○
藤田政府委員 保戸島の
漁村はただいま
お話のございましたように、
戰前は
日本有數の
かつお、
まぐろの
根據地であり、優秀な漁夫の方もおられたのでありますが、戰後の立直りが非常に遲れておりまして、
從つて從來その他の
地方では相當
漁船の
建造も行われておりましたが、
大分縣は全體といたしまして非常に
立遲れの
状態にな
つております。現在すでに
かつお、
まぐろの
漁船も
漁業資材その他の關係からいたしまして、許可の
滿限には達しておるのでありますが、われわれといたしましては、
從來の
保戸島漁村の特殊な事情をも考えまして、できるだけの措置を講じたいということで、特別に最近縣の方から
お話のございました申請については、それを考慮しようということで
決定をいたしたような次第であります。なお今後とも
資材資金その他で非常に窮屈なときではございますけれども、われわれといたしましてもできるだけの御援助はいたそうと考えております。