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1947-11-20 第1回国会 衆議院 決算委員会 第20号
公式Web版
会議録情報
0
昭和
二十二年十一月二十日(木曜日) 午前十一時二十五分
開議
出席委員
委員長
竹山祐太郎
君
理事
竹谷源太郎
君
理事
島村
一郎君 片島 港君 高津 正道君 竹内 克巳君
戸叶
里子君 馬越 晃君 大上 司君
中曽根康弘
君 西田 隆男君 冨田 照君 齋藤 晃君
出席政府委員
大藏事務官
福田
赳夫君
大藏事務官
正
示啓次郎
君
委員外
の
出席者
專門調査員
大久保忠文
君 十月十一日
委員山崎猛
君辭任につき、その
補闕
として十月 二十九日
大瀧亀代司
君が議長の指名で
委員
に選 任された。 ――
―――――――――――
十月二十三日
林野行政
と
砂防行政
との
統一
に關する
陳情書
(第四二八號)
治山治水事業
の
統一
に關する
陳情書
( 第四四九號)
中央出先機關廢止
に關する
陳情書
(第四七三號) 十一月十日
官公吏
の服務に關する
陳情書
(第五六三號)
決算
に關する
陳情書
(第五六五號) を本
委員會
に送付された。 ――
―――――――――――
本日の
會議
に付した事件
決算
の
審査方針
と關する小
委員會報告
の件
昭和
二十二
年度
第一・
四半期豫算使用状況
に關 する件 ――
―――――――――――
竹山祐太郎
1
○
竹山委員長
ただいまより
會議
を開きます。
決算
の
審査
につきましてはさきに
數囘全般的
な御
審査
を
願つたの
でありますが、その間に
審査
の
具體的
な
方針
について、小
委員會
を設けてその
方針
の御
審議
を願
つた
わけであります。
竹谷
小
委員長
からその御
報告
を聽取いたしたいと思います。
竹谷源太郎
2
○
竹谷委員
昭和
二十一
年度
決算審査方針
に關する
審議
について、本小
委員會
は四囘にわたりまして
會議
を開きまして、その間
政府委員
、
會計檢査院職員等
に對しまして
質疑
を行いまして、
別紙
の
通り成案
を作成
決定
いたした次第でございます。そもそも本院における
決算
の
審査
については
從來
よりも一層
周到嚴正
にいたしまして、
國家財政
の上に
實際的効果
をもたらすことを期待いたし、なおまた
兩院
の
審査
に關する
決定
をなるべく
統一
させまして、
國會
として
統一
した
意見
を表示いたしまして、
政府當局
の
適從
に迷うことのないようにいたしたい。こういう
趣旨
において
審議
をいたしたのであります。 この得ました
決算審査報告
に關する
成案
の要點を申しますと、
國會
としての立場から大局からの觀察を下しまして、
財政全般
の有利適正であ
つた
かどうかに注目すると同時に、不正違法の事項に對してその輕重を問わず終局まで追及を行いまして、
將來
の改善に資するとともに、
決算
の
審査
を權威あらしめる
方針
のもとに、
會計檢査院
の
檢査報告
を資料といたしまして仔細に
檢討
し、
嚴正
なる批判を加えそれぞれ決議をすることにいたした次第であります。
審査
の
手續及び順序
については
關係法令
に則り、なほまた
參議院決算委員會
において定めた
手續
となるべく協調できるようにいたしたのであります。なお
合同審査會
によるばかりでなく、
兩院委員
の間の協議によ
つて
、簡便に
意見
のとりまとめができるようにはか
つた
次第であります。 以上の
趣旨
に基きまして
別紙
の
通り
の
決算審査
の
方針
に關する案をつく
つた
次第でございます。この得ましたる
成案
は、
昭和
二十
年度
の
決算審査方針
に關するものでございまして、
昭和
二十一度以降の
決算
に關する
審査方針
については、實は小
委員會
においていろいろと
檢討
を加えたのでございます。しかしながらすでに第一
囘國會
の
會期
も切迫しておりますので、
決算審査
に關する根本的な
將來
の
方針
をこの際樹立するということについては、とうてい
審議
の
餘裕
もございませんので、とりあえず
昭和
二十
年度
の
決算
についての
方針
を作成いたした次第であります。
昭和
二十一
年度
以降につきましては、たとえばこの
決算
なるものが單に
報告
として
國會
に提出され、各議院まちまちにそれぞれ取扱うというような
從來
の例によらずして、新
憲法下
における
國會
の
財政
上の權能の觀點から、
決算
を議案として取扱い、
兩院
の議決を一致せしめて、
國會
の一致した一つの
意見
として發表する方がよいではないかという
意見
もありまして、これらにつきましていかように取扱うかということにつきましては、
昭和
二十
年度
決算審査
をこの第一
囘國會
中に
決定
する以前に、その根本的な
方針
を
決定
することはとうてい日にちの
餘裕
がこれを許しませんので、實は
將來
の根本的な
方針
につきましては後囘しといたしまして、とりあえず
昭和
二十
年度
の
決算審査方針
についてのみ、ここに小
委員會
の
報告
をつくるに
至つた
次第でございますので、この點御了承を願
つて
おきたいと存じます。 なおこの
昭和
二十一
年度
以降の
決算審査
の
根本的方針
に關しましては、この小
委員會
において
審議
した方がよいのか、それとも
決算委員會
において、
委員
全部が加わりましてこの根本的な
決算審査方針
に關して研究をした方がよろしいか、それはこの本
委員會
において御
決定
をお願いしたい、かような
趣旨
で
昭和
二十
年度
決算審査方針
に關する
報告
をいたすことに
決定
をみた次第でございます。
昭和
二十一
年度
以降の
決算
の
審査
に關しましては、よろしく本
委員會
において御
決定
をお願い申し上げたいと存ずる次第であります。 以上をもちまして小
委員會
における
審査
の
經過竝びに
結果を御
報告
申し上げます。
竹山祐太郎
3
○
竹山委員長
ただいま
竹谷
小
委員長
からの御
報告
につきまして、何か御
質疑
、御
意見等
がありましたら御發言願います。
——別
にございませんければ、
委員長
の
報告
通り
決定
いたすことに御
異議
ありませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
竹山祐太郎
4
○
竹山委員長
御
異議
ないものと認めます。ではこの二十
年度
の
決算
の
審査
につきましては、小
委員會
の
報告
の
方針
につきまして進行をいたしたいと存じます。 なお小
委員長
から御
報告
の今後の
決算
の
審査
に對する根本的な
方針
につきましては、この
決算審査
と併行して、十分に各方面と法律的にも、政治的にも、
檢討
を續けてまい
つて
、できるだけ早い
機會
にその
方針
の
決定
ができますように、
委員會全體
として進めていきたいと思いますが、御
異議
ありませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
竹山祐太郎
5
○
竹山委員長
ではさようにいたします。なおこの
方針
のうちの第二の二に、
分科會
において
審査
を進めていくことが定められておりますが、これは一應の原則として御
報告
をいただいた、かように考えておりますが、
會期
も少いのと、
委員各位
の御
希望
もありますので、さしあたり今後の處理については、かようにいたしましたようか。一
應分科會
を設けずに全體で進めていく御
希望
もあるのでありますが、さよういたすことについて御
異議
はございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
竹山祐太郎
6
○
竹山委員長
それでは場合によ
つて
は
分科會
を設けることにいたしまして、一應全般的に
委員會
として
審議
を進めていくことにいたします。 明日の
豫定
につきまして大體お諮りをいたしておきたいと存じます。きつちりと日をきめるわけにもいかないと存じますが、明日の午後にまず
一般
及び
特別會計
に對する
歳入
及び官金の分、これだけを
審議
いたす
豫定
にいたしたいと思いますが、御
異議
ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
竹山祐太郎
7
○
竹山委員長
それではさようにいたします。その後の
歳出
の分につきましては、外務省、農林省、
商工省
、内務省、厚生省、運輸省、
復員廳
というような
順序
でおのおのまた御連絡をしつつ、來週から順次御
審議
を願うことにいたしたいと存じます。 —————————————
竹山祐太郎
8
○
竹山委員長
今日は主
許局長
が見えておりますので、この前御
希望
もありましたが、二十二
年度
の
一般會計
の第一・
四半期
における
豫算使用
の状態を、概略についてまず御
説明
を伺いたいと思います。
福田赳夫
9
○
福田政府委員
先般第一・
四半期
の
豫算使用状況
につきましては、書面をもちまして御
報告
申し上げてあるのでありますが、この
機會
におきまして、特に二、三の點につきまして補足して申し上げたいと存じます。 まず
一般會計
の
歳出
についてでありますが、
年度當初
におきまして、
租税
の納期などを基礎といたしまして、第一・
四半期
内に
收入
を
豫定
した額は百三十五億八千八百
誠圓
であ
つたの
であります。これに對しまして第一・
四半期
内の
實際收入
濟額は百四億八百
餘萬圓
と
なつ
ておるのでありまして、
差引
三十一億八千
餘萬圓
が
不足
であるという
状況
であります。この
減少
をいたしました
原因
といたしましては、
租税
、
印紙收入
の項におきまして、
所得税
が本
年度
から
申告納税制度
を採用したのでありますが、その
制度
がまだ
國民
全體になれておりません
關係上
、その成績が比較的不良でありまして、
申告
のあ
つた
額は非常に少なか
つたの
であります。今後これは
法制決定
という
手續
におきましてこれを是正するわけでありますが、第一・
四半期
までに現われた結果といたしましては、
納税申告
ということに
なつ
ておる
關係上
、非常にその數額が減
つて
きているのであります。すなわち
所得税
におきまして、
當初
五十億五千七百
餘萬圓
徴收
する
豫定
であ
つた
ものが、
實際收入
が三十五億四千九百
萬圓
しかない。
差引
十五億圓以上の
減收
を來しておるのであります。また酒の税におきましても、倉出しが
豫定
より少なか
つた
關係
でありますが、十四億圓以上の
減少
を來しておるのであります。さような
關係
で
當初
の見込みに比べて、三十一億八千
餘萬圓
の
減少
に
なつ
ておるわけであります。
歳出
の方におきましては、第一・
四半期
内に各省、各廳からの請求に基きまして、
大藏省
で
支拂豫算
をつけました額は、二百七十三億二千九百
餘萬圓
であります。これに對しまして
實際
支出いたしました額は、百九十九億六千五百
餘萬圓
となるのであります。
差引
七十三億六千
餘萬圓
の
減少
と
なつ
ているのであります。この
減少
の
原因
といたしましては、
年度當初
でありまして、前
年度
豫算
の
ずれ
が若干あ
つた
關係
に基きまして、
終戰處理費
におきまして、
豫定
よりも三十七億
餘萬圓
少く
なつ
たということ、また
公共事業費
の
關係
で、十三億
餘萬圓
を
減少
したこと、また
價格調整費
が六億
餘萬圓
減少
したこと、その他におきまして十五億
餘萬圓
の
減少
と
なつ
ているのであります。この
歳入
歳出
にらみ合わせますと、
差引
九十五億六千百
餘萬圓
の
歳出
超加に
なつ
ているのであります。これに對しましては、
一般
及び
特別會計
を含めまして、全體の
國庫餘裕
の額で賄うことに努力いたしましたが、その
不足
する分につきましては、
大藏省證劵
を發行するということで、御
承知
の
通り
五月に三十億圓、六月に十億圓の
大藏省證劵
の發行をみているわけであります。第一・
四半期
全體を通じて、本
年度
の
豫算
は
一般會計
におきましては、均衡をとれた
豫算
でありますが、
特別會計
におきましては、四百億近い
歳入不足
を計上してお
つたの
であります。
一般會計
、
特別會計
を通じまして、
貯蓄増強
とにらみ合わせまして、そうして
通貨
の
増發
には
影響
のないという措置を考えてお
つたの
であります。ところがこの第一・
四半期
の
實際
の
状況
といたしましては、二十
年度
の
豫算
というものは、御
承知
の
通り
非常な厖大なる
赤字豫算
であります。この
ずれ
というものが相當大きく響きました
關係上
、第一・
四半期
には
財政
上の
通貨
に對する
影響
というものが、かなり大きく出てお
つたの
であります。それが第二・
四半期
になりますと、例の七月の
公價
の改訂ということが行われたのであります。この
公價改訂
の氣構えの結果
歳出
が非常に殖えてくるのであります。今
囘御審議
を願
つて
いる
追加豫算總額
九百二十一億という大きな額と
なつ
てきたのでありまして、その前ぶれ的な意味におきまして、
歳出
の増加というものが相當大きく出てきているのであります。まだ全體の
係計
は終
つて
おらないのでありますが、ごく
客勸的
に見ましたところを調査いたしたところによりますと、第二・
四半期
まで、すなわち第一・
四半期
、第二・
四半期
の
状況
といたしましては、六箇月でありますから、二十二
年度
の
ちようど
半分の額に相當するわけでありますが、
歳出
の方は全體の五〇%を支出しております。
實際
の
歳出
といたしては、その五〇%のほかに、二十一
年度
豫算
の
ずれ
というものは相當ある。
歳入
の方ではこの
歳出
の五〇%に對應する額が僅かに二五%であるという
状況
に
なつ
ているのであります。
歳入
の中で
租税
、
印紙收入
が二八%官業及び
官有財産收入
がわずかに一%であります。雜
收入
一七%、さような
状況
で全體を平均いたしますと二五%にしかならぬという
状況
であります。
租税
の三八%というのが全額から言いまして非常に問題でありますが、
當初豫算
では六百九十五億を計上いたしてお
つた
わけでありますが、
實際
の
收入
額は二百六十三億、
從つて
三八%となるというのであります。しかるに今囘の
追加豫算
におきまして、六百九十五億の
當初豫算
に對しまして、さらに六百三十七億圓を追加する。合計すると千三百億にも及ぶのであります。それが
上半期
中にはただいま申し上げました二百六十三億しかとれない。すなわち今度の
追加豫算
を含めますと、
上半期
六箇月間に二割しか
徴收
に
なつ
ておらない。下半期六箇月間におきまして八割の額を
徴收
しなければならないという
状況
で、非常に
租税
の問題がむつかしい問題に
なつ
ておるのであります。ごく簡單でありますが、第一・
四半期
の
主要状況竝びに
第二・
四半期
までの見透しを申し上げたのであります。
竹山祐太郎
10
○
竹山委員長
ただいまの御
説明
に對して、何か御
質問
なり關連しての御
意見
なりございませんか。
島村一郎
11
○
島村委員
ちようど
こうした御
説明
をいただいたときですから、ついでに一
應お願い
を申し上れておきたいと思いますが、今詳細に第一・
四半期
の修理の
状況
を伺いましたが、第二・
四半期
の經理の
状況
を見ましても、
歳入
の面がどうも
歳出
においていかれるということは
收數字的
に爭われない事實と
なつ
て現われているようであります。これは
ひとり主計局
が
いくら
健全財政
の建前を堅持して、
豫算
を組んでいただきましても、これではとうてい實質的な
健全財政
が堅持できないという懸念がございます。でありますので他の
關係各局
と御協力の上、ひとつできるだけ
税收
その他についても御努力をいただきたいという
希望
を申し述べたいと思います。
竹谷源太郎
12
○
竹谷委員
私は第一
對鎖
のことを
ちよ
つとお
聽きし
たいのですが、今現在
いくら
第一
對鎖預金
があるか。正しい統計がないようですが、七月末現在、千百十二億二百
萬圓
だという。これが月々約四十億くらいずつ減
つて
いくということでありますが、この税金その他
政府
のいわゆる
國庫收入
には、
封鎖預金
で受入れるものは相當額があろうと思います。その
金額
は一
體いくら
くらいに
なつ
ているか。それから
政府
が
封鎖
で
支拂
をする
金額
はなんぼくらいに
なつ
ているか。たとえば第一・
四半期
における
状況
を承
つて
おきたいと思います。
福田赳夫
13
○
福田政府委員
ただいまの御尋ねの點は、第一
封鎖
でとる税は、先般までは非常に
廣汎
に認めてお
つたの
であります。しかしながら第一
封鎖
というものは、一面
事業資金
に使う際には相當ゆるやかに見るというふうにいたしますが、しかしながら一面においては、多少の肅正をするというふうな見地から、だんだん狭めてきております。
歳出
の方におきましては
事業資金
の方の使いぐあいとにらみ合わせまして、大
體事業資金
として出すものに準じて、
政府支拂
もや
つて
おるのでありますが、ところがここにただいま
議會
に御提案をしまして御
審議
を願
つて
おるところの、
公定價格
によ
つて政府
の
支拂
は一切やらなければならぬという法案があるのであります。これは
連合軍
からの
指令
に基くものでありますが、今後
政府
の
支拂
は
物件費
、
人件費とも
にすベて
公定
でやるという問題があるのであります。そういたしますると、
政府
の仕事を
公定
ですベてやらなければならぬということになりますと、なかなか重大問題でありまして、ただいま私
ども
といたしましては、そういう
マル公
でやるということはやらなければならぬことでありますが、それと同時に
支拂
に當りましては大
體封鎖支拂
ということをやめていきたいというふうな気持をも
つて
おるのであります。ただいま
關係方面
と、その點についてそういう意向をもちまして打合せはいたしておる最中であります。
政府
の考えが
通り
ますれば、今後
政府
の
支拂
は特殊、異例なものを除きましては、全部
自由支拂
というふうに相なるのであります。 それからお尋ねの數字の點はなお
調ベ
まして、
調ベ
がつきました上で御
報告
いたしたいと思います。
竹谷源太郎
14
○
竹谷委員
そうしますと
政府
が
封鎖
で受入れたその金は、
封鎖
としては
支拂
の方法がないので、結局新圓化されて、また民間へもどる、こういうことに相なるのでございますか。
福田赳夫
15
○
福田政府委員
政府
が
收入
するという場合におきましては、これは
日本銀行
に一應くるわけであります。
日本銀行
に集
つた
とたんにこれは全部
封鎖
であるか、あるいは
自由圓
であるかという區別がなくて
なつ
てしまうのです。
政府
が
支拂
をいたす場合におきまして、またそれを
封鎖
にするか新圓にして拂うかということは、あらためて
檢討
するのです。その間の
關係
は全然ないのです。ただ私
ども
は今まで努力してきたのは、
收入
として
封鎖
で
收入
に
なつ
たものが、
いくら
であるに對して、
對鎖
で、どんどん出ていくというものが
いくら
になるだろうという大體の具合というものはなるベくとりたいというふうに考えてお
つたの
でありますが、
封鎖收入
であ
つた
ものがそのまま
封鎖
で
支拂
になるというような直接の
關係
はないわけであります。
竹谷源太郎
16
○
竹谷委員
そうすると結局
將來封鎖支拂
はやめて
自由支拂
になる。一方ある程度税
收入
その他の
國庫收入
は
封鎖
で受入れる。一面また
月平均
四十億以上の金が
封鎖
が解除されて普通の新圓になるというふうになりますと、その
總額
は四十億以上になるわけでありまして、五十億になるか、百億になるかもしれませんが、それだけが新たに新圓として
通貨増發
の
原因
になるように思いますが、その點はいかがでありますか。
福田赳夫
17
○
福田政府委員
その點は
收入
が全部
封鎖
でなくて新圓で
收入
されるという場合でありますれば、
歳出
を
封鎖拂い
にしなくとも
通貨増發
には
影響
はその面からはないわけであります。ところがそのうち
いくら
かの
收入
が
封鎖
である、一方
歳出
の方も相當多額のものが
封鎖拂い
に
なつ
ているという
實情
でありまして、その
封鎖拂い
である方が現状ははるかに多いのであります。しかしながら今後
指令
の
關係
等から見まして、どうしても
封鎖拂い
の額は減らさなければ工事もできないというようなことになりますので、これは減らしていきますが、
封鎖收入
の
金額
はただいま
ちよ
つとも
つて
おりませんが、非常に少いのであります。その面から
通貨
が増発されるということはないわけであります。 それからただいまお話がありました毎月四十億圓くらい
封鎖
から金が出るという中には、
政府
に收納される分も含めているのであります。
竹山祐太郎
18
○
竹山委員
先ほどの
島村委員
の重大な御
質問
に對しては、明日また
主税局長
がお見えの際に重ねてひとつ御
審議
を願いたいと思います。關連した御
質問
がなければ本日はこの程度で散會をいたしたいと思いますが、御
異議
ございませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
竹山祐太郎
19
○
竹山委員長
それではこれにて
會議
を閉じます。 午前十一時五十六
分散會