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大池事務總長 開會式は、いろいろに
考えられると思いますが、まず十日の
召集日は、午前十時に
議員さんにお集まりを願いまして、議席の指定が行われます。その際に
役員等において
缺員がありますならば、その場合には
役員の
選擧等もしなければならないと思います。さらに
特別委員會等、特に第二
國會においても設置すべきものがあるならば、その設置を
決定することも、
召集日のにや
つておいていいのじやないかと
考えております。その以降におきまして、
開會式をいつあげるかという問題でありますが、陛下の御留守の
關係もありまして、十二日にはお歸りになるということでありますから、十三日以降ならば、いつでもあげ得るというただいまの見透しにな
つておりますので、最近の
機會に上げるとすれば、十三日ということになります。十四日は日曜日ですから、場合によれば十五日になろうかと思います。また先ほど申し上げました
通り、十日以後に新しく
法案も何もないのだという場合であるならば、
開會式をあげてそのままずつと年末年始の
休會に入る。そうすると
開會式はあげたけれ
ども仕事は何もないという情勢にな
つて、これがおかしいということであれば、
休會後の再開の前に
開會式をあげることも
考えられるわけであります。その
點ちよつとわかりませんので、まだここ一日、二日はよろしいと思いますが、十三日あるいは十五日にあげるということになれば、
兩院議長より御臨幸の奉請をしなければならぬという
關係もございます。また
開會式にこちらから
招待状を出すという
ような
手續が殘りますので、その點を大
體——今日すぐおきめ願うことは困難かと存じますが、一兩日の間に各黨でお
考えおきの上、どちらかに御
決定を願いたいと思います。