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1947-11-17 第1回国会 衆議院 議院運営委員会 第44号 公式Web版

  1. 会議録情報

    昭和二十二年十一月十七日(月曜日)     午前十一時三十七分開議  出席委員    委員長 淺沼稻次郎君    理事 坪川 信三君       安平 鹿一君    笹口  晃君       佐々木更三君    森 三樹二君       吉川 兼光君    工藤 鐡男君       小島 徹三君    小澤佐重喜君      山口喜久一郎君    石田 一松君       中野 四郎君    林  百郎君  委員外出席者         事務總長    大池  眞君     ————————————— 十一月十四日  衆議院議員選擧法の一部を改正する請願(松澤兼人君紹介)(第一〇九七號) の審査を本委員會に付託された。     ————————————— 本日の會議に付した事件  昭和二十二年法律第八十號(國會議員の歳費、旅費及び手當等に關する件)の一部を改正する法律案起草の件  議院における證人の宣誓及び證言に關する法律案起草の件     —————————————
  2. 淺沼稻次郎

    淺沼委員長 これより會議を開きます。  過日來問題になつておりました議員滯在手當に關する法律案竝びに事務補助員及び議員通信費に關する法律案、これらの件については、本日午後一時から參議院議長應接間で兩院の懇談會を開くことに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  3. 淺沼稻次郎

    淺沼委員長 御異議がなければさよう決定いたしまして、取扱い出席者各黨一名ということにきめたいと思います。     —————————————
  4. 淺沼稻次郎

    淺沼委員長 それから國會法の一部を改正する法律案、これはどういう取扱いにしましようか。
  5. 大池眞

    大池事務總長 この前試案として差上げてある案文を、私ども讀んでみて、何のことだかわからない點が非常に多いのでございます。私の方も大體法制部等打合せをして、法文的なものに直したいと思つておりますから、ここに書いてあります點で、從來私どもの方で考えておらなかつた點、そういうことだけでもきめていただかないと法文もつくれないので、百六條の二から七までのうち、どの點とどの點だけよくないかをきめていただけば、たいへん結構だと思います。
  6. 小澤佐重喜

    小澤(佐)委員 違う點だけの要項でも出してもらつて審議すれば、あとは法文の體裁だけになると思う。
  7. 淺沼稻次郎

    淺沼委員長 速記を止めて懇談にします。    〔速記中止
  8. 淺沼稻次郎

    淺沼委員長 速記を始めて……。國會法の一部を改正する法律案、これは假稱となつておるわけですが、この案件については、今小澤君が指摘されたように、この委員會において從前つくりました證人宣誓に關する法律案について、一應のとりまとめができているわけですが、新たに出た修正案と、われわれのつくつた案との間の差異を、事務局の方で明日までにつくつていただいて、明日交渉會終了後、審議を進めることに異議ありませんか。
  9. 林百郎

    ○林(百)委員 私も、けさ讀ましていただいたのですが、問題はやはり國會法の一部を改正するという方針でいく點と、前は民事訴訟法でしたか刑事訴訟法の準用という形式をとるという點、書類提出に對する義務を新たに課したという點、こういう點は、この方針でいくということにしてやつていかないと、これを崩すとまた問題になると思います。
  10. 大池眞

    大池事務總長 一條から五條までこしらえましたものに、この中のものを一應とりこめばこういう法案になるというものをつくつておいてやりましようか。
  11. 淺沼稻次郎

    淺沼委員長 國會法の一部改正の問題も、關係筋との折衝の結果、どつちにするかということについては、明日また協議を願つて結構です。
  12. 林百郎

    ○林(百)委員 私氣のついたことですが、起訴權國會に附與しておるようであるが、この點も法制部の方で一應檢討してもらつて……。
  13. 淺沼稻次郎

    淺沼委員長 起訴という言葉は、必ずしも妥當でないということです。この間議論しているうちに、それも妥當言葉でない、法律的にはかえられなければならぬ言葉だということを言つておりました。
  14. 林百郎

    ○林(百)委員 そういう點を頭に入れて、法制部の方で檢討してもらいたい。
  15. 淺沼稻次郎

    淺沼委員長 それでよろしゆうございますか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  16. 大池眞

    大池事務總長 きようの議院運營委員會として、一應皆さんにお聽取りおきを願いたいことがございます。實は速記の方の省略方を御懇談申し上げたいという點であります。御承知の通り、本院の速記者の現状からいたしまして、一日に速記を引受ける數として、七つの委員會を引受けてやつておりましたが、議會がこのように長期にわたりましたことは、その例を見ないことでありますので、食生活その他の理由から、最近では漸次疲勞の度を加えてきている状態であります。もちろんこれはひとり速記者ばかりではございませんで、委員課の者や渉外課の者をはじめ、一般職員についても、まつたく同樣でありますけれども、今週からは特に豫算の分科も始まりますし、會期末で議案等の殺到することも考えられますので、一層忙しくなることを考えなければなりません。そこではなはだ申し上げ兼ねることではありますが、各委員會速記を附する場合をできるだけ制限していただきたいことをお願い申し上げる次第であります。參議院の方では最近小委員會には速記を附さないことになつたように承つておりますし、まだ一日の速記引受數も本院に比べて著しく少いように承つております。本院としては、もちろん參議院と事情も多少違つておりますから、これを同樣にしていただきたいと申すのではございませんけれども、ただいまのところ委員會の打合會には速記を用いておりませんし、また法案審議には當然速記は必要でありますし、小委員會といつても、どうしても速記を必要とするものとありましよう。しかし實は小委員會はしばしば開かれておつて、全部速記を附しておりますから、できるだけ打合會とか、あるいは懇談會のような形にできるものはしていだいて、それによつて運營していただければ大變好都合だと考えます。また法案をとつておらないで、付託された調査事項をもつている場合は、できるだけただいま申し上げました打合會なり、懇談會形式でやつていただいて、どうしても記録に留めおきたいというような場合に限つて速記をつけていただくように、特段のおはからいをお願いできれば、今後の能率のためにたいへんいいと考えます。もし以上の趣旨がこの運營委員會で御了承が得られましたならば、その旨を各委員長に懇願いたしたいと思つているわけであります。
  17. 林百郎

    ○林(百)委員 具體的の方法は、どういうふうにそれをやつていくのですか。
  18. 大池眞

    大池事務總長 具體的にどうするかということは、ここできめるのは困難がありますので、その方針だけを、この運營委員會としてやむを得ないというように御了承願えれば、各常任委員長會議でもう一度懇願申し上げるか、あるいは文書にしたためて、こういうような方針でお進め願いたいということを申し上げて、具體的なことは委員長打合せを願う、こう思つております。
  19. 淺沼稻次郎

    淺沼委員長 必要によれば、委員長會義を開いてもらうということにしようではありませんか。そうすると速記の件に關しては、今事務總長の報告をこの委員會として了承するに異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  20. 淺沼稻次郎

    淺沼委員長 さよう決定いたします。  今日はこの程度で散會いたします。    午前十一時五十一分散會