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1947-12-09 第1回国会 衆議院 農林委員会 第61号 公式Web版

  1. 会議録情報

    昭和二十二年十二月九日(火曜日)     午後十時三十七分開議  出席委員    委員長 野溝  勝君    理事 大島 義晴君 理事 鈴木 強平君    理事 寺島隆太郎君 理事 岩本 信行君    理事 森 幸太郎君 理事 萩原 壽雄君    理事 北  二郎君       清澤 俊英君    黒田 寿男君       成瀬喜五郎君    野上 健次君       細野三千雄君    水野 實郎君      小野瀬忠兵衞君    小林 運美君       佐々木秀世君    志賀健次郎君       関根 久藏君    圖司 安正君       寺本  齋君    中垣 國男君       中島 茂喜君    堀川 恭平君       八木 一郎君    大石 倫治君       小川原政信君    佐瀬 昌三君       重富  卓君    田中助太郎君       野原 正勝君    松野 頼三君       梁井 淳二君    山村新治郎君  出席政府委員         農林政務次官  井上 良次君         農 林 次 官 笹山茂太郎君         農林事務官   山添 利作君         農林事務官   三堀 參郎君         農林事務官   遠藤 三郎君  委員外出席者         專門調査員   片山 徳次君         專門調査員   岩隈  博君    ――――――――――――― 二月七日  食糧配給公團設置反對の陳情書  (第  七四四號)  木材の配給に關する陳情書  (第七四八  號)  治山に關する陳情書  (第七五〇號)  薪炭配給に關する陳情書  (第七五一號)  農業技術指導農場整備擴充に關する陳情書外  五件  (第七五五號)  産米、甘藷價格に關する陳情書  (第七六〇號) を本委員會に送付された。     ――――――――――――― 本日の會議に付した事件  食料品配給公團法案内閣提出)(第九號)  油糧配給公團法案内閣提出)(第一〇號)  飼料配給公團法案内閣提出)(第二七號)  臨時農業生産調整法内閣提出)(第五五號)  食糧管理法の一部を改正する法律案内閣提  出)(第一三八號)     ―――――――――――――
  2. 野溝勝

    野溝委員長 會議を開きます。これより食料配給公團法案油糧配給公團法案及び飼料配給公團法案及び食糧管理法の一部を改正する法律案の各案を一括議題とし、討論にはいります。討論は通告順によつてこれを許します。社會黨成瀬君。     〔「委員長定數がない」「委員長定數がないぢやないか」「今まであつたよ」と呼び、その他發言する者、離席する者多く議場騒然
  3. 野溝勝

    野溝委員長 はいれ……。     〔發言する者、離席する者多く議場騒然
  4. 野溝勝

    野溝委員長 發言を中止いたします。—(發言する者あり)どんどんやりたまえ。
  5. 成瀬喜五郎

    成瀬委員 食料品配給公團法案油糧配給公團法及び飼料配給公團法案の各案を、それぞれ次のように修正するというところの、この修正案により—次修正案によりまして、そうして本修正案を採擇されんことを望むのであります。それは第六條第二項中「内務大臣及び大藏大臣」を「主務大臣」と改める。第三十條「この法律公布の日からこれを施行する。」以上であります。なお各種公團法及び食管法の一部改正法律案に對し、附帯決議案を、この際採擇せられんことを望むのであります。その案といたしましては、政府提出にかかわる各種公團法案及び食管法の一部改正法律案は、獨占禁止法竝びに臨時物資需給調整法の精神に立脚し、かつ流通秩序の確立を期するため、その成立の必要を認むるも、その運營にあたり官僚獨善弊害を助長するおそれがある。よつて各省は、この各案に對し、それぞれ運營のための民主的な諮問委員會を設置し、その弊害を防止するの措置を講すべし。以上であります。どうか以上の案に對しまして、本會は採擇せられんことを望む次第であります。     〔「定足數がないぢやないか」「開會のときにはあつた」と呼び、その他發言する者多し〕
  6. 野溝勝

    野溝委員長 次は民主黨代表鈴木強平君。     〔「定足數がない」「開會のときにあつた」「今ない」と呼び、その他發言する者多し〕
  7. 野溝勝

    野溝委員長 私語を禁じます。
  8. 鈴木強平

    鈴木(強)委員 上程されておりまする四つの法案につきましては、われわれはいつも法律をつくるときに、日本國家はいかなるところに向くか、かような見地から法律をつくるべきであろうと思う。今回の公團法につきましては、國民の感情、思想にぴつたりしておらない。かような観點からわれれは三つ公團につきましては、八月三十一日以後三月の間たな上げしてきた。しかしこの問題は日本再建のために緊急やむを得ない、かような事情のもとに、これらの法案を緊急通さなければならぬという観點から、この問題について、民主黨といたしましては贊意を表するものであります。しかしながら、ただい社會黨から發議されました本公團法に關する修正意見につきましては、民主黨は納得できません。原案のままこれを通していただきたい。原案のままこれを通したいことが民主黨意見であることを了承願います。同時にただい社會黨から發議のありました諮問委員會の問題につきましては、民主黨贊意を表する次第であります。
  9. 野溝勝

    野溝委員長 次に國協黨を代表して萩原君。     〔「わけがわからぬ」と呼びその他發言する者、離席する者多く議場騒然
  10. 野溝勝

    野溝委員長 五分間休憩します。     午後十時五十五分休憩     —————————————     午後十時四十六分開議
  11. 野溝勝

    野溝委員長 開會します。先ほどの國協黨萩原君、意見はありませんか。     〔發言する者多く議場騒然
  12. 野溝勝

    野溝委員長 國協黨萩原君、意見はありませんか。(發言する者多く議場騒然)北君—農民黨北君—發言を許しました。
  13. 北二郎

    北委員 私はこの問題に對しまして、まだ質疑が斷續中でありますから、これから質疑を申し上げます。
  14. 野溝勝

    野溝委員長 質疑は許しません。
  15. 北二郎

    北委員 そんなことはない。—そんなばかな話がどこにある。
  16. 野溝勝

    野溝委員長 討論をやつております。(「何を言つおるのだ」「はつきり言つてくれ」と呼びその他發言する者多し)討論にはいつておる。
  17. 北二郎

    北委員 質問を斷續しておる。     〔「質疑は打切りになつた」「發言中」と呼び、その他發言する者多く議場騒然
  18. 野溝勝

    野溝委員長 いま一應申し上げます。委員長はすでに食料品配給公團法案竝びに油糧配給公團法案及び飼料配給公團法案及び食糧管理法の一部を改正する法律案の各案を一括して議題といたしました。     〔「發言を許したではないか」と呼びその他發言する者多し〕  動議が出まして質疑打切つて討論に移ることになつております。     〔「だれが動議を出した」「三つ法律案質疑をしておるのだ」「あとの一つの食糧管理法案はまだ質疑をしていないぢやないか」と呼び、その他發言する者、離席する者多く議場騒然
  19. 野溝勝

    野溝委員長 お諮りいたします。成瀬委員より……(「發言中だ」と呼びその他發言する者多し)いま一應申し上げます。—いま一應申し上げます。委員長の……委員長の…。     〔傍聴者發言を禁止してください。「社會黨はどうしたか」「社會黨はたれも委員がいないではないか」「われわれは朝から待つておるのだ」「委員長承知しないぞ」「定足數を缺いおるのは與黨ではないか」と呼び、その他發言する者多く議場騒然
  20. 野溝勝

    野溝委員長 まああわてしやんすな—いま一應お諮りいたします。どうもはつきり委員長の趣旨が徹底しないように思いますので、いや一應あらためて申し上げます。     〔北委員委員長發言中だぞ。發言中じやないか」と呼ぶ〕     〔北君に發言を許しているじやないか」と呼びその他發言する者多く議場騒然〕     〔北委員發言中じやないか。われわれは朝からまじめにやつておるのだ。まじめにやつているじやないか」と呼ぶ〕     〔「北君に發言を許しているじやないか」と呼びその他發言する者多く議場騒然
  21. 野溝勝

    野溝委員長 いま一應申し上げます。御著席してください。發言を許しても、それは……。     〔北委員發言を許しておるじやないか、何を言つておるだい」と呼ぶ〕     〔「北君に發言を許しているじやないか」「發言を許しておいてなんだい」と呼び、その他發言する者、離席する者多し〕
  22. 野溝勝

    野溝委員長 著席してください。いま一應委員長からお諮りいたします。     〔北委員發言中じやないか。發言中じやないか。」と呼ぶ〕     〔「發言を禁じたじやないか」「どこに書いてある、見てみろ」「この耳で聴いた」「社會黨委員どうしたんだい、いないじやないか」呼ぶ者あり〕
  23. 野溝勝

    野溝委員長 お諮りいたします。すでに……(「委員長發言中じやないか」「定足數を缺いているじやないか」「自分で定足數を缺いておつてどうしたんだ」と呼ぶ者あり……討論にははつておるのでございますから……(「食糧管理法ははいつていない」と呼び、その他發言する者多し)……もし本案に對する、討論に對する御意見の發表がなければ、これより討論に入ります。成瀬君。     〔「發言中じやないか」「だめだめ」「發言中々々々」「そんなばかな話はない」と呼び、その他發言する者多く議場騒然
  24. 成瀬喜五郎

    成瀬委員 ただい社會黨より修正案を出しました食料品配給公團法案油糧配給公團法案及び飼料配給公團法案を次のように修正、第六條第二項中「内務大臣及び大藏大臣」を「主務大臣」に改める。第三十條「この法律公布の日からこれを施行する」、以上は撤回いたします。
  25. 野溝勝

    野溝委員長 御異議ありませんか。     〔「異議なし」「異議あり」と呼びその他發言する者多く、離席者多し〕     〔この時速記用紙を奪取する者あり、速記不能に陥る〕
  26. 野溝勝

    野溝委員長 討論は終局いたしました。これより……     〔この時速記用紙を奪取する者あり速記不能に陥る〕     〔離席する者、發言する者多く議場騒然
  27. 野溝勝

    野溝委員長 これより各案について採決いたします。食料品配給公團法安油糧配給公團法案及び飼料配給公團法案の……(議場騒然聴取不能)……起立を願います……(「異議あり」と呼び、その他發言する者多く聴取不能)……多數よつて……(「異議あり」と呼びその他發言する者多く聴取不能)……起立を願います……多數……(「異議あり」と呼びその他發言する者多く聴取不能)……よつて……(「異議あり」「ばか」「わからぬぞ」と呼びその他發言する者多く聴取不能)……(「あなた方これが聴えるか」「これがわかるかい」「そんな速記はたいへんだ」と呼び、その他發言する者多く聴取不能)……(聴取不能)……。     〔委員長何事か宣告して退席〕   時に午後十時五十八分