○林(敬)
政府委員 内務省の
解體に伴いまして、
地方自治委員會、
公安廳、
建設院というものが設立せられることにな
つて、数ヶ月前に
法案を提出いたしましていろいろ御
審議を仰いでおつたのでありますが、去る九月の中ごろ特別の事情がありましてこれを撤囘いたしまして、爾後新たなる構想に基きまして、特に
警察の問題を中心にいたしまして、
地方分權化を促進し、これに即應する
中央の體制をつくる、これと同時に
地方自治委員會についても、さらに
地方分權の大勢に即應して
中央の
組織を改めるということになりまして、いろいろとその後の
研究を進め、また必要な
關係方面と
折衝を遂げておりますことと大體は
皆様方の御承知の
通りであります。きようお呼出しがございまして、ここにまいりましてその後の經過について
お話するようにというこでございますが、實は今鋭意
折衝を續けておる
過程にあるのでございます。それでいろいろ
衆議院、参議院の方からも御
意見の御開陳があります。また
市長會、
町村長會からもいろいろと
意見の發見の發表がございます。それらを合わせて目下
研究中であるという
過程にあるわけでございまして、もうじき、おそらく私の見通しではここ一週間を出でずして大體の見當がつくのではないか、かように
考えられておるのでございますが、今ここで大體こういう方向でどうだということについて申し上げる域に至
つておりません。まことに恐縮でありますが、それをも
つて御了承願いたいと思います。