片島  港君    片山  哲君 勝間田 清一君    叶   凸君  上林與市郎君    川合 彰武君  河井 榮藏君    菊川 忠雄君  久保田鶴松君    黒田 寿男君  金野 定吉君    佐々木更三君  佐竹 晴記君    佐竹 新市君  佐藤觀次郎君    境  一雄君  榊原 千代君    笹口  晃君  重井 鹿治君    島上善五郎君  庄司 彦男君    鈴木 善幸君  鈴木茂三郎君    鈴木 義男君  角田藤三郎君    田中織乃進君  田中 健吉君    田中 松月君  田中 稔男君    高瀬  傳君  竹内 克巳君    竹谷源太郎君  館  俊三君    土井 直作君  野老  誠君    冨吉 榮二君  中崎  敏君    中原 健次君  永井勝次郎君    永江 一夫君  成瀬喜五郎君    成重 光眞君  西尾 末廣君    西村 榮一君  野溝  勝君    馬場 秀夫君  林  大作君    藤田  榮君  藤原繁太郎君    細川 隆元君  細野三千雄君    前田榮之助君  前田 種男君    正木  清君  松尾 トシ君    松澤 兼人君  松原喜之次君    松本 七郎君  松本 眞一君    松本 淳造君  水谷長三郎君    村尾 薩男君  森 三樹二君    森戸 辰男君  森山 武彦君    師岡 榮一君  門司  亮君    八百坂 正君  矢尾喜三郎君    矢後 嘉藏君  安田 幹太君    安平 鹿一君  山崎 道子君    山下 榮二君  山花 秀雄君    山本 幸一君  米窪 滿亮君    和田 敏明君 青木清左ェ門君    天野  久君  荒木萬壽夫君    井村 徳二君  飯村  泉君   生悦住貞太郎君  荊木 一久君    宇都宮則綱君  打出 信行君    生方 大吉君  馬越  晃君    梅林 時雄君  小川 半次君    小野  孝君  押川 定秋君    金光 義邦君  川崎 秀二君   木村左衞門君  北村徳太郎君    栗田 英男君  小坂善太郎君    小島 徹三君  小松 勇次君    五坪 茂雄君  後藤 悦治君    佐々木秀世君  志賀健次郎君    椎熊 三郎君  鈴木 強平君    田中源三郎君  田中 萬逸君    高岡 忠弘君  橘  直治君    佃  良一君  坪川 信三君    寺島隆太郎君  寺本  齋君    苫米地義三君  中垣 國男君    中嶋 勝一君  中曽根康弘君    長野 長廣君  西田 隆男君    橋本 金一君  長谷川政友君    原 健三郎君  原   彪君    一松 定吉君  細川八十八君    三好 竹勇君  八木 一郎君    八並 達雄君  矢野 政男君    山崎 岩男君  山下 春江君    吉田  安君  米田 吉盛君    秋田 大助君  井出一太郎君    石田 一松君  今井  耕君    岡田 勢一君 唐木田藤五郎君    川越  博君  木下  榮君    吉川 久衛君  小枝 一雄君    河野 金昇君  笹森 順造君    竹山祐太郎君  豊澤 豊雄君    内藤 友明君  野本 品吉君    早川  崇君  船田 享二君    松原 一彦君  三木 武夫君    谷口 武雄君  否とする議員氏名    青木 孝義君  淺利 三朗君    有田 二郎君  泉山 三六君    磯崎 貞序君  稻田 直道君    今村 忠助君  今村長太郎君    植原悦二郎君  内海 安吉君    江崎 眞澄君 小笠原八十美君    小川原政信君  小澤佐重喜君    大石 倫治君  大野 伴睦君    大村 清一君 岡村利右衞門君    花月 純誠君  神田  博君    倉石 忠雄君  小峯 柳多君    榊原  亨君  重富  卓君    澁谷雄太郎君  島村 一郎君    周東 英雄君  鈴木 仙八君    關内 正一君  田口助太郎君    田村 虎一君  高田 弥市君    冨田  照君  苫米地英俊君    中島 守利君  仲内 憲治君    野原 正勝君  林  讓治君    原   侑君  平島 良一君    廣川 弘禪君  深津玉一郎君    福永 一臣君  淵上房太郎君    益谷 秀次君  松浦 東介君    水田三喜男君  森  直次君    梁井 淳二君 山口喜久一郎君    山口 好一君  山口六郎次君    山崎  猛君  若松 虎雄君    亘  四郎君  石原  登君    織田 正信君  只野直三郎君    東井三代次君  外崎千代吉君    中村元治郎君  堀江 實藏君    前田 正男君  加藤吉太夫君    河口 陽一君  北  二郎君    高倉 定助君  中野 四郎君    木村  榮君  徳田 球一君    野坂 參三君  林  百郎君         —————
  70. 松岡駒吉

    議長松岡駒吉君) 職業安定法案参議院回付案議題といたします。
  71. 松岡駒吉

    議長松岡駒吉君) 採決いたします。本案参議院修正に同意するに賛成諸君起立を求めます。   [賛成者起立
  72. 松岡駒吉

    議長松岡駒吉君) 起立多数。   [「異議あり」「異議あり」と呼び、その他発言する者多し]
  73. 松岡駒吉

    議長松岡駒吉君) 記名投票を行います。   [「何の投票だ」と呼ぶ者あり]
  74. 松岡駒吉

    議長松岡駒吉君) 投票の結果といたしまして、職業安定法案参議院回付案議題といたしたのであります。本案参議院修正に対して同意を求めたのでありますが、採決異議ありとの正式申出がありますので、これを記名投票にいたすことにいたします。(拍手)  賛成諸君白票反対諸君青票を持参せられんことを望みます。閉鎖。  これより氏名点呼を命じます。   [参事氏名点呼]   [「わからぬ」「聞えぬ」と呼び、その他発言する者多し]
  75. 松岡駒吉

    議長松岡駒吉君) 謹聽を願います。騒々しくしておつて、あとで聽えないとおつしやつては困ります。   [参事氏名点呼を継続]
  76. 松岡駒吉

    議長松岡駒吉君) 投票漏れはありませんか。   [「あります」と呼び、その他発言する者多し]
  77. 松岡駒吉

    議長松岡駒吉君) 投票漏れの方は速やかに願います。——投票漏れはありませんか。   [「あります」と呼ぶ者あり]
  78. 松岡駒吉

    議長松岡駒吉君) 投票漏れの方は速やかに願います。投票者は止まらないようにお願いいたします。——投票漏れの方は速やかに御投票願います。   [発言する者多し]
  79. 松岡駒吉

    議長松岡駒吉君) 靜粛に願います。——靜粛に願います。——私語を禁じます。かようなときに、無用な言葉のやりとりは、できるだけ愼んでいただきたい。——投票漏れの方は速やかに願います。   [発言する者多し]
  80. 松岡駒吉

    議長松岡駒吉君) お靜かに願います。——投票漏れの方はありませんか。   [「たくさんある」と呼ぶ者あり]
  81. 松岡駒吉

    議長松岡駒吉君) 速やかに願います。   [発言するもの多し]
  82. 松岡駒吉

    議長松岡駒吉君) お静かに願います。投票する人に話しかけないでください。——投票漏れの方は速やかに願います。——投票漏れはありませんか。   [「なし」と呼ぶ者あり]
  83. 松岡駒吉

    議長松岡駒吉君) 投票漏れなしと認めてよろしゆうございますか。   [「異議なし」と呼ぶ者あり]
  84. 松岡駒吉

    議長松岡駒吉君) 投票漏れなしと認めます。投票箱閉鎖開匣開鎖投票計算いたさせます。   [参事投票の数を計算
  85. 松岡駒吉

    議長松岡駒吉君) 投票の結果を事務総長より報告いたさせます。   [事務総長朗読]  投票総数 二百二十九   可とする者 白票 百六十   否とする者 青票 六十九   [拍手
  86. 松岡駒吉

    議長松岡駒吉君) 右の結果、本案参議院修正に同意するに決しました。   [発言する者多く、議場騒然]         —————   [参照]  職業安定法案参議院修正を可とする議員氏名    淺沼稻次郎君  井伊 誠一君    井上 良次君  井谷 正吉君    伊瀬幸太郎君  伊藤卯四郎君    石井 繁丸君  石神 啓吾君    石川金次郎君  石野 久男君    稻村 順三君  今澄  勇君    大石ヨシエ君  大島 義晴君    大矢 省三君  太田 典禮君    加藤 勘十君  加藤シヅエ君    加藤 靜雄君  笠原 貞造君    梶川 靜雄君  片島  港君    片山  哲君  勝間田清一君    叶   凸君  上林與市郎君    川合 彰武君  菊川 忠雄君    久保田鶴松君  黒田 寿男君    金野 定吉君  佐々木更三君    佐竹 晴記君  佐竹 新市君    佐藤觀次郎君  境  一雄君    榊原 千代君  笹口  晃君    重井 鹿治君  島上善五郎君    庄司 彦男君  鈴木 善幸君    鈴木茂三郎君  鈴木 義男君    角田藤三郎君  田中織之進君    田中 松月君  田中 稔男君    竹内 克巳君  竹谷源太郎君    館  俊三君  土井 直作君    野老  誠君  冨吉 榮二君    中崎  敏君  中原 健次君    永井勝次郎君  永江 一夫君    成瀬喜五郎君  成重 光眞君    西尾 末廣君  西村 榮一君    野溝  勝君  馬場 秀夫君    林  大作君  藤田  榮君    藤原繁太郎君  細川 隆元君    細野三千雄君  前田榮之助君    前田 種男君  正木  清君    松尾 トシ君  松澤 兼人君    松原喜之次君  松本 眞一君    水谷長三郎君  村尾 薩男君    森 三樹二君  森戸 辰男君    森山 武彦君  師岡 榮一君    門司  亮君  八百板 正君    矢尾喜三郎君  矢後 嘉藏君    安田 幹太君  安平 鹿一君    山崎 道子君  山下 榮二君    山花 秀雄君  山本 幸一君    米窪 滿亮君  和田 敏明君   青木清左ヱ門君  天野  久君    荒木萬壽夫君  井村 徳二君    飯村  泉君 生悦住貞太郎君    荊木 一久君  宇都宮則綱君    打出 信行君  生方 大吉君    馬越  晃君  梅林 時雄君    小川 半次君  小野  孝君    押川 定秋君  金光 義邦君    川崎 秀二君 木村左衞門君    北村徳太郎君  工藤 鐵男君    栗田 英男君  小坂善太郎君    小島 徹三君  小松 勇次君    五坪 茂雄君  後藤 悦治君    佐々木秀世君  志賀健次郎君    椎熊 三郎君  田中源三郎君    田中 萬逸君  高岡 忠弘君    橘  直治君  佃  良一君    坪川 信三君  寺島隆太郎君    寺本  齋君  苫米地義三君    中垣 國男君  中曽根康弘君    長谷川政友君  一松 定吉君    細川八十八君  三好 竹勇君    八木 一郎君  八並 達雄君    矢野 政男君  山崎 岩男君    山下 春江君  吉田  安君    米田 吉盛君  秋田 大助君    石田 一松君 唐木田藤五郎君    川越  博君  木下  榮君    吉川 久衛君  小枝 一雄君    河野 金昇君  笹森 順造君    多賀 安郎君  竹山祐太郎君    内藤 友明君  船田 享二君    三木 武夫君  谷口 武雄君  否とする議員氏名    青木 孝義君  淺利 三朗君    有田 二郎君  泉山 三六君    磯崎 貞序君  稻田 直道君    今村 忠助君  今村長太郎君    植原悦二郎君  内海 安吉君    江崎 眞澄君 小笠原八十美君    小川原政信君  小澤佐重喜君    大石 倫治君  大野 伴睦君    大村 清一君 岡村利右衞門君    神田  博君  倉石 忠雄君    小峯 柳多君  榊原  亨君    重富  卓君  澁谷雄太郎君    島村 一郎君  周東 英雄君    鈴木 仙八君  關内 正一君    山口助太郎君  田村 虎一君    高田 弥市君  冨田  照君    苫米地英俊君  中島 守利君    仲内 憲治君  野原 正勝君    林  讓治君  原   侑君    平井 義一君  平島 良一君    廣川 弘禪君  深津玉一郎君    福永 一臣君  淵上房太郎君    益谷 秀次君  松浦 東介君    水田三喜男君  森  直治君    梁井 淳二君 山口喜久一郎君    山口 好一君  山口六郎次君    山崎  猛君  若松 虎雄君    亘  四郎君  石原  登君    只野直三郎君  東井三代次君    外崎千代吉君  中村元治郎君    堀江 實藏君  前田 正男君    北  二郎君  高倉 定助君    中野 四郎君  木村  榮君    徳田 球一君  野坂 參三君    林  百郎君         —————
  87. 松岡駒吉

    議長松岡駒吉君) 明日は定刻より本会議を開きます。(発言する者多し)本日はこれにて散会いたします。——本日はこれにて散会いたします。     午後十時五十八分散会