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1947-11-15 第1回国会 衆議院 鉱工業委員会 第34号
公式Web版
会議録情報
0
昭和二十二年十一月十五日(土曜日) 午後一時四十八分
開議
出席委員
委員長
伊藤卯四郎
君
理事
大矢 省三君
理事
松本
七郎
君
理事
青柳
高一君
理事
生
悦住貞太郎
君
理事
今村長太郎
君
理事
澁谷雄太郎
君
理事
早川 崇君
今澄
勇君
菊川
忠雄
君 萬田
五郎
君 村尾 薩男君 生越 三郎君 庄 忠人君
三好
竹勇
君
有田
二郎君
神田
博君 平島 良一君
深津玉一郎
君
淵上房太郎
君
山口六郎次
君 谷口 武雄君 前田 正男君 高倉 定助君
出席國務大臣
商 工 大 臣
水谷長三郎
君 國 務 大 臣
西尾
末廣君
出席政府委員
石炭廳長官
菅 禮之助君
石炭廳次長
吉田悌二郎
君
商工事務官
渡邊 誠君
商工事務官
平井富三郎
君
商工事務官
石坂善五郎
君
委員外
の
出席者
專門調査員
谷崎 明君 十一月十五日
委員岡田春夫
君
辭任
につき、その補 闕として
菊川忠雄
君が
議長
の指名で
委員
に
選任
さ れた。 十一月十五日
理事岡田春夫
君の
補闕
として
松本
七 郎君が
理事
に當選した。
—————————————
十一月十四日
北海道
における
家庭用石炭確保
の
請願
(
三好竹
勇君外二名
紹介
)(第一一一七號)
北海道
における
家庭用石炭價格補給
の
請願
(三 好
竹勇
君外二名
紹介
)(第一一一八號)
繊維産業從業員
に
報奬物資配給
の
請願
(
原孝吉
君
紹介
)(第一一五四號) の審査を本
委員會
に付託された。
—————————————
本日の
會議
に付した事件
理事
の
補闕選任
臨時石炭鑛業管理法案
(
内閣提出
)(第六四 號)
—————————————
伊藤卯四郎
1
○
伊藤委員長
これより
會議
を開きます。 この際
委員
の異動がありましたので御
報告
をいたします。
岡田春夫
君が
委員
の
辭任
を申し出でられ本日
議長
より
辭任
を許可せられました。
同君辭任
に伴いまして、本日
議長
において
菊川忠雄
君が本
委員會
に指名せられました。以上御
報告
をいたします。 なお
委員
を
辭任
せられました
岡田春夫
君は
理事
でありましたので、
理事
の
補缺選任
を行わなければなりません。
青柳高一
2
○
青柳委員
理事
の互選は
委員長
に一任したいと思います。
伊藤卯四郎
3
○
伊藤委員長
ただいまの
青柳
君の
動議
に御異議ありませんか。
伊藤卯四郎
4
○
伊藤委員長
御異議なしと認めます。それでは
松本七郎
君を
理事
に指名いたします。 これより引續き
臨時石炭鑛業管理法案
を議題とし、
質疑
を繼續いたします。
神田
君。
神田博
5
○
神田委員
質疑
に先だちまして、
委員長
に若干お伺いしたいことがございます。本
委員會
は九月二十五日以來連日開かれてお
つたの
でありますが、昨日どういう理由でこの
委員會
を
招集
になりつ
ぱなしでお開き
にならなか
つたの
か。しかもき
よう
も午前十時から
招集
にな
つて
おるにかかわらず、
よう
やく今開いたという
よう
な状況であります。
本案
の重大なる點につきましては、あえて私がここで喋々申し上げるまでもないのでございます。しかもまだこの案につきまして、
十分質問
をしたいという
委員諸君
の要望のあることも、
委員長
は
十分承知
のはずと、私
了承
しております。しかるに會期もすでにだんだん切迫してまい
つて
おるにかかわらず、昨日のごときは、何ら開こうという
よう
な
處置
をとられなか
つた
。
委員長
が行方不明であるということがデマであるか、
眞實
であるかは別といたしまして、院内に唱えられてお
つたの
であります。最近
委員長
は
理事會
にほとんど諮
つて
おられない
よう
な氣がいたします。その
よう
なことで、この
國管案
がはたして會期中に十分なる
審議
を續けることができるかどうか。
委員長
の
所見
を伺いたいのであります。
伊藤卯四郎
6
○
伊藤委員長
ただいま
神田
君から、
委員長
に對して
質問
がごさいました。ごもつともの
質問
と存じます。實は本
委員會
の一層の
審議
の能率を上げるために、各黨との
連絡
の
關係
、それぞれ黨の
事情等
がありまして、昨日と今日の午前中開き得なか
つた
ことを、御
了承
願いたいと思います。
神田博
7
○
神田委員
委員長
といたしまして、いろいろさ
よう
な御
關係
のあることも想像つかないわけではありませんが、さ
よう
な場合は、
理事會
をひとつ十分活用していただきたい。
與黨側
の方へ御
連絡
なす
つて
おられましても、われわれ
野黨
といたしましては、いつ始まるのか、やるのか、やらないのか、ま
つた
く途方にくれるわけでありまして、
事情
は十分お察しいたしまするが、あらかじめ
理事會
にお諮りになられて、今後
圓滿
なる
進行
をはか
つて
いただきたいと思います。今後は
理事會
を、この
委員會
の當初に開かれた
よう
なふうに運營されるのであるか。あるいはきのうの
よう
な、き
よう
の
よう
なぐあいに、
委員會
なりあるいは
理事會
をお
考え
にな
つて
お
つて
進行
なさるのか。
委員長
の今後の御
方針
をひとつ明確にされたいと、私
ども
考え
ております。
伊藤卯四郎
8
○
伊藤委員長
從來緊急な場合には、
委員長
が
理事各位
のところをそれぞれお訪ねしまして
連絡
をとり、御
了承
を得てお
つたの
でありますけれ
ども
、
先ほど
理事會
を開きましたところ、そういう
方法
でなく、今後はそれぞれ時間等をおいて
理事會
を開いて、その
理事會
によ
つて
すべてをきめてくれる
よう
にという
理事
から御
意見
が出ましたので、
委員長
も今後はそういう
よう
な
方法
で取扱うことを御
協議
した
よう
な次第であります。御
了承
を願います。
神田博
9
○
神田委員
ただいまの
委員長
の
説明
でややわか
つた
よう
な氣がいたしますが、
委員長
は、つとめてひとつ各黨の
理事
を十分活用していただきまして、私
ども
平
委員
、また黨といたしましても、よくわかる
よう
に御配慮願いたいと思います。 次になお
委員長
に伺いたいのでありますが、
當委員會
のことにつきまして、先月の三十一日でありましたか、
中央放送局
が
ラジオ放送
をした、
當委員會
が
質疑
の
打切り
を五日にやりたいという
よう
な
放送
がございまして、
有田委員
から、この
點委員長
は承知しておるか、
奈邊
から出たことであるかということを
質問
されまして、
委員長
も、その
よう
なことについては
自分
は承知しておらぬが、非常に重大であるから、
放送局
をひとつ調べてから、
適當
な
處置
をし
よう
という
よう
な御
答辯
でありました。私
ども
この
法案
につきまして、
委員長
が
言論
を尊重して、われわれの
審議權
というものを、十分盡させる趣意であるということを
考え
てお
つたの
でありますが、當時
放送局
に嚴重な抗議を
出し
まして、
放送局
の
釋明
をさせた例があるわけであります。しかるにこの十二日の
新聞
、續賣、毎日、
朝日等
におきまして、
西尾長官談
といたしまして、き
よう
の三
黨首會談
では
國管案
の
全般
にわたり
修正點等
について
相談
した結果、完全な
意見
の
一致
をみた。
内容
は
黨議決定
後發表したい。参議院では十五日までにまわしてもらわなければ
責任
がもてないと
稻垣委員長
から申し入れてきているので、
衆議院側
の
審議
はおそくも十五日までには完了したい。こういう
談話
が出ております。これは誤報誤傳ではないだろうと私は思
つて
おる。ときどきこの
内閣
は誤報誤傳と言うて、後から
釋明
したり、陳謝したりする
よう
でありますが、この
新聞
はそうではないと私は
考え
ます。しかしこれもやはりそういうことであると言えば、これはまたいたし方ありませんが、とにかくこういう
記事
が出ております。この點について
委員長
は、この
新聞記事
に對してどういう
よう
な
感想
をおもちにな
つて
おられるか。先般三十一日の
ラジオ放送
におきまして、十一月五日に
與黨側
から
質疑打切り
の
動議
を
出し
て、遮二無二通すだろうという
よう
な
意味
の
放送
が行なわれたときに、
放送局
に
調査
をし、かつまたその誤れる點を指摘いたしまして、
放送記者
の臆測であ
つた
、取消しをさせた、
釋明
をさせたという
よう
なことを、この
委員會
で述べられておるのでありますが、この
新聞記事
、この
報道
の點に對して、
委員長
はどういう
處置
をとられ
よう
としておるか、あるいはどういう
感想
をも
つて
おられるか、この點をひとつお伺いいたしたいのであります。
伊藤卯四郎
10
○
伊藤委員長
ただいま十二日の
西尾官房長官談
の件につきましては、
政府
から正式にはもちろん、
西尾官房長官
からも、さ
よう
な正規な
申込み
というものを、
委員長
は受けておらぬのであります。またさ
よう
な
申込み
を受けましても、本
委員會
は獨自の
審議權
をも
つて
おるのでありますから、いつ
質疑
を打切るとか、いつ終了するとかいうことは、本
委員會
において決定するものでありますから、その點を十分尊重して
委員長
は議事を
進行
したい、こう
考え
ております。
神田博
11
○
神田委員
かねがね
委員長
の名
委員長
たることを私
ども敬意
を表してお
つたの
でありますが、ただいまの
釋明
によりまして、非常に意を強くした次第であります。しかしながら、正式には受けておらないかということでありますが、非公式にはあ
つた
ことは、これは別に肯定の否定もしたわけではありませんが、そのいずれにいたしましても、とにかくただいまの
委員長
の御
方針通り
、
當委員會
といたしましては、
十分審議
を盡す
よう
にお計らい願いたい。これは
官房長官
の
出席
を要求いたします。
委員長
より
官房長官
の
出席
を要求していただきたいと思います。すぐ
出席
できまし
よう
か。
伊藤卯四郎
12
○
伊藤委員長
神田
君の
質疑
を繼續中に
西尾官房長官
に
出席
を求めることにいたします。
神田博
13
○
神田委員
重大な問題でありまして、私の
質疑
も
官房長
が來ているのといないのとによりまして、いろいろ長く
なつ
たり短
かくなつ
たりすると思いますから、
委員長
、その
進行
のためにも、速やかに
官房長官
の
出席
を御配慮願いたいと思います。
伊藤卯四郎
14
○
伊藤委員長
ただいま手續をいたしました。
神田博
15
○
神田委員
もう
一つ
お伺いいたしたいのでありまするが、ただいま
報告
がございまして、
社會黨
の
岡田委員
は辭職された、後任は、ということでございました。これはいろいろ
事情等
がございますから結構でございまするが、
岡田
君が
當委員會
の
委員
といたしまして、昨十四日の
讀賣新聞
の紙上におきまして、「變質した
石炭國管案
、
修正案
は
やみ取引
、踏みにじられた
社會黨案
」という表題のもとに、「
炭鑛國管案
が九月二十五日
國會
に提出されてから約二箇月、
保守政黨
の牛のよだれの
よう
な
審議引延
ばし
作戰
によ
つて
今日に
至つた
」という
記事
がございます。これは
岡田
君が
當委員
であろうとなかろうと、かかわることはありませんが、もしわれわれを指しておるといたしますならば、はなはだどうもこれはけしからぬ話だ。牛のよだれがどのくらいの長さか私はか
つた
ことはありませんから、どのくらいだということをあげるわけにはまいりませんが、しかし長いことを牛のよだれのごとしということは、これはわが國におきましては、たとえにあるところであります。しかし
國管案
が
保守政黨
の牛のよだれの
よう
な
審議引延
ばしをや
つた
と
考え
ておりますならば、これは大きな誤解なんだ。
岡田
君はこの
委員會
が
開會
の劈頭において、
與黨
の立場にありながら、長時間にわた
つて
、しかも三日もや
つて
おる。
商工大臣
も懇切丁寧なる御
答辯
をなさ
つて
おる。これは私がひとりさ
よう
に
考え
るまでもなく、識者すべてさ
よう
に
考え
ておると思います。ただ私
ども本案
の
審議
につきましては、朝は午前十時からいたしたい。本
會議
のある日はこれを休みまして、本
會議
のない日は午後も繼續いたしたい。
野黨側
にいたしましては、本
會議
のある日だけをわれわれが本
會議
に
出席
のために
委員會
を休會していただいたのでありまして、牛のよだれの
よう
に長々とこれを
引延
ばしたということは、私
ども
どうしても承服できない。むしろ
引延
ばしは
與黨側
に私はあ
つた
と思う。きのうの問題においてもしかりでありまするし、その前におきましても、
民主黨
の
修正案
の
審議
上必要であるとか、
社會黨
の何々のために必要であるとか、
與黨三派
の
協議會
があ
つて
必要であるとか言うて、われわれ
野黨側
に對して荏苒日を延ばしてお
つた
。これは
岡田
君と
委員長
とは同じ黨の中におられる。しかも
委員長
は
委員長
として、
岡田
君は
理事
といたしまして
審議
の
責任者
であります。その
責任者
ともあろう者が、
辭表
を
出し
たから書いたのか、書いたから
辭表
を
出し
たのか、鶏と卵みたいな
關係
の話は別といたしまして、とにかく
保守政黨
の牛のよだれのよらな
審議引延
ばし
作戰
である。
委員長
が
卯四郎
さんだから、私は牛と書いたのではないと思う。決して牛のよだれの
よう
にこれを
引延
ばしておらぬ。か
よう
な重大な案を愼重
審議
しておる。しかもこの文章をだんだん讀んでまいりますると、これは延ばしているのは
野黨側
にあるのではなくて、
與黨側
にあるということは明瞭なのであります。こういうことを書いてある。「いよいよ大詰に來て今囘の三
黨首會議
により
民主黨
の
修正案
がそのまま
うのみ
で決定されたことは
社會黨員
の私にとりなんとしてものみこめない。まず第一に今囘の三
黨首會談
は
與黨
には何の豫報もなく、
與黨三派
の
協議會
に
出席
した一、二の
委員
のみがこれを知
つて
いたのである。」こういうことが書いてある。これを全部讀むのでは長いから、大事な所だけ讀みます。「
民主黨
の
北村政調會長
の私案を
社會黨側
でただ聽いているだけで」ただ聽いているだけですよ。「最後的の
修正案
をきめる
協議會
ではないと言明した。よ
つて
私は
ガラス箱
の中で三黨の
協議
が行わるべきであると強く要望したのに對し、即座に
正木
氏は
ガラス箱
の中どころではなく
青天井
のもとで
協議
を續けるのであると豪語した、ところがすでにその前日には
民主黨
の
修正案
が
與黨三派
間で大體最後的な
妥結點
を丸のみにすることにきまり、十一日の午後四時五十分から三
黨首會談
も開く手はずにな
つて
いたということを傳え聞いたときに、私は
正木
氏の言う
青天井
にはおそらく大陽がなくやみの
青天井
であると
思つた
、この
扱い方
は
黨内デモクラシー
を
信條
とする
社會黨
にと
つて
ま
つた
く不可解千萬と言わなければならない」こういうことをいろいろ
考え
てみますと、
委員長
にお伺いいたしたいのでありますが、
商工大臣
も
先ほど
からよくお聽きにな
つて
おられる
よう
でありますが、一
體商工大臣
が
最善最良
の案なりと御
説明
にな
つて
おる
炭鑛國家管理法案
のほかに、もう
一つ
それ以上の案がその邊をうろついておる
よう
なかつこうである。いわゆる
與黨三派
の
修正案
と言いまし
よう
か、
民主黨
のつくりました
修正案
を
社會黨
が
うのみ
にいたしましたところの
修正案
というものが、その邊にうろついておる。これはうろついておるのであるか、
當委員會
に
提案
にな
つて
おるのかどうか。言いかえますれば、
修正案
としてすでに
議會
にお
出し
にな
つて
おるのか、お
出し
にな
つて
おらないのか。これをひとつはつきりさしていきませんと、私がこれからお尋ねし
よう
という
質問
も、聽かないでもよいことを聽くことに
なつ
たり、あるいは聽かなければならぬことを聽き漏らしたりすることがあ
つて
は、われわれ
委員
といたしまして、はなはだその任に缺くることを恐れるのでありまして、この點非常に重大な問題でありますので、
委員長竝びに商工大臣
から、確たる御
答辯
をお願いしたいと思います。
伊藤卯四郎
16
○
伊藤委員長
神田
君から長々と詳細にわた
つて
御
報告
を兼ねてあ
つた
よう
でありまするが、それはもう
神田
君も非常に
苦勞人
でおられるので、各人が外においてそういうことを言
つて
おる點については、それぞれ
政治家
として十分お察しのあるところだと思います。さらにそういう
修正案
というものが、
政府側
に出されてあるかどうかという點は、
政府則
に對する點は私はわかりませんが、少くとも本
委員會
におきまして、さ
よう
なものを何ら正式に私
ども
が知るところでない。またさ
よう
な
相談
も、またそういう案も何ら知らないということをひとつ御承知願いたいと思います。
水谷長三郎
17
○
水谷國務大臣
神田
さん何か
感違い
だと思います。
修正案
というものは
政府
が出すべきものではありません。
神田博
18
○
神田委員
これはどうもたいへんな御
答辯
でございまして、何も
政府
が
修正案
をお
出し
になるとは
考え
ておらないのであります。
與黨側
からお
出し
にな
つて
おる。
從つて
それを
國會
で受付けておられるかどうか。これに對して
商工大臣
はどんなことをお
考え
にな
つて
おられるかということをお
聽きし
たのでありまして、
修正案
は
政府
が出すものではない。これは
商工大臣
からの御
説明
を待つまでもなく、私も昨年出ておりますし、また常識といたしましても、さ
よう
なことは
考え
ておりません。この點もう一度御
答辯
を願いたいと思います。
伊藤卯四郎
19
○
伊藤委員長
商工大臣
、
答辯
ありますか。
神田博
20
○
神田委員
商工大臣
は御
答辯
がない……。
伊藤卯四郎
21
○
伊藤委員長
神田
君に御
相談
いたしますが、なるべくひとつ
法案
について
審議
を進めていただきたいと思います。
伊藤卯四郎
22
○
伊藤委員長
靜粛
に願います。
神田博
23
○
神田委員
お伺いいたします。去る十四日の
政治新聞
に、わが名
委員長
であるところの
伊藤卯四郎
氏談といたしまして、
伊藤卯四郎
氏、
鑛工業委員長
と括弧してあります。そこで「
國管案
、形だけは
黨議決定
へ」とありまして、
社會黨
の巻でありますが、
伊藤卯四郎
氏の談であります。「この案が
社会黨
とて
滿足
し得べきものとはだれ一人
考え
てはいない。しかし三黨併立の
政治情勢下
に
石炭國管
を通すとすれば、この
程度
に落ちつくことはやむを得ないのではないか。今まで
石炭
の
増産
のできなか
つた
原因は
石炭行政
の弱體にあり、
石炭廳
の
増産
計畫が
不渡手形
に終
つた
ことは、
國家權力
が何ら
石炭企業
に容喙できなか
つた
ことにある。この
國管法
によ
つて
、
石炭企業
のみでなく、
關連産業
にも
協力命令
が發せられることになり、資材の
有無相通
、鑛區の分合、
技術經營
の公開、勞働者の
經營参加
など、
増産
のための
強力措置
が行える。減産の一途の
現状
を打開するためには、不
滿足
なこの
法案
といえ
ども
、
現状
に放任するよりは効果ありとせねばならぬ。」こういう
委員長
の
談話
が
新聞
に出ておりまするので、これを
考え
てみますと、
先ほど
の
委員長
の話と大分違
つて
くる。私
ども
は
野黨
でありまして、どうも
委員長
の
政治活動
といいまし
よう
か、
やみ取引
になりますかどうかは別といたしまして、
委員長
は、
委員長
としておやりにな
つて
おるお
仕事
よりも、
委員會
でない方面におやりにな
つて
おる
仕事
が多いのではないか。
先ほど
の
釋明
によりますと、きわめてわれわれを
滿足
せしめる
よう
な御
答辯
でありまして、その點については、まことに名
委員長
であると
考え
るのでありますが、こういうことが、
ちよいちよい新聞
に出てまいりますると、どうも
委員長
の精力が、
當委員會
より
委員會外
の方に浪費されておるのではないか。そちらの方に全力をお拂いにな
つて
おられるのではないか。
從つて委員會
がどうも
進行
しない。牛のよだれというのは一體そこを指しておるのでないか。
保守政黨
のという、あるいは
新聞
のミスプリントではないかの
よう
にも
考え
るのであります。
委員長
の
所見
、はたして
奈邊
にあるか、お聽きいたします。
伊藤卯四郎
24
○
伊藤委員長
鑛工業委員會
におきまして、不肖この
委員長
が一番勤勉の
出席率
であることをお認めにな
つて
いただきたいと思います。
神田博
25
○
神田委員
委員長
が他の
委員
に比べて
精勵恪勤
であるという御心臓については、私
敬意
を表します。主權の問題でありますから、
委員長
が
精勵恪勤
でありますれば、いきおい私
ども
も
精勵恪勤
、しかし
考え
方によりますと、どうもまじめな
答辯
ではないと思う。一體われわれには、
商工大臣提案
のいわゆる
臨時石炭鑛業管理法案
第一章から第八章まで、第一條から附則を加えて六十九條、この
法案
の
審議
を急ぐとおつしやりながら、この
法案
を
眞黒
にするといいまし
よう
か、
眞赤
にするといいまし
よう
か、ずたずたに筆を入れる
よう
な
修正案
をこの
委員會
の外でおやりにな
つて
おる。そうしてわれわれの
質疑
を續行し
よう
という熱心な
希望
に對しては、ときどき
委員會
をお開きにならない。御所在までもどうもはつきりしないということでは、はなはだ遺憾にたえない。しかし
先ほど
から
委員長
は、今後は努めて十分ひとつわれわれの意のあるところを盡そうという趣旨の
答辯
がありましたので、これ以上
答辯
を要求することは、かえ
つて
どうかと思いますので、一應私は控えますが、今後はひとつさ
よう
なことのない
よう
に、ありましたならばあ
つた
ことを率直にひとつわれわれ
委員
に諮
つて
いただきたい。そのことがこの
法案
を促進するに重要なる點だと
考え
ております。
西尾官房長官
が、たいへん最近の黨務御多端といいまし
よう
か、
政府
の大
番頭
といたしまして、まことにわれわれ御同情申し上げておるぐらいお忙しい中を、
當委員會
に間髪を入れず御
出席
になりましたことにつきまして、なかなか御熱心であるということを、私はまず
敬意
を拂いまして、お尋ね申し上げたいと思います。 去る十二日の讀賣、毎日、
朝日等
に出ておる
新聞
の
記事
、
西尾長官談話
でありますが、こういうことが出ておる。
讀賣新聞
を讀みます。「
石炭國管案
、
修正點意見一致
、きのう三
黨首會談
で」という見
出し
のもとに「十五日までに
審議終了
へ、
西尾長官談
、
西尾官房長官
は
會談終了
後次のご
とく語
つた
。き
よう
の三
黨首會談
で
國管案
の
全般
にわたり
修正點等
について
相談
した結果、完全な
意見
の
一致
を見た。
内容
は
黨議決定
後發表したい。
參議院
では、十五日までにまわしてもらわなければ
責任
がもてないと
稻垣委員長
から申し入れてきているので、
衆議院側
の
審議
は遅くとも十五日までには完了したい。」こういう
記事
であります。この
記事
を
官房官長
はまずその
通り
であるかどうかということから、私はお伺いして、御
答辯
によりまして、二、三お尋ねいたしたいと思います。
西尾末廣
26
○
西尾國務大臣
それではお答えいたします。大體その
通り
であります。
神田博
27
○
神田委員
西尾官房長官
は、私が申し上げるまでもなく、
内閣
の大
番頭
であり、また世間の
通稱
によりますれば、
番頭
どころか、
西尾内閣
であるということまで言われております。言いかえますれば、この
片山内閣連立内閣
にとりまして、きわめて重要な
地位
におつきにな
つて
おられることは、われわれ想像にかたからないのでありますが、はたしてそういう重要な
地位
におられまする
官房長
が、われわれ
委員會
の
審議權
に制限を加える
よう
な
談話
を出すということは、はなはだ私といたしまして腑に落ちない。
參議院
といかなるお約束があろうとも、むしろ
審議
をしたか
つた
ならば、堂々と
當委員會
においてその手を打たなければならないのではないか。
參議院
と
相談
をして、十五日までに
參議院
へも
つて
こなか
つた
ならば、
參議院
が
審議未了
になるから、
衆議院
は十五日までに通さなければならない。一體今日まで
官房長官
は、
内閣
の大
番頭
として、
片山首相
の名
補佐役
として、どのくらいな
程度
にこの
鑛工業委員會
に手を盡してきたか。言いかえれば、私
ども
といたしましては、實に獨善的な、
與黨
さえたくさんも
つて
おれば
委員會
なんかどうでもいいのだ、數でも
つて
やつちまえという
よう
なことが、多少でもおありでありましたならば、われわれ
國會擁護
の上からいたしましても、聞き捨てならぬことだと思います。この
談話
につきまして、大體その
よう
に申したという
意味
の
答辯
でありましたが、これは私
國會
、いわゆる
衆議院
を、もつと
具體的
に言えば
當鑛工業委員會
を侮辱したことだと思う。
鑛工業委員會
が、どの
よう
な
審議
を續けておるか。どの
よう
な状態にな
つて
おるかということを、十分御
調査
にな
つて
おりましたならば、か
よう
な暴言はできないはずなんです。
當委員會
は、なるほど若干の日子は經
つて
おりまするが、非常に熱心にや
つて
おるのであります。
伊藤委員長
が私くらい、あるいは
當委員會
くらい熱心に
審議
をしているのはないだろうというくらい自負をも
つて
おるだけの努力をしておる。しかるに、
官房長官
が、
新聞記者
、すなわち天下の
報道
の
責任
をも
つて
おる
諸君
と會談をいたしまして、十五日までに
審議
を終了させるのだ。完了したいということは、私は
言論
抑壓だと思う。この點について率直なるところの
西尾長官
の御
答辯
を、私は聽きたいのであります。
西尾末廣
28
○
西尾國務大臣
參議院
の
稻垣鑛工業委員長
から、十五日までにこの
法案
をまわしてもらいたい。そうでないと、
自分
の方では時間
的關係上責任
をもちがたい。こういう申し入れがあ
つたの
であります。それで私といたしましては、また
政府
といたしましても、その十五日までに何とか
衆議院
が通過する
よう
なことを
希望
したい。こういう
よう
なことを申し上げたのでありまして、決してそのことが
委員會
を侮辱したことでもなければ、
委員會
の
言論
を壓迫したことにもならぬと思うのであります。
委員諸君
は自由な立場にお
つて
御
審議
いただいて結構だと思うのであります。
神田博
29
○
神田委員
官房長官
の御
答辯
は、私はまことに腹も口もその
通り
のことを言
つたの
だろうと私は思います。もしそうでないといたしますならば、これは非常に重大な問題だと思う。しからば伺いますが、十五日と申しますると、き
よう
が十五日であります。この
委員會
の状況は、賢明なるところの
西尾官房長官
といたしましては、はたしてき
よう
終るかどうか、いつ終るかどうかということについて、これは私大したお見込み違いをしておられるのではないか、それは
希望
だからどうおつしやろとう御隨意でありまするが、十五日までに通さなか
つた
ならば、
參議院
が云々という問題であるまするが、しからば私お伺いいたしたいのは、十五日より
當委員會
の延びる日數だけ會期の延長等をお
考え
にな
つて
おられるかどうか、もとより會期の延長ということについては、われわれ
國會
の自主的にきめることでありまするが、
政府側
といたしまして、そういうことを懇請することを、御考慮にな
つて
いるかどうか、この點お伺いいたしたいのであります。
西尾末廣
30
○
西尾國務大臣
お答えいたします。繰返して申しますが、私が
新聞記者
に語
つた
ことにこだわりなく、皆さんの自由なる意思に基づいて、この
委員會
の御
審議
を願いたいのであります。當然の
よう
なことの御
質問
をするから、また當然の
答辯
をするわけであります。また會期延長の問題でありまするが、このことは
神田
君も申されました
よう
に、ま
つた
く
國會
の方の自由なる意思によ
つて
御決定になるのでありますが、
政府
の立場からいたしまして、あるいは延長をお願いすることがあるかもしれませんけれ
ども
、現在のところを
考え
ておりません。
神田博
31
○
神田委員
大體
官房長官
のお答え承知いたしましたので、
官房長官
に伺うことは、以上で私終ります。 それではこれより
質問
を續行いたしたいと思います。
質問
に入るに先だちまして、一昨日お尋ねいたしました資料を御提出願います續きがございますので、少しお願いいたしたいと思います。まず第一にお願したいことは、昭和二十一年度以降昭和二十二年度の五月まででございまするが、配炭公團またはその前の配給機關でありました日炭、いわゆる日本
石炭
株式會社の
石炭
の買入數量及び販賣數量、それから月末の貯炭數量を、月別にひとつ御
報告
していただきたいと思います。これは
政府
委員會
にお尋ねしますが、いつ私
ども
に配付していただけまし
よう
か。
平井富三郎
32
○平井(富)
政府
委員
この次の
委員會
が開催されますときに御配付いたしたいと思います。
神田博
33
○
神田委員
それから本年度末までの企業設備資金と運轉資金との未確定の分と言いまし
よう
か、豫想と言いまし
よう
か、見込みをひとつ知りたいのでありますが、これはやはりこの次に開かれまする
委員會
までにいただけますでし
よう
か。
平井富三郎
34
○平井(富)
政府
委員
御配付いたします。
神田博
35
○
神田委員
それからもう
一つ
お願いいたします。
石炭廳
の十月二十二日の配付の資料であります。昭和二十一年度炭鑛災害状況調、この表の内譯を見ますと、九州、東北、
北海道
、全國と、こうな
つて
おります。いろいろな表が九州、
北海道
、東北、それから西部というのが
一つ
分類されておりますが、この表だけ西部が分類されておりませんで、全國一緒にな
つて
おるのか、あるいは九州地區にでもはい
つて
おるのか、ちよつと私
ども
想像できませんので、從來いただいておりました
よう
に、
北海道
、東北、西部、九州という
よう
な分類にしていただきまして、全國として集計したものを、この次の
委員會
までにお配り願いたいと思います。
平井富三郎
36
○平井(富)
政府
委員
承知いたしました。
神田博
37
○
神田委員
本日はこの
程度
にいたしまして、またこの次に保留しておきます。
伊藤卯四郎
38
○
伊藤委員長
本
會議
が
開會
されましたので、暫時休憩いたします。 午後二時三十一分休憩
—————————————