○鈴木(善)
委員 委員會の運營に關する發言がございましたので、關連して私の
意見を申し述べまして、
委員長の特段のお計らいを願いたいと思うのでございますが、それはいたずらに
委員會もしくは小
委員會を頻繁に開くことが、即
委員會の能率をあげる結果とはなるまい、私の考えるところでは
委員會において披瀝されましたる各
委員の
意見、もしくはその決議として取上げられましたものを、いかにして具現するかという面に、もう少し強力な措置が講ぜられる必要がある。これを具體的に申し上げますれば、水産金融の問題につきまして、小
委員會もしくは
委員會において、
委員會の意思が決定されましても、それは大藏省もしくは安本の單なる参考
意見に過ぎない。あるいは
漁港船溜りの
委員會におきまして、幾多の陳情、
請願等を審議いたしましても、それが豫算の面において安本等において審議されます場合に、はたして
委員會の
意見が通るであろうかということについても、はなはだ疑問な點があるわけであります。かように考えてまいりますと、そういう豫算を伴うもの、あるいは金融のようなものは、財政金融
委員會で國全體の産業資金を檢討する場合に
水産委員會の
意見が金融
委員會の方にも十分に反映してお
つて、それが各
委員から出てくるところの總合された産業資金計畫をも
つて、
政府から提案されたところの産業資金計畫を國會の總合的な計畫の見地に立
つて審議するのでなければ、決して目的は達しない、こういうぐあいに考えられるわけであります。從いましてもう少しそういう豫算を伴うものであるとか、その他の面につきましては、それらの
委員會と十分緊密な連絡をとりまして、この
委員會の意思が十分行政面に浸透できるような措置を講ずる必要がある。こういうぐあいに考えておるわけであります。これに對して
委員長のお考え、及び今後いかにするかという御見解をお聽きしたいと思います。