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1947-08-30 第1回国会 衆議院 議院運営委員会 第21号
公式Web版
会議録情報
0
昭和二十二年八月三十日(土曜日) 午前十時五十三分
開議
出席委員
委員長
淺沼稻次郎
君
理事
土井
直作君
理事
坪川
信三君 赤松 勇君 森 三樹二君 安平 鹿一君
工藤
鐵男君
小島
徹三君
後藤
悦治君 廣川
弘禪君
山口喜久一郎
君
石田
一松君
中野
四郎君 林 百郎君
委員外
の
出席者
衆議院議長
松岡
駒吉君
衆議院
副
議長
田中
萬逸
君
水産委員長
青木清左ヱ門
君
衆議院事務總長
大池
眞君 ————————————— 本日の
會議
に付した
事件
水産委員會及び農林委員會
の
國政調査承認要求
の件
水産委員會
、
隱退藏物資等
に關する
特別委員會及び農林委員會
の
委員派遣承認要求
の件 —————————————
淺沼稻次郎
1
○
淺沼委員長
それでは
會議
を開きます。
水産委員會國政調査承認
について
議長
より
諮問
がございます。これを
議題
といたします。
事務總長
より
説明
を願います。
大池眞
2
○
大池事務總長
まず
最初
に
水産委員會
の
國政調査承認
の件をお願いいたしたいと思います。これは先日
來いろいろお話
がありましたので、保留にな
つて
おましたわけであります。それは
國政調査承認要求
の正式に出た專門的なものと、
委員長
がこちらで
お話
したものと
内容
が違
つて
いるために、いろいろの問題があつたようでございますが、
委員長
の方は先日
お話
したようなわけでありますので、この
通り
に文面を變えて出しかえてまいつたわけであります。
調査事項
は
漁業物資活用
に關する
事項
、その
目的
は摘發された
隱退藏漁業物資
の
資材
を
活用
したい。摘發されたものをこちらの方で
活用
したい。その
調査
の
方法
といたしましては小
委員會
を設けて
隱退藏物資特別委員會
と密接に
連絡
して、その
摘發物資活用
のために
資料蒐集等
をいたしたい。こういう
要求
でございます。
淺沼稻次郎
3
○
淺沼委員長
御
意見
ございませんか。
中野四郎
4
○
中野
(四)
委員
この小
委員會
の
資料
を蒐集して
特別委員會
と
連絡
をと
つて
、これを
活用
すると言われるのですけれども、どういうようなことを
具體的
にやるのでしようか。この間の話を聞くとあいまいですが、どうも
水産委員會
の中には
委員
にな
つて
おられる
專門家
がおる。その
專門家
の連中が大
體漁業物資
のあるところをよく知
つて
おるというので、この
漁業物資
を
自分
らの手で摘廢してこれを
漁業物資
の不足しておる
方面
に充足していきたいという
考え
のように承つたのです。そのねらいはたいへんいいんですが、必ずしも
隱退藏物資別特委員會
がこれにタツチするとかいうような觀點でなく、何か摘發されたものを
商工省
と折衝をして完全にこの
目的
を、つまり
漁業物資
の不足しておる
方面
へ充足せしめるように計らうというならば理窟はわかるのですが、どうも小
委員會
の
調査
というものは明確を缺く點があると思う。
配給
の面は
商工省
でや
つて
おる。摘發の
面といつて
も
委員會
は今ないのですから、ただ端的に言えば
隱退藏物資等
の
特別委員會
が
一つ
のあり方として
安本
の現在の
摘發状況
を監視し、あるいは
視察
しておる段階においてこれを
活用
したらどうか、但し小
委員會
の望むがごとき、摘發された
資材
を不足しておる
方面
へ充足するというねらいであるならば、これは
商工省
と完全な
連絡
をとればできることです。こういう
隱匿物資
があるというその
資料
は
安本
をしてなり、あるいは
適當
なる係りをしてやらしめる
方法
はいくらもあると思います。あえてこの小
委員會
でこれがために
調査班
を出すということになると、三重にも四重にも重複するような感が私にはするのですが、この點を今少しく明確にしたらどういうものかと思います。必ずしもこれはこだわる問題ではありませんけれども……。
淺沼稻次郎
5
○
淺沼委員長
速記
を止めてください。 〔
速記中止
〕
淺沼稻次郎
6
○
淺沼委員長
いろいろ
お話
もありましたが、本件はもう一遍留保しておいて、その
内容
が明白にな
つて
から
諮問
に答えたいと思いますが、御
異議
ありませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
淺沼稻次郎
7
○
淺沼委員長
それではさよう
決定
いたします。 —————————————
淺沼稻次郎
8
○
淺沼委員長
次に
委員會
の
委員派遣承認
について
議長
より
諮問
がございます。これを
議題
といたします。
事務總長
より御
説明
を願います。
大池眞
9
○
大池事務總長
今、
委員
の
派遣
の
承認要求
がまい
つて
おる
委員會
が三つありまして、
水産
と
隱退藏物資特別委員會
と
農林委員會
、この三箇所からまい
つて
おります。その
要求
を申し上げますれば、
水産委員會
の方は
漁港
の
災害状況
及び
復興状況
に關する
實地調査
であります。
水産委員
を八名、九月五日から十四日まで十日間、
山形
、
新潟
、兩縣下へ出したいというのが
一つ
でございます。その次は
隱退藏物資
に關する
特別委員會
の方からは、
岩手縣下
における
摘發状況實地調査
で、
派遣委員
は佐竹、山本、
明禮
、野本この四人でございまして、八月三十日より九月五日まででございます。もう一箇所は
靜岡縣
の
東洋釀造株式會社
に關する
事件
につき
實地調査
、これは
委員
が三名でありまして、
徳田球一
君ほか二名、二日間
靜岡縣下
へ
派遣
したいというのでございます。もう一件は
農林委員會
でありまして、これは
農地
の
水害
に關する
現地調査
でありまして、
農林委員會
の六名を九月五日から十四日まで十日間、
北海道
、
和歌山兩方
にわかれていくのであります。この三つの
委員會
から
要求
がございます。
土井直作
10
○
土井委員
事務總長
にお伺いしたいのですが、一
體派遣委員
をそれぞれ各
常任委員會
からの要請によ
つて
出すことになりますその場合に、
豫算
には
一定
の
限度
があるのじやないかと思いますが、そうすると、ある
委員會
ではほとんど出ない、ある
委員會
は始終出ていくということで、
豫算
がもし使用し盡くされた場合において、今度は他の
委員會
からまた出たいという申請があつた場合に
豫算
の追加があるのですか。そういうことをやれることになるのですか。
一定
の
限度
で抑えられている
豫算
内でやることになれば、やはり
派遣委員
に對する
決定
も
十分調整
をとらねばならぬが、無
制限
にや
つて
いいのか、この點伺いたい。
大池眞
11
○
大池事務總長
大體
豫算
をとりました建前としては、どの
委員會
にどれだけの
議案竝びに調査事項等
が付託され、どういう
必要性
が起るということは、あらかじめわからないのでありますから、大體どの
委員會
も一囘ぐらいはある
程度
の
委員
が
派遣
されるという見越しをつけて
豫算
を
本年度一つぱいはとつてあるわけであります
。
從つて
現在の
豫算的
な措置からみれば、今日まで出られた方々以外に出られても、すぐに
豫算
に窮するようなことはありません。それからほかの方からどしどし同じようにその
委員會
で必要を認めて、またその
委員會
でそれは
適當
であろうということで
承認
を受くべき
事項
が出まして、
豫算的
な面においてもう使い切
つて
しまつたというような場合に處するために、
衆議院竝びに參議院等
においても豫備金の制度もあるので、その方である
程度カバー
はできると思います。
土井直作
12
○
土井委員
たとえば
一定
の計畫に從う
調査
、あるいはその他の事柄は、これは
政府
でもできますが、たとえば
隱退藏物資委員會
のようなことは、調べていけばいくほどある、あればあるほど調べなければならないということになる。そういう場合にどんどん金を使
つて
いくと、特定の
委員會
が非常に餘計使うという結果になり、他の
委員會
は全然均衡がとれないようなことが、將來できてくるのではないかと思います。そういうところの調節、按配をあらかじめ
考え
なければならぬと思います。今言うような
水産委員會
とかあるいは
農林委員會
とか既定のものなら大體目安がつくが、そうでないものはや
つて
みなければ
事實
はわからない、そこにいろいろ
意見
も出てくるのじやないかと思いますが、こういう場合はどうなるのですか。
大池眞
13
○
大池事務總長
それはやはり綿密に調べて、緊急に必要な面にのみ出すというのが前提でございますから、そういう場合に一番
最初
の
豫算
はこの
程度
であろうという
腰溜
でや
つて
おるわけでございます。現實にそういうことにな
つて
、
豫算
等も出さなければならないということになれば、
政府
に
要求
して、現實の場合に處するという點になれば、
豫算
の増額もある
程度
講じられると思います。
土井直作
14
○
土井委員
そうすると他の
委員會
がやる場合に支障はないという見透しですか。
大池眞
15
○
大池事務總長
現在の
程度
ならば……。
工藤鐵男
16
○
工藤委員
國政
に關する
調査
の
範圍
はどういうようにな
つて
おりますか。たとえば
水害
の
調査
についても、
新潟縣
にも
山形縣
にも
秋田縣
にも
岩手縣
にも多々あると思います。そうするとその
一つ
ところだけや
つて
、ほかの方は放
つて
おく。それはいけないし、また無
制限
にやることはできない。だから
豫算
の上に心配ないとしても、これは認めてしまうと非常に大きい問題になりはしないか。
厚生委員會
ではどうな
つて
おるか、これも見ておかなければいかぬ。
國土委員會
、
水産委員會
、
農林委員會
、
運輸通信
、みな
關係
があるのです。ないものはこの
運營委員會
だけだ。だからこれは
豫算
を扱う方で相當
責任
をも
つて
いるようだから當てにしているけれども、
國政
に關する
範圍
をきめないと、われわれはとんでもないものを背負いこむようになります。
郷里
に歸る人は
郷里
の
災害
を見るために歸る、
災害
を見るのは
國政
に關することだから結構です。ただしかし名前を見てみると、その地方に
關係
のある人が歸るのだ。これはあまりに見えすいていると思う。
土井直作
17
○
土井委員
今
工藤
さんが言われているようなことをわれわれも
考え
ているのです。今は初めの間だからかなり遠慮深くや
つて
いるが、だんだんとや
つて
いくに
從つて
いろいろな
理由
をつけて、
國政調査
だとか何だかだと言
つて
出てくる。そうすると
終い
には
非難
の的になる。
旅費稼ぎ
、
日當稼ぎだという非難
を受けるおそれがある。それはやはり
議會運營委員會
が
議長諮問
に應じて答申するのだから、
議會運營委員會自體
の
責任
だということになる。この點はある
程度
どういうふうな方向をも
つて
いくかというカテゴリーを
決定
しないとまずいのじやないか。
坪川信三
18
○
坪川委員
今の
土井
君
竝びに工藤先生
からの御
意見
に關しては私
たち
もまつたく
同感
でありますが、今出てきているものにつきましては一應
承認
いたしまして、今後の
調査派遣
の問題につきましては、
議會運營委員會
の小
委員會
もできておりますから、その小
委員會
におきまして
愼重
に研究をし、また
議長
におかれても各
委員長
と御協議願いまして、注意を喚起していただきたい。そういうふうに願いたいと思います。
林百郎
19
○林(百)
委員
この
隱退藏物資
の
委員
の
派遣
というようなことは、國家的に見て
實際
にその
使つた額
と比較にならないものが生れてくるからこれはかりにいいとしても、なとえば
農林
、
水産委員
が
災害状況
を見にいくということは、
災害地特別委員會
ができて、これがその
方面
のことをしているのに、また
水産
、
農林
が
災害地
の
状況
を
視察
にいくということは、ほかの問題と絡んで限りがないと思いますが、そういう
意味
で私は
水産
と
農林
はこの際はつきり反對したいと思います。將來は
委員派遣
については相當
愼重
に各
常任委員會
とも
考え
てもらう必要があると思います。
森三樹二
20
○森(三)
委員
私も
皆さん
の御
意見
に
同感
ですが、今申し出ている
調査
は大體何日くらいにな
つて
いるのですか。
大池眞
21
○
大池事務總長
十日間でございます。
森三樹二
22
○森(三)
委員
十日間は長い。しかも
自分
の
選擧區
に歸るのに
旅費
が歳費よる多くなるというのではしようがない。そんなに長くかかるわけはないのですから、
日數
を切
つて
もらいたいと思います。どうしても
皆さん
がこれだけ許すというならば、
日數
は
制限
してもらいたいと思います。
自分
の
郷里
の
選擧區
の場合はオミツトするとか何とかできると思います。
淺沼稻次郎
23
○
淺沼委員長
それでは修正的な御
意見
も出ておりますが、
最初坪川
君から、今までのものは一應
承認
を與えて、今後の
調査派遣
については、小
委員會
でもつと考究しろという
動議
が出ておりますがいかがでしようか。
石田一松
24
○
石田
(一)
委員
私はこういう
意見
をも
つて
おります。これは
自分
の
選擧區
などにいく人もあるが、もちろんその
人たち
は
手當
かせぎにいくわけではありませんから、一應この際
承認
を與えて、
議院
としては
調査
を許すが、
手當
の件について一應
考え
てもらうというようなことに……「それは法律できま
つて
おる」と呼ぶ者あり)本人が辭退すればいいと思う。
林百郎
25
○林(百)
委員
災害地
の
調査
は、非常に
廣汎
な
地域
にわた
つて
水害
があつたので、特にその
災害地出身
の議員を
特別委員
にしておるのでありますから、
休暇
の間に
自分
の
選擧區
に歸れば、それで各地の
災害
の
状況
はわかると思う、それをまた
水産農林
という
常任委員會
から
派遣
することは
屋上屋
を架するものではないか。
青木清左ヱ門
26
○
青木水産委員長
私の方は
選擧區
に歸るのではないのでありまして、
山形
にいくのは
靜岡
その他の方から出ておる
人たち
であります。ただ問題は私自身もこの
期間
は少し長いじやないかという
考え
をも
つて
おりまして、
山形
にいく方に、この日程を切詰めてくれないかということを交渉しております。もし切詰められれば私は許可を受けましても、十日間はやらない。もちろん
旅費
その他の
關係
で、これについては必ず問題が、起きやし
なつ
かと思います。その結果
あと
で
水産委員會
は
派遣
することはならぬということになると、
委員長
としても困りますので、その點は私も
考え
ております。また十日間許されれば、この二縣だけではなくほかのところも全部見るという計畫も立てたいと思いますが、あすから
休暇
になるというので、急に出しましたために、書類の點で變ないことにな
つて
申譯ありませんが、
委員長
としてはそういう考をも
つて
おります。
林百郎
27
○林(百)
委員
私が反對しておるのは、やはり
派遣
する
理由
であると思います。今
言つたよう
に、
災害状況
の
調査
ということは、
災害地特別委員會
で十分できると思う。この
人たち
が
行つて
視察
した
情報
を、
水産委員會
なり
農林委員會
で聽取すれば足りると思う。しかも厖大なる四十五名という
特別委員
があ
つて
、これはそれぞれ
自分
の
出身地
の
災害
を
調査
するために設けてある。それをまた同じように
水産委員
と
農林委員
が十日間も八人とか十人とか
調査委員
を出すということはむだだと思います。私はこれに對しては
絶對
に反對である。
工藤鐵男
28
○
工藤委員
同じ
委員
の中でこれは
山形
と
新潟
だが、
水害
を受けたのは
岩手縣
にも
秋田縣
にもある。そうすると、ほかの
委員
から申し出たならば困ることがありはしないか、その場合にそれを拒むわけにいかぬと思う。大體において拒まれない場合においては、ほとんど
總出
ということになる。
小島徹三
29
○
小島委員
それは
一つ
の感情で、氣持の上から言えば
選擧區
に歸る人が行くのはいけないじやないかということも
考え
られるけれども、たまたまその人が非常なスペシアリストであ
つて
、それが
自分
の
選擧區
であるということがあり得るのであるから、そういうことはわれわれは忘れたらよいと思う。たとえ
選擧區
であろうと何であろうと、專門の人だつたら
行つて
差支えないと思う。ただ問題は
災害云々
ということがあるからなんで、
水産委員長
の
説明
が本當なら、一旦撤囘して
漁港視察
ということでやつたらよいと思う。たまたまそれが
山形
にあるなら
山形
に
行つて
もよい。ただ問題は五人も八人もぞろぞろ行く必要はない。そんなことをやつたら全部が行かなければならぬ。
土井直作
30
○
土井委員
だから僕は
さつき
言うように、要するに
漁港
その他を
視察
するのならば、
視察
の名稱と
目的
をかえたらいいと思う。
小島徹三
31
○
小島委員
それがたまたま
山形
ということであれば
山形
で差支えない、ただ
災害云々
という言葉があるからこだわる問題で、
山形
へ
行つて
も差支えない。僕は
水産委員
が
山形
へ行くというなら
委員會
の提議に任してもいいと思う。
土井直作
32
○
土井委員
さつき水産委員長
の言うのは戰災を受けている
漁港
、その他の
災害
ということを言
つて
おるから、
水害
ということばかり
意味
しておるのではない。そういう
災害
の
地域
を見たいということであれば、それは認めていい。
水害地
ということになると
水害
の
特別委員
というのが設けられているのだから……。
淺沼稻次郎
33
○
淺沼委員長
ちよ
つと
懇談
に移します。 〔
速記中止
〕
淺沼稻次郎
34
○
淺沼委員長
再開いたします。 ただいま答申の
水産竝びに農林
に關する
調査委員派遣
の件についてはその
目的
を明確にすること。さらに人員を
制限
すること。
期間
を
制限
すること。
選擧區等
のことも考慮に入れること。これらのことを
議長
において
適當
に考慮せられることにして御
異議
ありませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
淺沼稻次郎
35
○
淺沼委員長
それではさよう
決定
いたしましてそのように答申いたします。
大池眞
36
○
大池事務總長
ちよ
つと附け加えます。今の
農林委員會
の方はここに出ている
農地水害
に關する
事項
というような
水害地
の方の
視察
の
調査事項
がございませんから、そういう場合には
農地水害
に關する
事項
の
調査
もでき得るように
國政調査
の
承認
もお願いいたしたい。
中野四郎
37
○
中野
(四)
委員
今の淺沼君の言われるのは
農林
の方だろう。
淺沼稻次郎
38
○
淺沼委員長
農林
も
水産
もはい
つて
おる。
林百郎
39
○林(百)
委員
そんな
水害
があつたのですか。
淺沼稻次郎
40
○
淺沼委員長
北海道
、
和歌山
の方はひどかつた。
林百郎
41
○林(百)
委員
その方は
委員
が出ていないのか。
淺沼稻次郎
42
○
淺沼委員長
出ていない。
さつき
大體
水産
と
農林
と
一緒
にして御
相談願つたの
ですが、御
意見
がありましたら……。
速記
は止めます。 〔
速記中止
〕
淺沼稻次郎
43
○
淺沼委員長
では
速記
を始めてください。
松岡駒吉
44
○
松岡議長
今のことのほかに、先ほどの問題については、すでに御
議論
もありましたが、やはり
選擧區
で
調査
をなさりたいという方に對しては、おそらく
選擧區
における有力な方だから、
調査
についてもいろいろ不自由をお感じになるかもしれないけれども、これはただ個人が何か
自分
の
政治的識見
のために調べるのではなく、
院議
をも
つて
調査
を命ぜられたのであるという權威をもたしめ、縣廳の要路に對して
資料
を提供せしめたり、案内をせしめたり、この種の
便宜
を與えることはこれは大變結構だと思うけれども、やはり
休暇
中
自分
の
郷里
でおやりになるのだから、普通の
委員
と同じように
旅費
を與えて
派遣
することを避けるという一條があ
つて
よいのじやないでしようか。
淺沼稻次郎
45
○
淺沼委員長
どうでしようか、
農林委員會
に關する件も大體同樣だと
思つて
、先ほど御
議決願つた
ところが御
意見
があつたわけですが、今
懇談
のうちに話合つたことで御
了承願
いましようか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
淺沼稻次郎
46
○
淺沼委員長
さよう決しました。 ただいま
水産委員長
がお見えにな
つて
おりますから、
國政調査
に關する件の
要求
について御
説明
を願うことにいたします。
青木清左ヱ門
47
○
青木水産委員長
實はこの件につきましては、あらかじめ
運營委員會
の御
了解
を得ておけばよかつたのでありますが、
運營委員會
に
了解
を求める
形式
もよく知りませんでしたから、
議會當局
の方の御
意見
を
伺つて
、この
程度
ならと言うので
委員會
にかけて決議したわけであります。もちろん
活用
の面において、あるいは御疑問の點があるかもしれませんが、
水産
に關する
資材
の問題は
水産委員會獨自
の
立場
をも
つて
活用
ができる特殊なものであると思うのであります。
委員會
の
委員諸君
もそれを強調しておるのでありまして、
隱退藏物資
の
委員會
の一翼として、それをお助けする
意味
でどうしてもわれわれの
立場
を、他の
委員會
の權限を侵さない
範圍
においてや
つて
いきたい、こう私どもは
熱望
をも
つて
おるわけであります。
水産委員會
の
委員
としては、どこにどういうものがあるということは實は知
つて
おりますから、それを
隱退藏
に關する
委員會
の方へも
つて
いきまして、そこでいろいろの處置をや
つて
もらう。そうしてわれわれの方でこれを
實際
の
漁業
の面に
活用
していきたい、こういう手續きにいたしたいというので、これを出したわけであります。もちろん各
委員
にもこれと類似のものができたらいかぬじやないかという御
議論
もごもつともでありますが、特に
水産
の面においては
漁業家
は
漁業用資材
の五〇%ないし八〇%を
やみ
で間に合わしておる、
やみ
で間に合わしておるということは、
實際
品物があるということである。だから
やみルート
を
一定
に抑えて、そしてこれを正規の
ルート
に乘せてもらえば、今の
漁價
の一・九倍でもまだ安いという
漁業家
の
非難
も抑えられるし、またこれ以上値上げすれば
消費者
が困るのですから、要するに
資材
の原料を
マル公
で受けさえすれば漁民も喜ぶという點で、
隱退藏物資
に關する
委員會
にわれわれの方でお手助けしたい、こういう
考え
をも
つて
いるわけであります。ただ取扱いの點において、場合によ
つて
は
隱退藏物資
の
委員會
の中へ
水産委員
の中のある數を増加してもら
つて
、その中で活動させていただいてもいいわけでありますので、われわれの
熱望
を何とか
運營
の面においてぜひ
活用
させていただきたい。私は
形式
にこだわ
つて
いるものではありませんので、何とかしてわれわれの
熱望
をかなえさせてもらう
方法
を、この
運營委員會
において發見していただきたい。また私
委員長
としても、そういうふうに
委員會
で一旦決議しましたので、實はこういうふうになると
責任
上も面白くないので、何か
一つ方法
を見出していただきたいと思います。
中野四郎
48
○
中野
(四)
委員
これは
委員長
の
説明
を承
つて
もやはり重複する感があるから、私が先ほど申し上げた
意見
のように、
情報
を提供して、そして摘發されたものは
商工省
との間に十二分の連携をも
つて
その
配給
を受けて、不足の
資材
を充足するというふうにやつた方が、私はいいと思います。
淺沼稻次郎
49
○
淺沼委員長
水産委員長
、こういう發言があつたのですが御
議論
は……。
青木清左ヱ門
50
○
青木水産委員長
委員會自體
としてやればいいのですが、
水産委員會
もほとんど連日開いております。全員が寄
つて
やるということも理想ではありますが、ただその中の特にこの問題についてすべてを知
つて
おり熱心な方を小
委員會
にして推進していきたいというので、私は
中野
さんの言われるのと
一緒
な
立場
を、ただ
委員會
という形をも
つて
やるだけであります。しかし
國政調査
の方もまだこれは何も
議題
にな
つて
おりませんので、そのことをこの
委員會自體
がやるときには、
國政調査
の缺
承認
を得なければ全然やれませんから、それで
隱退藏物資
に關する
委員會
をお助けすることもわれわれ
委員會
としてはできません、その點が非常に殘念であります。
淺沼稻次郎
51
○
淺沼委員長
それでは先ほどの
決定通り
に、御再考を願うことにして議事を進めます。 —————————————
淺沼稻次郎
52
○
淺沼委員長
次に
休會
に關する件を
議題
に供します。會期の延長はまだ
院議
で
決定
をみておりませんが、
會期延長
を決した場合を
條件
として御協議願いたいと思います。しかし
會期延長
がまだきまらぬのだから、
議論
の餘地はないではないかということならおのずから別ですが……。
坪川信三
53
○
坪川委員
休會
につきましては、わが黨といたしましては
議案審議
の
愼重
を期する
意味
におきまして、また
國會職員
その他の
休養
などにつきましても勘案いたしまして、九月一日から二週間
國会
を
休會
されたいと思います。
山口喜久一郎
54
○
山口
(喜)
委員
二週間休むというその表立つた
理由
を
坪川
君に伺いたい。
坪川信三
55
○
坪川委員
それは今申し上げた
通り
です。
山口喜久一郎
56
○
山口
(喜)
委員
國会職員
の
休養
ということは表面の
理由
にはならぬ。
議案
の
審議過程
がこうな
つて
おる。だからこの
程度
延長したならば、どの
法律案
はどういうことになるというような見透しのもとに、立論されなければならぬと思います。
石田一松
57
○
石田
(一)
委員
休會
する
理由
を現わすのはまことに結構ですが、もし本
會議
で
動議
として提出されたときには、その
動議
には
休會
する
理由
は述べない。
休會
するということだけでやれる。
後藤悦治
58
○
後藤委員
動議
はそうであ
つて
も、天下にその
理由
を發表するという
山口
君の
意見
に贊成です。
山口喜久一郎
59
○
山口
(喜)
委員
本來から言えば、そういうことは
議院運營委員會
の
速記
に止めておくべきものだと思う。けれどもそこまで固苦しく言わなくても、何か聽かれたときには、そういう
理由
で二週間は休んでも、
あと
の
審議
に差支えは來さないということで
便宜
二週間休むというような聲明は別にしなくても、心構えとしていつでも話はできるようにしておかなければならぬ。
林百郎
60
○林(百)
委員
もう
一つ
考え
ていただきたいことは、一應の目途をつける
意味
において、原則として三たび延期はしないとか、あるいは
政府提出
の
豫算
案なり法案なりも、大體いつごろまでに出してもらいたいというような希望條項を、われわれとしてはここで討議しておく必要があると思います。
石田一松
61
○
石田
(一)
委員
そういうことはわれわれがどうこう言う必要はないと思います。十月二十日にな
つて
また必要があれば續けてやることもあるだらうし、今から目安なんかつける必要は全然ないと思う。
小島徹三
62
○
小島委員
大體五十日延ばしたときに、われわれはおもな法案は
審議
できるという見透しをつけたから五十日延ばした。しかし
實際
は五十日要らぬ。二週間くらいはみな疲れておるから休もうという氣持です。全部の議員がそうなんです。
林百郎
63
○林(百)
委員
しかしわれわれは國家の最高機關として、みずからの機能を果す
意味
においても、
一定
の期日をきめて延長したり休んだりするときには、ちやんとわれわれの出所進退を明らかにすることがわれわれの義務であると思う。そこで
豫算
案だとか、重要法案はいつごろまでに出してもらいたいという希望を、この
委員會
として
政府
に申し入れることくらいはや
つて
もよいと思う。
中野四郎
64
○
中野
(四)
委員
それは與黨としてやるのが當然だ。
土井直作
65
○
土井委員
この
委員會
ができるだけ速かに重要案件の提出方を要望するということはよろしい。しかし林君の言うがごとく、いついつまでに出してくれということは技術的に困難である。抽象的な
意味
で要望するのならいいと思う。しかし
政府
は懸命に努力しておる
事實
がある。
淺沼稻次郎
66
○
淺沼委員長
會期の延長について反對された方も、
會期延長
すべしと
決定
になれば
休會
には御贊成をしていただきますか。
山口喜久一郎
67
○
山口
(喜)
委員
われわれ野黨としては、討論するかしないかを先にきめてから後であれば御返事がしやすい。討論にかけて、負けたときには文句を言わないのが當り前で、そんなことを聽く必要はない。
小島徹三
68
○
小島委員
淺沼君の言うのは、
動議
を一本にするか、二本にするかということだと思う。
山口喜久一郎
69
○
山口
(喜)
委員
あまり
考え
過ぎたからこういうことに
なつ
たのだ、
動議
は一本でいい。
淺沼稻次郎
70
○
淺沼委員長
速記
をやめてください。 〔
速記中止
〕
淺沼稻次郎
71
○
淺沼委員長
それでは交渉會を開いていただきまして、やり方をきめていただきたい。
委員會
はこれで閉じます。 午後零時十一分散會