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1947-09-27 第1回国会 衆議院 議院運営委員会 第27号 公式Web版

  1. 会議録情報

    昭和二十二年九月二十七日(土曜日)     午後零時二十分開議  出席委員    委員長 淺沼稻次郎君    理事 坪川 信三君 理事 大石 倫治君       赤松  勇君    佐々木更三君       森 三樹二君    安平 鹿一君       吉川 兼光君    工藤 鐵男君       小島 徹三君    後藤 悦治君       廣川 弘禪君   山口喜久一郎君       石田 一松君    川野 芳滿君       田中 久雄君    中野 四郎君       林  百郎君  委員外出席者           議長    松岡 駒吉君          副議長    田中 萬逸君         事務總長    大池  眞君 九月十六日委員土井直作君辭任につき、その補闕として九月二十六日笹口晃君が議長の指名で委員に選任された。     ————————————— 本日の會議に付した事件  文教委員會及び文化委員會國政調査承認要求の件  治安及び地方制度委員會委員派遣承認要求の件  請願取扱いに關する件     —————————————
  2. 淺沼稻次郎

    淺沼委員長 これより會議を開きます。  常任委員長及び議長より諮問があります。これを議題に供します。事務總長から説明していただきます。
  3. 大池眞

    大池事務總長 國政調査承認要求二つまいつております。一つ文化委員會一つ文教委員會であります。文化委員會の方は、新聞雜誌その他著作、出版に關する事項を調査したい、こういうことであります。それから文教委員會の方は、教育及び教育制度に關する件、これも學制改革、教員の養成、教育施設等のことに關して、各方面から意見を聽取したり、資料の蒐集等常任委員會調査をしたい、こういうことであります。
  4. 淺沼稻次郎

    淺沼委員長 ただいまの點について御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  5. 淺沼稻次郎

    淺沼委員長 その決定通り答申することにします。     —————————————
  6. 淺沼稻次郎

    淺沼委員長 次に、治安及び地方制度委員會委員派遣承認について議長から諮問がありました。これを議題に供します。
  7. 大池眞

    大池事務總長 ただいまの委員派遣承認要求は、治安及び地方制度委員長からまいつておりますが、こんどの關東地方の水害、すなわち東京都、千葉縣埼玉縣でございますが、その治安状況の視案調査をしたい、期間は二日間で、派遣される委員は六名でございます。門司亮さん、矢尾喜三郎さん、川橋豐治郎さん、千賀康治さん、中垣國男さん、久保田鶴松さん、この六名を二日間にわたつて調査に派遣したい。こういう要求でございます。
  8. 林百郎

    ○林(百)委員 必要ないと思います。治安を混亂に行くことになる。    〔「必要なし」と呼ぶ者あり〕
  9. 淺沼稻次郎

    淺沼委員長 それでは、この前も決定された、關東水害地には各委員會から行かないということを前提にして、院議をもつて決定したということになつており、それにならうということになつていますから、委員會はこの際御遠慮願いたい、必要なし、そういうことに決定して御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  10. 淺沼稻次郎

    淺沼委員長 そういうことに決定しました。以上であります。
  11. 山口喜久一郎

    山口(喜)委員 北海道の問題はどうなるか。
  12. 林百郎

    ○林(百)委員 報告書だけは取つてらう。
  13. 中野四郎

    中野(四)委員 まだ決定していない。
  14. 山口喜久一郎

    山口(喜)委員 あれは非常にわれわれ將來のためにも意見をもつていますから決定せずにおいてください。
  15. 淺沼稻次郎

    淺沼委員長 あらためて議題に供します。
  16. 大池眞

    大池事務總長 もう一つ運營委員會でおきめを願いたいと思いますのは、すでに本會議で採擇をせられました請願と同一の内容の請願があるわけであります。その請願がさらに委員會で採擇をしてもつてきました場合の、本會議における取扱いをどうするかということであります。ちようどこの前の本會議で、ソ連領からの復員促進請願ソ連占領地からの復員促進に關する請願、こういう二つのものが採擇せられております。それと同じソ連領から引揚促進に關する請願というものが委員會の方でやはり採擇をされております。これが委員會報告としてまいりました際に、どう取扱うかということでございます。從來の取扱いによりますると、舊議院法の時代にはこういうものは本會議には全然かけませんで、議決不要として、前の請願取扱いと同じ運命をもち、前に否決されたものは同じものであるからやはり否決、前に採擇されたものはやはり採擇される、こういう取扱いうしろでしておりまして、全然本會議にはかけません。そこで今度の新しい場合に、これをどうするかということが問題になりますが、これは場合によれば、こういう請願は何々委員會請願報告がありますが、右はすでに請願採擇されておりますから、採擇とみなして差支えありませんかというように、一應議院に諮つてきめてしまう方がよいか、昔のままに陰から陰へという。そういう取扱いをしたがよいかということを御決定願いたい。
  17. 山口喜久一郎

    山口(喜)委員 ただいまのあと取扱いが正しいと思います。議決不要というような取扱い方は、たとえば採擇されざる場合もあります。そのときにおいて議決不要というようなことは、今のソ連領引揚げなんかのことは、議決不要でも結釋ですが、問題によつては新たなる事態の發生によつて出てくる社會情勢の變化によつて問題が現われてまいる場合がありますから、今の事務總長の言われたあとの場合が結構である。
  18. 大池眞

    大池事務總長 すでに採擇されておりますから採擇とみなして差支えありませんか、こういうように一應院議で決定していく……。
  19. 山口喜久一郎

    山口(喜)委員 そういう方がよいと思つております。
  20. 淺沼稻次郎

    淺沼委員長 そうすると今のような取扱いにして異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  21. 淺沼稻次郎

    淺沼委員長 異議なければそのようにすることにいたします。  本日はこれで散會いたします。    午後零時二十八分散會