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1947-12-08 第1回国会 衆議院 議院運営委員会 第50号 公式Web版

  1. 会議録情報

    昭和二十二年十二月八日(月曜日)     午後零時八分開議  出席委員    委員長 淺沼稻次郎君    理事 坪川 信三君       安平 鹿一君    佐々木更三君       森 三樹二君    吉川 兼光君       工藤 鐵男君    小島 徹三君       後藤 悦治君    小澤佐重喜君       石田 一松君    中野 四郎君       林  百郎君  委員外出席者           議長    松岡 駒吉君          副議長    田中 萬逸君           議長    石田 博英君         事務總長    大池  眞君     ――――――――――――― 本日の會議に付した事件  司法委員會國政調査承認要求の件  第二囘國會運用に關する件  速記者及び衞視特別手當等の額に關する件  會議に付した請願  一 衆議院における第一黨決定方に關する請願木村公平君、庄司一郎紹介)(第一五六號)  二 衆議院議員選擧法の一部を改正する請願松澤兼人紹介)(第一〇九七號)  會議に付した陳情書  一 政黨法制定反對に關する陳情書(第一三四號)  二 衆議院議員選擧法中船員不在投票に關する條項改正陳情書(第三八二號)  三 政黨法制定反對に關する陳情書(第四三九號)  四 船員不在投票制度改正に關する陳情書(第四九八號)  五 選擧法に關する陳情書(第五四九號)  六 政黨法に關する陳情書(第五五〇號)     ―――――――――――――
  2. 淺沼稻次郎

    淺沼委員長 それではこれから運營委員會を開きます。  まず司法委員會からの國政調査承認要求の件を議題に供します。事務總長から説明を願います。
  3. 大池眞

    大池事務總長 司法委員長から國政調査承認要求が參つております。それは裁判官等の教養及び待遇に關する事項——それは裁判官等に對する研究費を支給したいという法律案を起草するためでございまして、これはここで御承認を得て、今日中にもこの法案を出したいというのでございます。それの大體の條文裁判官裁判所調査官司法研修所教官裁判所書記及び司法修習生には毎月研究費を支給する。  前項の研究費の額は當分の間別表の通りとする。  公布の日からこれを施行する、ということでありまして、その別表というのは、最高裁判所裁判官に三千圓、その他の裁判官に二千圓裁判所調査官に二千圓司法研修所教官に二千圓裁判所書記及び司法修習生には、千圓、こういう大體の案のように承つております。
  4. 工藤鐵男

    工藤委員 これからつくろうというのですか。
  5. 大池眞

    大池事務總長 全部できている機構であります。
  6. 小島徹三

    小島委員 裁判官にやるのはいいが、檢事が問題になつてくる。
  7. 工藤鐵男

    工藤委員 これは檢事にも研究費をやつた方がいい。
  8. 淺沼稻次郎

    淺沼委員長 御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  9. 淺沼稻次郎

    淺沼委員長 異議なければさよう決定いたします。     —————————————
  10. 淺沼稻次郎

    淺沼委員長 次に第二國會運用に關する件を議題に供します。事務總長から説明を願います。
  11. 大池眞

    大池事務總長 第二國會運用といたしましては、先ほど合同審査會でお話になりましたように、第二國會は十日に開かれますが、召集日の仕事としてはおそらく大したことはなかろうと思います。從いまして翌日、すなわち十一日から先の問題でありますが、どうしても十二月中にやらなければならないという、特殊な事情によつて法案が出れば別問題として、政府から何ら出てまいらない場合を豫想いたしまして、その場合は適當機會に年末、年始の休會にはいることになろうと思いますが、その間開會式をあげてから休みにはいるか、それともすぐに休會をして、再開の前に開會式をやるか、これを御決定願つて參議院とも交渉したいと、こういうことでございます。
  12. 小澤佐重喜

    小澤(佐)委員 やはり開會式再開直前の方がいいのではありませんか。    〔「贊成」と呼ぶ者あり〕
  13. 淺沼稻次郎

    淺沼委員長 十日は召集に應じておいて、開會式は實際に始まるときにしたいという御意見が多いようであります。そのように決定して御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  14. 淺沼稻次郎

    淺沼委員長 そのように決定いたします。そうすると休會明開會の日取は、いつがよろしいでしようか。
  15. 小澤佐重喜

    小澤(佐)委員 參議院と同調して、一月中休會としてはいかがですか。
  16. 淺沼稻次郎

    淺沼委員長 一應一月二十一日に再開するとしておいて、政府の方が先へ延ばしてくれということになつたら先へ延ばす、そういうことでこちらの議長參議院議長と相談の上きめることにしてはいかがでしよう。
  17. 林百郎

    ○林(百)委員 そのときには二月一日説もあつたということを加えて言つてもらいたい。
  18. 淺沼稻次郎

    淺沼委員長 それでは會期のこと及び運用のことはそれでよろしゆうございますか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  19. 淺沼稻次郎

    淺沼委員長 そのように決定して答申いたします。     —————————————
  20. 淺沼稻次郎

    淺沼委員長 それから當委員會請願及び陳情が參つております。請願衆議院における第一黨決定方に關する件、文書表一五六號、紹介議員木村公平君、庄司一郎君、このほか七件の請願及び陳情が參つております。これは一々紹介議員に來ていただいて説明を求むべき筈でありますが、どういう扱いにいたしましようか。
  21. 工藤鐵男

    工藤委員 この請願政黨性に關係ある問題として、そこで審議することにしてはいかがであろうか。
  22. 小島徹三

    小島委員 全部保留にしていただきたい。
  23. 小澤佐重喜

    小澤(佐)委員 船員不在投票の件だけは採擇にしたい。
  24. 淺沼稻次郎

    淺沼委員長 それではこの請願陳情八件のうち船員不在投票の問題だけは、これを採擇することにして、他は留保することに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  25. 淺沼稻次郎

    淺沼委員長 ではさよう決定いたします。     —————————————
  26. 淺沼稻次郎

    淺沼委員長 もう一つの議題速記者及び衞視特別手當の額に關する件、事務總長から御説明願います。
  27. 大池眞

    大池事務總長 速記者及び衞視特別手當の額に關する件、これだけが豫算的措置で正式に認められた額でありまして、これ以外のものは特別手當として別に運用上考慮しようというこで、正式にきまつたものでございますから、これを御決定願いたいと思います。  特別手當というのは、從來の時間外勤務手當に應じた、勞働基準法に基く居殘り手當の方法で出すことを御了承願いたいと思つております。
  28. 淺沼稻次郎

    淺沼委員長 今の事務總長説明を附加して、原案を可決するに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  29. 淺沼稻次郎

    淺沼委員長 その通り決定いたします。     —————————————
  30. 大池眞

    大池事務總長 いま一點御了承願いたいと思いますのは、先日の委員會で御決定を願いました各常任委員會に對しまして、委員一名に對する千圓あて委員會費を支出いたしまして、その殘額等を處理いたしまして、それを隱退藏物資特別委員會、海外同胞引揚に對する特別委員會政黨法及び選擧法特別委員會水害對策特別委員會、それと兩院法規委員會、これも同樣の員數割當てて差上げるようにという御決定でありまして、その不足分國會豫備金の方から出しておこうという話でありますので、その數字を整理いたしました結果、國會豫備金の方から出していただく金額が十四萬五千圓になりましたから、その點御了承願いたいと思います。
  31. 淺沼稻次郎

    淺沼委員長 ただいまの件、了承するに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  32. 淺沼稻次郎

    淺沼委員長 では了承することに決定いたします。  本日はこれで會を閉じて、休會中この委員會をどうするかという件に關しましては、十日の召集日に、午饗會が濟んでから運營委員會を開いて、萬全を期したいと思いますが、いかがでしよう。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  33. 淺沼稻次郎

    淺沼委員長 ではそのように決定いたします。本日はこの程度で散會いたします。    午後零時三十五分散會      ————◇—————