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1947-11-28 第1回国会 衆議院 国土計画委員会 第27号
公式Web版
会議録情報
0
昭和
二十二年十一月二十八日(金曜日) 午前十時四十二分
開議
出席委員
委員長
荒木萬壽夫
君
理事
藤田 榮君
理事
細野三千雄
君
理事
松井 豊吉君
理事
内海 安吉君
理事
松浦
東介
君
理事
的場金右衞門
君 足立 梅市君
伊瀬幸太郎
君
溝淵松太郎
君 宮村 又八君
守田
道輔君
山本 幸一君 生方 大吉君 原 孝吉君 村瀬
宣親
君 今村 忠助君 高田 弥市君 野本
品吉
君 高倉 定助君
只野直三郎
君
出席政府委員
内務政務次官
長野
長廣
君
内務事務官
岩沢
忠恭
君
委員外
の
出席者
專門調査員
西畑 正倫君 十一月二十八日
木村公平
君
理事辭任
につきその補 闕として
松浦東介
君が
理事
に當選した。
—————————————
十一月二十五日
都會地轉
入
抑制緊急措置令
を
改正
する
法律案
(
内閣提出
)(第一一八號) 横須賀港を開港に
指定
する等の
法律案
(
内閣提
出)(第一二〇號) の
審査
を本
委員會
に付託された。
—————————————
本日の會議に付した事件
理事互選
都會地轉
入
抑制緊急措置令
を
改正
する
法律案
(
内閣提出
)(第一一八號) 一、錦川、御
庄川等改修促進
の
請願
(
守田道輔
君
紹介
)(第一一二九號) 二、
山口縣下災害復舊費國庫補助増額
の
請願
(
守田道輔君紹介
)(第一一三〇號) 三、
伊陸
村
外四箇町村
の
山嶽地帯
に
砂防工事施
行の
請願
(
守田道輔君紹介
)(第一一三一號) 四、
柳井
町外十
三箇町村
に
旱害防止施設
の
請願
(
守田道輔君紹介
)(第一一三二號) 五、
島田
川
改修工事施行
の
請願
(
守田道輔君紹
介)(第一一六九號)
—————————————
荒木萬壽夫
1
○
荒木委員長
開會いたします。 皆様にお諮りいたします。
木村公平
君より
理事辭任
の申出がまい
つて
おりますが、これを許可いたすことに御
異議
はありませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
荒木萬壽夫
2
○
荒木委員長
異議
なしと認め、
木村
君の
辭任
を許可いたします。つきましては、
理事
の
補缺選擧
を行わねばなりませんが、これは前例によりまして、
委員長指名
ということに御
異議
ありませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
荒木萬壽夫
3
○
荒木委員長
それでは
松浦東介
君を
理事
に指名いたします。 本日は、去る二十五
日本委員會
に付託されました
都會地轉
入
抑制緊急措置令
を
改正
する
法律案
、
内閣提出
、第一一八號について
審査
を進めたいと存じます。まず
政府
の
説明
を聽取いたします。
長野内務政務次官
。
長野長廣
4
○
長野政府委員
都會地
における
人口
の
過度
の集中による
食糧
、
住宅
の不足、交通その他
公共施設
の混亂等は、
都市生活者
の不安を増大し、
各種
の
弊害
が惹起されるおそれがありますので、これら
弊害
を防止するため、昨年三月一日「
ポツダム宣言
」の受諾に伴い發する命令に關する件に基き、
都會地轉
入
抑制緊急措置令
が公布施行され、全國二十五
都市
に對して
人口過度
の流入を
抑制
してまいつたのでありまして、當初の
方針
といたしましては、前述いたしましたような
食糧
、
住宅
及び
各種公共施設
の好
轉復舊等
により、漸次
抑制
を解除いたす豫定で、その有
效期限
も同年五月末と一應決定いたしておきましたが、その後の情勢は
各種事情
に制約されまして、依然樂觀できぬものがありましたため、同年五月、九月、十一月、及び本年三月
期限延長
の
改正勅令
を公布して、本年十二月末日まで
抑制
を繼續してまいりました。 その間昨年十二月一日
各種
の
事情
を勘案いたしまして、二十五の
指定都市
のうち、富山市と豐橋市とを解除したのであります。しかしながら、その有
效期限
も餘すところわずかになりましたので、
期間滿了
後の
善後措置
を講ずるため、過般
來指定都市
の
状況
を
調査
中でありましたところ、十月末
連合軍當局
よりも、本
措置
についての
希望
もありましたので、
關係各省
とも協議の上、この
都會地轉
入
抑制法案
を立案し、ここに上程した次第であります。
本案
の内容につきましては、
都會地轉
入
抑制緊急措置令
と大差ないものでありますが、從来の經緯に鑑みまして、
轉入許可
に際して
一定
の
期間
を付することができ得ることにしたのと、
都市指定
にあた
つて
は、
現行都市
の
各種事情
を勘案檢討して、特に
都市
が連擔して
食糧住宅等
が不良であり、これに伴う混亂が豫想される東京都を
中心
とする
京濱地區
、大阪を
中心
とする
京阪神地區
、
北九州地區
の十四
都市
を
指定
し、函館、長崎、佐世保、名古屋、
靜岡
、岐阜、
仙臺
、廣島、呉の九
都市
を
指定
から除外したことが
改正
の主要な點であります。 なお、
實際
の
運營等
につきましては、各
都市
の
状況
を愼重に考慮して、
實情
に則した
實施基準
を設定するよう鋭意
研究
を進めております。 以上
本案上程
に際しまして、その要旨を
説明
した次第であります。
荒木萬壽夫
5
○
荒木委員長
本
法案
につきましては、本日は
政府側
の
説明
を聽取するに止めまして、次會において
質疑
を續行いたしたいと存じます、御
質疑
のある方は御
通告
を願います。
通告順
に
從つて審査
を進めてまいります。
—————————————
荒木萬壽夫
6
○
荒木委員長
引續き
請願
について
審査
を進めます。
日程
第一、錦川、御
庄川等改修促進
の
請願
、
守田道輔君紹介
、
文書表
第一一二九號、
日程
第二、
山口縣下災害復舊費國庫補助増額
の
請願
、
守田道輔君紹介
、
文書表
第一一三〇號。
日程
第三、
伊陸
村
外四箇町村
の
山岳地滯
に
砂防
に
砂防工事施行
の
請願
、
守田道輔君紹介
、
文書表
第一一三一號。
日程
第五、
島田
川
改修工事施行
の
請願
、
守田道輔君紹介
、
文書表
第一一六九號、以上四件を
一括議題
といたします。
紹介議員
の
説明
を求めます。
守田道輔君
。
守田道輔
7
○
守田委員
ごく簡単に申し上げます。 錦川及び
御庄
川
改修促進
に關する
請願
でありますが、
昭和
十年
災害以來毎年
のごとく相當の
被害
をこうむり、その都度
當局
におかせられてはわざわざ
實地
御踏査の上、莫大な
國庫補助
を仰ぎ、著々
復舊
いたしておりましたが、殊に
昭和
十七年及び二十年
關西地方
は未
曽有
の大
災害
をこうむり、これが
復舊
については、
當局
におかれても技術的に考慮を拂われ、
姑息的災害復舊
に默することなく、
一大英斷
のもとに錦川、
御庄
川その他各
河川
とも
總合計畫
を樹立され、
一定
計畫のもとにその
工事
も著々と進捗しつつある今日、
關係市町村
民は感謝と
滿腔
の敬意を表する次第であります。しかるに本年六月の出水によりまたも相當の
被害
をこうむり、
降雨量
は百六十八ミリでその量は非常に僅少でありましたが、
溢水氾濫
により、家畜、
田畑
に及ぼした
被害
は相當甚大でありました。この
原因
は二十年及び二十一年
災害
により、
上流
より流出した
土砂
のため、
河床隆起
によるものと認められ、二十年、二十一年
災害補助増額
を仰ぎ、至急
工事
の
完成
を希うとともに、先般
國庫補補助
の申請をいたしました。二十二年
災害
に對しましては、
治山
、
治水
の見地より、再度
災害
に遭遇せざる計畫のもとに、
河川改修
または
砂防工事
を併せて御計畫御考慮の上に、
災害
による
被害防止
に格段の御配慮願いたいので、
關係市町村
が連署して
請願
した次第であります。ただいまのは
岩國市長
と
玖珂
郡
小瀬村長
、
和木村長
、
藤河村長
、
北河内村長
、
南河内村長
、
御庄村長
、
師木野村長
、
由宇町長
、
通達村長等
がお願いしたものであります。 さらに
災害復舊
の
請願
でありますが、これは先般も全
山口縣
の
市町村長
がお願いしたものでありますが、特に
玖珂
町、
伊陸
町、
祖生
村、
南河内
郡、
高森
町、
米川
村、
師木野
村、
御庄
村、
藤河村
さらに
由宇
町、
日積
村、
神代
村、
鳴門
村、
柳井
町、
新庄
村、
餘田村
、
通達村長
の
請願
でございますが、これはこの
地方
が一番
被害
が多くて、今日なお
災害復舊
が遲々として行われていないというのでありまして、それに對して
國庫
の
補助額
を増率していただくことによりまして、この
事業
が進捗するのである。こういうお願いでございます。 さらに
山口縣玖珂
郡の
伊陸
村
外四箇
村の
山嶽地帶
に
砂防工事施行
の
請願
でございますが、これは御承知のごとく、すでに
明治
四十二年以來二十箇年の歳月を費し、鋭意
砂防工事
を施行したる結果、
欝蒼
たる
森林地帶
となり、
地方民
の福祉に寄與する所少なからぬものがあります。しかるに
戰時松根
の採掘は
山腹
に実地を生じ、
昭和
二十年九月の
豪雨
により大山崩れを生じ、これがため
川床
はいやが上にも上昇し、山林は往時の
はげ山時代
を思わし
むる状況
となり、爾
來降雨ごと
に
土砂
流出し、ますます
川床
を高め、
耕地
を埋め、
災害頻々
たる
状態
となりました。
森治
により初めて
治水
の效果も發揚するゆえんでありますので、
當町山嶽地帶
の
砂防工事
を熱望し、熱望し、ここに
事情
を具して
施行方
を
請願
に及ぶ次第であります。これは
高森
町と
玖珂
町と
伊陸
村と
祖生
村でありまして、
山口縣
の
昭和
二十年の
災害
の
中心地
をなしており、未だに
山腹砂防等
が行われていないのであります。 次に
島田
川の
河川改修
でありますが、これも同じく
高森
町、
玖珂
町、
祖生
村、
伊陸
村の
四箇
村で、
島田
川
上流地帶
はただいま申しました
砂防
が十分できていないために、
豪雨ごと
に
堤防
を決壞し、橋梁を流出し、
田畑
を
荒廢
に歸せしめ、
災害人畜
に及び、目をおおうの慘状を呈しておるのでありまして、未だに賽の河原にな
つて
おるようなところが多々あるのでありまして、一日も早くこれが
改修
をや
つて
いただきたいのであります。特にこの
災害
の一番大きな
原因
は、
米川
村、
中曽根耕地整理組合
の
石堰堤
のために、
上流
の
四箇
村は
土砂
の流出ができぬのでありまして、毎年この大きな
水害
があるわけであります。これについてはその
堰堤
の水準を低位にし、完全なる
土砂放流口
を設備していただきたいのであります。しかしながら數年來堆積したる
土砂
は一朝一夕に流出するものでありませんので、これのみにてはなお十分と言いがたい。
堤防
は度々の
水害増嵩
に際しまして、全般的に脆弱となり、砂州のため
河幅
は狹隘となり、水流は變更してますます
堤防耕地
を破壞し、
耕地
は漸次浸蝕せられて
河床
と化し、いわゆる
桑園變
じて
河床
となるの古言を現實に見るありさまなれば、十分なる
調査研究
を遂げ、水勢に順應して
河川改修
を完全に施行せられんことを
希望
いたす次第であります。かくいたしまして
上流
の各
町村
は
水災
を免れ、住民は
鼓腹撃壤
、大平を樂しむこととなります。しこうして
河川改修
の
希望區域
の
高森
町、
玖珂
町、
祖生
村、
伊陸
村の地域の準用
河川
なれば、これが
實現
を期せられた、各
町村長連署
をも
つて
この
請願
に及んだ次第であります。ぜひ本
委員會
においても御採擇くださいまして、ただちに施行せられるようお願いいたす次第であります。
荒木萬壽夫
8
○
荒木委員長
これに對する
政府側
の
意見
を求めます
——岩澤國土局長
。
岩沢忠恭
9
○
岩沢政府委員
ただいまの錦川及び
御庄
川の
改修促進
に對する點につきましては、錦川及び
御庄
川は
昭和
十七年及び二十年にこの兩
河川
とも未
曽有
の水が出まして、非常な
被害
をこう
むつ
たのであります。從いましてこの兩河については、できるだけ根本的な
改修
を早くするという
意味
において、
政府
においても
高率
な
助成
をしておるのでありますけれども、何ぶんにも
上流地方
が相當荒れたために、今後における兩川の
改修
というものは、
請願
にもあります
通り
に、
水源地帶
の
砂防工事
と併せてこれをやるということにしなければ、目的を達しないというのが
現状
でありますから、その
方針
において、
政府
においてもやはり
砂防工事
と本川の
改修
を併せて至急やりたいというように考えております。 それから
國庫補助
の
増額
の件でありますが、これはすでに二十一
年度
までの
災害
については、
山口縣
に對しては
高率
の
補助
を出しておるのでありま す。ただ問題は
從來
の
補助
の額がだんだん
年度割
の後
年度
の分が、
物價騰貴
のために相當
現状
においては窮迫を來しておるということがあるので、その點については、すでに今囘議決に相なりました五十二億の
公共事業
の
追加豫算
の中に、二十
年度
及び二十一
年度
の
物價騰貴
も交えた
國庫補助
を、參議院の方で通過いたしますれば、すぐ各縣に配布をするというように考えております。これはすなわち
從來
のこちらできめておる率以上の
物價騰貴
率をためこんだ
國庫補助
に相な
つて
おりますから、今
請願
の件についての
過年度
のものについては、多少
増額
を來しておる次第であります。しかしながらこれは全額ではありませんから今後においては
過年度
における
災害
の
助成費
というものは、やはり現在における
物價
を基準にしてできるだけ
明年度
に
増額
の
補助
を出したいと考えております。また二十二
年度
の
災害
の
補助
については、これは一應は今三分の二という
補助
でい
つて
おりますけれども、これは縣の
財政
が逼迫しておる折でありますから、できるだけ縣の
財政
を救助するという
意味
において、
高率
の
補助
にも
つて
いくように努力したいと考えております。 それから
島田
川
流域
のこの
山岳地帶
の
砂防
でありますが、これはお説の
通り
に相當
從來
から荒れに荒れておる
地方
でありまして、そのためにこの
島田
川
流域
の
砂防工事
はすでに
明治
四十年に著工して、大正十四年にいたるまでにおいて、大體その當時の金額にして五十萬近い金を出して一應本川の
流域
の
砂防工事
は
完成
はいたしたのでありますが、その後
昭和時代
になりまして相當な大雨が
頻々
と來たために、せつかくできた
砂防工事
がまた崩れて、なお一層
從來
より悪化したというのが
現状
であります。そういうような關係から、この
島田
川
流域
の
砂防工事
は
島田
川の
改修
と關連いたすのでありますから、できるだけ早く
流域
の
土砂止工事
をするということが、最も必要に迫られておるのでありますけれども、何しろこの
流域
は非常に荒れておるために、なお今後三千
萬圓程度
の
砂防工事
を要するような
状態
であります。しかしながら
下流地帶
の
島田
川沿線を救うという
意味
から
言つて
も、できるだけこの
砂防工事
と
島田
川の
改修工事
を必要と認めておるのであります。
島田
川につきましては、これをできるだけ早く
中小河川
として取上げて
改修
をいたしたいつもりで、すでに
調査
は完了いたしておるのでありますが、年々相次ぐ
水害
のために相當
被害
を受けておる關係上、まずも
つて
現在におきましては、
災害復舊第一
にして、それから今度ただいま申し上げました
通り
に、
上流地方
の
砂防工事
と併せて
河川改修
に著手したい。こういうように考えております。
荒木萬壽夫
10
○
荒木委員長
御
質疑等
ございませんか。
守田道輔
11
○
守田委員
島田
川の
改修工事
でありますが、この點問題となりまするのは、實は
灌漑用水
を引込むために、川の中に
石堰堤
と
言つて石疊
をも
つて
堰堤
をつくつたために、
從來
はその
堰堤
がくいを打ち、土俵を竝べ
てつくつ
てあつたが、洪水毎にそれが流れておつたのであります。今度はそれが流れないために、その
上流
全體が大きな
水害
を受けておるのでありますけれども、この點を
農林當局
がおられますとお伺いしておきたいと思うのであります。しかしながらことは今
言つた島田
川
上流
の
高森
町、
玖珂
町、
祖生
村、
伊陸
村の
四箇町村
だけの問題でありませずに、方々においてそうしたことがあるのでありまして、
河川
に
堰堤
をつくる場合におきましては、
水害
の
防止措置
を講じて
堰堤
をつくらなければならないのではなかつたかと思うのでありますが、向後この點におきまして
農林側
の何に
屬すか
は知れませんが、
地方
では
耕地課
にな
つて
おります。
耕地課
と兩方が会議の上で、
堰堤
をつくる場合に、十分の檢討をしなければいけなかつたのじやないかと思いますが、今度の場合におきましても實はそれが
原因
となりまして、毎年大きな
水害
が發生しておるのでありまして、この點につきまして
國土局
の方としては、どういうふうなお考えをおもちにな
つて
おられますか、
ちよ
つとお伺いいたします。
岩沢忠恭
12
○
岩沢政府委員
お話の
通り
に、
中小河川
における
災害
の頻發する
原因
というものは、大
體灌漑用水
の取入れの
ダム
から來る場合が非常に多いのです。その
ダム
の形も川の形に應じて適當なる取入口を選定すれば、
被害
は非常に少く限定することができるのでありますけれども、
從來
から見ますと、
河川
における
工作物
は、
土木部
の方に一應会議してやるというのが普通ではありますけれども、とかく地元の方では
府縣
の方の指導を全然受けずに、ただ
自分
勝手にやるというのが、
從來
の慣わしのように考えておる。ところが
一朝水
が出ますと、その
自分
らがつく
つた堰堤
のために
自分
らの美田を侵されて、非常な
被害
をこうむ
つて
おるというのが、全國的にその
實例
が少くないのであります。でありますから
河川改修
をいたします場合においては、そういつたような非常に影響の著しい
堰堤
というものはなるべく除去して、そうしてたくさん數のあるやつはこれを合同して、共同の
集水口
をつくるように、現在においてはすべての各
町村
に勸奬しておるのでありますが、しかしながら今後におきましても、
農地部
の方とも
十分連絡
をと
つて
、こういつた
災害
の
原因
となるような
堰堤
は、できるだけ是正していきたいというように考えております。
—————————————
荒木萬壽夫
13
○
荒木委員長
次は
日程
第四、
柳井
町外十
三箇町村
に
旱害防止施設
の
請願
、
守田道輔君紹介
、
文書表番號第一
一三二號、
紹介議員
の
説明
を求めます。
守田道輔君
。
守田道輔
14
○
守田委員
柳井
町外十
三箇町村
の
旱害防止
の
請願
につきましては、ぜひこれが
對策
を講ぜられんことを望み、本
請願
を御採擇くださらんことをお願いする次第でありまして、
玖珂町長
、
由宇町長
、
伊陸村長
、
日積村長
、
祖生村長
、
神代村長
、
高森町長
、
鳴門村長
、
米川村長
、
柳井町長
、
川越村長
、
新庄村長
、
通達村長
、
餘田村長
、これらからお願いした次第であります。本年も非常な
旱害
で、その
地方
は
減收
を來しておるので、今日の
食糧事情
からみまして、これが
對策
を講じなければならぬのでありますが、ぜひ
當局
におかれましても、さつき申しました
森林
の
治山治水
の面からみまして、
治山治水
を行うことによ
つて
こうした
旱害對策
ができると存じますので、これをお願いしたいと思う次第であります。
荒木萬壽夫
15
○
荒木委員長
守田
君に御相談いたしますが、
農林政府委員
が参議院に全部出拂
つて
おりまして、催促いたしましたけれども、
ちよ
つときようは見込みがなさそうに思います。議事の進行上本日は
紹介議員
の御
紹介
だけにいたしまして、次の
機會
に
政府當局
の
意見
を求めることにいたしますから御了承願います。
守田道輔
16
○
守田委員
よろしゆうございます
荒木萬壽夫
17
○
荒木委員長
本日はこれくらいにいたしまして、次の
委員會
の日時は公報をも
つて
御通知申し上げます。 本日はこれをも
つて
散會いたします。 午前十一時十一
分散會