○
小笠原委員 ただいま第一點の問題で長官から、
任意組合を
行政方面の
責任においてなさるというような御
答辯がありましたが、
政府の
責任において
任意組合というものをいかにするかということがはつきりしません。下から
任意組合がお互いに盛り
上つたところを、
政府の方でそれを利用しておやりになるということでありますか。
行政部門においてという
意味が私にはわからぬので、それをひとつ明確にしてもらいたいのであります。
それから第二點の
大臣の御
答辯でありまするが、
戰時中の
強制加入や、
戰時中の必要で
政府の方で多少無理のあ
つた統合的な問題に對しては
改正をする、こういうことの
簡單な御
答辯がありましたけれ
ども、私は今日民衆において騒がれている點について、一刻も早く
方針を明らかにしたいと思うので、御
答辯を求めているのでありますが、しからばこれを
廢止をなさるというのか、あるいは
統制を解除してもとの
部門に移すというのか、そこの點を明確にされたいのであります。ただ
改正をすると言い放しで
大臣の
答辯として流しておいて、ますます世論がこれに對して迷いを生ずるということがあ
つては今日よろしくないことであります。また本
委員會の權威にも關する問題でありまするがゆえに、その點を明確にしておいていただきたいのであります。