○
的場委員 米價がいずこに
決定するか、私
どもは承知しておりませんが、私
どもといたしましては、黨としてもこの
米價については非常に深い關心をもち、いろいろな
方面から
計算もいたしております。
生産費調査においても、農林省で調査された
生産費なり、あるいはその他の
方面で調査されました
生産費も檢討いたしますし、
パリティ計算についても、私
どもの知り得る
範圍において檢討をいたしておりますが、いずれもわれわれは満足するものではございませんけれ
ども、大
體本年米價は二千六百
圓程度ならば
農民も辛抱ができるのではないか、また去年の五百五十
圓米價と同じようなことにならぬように、二千六百
圓程度のところに落ちつくようにしてもらいたい。これは
パリティ計画とい
つて私
どもの考えるところでは、今すでにこわれかけている千八百
圓ペースを守るために、
米價だけを犠牲にするような
米價では、承服できかねるものでありますから、今後
供出を完全にする
意味において、
農民の納得のいく、次の
生産が可能なところで
米價は
決定していただきたい。ただ
國民にはわからない、
政府諸公といえ
どもはつきりと
説明のできないようなむずかしい理窟で、安い
米價を
決定してもらうことのないようにお願いしたいと思いますが、ただ一方的に
パリティでなしに、次の
生産を考え、
農民に
供出を完全にさせるということを考慮して、少し政治的な
意味において
米價を二千六百
圓程度にきめてもらいたいと思うのでありますが、
總理大臣もそういうことにできそうでありますか、どうでありますか。