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政府参考人(猪原誠司君) お答えいたします。
個別の事案によりまして捜査上の
課題は様々でございますが、御指摘の点につきましては、例えば、土地を売却したいという
被害者の方の気持ちに付け込み、あたかもその土地を購入する意思があるかのように装って、
被害者の方を誤信させるために作成された各種の書面を提示していくなど、被疑者が巧妙な手口を用いているため
被害が直ちには顕在化しないケースがあること、また、被疑者が偽名を名のったり、実体のない会社を設立し
事務所を短期間のうちに移転させるなどにより、被疑者の特定が容易でないケースがあることなどを把握しております。